FGO(FateGO)のストーリーに残されている伏線について解説しています。トラオムや冬木をはじめ、これまでのメインストーリーにで未回収となっている伏線や謎について考察もしているので、終章に向けて参考にしてください。
| 終章攻略 | |
|---|---|
| 関連記事 | |
本記事にはFGOのメインストーリー最新(終章_序、オルガマリークエスト4)までのネタバレ要素が多大に含まれます。
最新情報&まとめコーナー
ガイドライン改定まで更新なし(12/20)
公式のガイドライン更新により第2部終章7節以降の掲載に制限がかかっているため、ガイドラインが改定されるまで記事の更新は行いません。
| 終章PVについて | |
|---|---|
| ▶舞台は冬木(特異点F)になりそう | ▶最後のセリフは真ソロモン? |
| カルデア陣営の目的と役割まとめ | |
| ▶終章の目的は「カルデアスの制御掌握」 | ▶シオンには”役割”がある |
| ▶ダヴィンチの活動限界と役割 | ▶ソロモンの役割と契約期間 |
| ▶白紙化中の全てが『無かった』事になる | ▶キャスパリーグ(フォウ)の知性 |
| ▶モリアーティの発言は全体的に怪しい | ▶終章バナーと「人理終着点」 |
| 異星サイドの情報まとめ | |
| ▶地球白紙化を企んだのはマリスビリー | ▶『異星の神』 |
| ▶異星の巫女 | ▶『異星の神』の使徒 |
| 冬木関連の情報まとめ | |
| ▶特異点F「冬木」とは | ▶冬木が”全ての発端” |
| ▶FGO世界でも聖杯戦争が開催 | ▶セイバーオルタが今も立ち続けている |
伏線一覧
終章PV
終章告知PVが公開!

「第2部 終章」の告知PVとして2分ほどの映像が公開。
こちらは公開後の最初のアプリ起動時に再生されたあとはゲーム内マテリアルから再生できるほか、公式YouTubeチャンネルでも公開されているのでまずはそちらをチェック。
Fate/Grand Order「第2部 終章」告知PV(外部サイトに遷移します)
舞台は冬木(特異点F)になりそう

PV内で「未だ残り続けている人類史のシミ、カルデアスが発見した、貴様たちにとって一つ目の特異点」「行き先は炎上汚染都市冬木」とあり、冬木(特異点F)のバナーも表示されたため終章の舞台は冬木になると見て良さそう。
最後のセリフは真ソロモン?

PVの最後に「キミは、何のために人理保障を夢見た?」というセリフがあり、これはおそらくロマニになる前に冬木に召喚されたソロモンのセリフと思われる。
「人理保証」というキーワードからして、これはおそらくソロモンが自身のマスターであるマリスビリーに向けた問いかけだと予想。
カルデア陣営の目的と役割まとめ
終章に向けてカルデア陣営について解説

伏線とは少々異なるが、本段落では終章開幕に向けて現在生存しているカルデア陣営のメンバーやその役割・目的について解説。
他トピックスと一部重複している内容も含まれますが、終章に向けてまずはカルデア陣営の役割や目的について把握しておきたい!という方はこの項目をご参照ください。
終章の目的は「カルデアスの制御掌握」

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ソロモン |
「選ぶべきはカルデアスの破壊ではなく、カルデアスの機能停止」 |
| 「カルデアスの制御をこちらで掌握し、もう一度『白紙と現実』を入れ替える」 | |
| 「その後にカルデアスを停止させる。その考えで合っているな?」 | |
ゴルドルフ |
「ただ倒すだけでは何も解決しない。制御を奪ってから倒さねばならんのか」 |
![]() ソロモン |
「相手はシステムだ。制御を掌握した時点で『倒した』と言っていいがね」 |
(第2部 終章_序より)
今回の地球白紙化は白紙化したカルデアス地球と実在の地球のテクスチャの置換が原因だと考えられており、これを元に戻すためにまずはカルデアスの制御を掌握する、というのが終章の本題。
シオンには”役割”がある

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「ええ、そうです。本当の私は、彼らの仲間になる資格がない」 |
| 「勇気を出すには遅すぎた、というか。機を逸した、というヤツです」 | |
| 「シオン・エルトナムは仲間ではなく傍観者、いえ、いいとこ応援者、でしょうか」 | |
| 「なので、『本当の私』は今後も彼らと距離を置くでしょう」 | |
| 「そういう立場でなければできない役割が、最後の最後にあると予測したからです」 |
(ペーパームーン15節より)
彼女の語る「カルデアとある程度距離を置いた立場でなければこなせない役割」の詳細については今のところは不明。
味方であることは間違いない
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「 実はカルデアス側だったのである! とか、マリスビリー元所長の目的を知っている! とか、」 |
| 「そんな裏があればキャラ立ちもするのですが、残念ながら私はカルデアス……」 | |
| 「マリスビリー元所長にはとんと関心が持てなくて」 | |
| 「ペーパームーンを届けた時、彼とよく話していれば何かが変わったのかも、と後悔している程度です」 |
(第2部 終章_序より)
シオンがカルデアと敵対する可能性については終章_序でわざわざ具体例を提示してまで否定されたため、カルデアの味方であることは間違いないはず。
ダヴィンチにも役割がある

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ネモ・ナース |
「すみません、ダ・ヴィンチさんは医務室で定期診断中です」 |
| 「中断して管制室に向かおうとしたところを、私たちが引き留めて休んでもらっています」 | |
ゴルドルフ |
「定期診断といったか。ここのところ回数が多すぎないか?」 |
![]() マシュ |
「それは……確かに食堂にも管制室にもお顔を出される事は少なくなりましたが……」 |
![]() ソロモン |
「グラン・カヴァッロには大きな役割がある。それまでは倒れない。そのように出来ている」 |
(2部 終章_序より)
ソロモン(カルデアの者)いわく、グラン・カヴァッロ(ダヴィンチ)には大きな役割があるとのことなので、順当に考えれば終章でその役割が回ってくるはず。
少女体のダ・ヴィンチは人造英霊
第2部よりカルデアに帯同している少女体のダ・ヴィンチは、元のダ・ヴィンチによって鋳造された人造英霊であり、英霊というよりはホムンクルスやゴーレムに近い存在。
そのため、他のホムンクルス同様に寿命が短いことが随所で匂わされている。
ソロモンの役割と契約期間

終章_序クリアもしくは終章ストーリー進行で配布されるソロモンとの契約期間については、本人から「カルデアスを停止させるまでの、極めて限定的な期間」と明言されている。
また、終章_序開幕直前配信ではソロモンにバレンタインシナリオが存在しないことも告知されているため、バレンタインのタイミングでカルデアに存在しない=終章で消滅してデータロストのような扱いになるのかも。
絆礼装的にも怪しい
白紙化現象中の全てが『無かった』事になる
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「この白紙化現象を解決した時点で、汎人類史に切り替わります」 |
| 「つまり戻るのです。厳密に言うと時間遡行ではなく、時間跳躍でしょうか」 | |
| 「汎人類史において、白紙化現象中の全てが『無かった』事になる」 | |
シオン |
「……それが『異星の神』を倒したことにより、どこまで巻き戻るのか」 |
| 「可能性として考えられるのは、コフィンから消失する前。――つまり」 | |
![]() マシュ |
「クリプターの皆さんが……戻る可能性が、ある……!?」 |
シオン |
「――イエス。トリスメギストスⅡの未来予測も87%の確率で起こり得る事象と認定しています」 |
(奏章4 エピローグより)
シオンやトリスメギストスⅡの未来予測いわく、『異星の神』を倒すことで白紙化現象中に起きた出来事が全て『無かった』ことになるとのこと。
これにより、白紙化現象解決後の地球は2016年に巻き戻り、カドックをはじめとしたクリプター陣も記憶こそないが元の状態に戻ると予測。
カルデア陣営はタイムスキップ?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「『白紙化地球における時間経過と現実地球での時間経過の齟齬について』」 |
シオン |
「実際、トリスメギストスⅡは『白紙化地球時間』と『実在地球時間』を別々に計測していました。」 |
| 「『白紙化地球』で積み重なった時間は2年分であるが、実際は数倍の時間である、と」 | |
シオン |
「白紙化地球での時間経過は正常ではない。しかし実際に時間は積み重なっている」 |
| 「なので――白紙化地球が実在地球に戻った時、その『積み重なった時間』が一気にふりかかる」 | |
| 「地球を取り戻した後、皆さんが迎える年は2020年ではないかもしれない」 | |
| 「タイムスリップならぬタイムスキップ」 | |
| 「もっと未来の、『覚えのない数年間』を過ごした地球である可能性があるのです」 |
(第2部 終章_序より)
終章_序にて明かされた時系列に関する情報。これと合わせて、終章_序時点での時系列が「白紙化地球時間 2019年12月12日」であることが明かされている。
そのため、終章後のカルデア陣営は2020年以降の未来にタイムスキップする可能性が高そう(ありえそうなのは現実世界と同じ2026年)。
キャスパリーグ(フォウ)は知性を取り戻しつつある

終局特異点でマシュの蘇生の代償としてこれまで貯め込んできた魔力と共に知性を失ったはずのフォウくんに関しては、第2部内で明らかに知性を取り戻しつつある。
2部3章の時点ではシオンから「仄かな知性を感じるわね。まるで再学習を始めたAIのよう」と言及されるにとどまっていたが、最終物資補給作戦の箱開封画面では常に特別意訳がついているほどには知性を得ているので、それと同時に力も取り戻しているかも。
モリアーティの発言は全体的に怪しい

トラオムおよび7章オープニングに登場(映像含)したモリアーティ(裁)の発言については、はっきりとしない言い回しも多く、これによってカルデア陣営に誤謬や誤解が生まれている可能性が高い。
それをベースにしたカルデアの解析も怪しい
とりわけ『被検体:E』に関する分析などで顕著だが、モリアーティの提示した前提条件が間違っていた、あるいは誤解を招く言い回しだったためにカルデアの解析結果が誤った内容になっている可能性が高い(詳しくは本記事中の該当項目を参照)。
トラオムの「Ex Falso Quodlibet」も気になる

トラオムでは、シナリオ終了時、一度は新宿クリア時のQ.E.Dが表示されるが、その後「証明不能(Ex Falso Quodlibet)」と不穏な表示に切り替わる。
「Ex Falso Quodlibet」はラテン語で「偽(矛盾)からは何でも導ける」という意味で、爆発律とよばれる論理学の原理にまつわる単語。
爆発律においては「矛盾した二つの命題が同時に成り立つと、どんな結論でも“論理的には正しい”と扱われてしまう」、つまりカルデア側が前提としている命題に何らかの矛盾や偽が含まれているという示唆になっていそう。
終章バナーと「人理終着点」

終章_序をクリアすることで、終章本編と思しき「0.」から始まるバナーがターミナルやオーディール・コール内に表示される。
また、オーディール・コールのマップでは、終章の舞台である南極に「人理終着点」というこれまた意味深な名称が表示されており、これが本編において何を意味しているのかも気になる。
異星サイドの情報まとめ
終章に向けて異星サイドについて解説

伏線とは少々異なるが、本段落では終章開幕に向けて異星やそれに関連している人物について解説。
他トピックスと一部重複している内容も含まれますが、終章に向けて異星周りの情報を把握しておきたい場合はこの項目をご参照ください。
地球白紙化を企んだのはマリスビリー

異星とはカルデアスのことであり、地球白紙化を企んだのはカルデア初代所長でありオルガマリーの父でもあるマリスビリー。
地球白紙化にはカルデアスが大きく関与しており、その計画はマリスビリーの手によってカルデアで練られたものであることがデイビットから明かされている。
『異星の神』

クリプターを蘇生させ、異聞帯を育てるように命令した存在。肉体を持っておらず、キリシュタリアに語りかけた際は「キミたちの情報伝達はコレでいいのかな。言葉とはまた、煩雑な手法を選んだものだ」と述べている。
ギャラハッドの盾を用いて「異星の神の使徒」を召喚したのがカルデアスであることが判明しているので、「異星の神」はカルデアスそのものあるいは近しい存在・概念だと考えられる。
U-オルガマリーは使徒
『異星の神』を自称していたU-オルガマリーについては、厳密には「異星の使徒」のリーダーであり、本物の『異星の神』ではないことが判明している。
異星の巫女

第2部において定期的に登場している人物で、ダヴィンチらは「白紙化地球における観測記述装置(アカシックレコード)」ではないかと考察している。
異星関連の存在であることは間違いない上に謎の多く残っている人物なので、終章でも何らかの出番がありそう。
『異星の神』の使徒

登場した『異星の神』の使徒のうち、ラスプーチンに関しては明確な退場描写がないため現在も無事だと考えられる。
依代になった言峰綺礼は冬木の聖杯戦争に深く関わっている人物のため、終章に登場する可能性は高そう。
ホームズの姿をした”解明者”

オルガマリークエスト4における主人公の夢で、主人公の記憶している人物を再現した『謎を解く者』あるいは『問題を定義する者』としてホームズの姿をとった”解明者”という存在が登場。
これはホームズ本人ではないが、ホームズは復活の逸話のあるライヘンバッハの滝で退場している、使徒としての役割など明かされていない情報が残っているなど、物語としての展開の余地があるので再登場の可能性はゼロではなさそう。
冬木関連の情報まとめ
終章に向けて冬木について解説

本段落では終章開幕に向けて、舞台になると思しき冬木についてこれまでに判明している内容をおおまかに解説。
細かい伏線や謎は「冬木(特異点F/X)関連の伏線」の項目で詳述しているので、気になる方はそちらも併せてご参照ください(一部内容が重複しています)。
冬木(特異点F/X)関連の伏線まとめはこちら(ページ内遷移)
特異点F「冬木」とは

特異点Fこと「冬木」では、Fate/stay nightの世界などと同様にFGO世界でも2004年に聖杯戦争が開催されており、序章でレイシフトした時系列ともおおむね一致。
ただ、街を破壊することなく秘密裏に聖杯戦争を完遂したはずなのに冬木が炎上している、街に人が存在しないなど、本来の記録とは様相が大きく異なっている。
「特異点X」とも
この特異点については、アンリマユの幕間の物語や1部6章キャメロットをはじめとして数度「特異点X」という呼称が用いられている。
これについては「特異点F…カルデアスが特異点Xとも定義した、2004年の冬木のこと」と言及があったが、カルデアスがなぜ「特異点X」と定義したかは判明していない。
終章でレイシフト
終章PVにて冬木のタイトル表示があった上、「行き先は炎上汚染都市冬木」とまで明言されたため終章の舞台は冬木になるとみて良さそう。
特異点Fについては、最初にレイシフトした特異点でありながらまだ修正されていないと言及があるため、冬木についての謎が終章のキーになるはず。
冬木が”全ての発端”
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「行き先は炎上汚染都市冬木。全ての発端であり、全ての歯車が狂った時間」 |
(「第2部 終章」告知PVより書き起こし/発言元は推測)
「第2部 終章」告知PVにて、ダヴィンチの声と思われるナレーションで冬木について「全ての発端」と言及があった。
カルデアスを完成させるために冬木の聖杯戦争でマリスビリーが勝利し資金を得ることは必須なので、そのあたりがストーリーに絡んでくるのかも。
序章にはマリスビリーたちの姿はなし
特異点Fでは別の世界のデータが入り交じった結果としてコリジョン(衝突)が発生しており、その結果として聖杯戦争に参加しているサーヴァントやクラスに変化が生じている。
第1部序章「炎上汚染都市冬木」でレイシフトした特異点Fでは、キャスターのサーヴァントはクーフーリンとなっており、本来参加していたはずのマリスビリーやソロモンとは邂逅していない。
FGO世界でも聖杯戦争が開催

Fate/stay nightの世界などと同様にFGO世界でも2004年の冬木で聖杯戦争が開催されており、勝者はキャスター陣営(マリスビリー、ソロモン)。
FGO世界では2004年に行われた聖杯戦争が”初回”であることをはじめ、stay nightなど関連作の世界との相違点が複数存在する。
大聖杯を用いて願いを叶えている
また、FGO世界では大聖杯が汚染されていないのかまっとうな願望機として機能しており、彼らは大聖杯を用いてそれぞれの願いを叶えている。
このときに、マリスビリーはカルデアス起動のために必要な莫大な資金を、ソロモンは自身が人間になることを願った。
セイバーオルタが今も立ち続けている

特異点Fで敵対したセイバーオルタは何らかの理由で特異点Fを維持しようとしており、エミヤもそれに賛成している様子だった。
カルデアの手で撃破されたものの、2部6章にて「今も特異点Fに立ち続けている」と言及があるため、終章のストーリーに絡んでくる可能性が高い。
「人理の防人」
2周年時のメモリアルクエストとして実装された特異点Fのボス戦リメイクにて、エネミーのセイバーオルタに追加されていたスキル名が「人理の防人」だった。
「人理の防人」は他にもU-オルガマリーやメモリアルクエストのゲーティア戦で味方に付与されたことがあるが、これが何を意味しているかはわかっていない。
2部後期OPにセイバーの姿

2020年に公開された2部後期OPでも、アルトリア(セイバーオルタ?)と思われる人物が冬木と思われる炎上した市街を見下ろしているシーンを確認できる。
ビースト関連の伏線
FGO世界のビースト
| Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | Ⅶ |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
(R) |
![]() |
![]() |
(S) |
![]() |
(L) |
(候補) |
(G) |
※赤背景が未顕現もしくは未解決のビースト
他世界のビースト
| 異聞帯 | サーヴァントユニヴァース |
|---|---|
カマソッソ |
アンキエレシュキガル |
対の概念

CCCコラボにて、何体かのビーストには対の概念が存在することが判明。実際にビーストⅢにはLとR、ビーストⅥにはSとGの2体が存在しているため、ビーストの総数は7体よりも多い。
また、対になっている片割れが顕現し打倒された場合、重りを取り除かれた天秤が傾く様にもう片割れが自然に目覚め顕現することになると言われている。
ビーストⅣは例外

ビーストⅣに関しては、幼体であったキャスパリーグ(フォウ)が顕現の前にその権能を手放したことで空席が生まれ、後釜の候補として愛玩の獣が選定されたという経緯。
そのため、上記の表にはビーストⅣが2体記載されているが、両者は対の関係ではない。
未顕現のビーストが複数
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ギルガメッシュ |
「だが奴らは連鎖的に顕れるという」 |
| 「人類悪の顕れた世界は、“終局の悪”に向けて更なる災厄に見舞われる」 | |
| 「Ⅰが顕れた時点で、終局のⅦはこの世界のどこかに出現しているのだろうよ」 |
(1部終章14節より)
ビーストは連鎖的に顕れる性質を持っているといわれている。
この発言を文字通りに捉えるなら最後に敵対するビーストがⅦであるように見受けられるが、現状ではⅦ以外にも複数のビーストが未登場となっている。
ビーストⅦ

U-オルガマリーの霊基パターンがビーストⅦのものと一致していることが明言されている。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マシュ |
「トリスメギストスが予測、分類した七つの人類悪、最後に位置する“獣冠”——」 |
| 「クラス、ビーストⅦです……!」 |
(2部5章後編24節より)
ビーストⅦ=異星カルデアス?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カルデアの者 |
「ビーストに対抗する七つのクラス。冠位英霊に手を伸ばした傲慢さを今は問うまい」 |
| 「カルデアは最後の舞台に立つ資格を得た。異星カルデアスと対峙する運命を迎えた」 |
(第2部 終章_序より)
冠位英霊が「ビーストに対抗する七つのクラス」、これに手を伸ばすことで「異星カルデアスと対峙する運命」とあるので、ビーストⅦは異星カルデアス=異星の神と見て良さそう。
ビーストⅦが「最後」?
マシュの「七つの人類悪、最後に位置する“獣冠”」という表現からは、前述のギルガメッシュの発言同様最後に敵対するビーストがⅦであると読み取ることができる。
ただ、とくに残りのビーストに触れないまま終章を迎えそうなので、あくまでもこれはナンバリングの「最後」という意味だったと捉えてよさそう。
ビーストⅥ/G(東京)

大前提として、アーサーは元々FGO世界とは異なる世界に存在するサーヴァントで、ビーストⅥを追ってFGO世界に訪れている。
下記セリフ中の「二度あれを斃した」はそれぞれ『蒼銀のフラグメンツ』『Fate/Prtotype』内での出来事。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アーサー |
「原種たるビーストⅠが顕れてしまったこの世界にいずれ、ビーストⅥは出現するだろう」 |
| 「此処ではない世界にて、私は、いや私たちは二度あれを斃したが……」 | |
| 「私の世界のマーリンは言った。ビーストⅥには、三度目の到来があるのだと」 | |
| 「私の使命は是を三度斃すこと。いや、今度こそ斃しきってみせるとも」 |
(幕間の物語「今も、追い続けるもの」より)
各所でたびたび言及
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アーサー |
「君の予言通りに世界を渡り、彼方のカルデアで、まずLとRを見出して」 |
| 「SとGの兆し、予言の続きを待ち続けた」 | |
アーサー |
「……LとRが揃う時、SとGもまたいずれかのソラの下に顕れる」 |
(Fate/Grand Order Arcadeより)
ビーストⅥを追う彼はFGOアーケードの世界にも来訪。彼はたびたび「SとG」について言及していた。
ここで言及している「SとG」は、対を成しているビーストⅥの名称とみてほぼ間違いない。
プロトのビーストⅥと同一か
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ドラコー |
「獣を追う聖剣の騎士、か。だが、本命は余ではあるまい。貴様の真の目的は、Gの方であろう?」 |
(マイルームボイスより書き起こし/対象:アーサー)
アーサーが同一視している以外にも、ドラコーのマイルームボイスでもアーサーが追っている対象が「ビーストⅥ/G」であり、プロト世界のビーストと同一の存在であることが見て取れる。
「ソドムズビースト」の名称は旧約聖書に登場する都市「ソドムとゴモラ」に由来していそうなので、対をなす「ビーストⅥ/G」は「ゴモラ」の名を冠したビーストになる可能性が高い。
プロト世界におけるビースト

「ヨハネの黙示録」に登場する「黙示録の獣」であり、世界に禍をもたらす存在。東京地下の大聖杯内部にて蠢いていたどす黒い影の正体だった。
プロト世界では沙条愛歌が召喚しており、愛歌がアーサーの「故国ブリテンの救済」という「過去を変えなければ叶わない」願いを叶える為に受肉を試みた存在。
ドラコーが東京に言及
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ドラコー |
「頭痛がする…。ここは欲望が薄い。何をやっているのだ、このような場所に引き籠もりおって。余は東京に行くぞ?」 |
(マイルームボイスより書き起こし)
プロト世界でビーストⅥが顕現した東京についてドラコーがマイルームボイスで言及しているため、プロト世界と同様にこちらの世界でも東京で顕現しそう。
ビーストⅤ
現在に至るまで一切の情報が明かされていないビースト。
ビーストは連鎖的に顕れる性質を持っているといわれているのでそう遠くないうちに顕現するはずなのだが、現時点では本当に一切の手掛かりがない。
グランドサーヴァント関連の伏線
グランドサーヴァントとは

グランドサーヴァントとは、通常のサーヴァントよりも高い器を持って顕現した英霊。根本的に器が違うため、通常の英霊とは桁が違う実力を持っている。
聖杯戦争やカルデア式の召喚術ではなく、抑止力によって人類の世界を救うために召喚される存在であり、人類を滅ぼす7つの人類悪(ビースト)に対抗する形で召喚される。
FGOに登場したグランドサーヴァント
| クラス | サーヴァント |
|---|---|
| ??? | |
超人オリオン |
|
ロムルス=クィリヌス |
|
| |
ネモ/ノア |
| |
ソロモン |
| |
山の翁 テスカトリポカ |
| |
??? |
| |
オルト・シバルバー |
冠位に該当するor近いとされたサーヴァント
| サーヴァント | 解説 |
|---|---|
![]() 太公望 |
・キャスターならグランドと自称 ・ノアとは知り合い |
![]() キャスギル |
・グランドキャスターの条件である優れた千里眼の持ち主 └未来を見渡す眼を持つ監視者 ・弓の方はグランドではない └冠位英霊として登場はした |
![]() マーリン |
・千里眼持ち ・霊基が普通なのでグランドではない |
![]() レディアヴァロン |
・千里眼持ち ・ACで山の翁から元冠位と扱われていた |
![]() 始皇帝 |
・ホームズに冠位級と言われる └汎人類史の始皇帝も同じかは不明 |
![]() アルトリア アヴァロン |
・2部6章のプロットの段階ではグランドセイバーとして登場予定だった └オルガマリーの夢にも登場 |
![]() アショカ王 |
・カドックより「サーヴァントならグランドクラスといっても差し支えない」と言及 ・グランドではない |
ギャラハッド |
・ストーリー内でルーラークラスへの適性を示唆 ・(エクストラクラスに冠位は存在しないが、あるとすれば)ギャラハッドこそがグランドルーラーとの言及 |
降霊儀式・英霊召喚
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アンデルセン |
「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの」 |
| 「彼等は七つの器を以て現界し、ただひとつの敵を討つ」 | |
![]() ソロモン |
「——そうだ。七騎の英霊は、ある害悪を滅ぼすために遣わされる天の御使い」 |
| 「人理を護る、その時代最高峰の七騎。英霊の頂点に立つ始まりの七つ」 | |
| 「もともと降霊儀式・英霊召喚とは、霊長の世を救う為の決戦魔術だった」 | |
| 「それを人間の都合で使えるよう格落ちさせたものがおまえたちの使う召喚システム——聖杯戦争である」 |
(1部4章13節より)
本来の英霊召喚である決戦魔術「降霊儀式・英霊召喚」は、7騎のグランドサーヴァントを召喚することでただひとつの敵(=ビースト)を討つための魔術。
グランドセイバー・バーサーカーは登場する?
FGO本編において、現在未登場となっているグランドはグランドセイバーとグランドバーサーカーの2騎。
グランドセイバーはアルトリア系?
セイバーについては2部6章の初期構想に「グランドセイバー、アルトリアアヴァロン」が存在していたほか、キャスターの戴冠戦にて明らかにアルトリア系と思しき「ロード・ログレス」がグランドセイバーのアイコンで登場している。
いまだ本編未登場ではあるものの、これまでに登場した要素的には聖剣使いとしてのアルトリアがグランドセイバーに関連していそう。
グランドバーサーカーは謎
グランドバーサーカーにおいてはゲーム内に手がかりと呼べる要素はあまりない。
テスカトリポカに関しては、「本来はバーサーカーかルーラー」だが「山の翁の代わりにグランドアサシン襲名」という立ち位置のため、グランドバーサーカーの有資格者であるかは不明。
グランドグラフシステム

2部終章に向けてゲーム内に実装されたコンテンツ。各クラスから選出したサーヴァント7騎を自分だけのグランドサーヴァントとして選出可能。
“冠位英霊”=グランドではない
グランドグラフ解放にともなうバトルである「冠位戴冠戦」において「冠位英霊」と呼ばれるサーヴァントが登場。
ただし、冠位英霊の人選については「あくまでも今回のバトルにおける人選」であり、FGO世界における本来の設定上のグランドサーヴァントと冠位戦に登場する冠位英霊は別であるとのこと。
戴冠戦「冠位英霊」一覧
| クラス | サーヴァント |
|---|---|
新免武蔵守藤原玄信 |
|
ギルガメッシュ・ネイキッド |
|
インドラ・マガヴァーン |
|
| |
ノア・ゾーハル |
| |
偽典ソロモン |
| |
蒼きアズライール |
| |
ヘラクレス・イーコール |
「人理を正す戦いには七つの席しか用意されない」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 巌窟王の声 |
「元より——人理を正す戦いには、七つの席しか用意されん」 |
| 「或いは、一席の例外ならばあり得ようが……」 |
(奏章2「appendix」より)
奏章2クリア後時限解放された「appendix」において、巌窟王の”残響”がアビゲイルに語りかけた内容。
おそらくグランドグラフシステムの伏線になっていると思われるが、「一席の例外」の詳細などは不明。
セブンスガーディアン
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 竜種 |
「これが世界を滅ぼす害悪を事前に抹殺する、世界の抑止力——セブンスガーディアンか!」 |
(幕間の物語「天の理」より)
ギルガメッシュの幕間の物語で登場した概念。「世界を滅ぼす害悪を事前に抹殺する、世界の抑止力」という解説がグランドサーヴァントと類似している。
かなり昔の幕間なので設定自体が大幅に変更されているかもしれない上、以降の登場もないので現状は何一つわかっていない。
「検体:E(E検体)」と『被検体:E』の謎
カルデアは『被検体:E』を勘違いしている?

大前提として、2部各章のintro/outroでブルーブック視点で語られてきた『検体:E』、モリアーティが語った『被検体:E』、カルデアが解析した『被検体:E』がそれぞれ同一の対象を指しているかは確定していない。
ただ、メインストーリーで登場した情報を整理すると、カルデアとそれ以外では『E検体/検体:E/被検体:E』の認識が大きく異なっており、現状ではカルデアの『被検体:E』の認識が誤っている可能性が高い。
主人公も疑問視している

カルデア内で『被検体:E』に関する考察が「カルデアス人類最後のマスター」でまとまりつつあるときに、主人公がそれを疑問視する選択肢を選ぶことでモリアーティの発言を振り返るモノローグが表示される。
この演出から考えても、『被検体:E』の考察には何らかの間違いがありそう。
①『被検体:E』についてカルデアが解析したデータ

トリスメギストスⅡによる解析は「ナウイミクトラン到着直前の段階での暫定的な解析結果」と「南極到着直前の段階での最終的な解析結果」の2段階の解析結果が提示されている。
『被検体:E』についての解析データ①
ナウイミクトラン到着直前の段階での解析データは以下の通り。
| 1 | 手術室は我々の文明レベルと同じもの。最新鋭の設備だった。 |
|---|---|
| 2 | 『被検体:E』は未知の生命体である。トリスメギストスⅡ内に該当データなし。 |
| 3 | 拭き取られていたが、室内からは大量の血痕、細胞が検出された。こちらは人類のもの。 |
(2部7章1節より)
室内から少なくない血液と肉片が検出されたほか、血痕の検出が手術台から1メートル離れた床などの広範囲に及んでいたことから、手術室内で殺人事件が起きたと推察。
実際に、ブルーブックが手術室に潜入した際に待ち伏せしていた何者かに銃で撃たれているが、この血痕がブルーブックのものかは不明。
『被検体:E』についての解析データ②
トリスメギストスⅡによる時間をかけた解析で得られた、最終的な解析データは以下の通り。
| 解析で得られた情報 |
|---|
| 『被検体:E』がいた場所はネバダ州・エリア51の研究施設だった。『被検体:E』がいた施設は、汎人類史に基づく場所である |
| 『被検体:E』の死亡時間は(主人公たちが潜入する)数日前。 |
| 手術室で発見された遺体は我々人類と全く同じ生体構成をしていたにもかかわらず、トリスメギストスⅡはあの遺体を『地球人類』と判定していない。 |
(奏章プロローグ/序より)
解析したデータに基づく推論
ダヴィンチたちカルデア一行は、上記の解析情報を元に以下の3つの考察を立てる。
| 解析1 | 『被検体:E』はカルデアス地球の人間である。 (=『被検体:E』がいた場所はカルデアス内のネバダ州・エリア51の研究施設だった。) |
|---|---|
| 解析2 | 白紙化地球がカルデアスの地表であるのなら、カルデアス人類はもう滅びている。 |
| 解析3 | カルデアス地球における研究施設の機材は年代物であり、2017年から2117年の100年の間に発展した技術はすべて機能不全になっている。 (=『被検体:E』がいた手術室は、カルデアス内部の2117年に存在していた。) |
カドックによる考察
上記の解析を元に、カドックはトラオムに関して「”地球と表層を入れ替えるために白紙にされたカルデアス地球”の最後の人類である『被検体:E』が、復讐のために生み出した」のではないか?と考察。
カルデアス地球で死に絶えたすべての人間の意思を背負った『カルデアス地球の最後の人類≒人類の代表』であれば、大量のサーヴァント召喚が可能であると述べていた。
②『被検体:E』に関するモリアーティの証言

『被検体:E』について、モリアーティが主人公たちに語った内容は以下の通り。
| モリアーティの証言 |
|---|
| 100年前に地球に落ちてきたとされる生命体。 |
| 100年間この場所であらゆる実験に晒され、人類への憎しみを募らせたもの。 |
| 『被検体:E』は地球の生命体ではない。 |
| あの施設で100年もの間、人間の手で隠蔽され検査され、実験され続けた生き物の残骸である。 |
| その断末魔の叫びが同胞である『異星の神』を呼んだと思われる。 |
(2部6.5章22節より)
③2015年の研究員による『検体:E』に関する記録

2015年の研究員による記録。『検体:E』が搬入された当初の記録であると推察。
| 2015年の研究員による『検体:E』に関する記録 |
|---|
| 2015年にエリア51に搬入、検証開始。 |
| 2015年にニューメキシコに飛来した人類以外の知的生命体である。 |
| 悪趣味な映画で出てくるような怪物そのものの姿をしている。 |
| 『樹の根』のような未知の生命体。 |
(2部1章outro.より)
※12/3、「一部メインストーリー内に年代表記の誤りが判明」として年号が2016年→2015年に修正
④ブルーブックが確認した『E検体』に関する記録

ブルーブックがエリア51内の施設で確認した記録。『E検体』が搬入され、100年に渡る実験が行われた後に残された記録であると推察。
| ブルーブックが確認した『E検体』に関する記録 |
|---|
| 2015年にエリア51に搬入、検証開始。 |
| 2015年にニューメキシコに飛来した宇宙人である。 |
| この星にはない元素で細胞が構築されている。 |
| あらゆる手術、検証、実験がなされた。 |
(2部5章intro.より)
※12/3、「一部メインストーリー内に年代表記の誤りが判明」として年号が2016年→2015年に修正
『E検体』に関するブルーブックの証言
『E案件 特務資料室』 と呼ばれる機密エリアが、基地の地下のさらに地下に存在しており、そこで『E検体』に関する実験が行われていた。
また、該当エリア内の手術室の診察台の上には「枯れ木のような、よく分からない物体」が存在していたと言及がある。
カルデアとそれ以外の記述が矛盾している
各記述を比較してみると、『E検体/検体:E/被検体:E』にまつわる分析に大きな差異が存在していることが確認できる。
差異1:『E検体/検体:E/被検体:E』の出自
| カルデア | 『被検体:E』はカルデアス地球の人間である。 |
|---|---|
| モリアーティ | 『被検体:E』は地球の生命体ではない。 |
| 2015年の研究員 | 『検体:E』は人類以外の知的生命体である。 |
| ブルーブック | 「E検体」は宇宙人である。 |
あの研究施設がカルデアス地球に存在するのであれば、カルデアス地球の人類にとっての宇宙人である『被検体:E』はカルデアス地球の人間ではないはず。
差異2:『E検体/検体:E/被検体:E』の見た目
| カルデア | 我々人類と全く同じ生体構成をしている。 |
|---|---|
| モリアーティ | 言及なし |
| 2015年の研究員 | 怪物そのものの姿をしている。『樹の根』のような未知の生命体。 |
| ブルーブック | この星にはない元素で細胞が構築されている。 |
カルデア側が「人類と全く同じ生体構成」としているのに対して、ブルーブックが閲覧した記録では「この星にはない元素で細胞が構築」、研究員は「怪物そのものの姿」と記述しており、明らかに矛盾している。
カルデアの解釈:『被検体:E』=手術台の下の遺体
カルデア側はモリアーティの一連のセリフを「この先にいる『被検体:E』が特異点のマスターである」と解釈し、『被検体:E』を手術台の下の遺体だと考えている様子。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カドック |
「手術室と……生命体とおぼしきものの、死体か……?」 |
(2部7章オープニング)
手術室潜入時のカドックの発言から考えるに、カルデアは手術台の上に置かれた枝のような物体について見落としていると思われる。
研究員の解釈:『検体:E』=「『樹の根』のような未知の生命体」
一方、2015年の研究員は『検体:E』のことを「怪物そのものの姿」「『樹の根』のような未知の生命体」と記述しており、手術台の上の樹の根のような物体がその特徴に近い。
ブルーブックの解釈:『検体:E』=手術台の上の「枯れ木のような、よく分からない物体」?
手術室に潜入したブルーブックは「枯れ木のような、よく分からない物体」にのみ言及し、遺体には言及しないまま入室直後に殺害されている。
手術台の近くにある遺体に言及しないのは不自然なので、ブルーブック入室時点では遺体がなかった=主人公たちが目撃した血管のみの遺体はブルーブックである可能性が高い。
カルデアは手術台の上に気づいていない?

これらの情報を整理すると、カルデアは『被検体:E』を手術台の下に転がる血管のみの死体だと考えているが、研究員やブルーブックは『被検体:E』を手術台の上に置かれている樹の根のような物体だと捉えている可能性が高い。
この齟齬は現在に至るまで解決されないままなので、今後何らかの形で言及されるはず。
U-オルガマリーに関連?

「U-オルガマリー」のセリフが「検体:E」周りの記述と合致しているので、「U-オルガマリー」や『異星の神』と「検体:E」には何らかの関係があると思われる。
ブルーブックが記録している職員たちの証言資料
| 職員たちの証言 |
|---|
| この検体(=検体:E)は常に、未知の電波を発信している。助けを呼んでいる。 |
| この検体(=検体:E)の実験を続ければ、もっと苦痛を上げさせれば、 必ず次の検体がやってくるはずである。 |
(2部5章intro.より)
オルガマリーの発言
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
U-オルガマリー |
「我が同胞が苦しめられたというから来てみれば」 |
U-オルガマリー |
「……うそ。地球人類は、邪悪な生き物、なのに。何年、何十年も、わたしを、解剖、したのに」 |
| 「何度も、人間だって、仲間だって、叫んだのに。誰も、聞いて、くれなかった」 |
(2部5章後編24節/2部7章19節)
上記のように、U-オルガマリーの発言には「残虐な実験を受けた被検体」「助けに駆けつけた同胞」の双方を想起させる要素が存在している。
「検体:E」=オルガマリー?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「オルガマリー。彼女がレフ・ライノールの手でカルデアスに落とされた時、きっと何かが狂ったんだ」 |
(奏章プロローグ/序より)
ストーリー中で「異星」がカルデアスであることが明かされており、また、第1部冬木にてオルガマリーはカルデアスにその身を投じている。
カルデアス地球の人類から見てオルガマリーは宇宙人なので、カルデアスに放り込まれ、カルデアス地球内部の地表に不時着したオルガマリーが「検体:E」として扱われていた可能性はありそう。
「U-オルガマリー」の姿に辻褄が合う
「検体:E」がオルガマリーだとすれば、『異星の神』が「U-オルガマリー」として同胞であるオルガマリーの亡骸を再利用していると考えて辻褄が合う。
「MOONLIGHT/LOSTROOM」の描写とも一致
2017年大晦日放映のアニメ「MOONLIGHT/LOSTROOM」(現在各プラットフォームにて配信中)ではオルガマリーが無数の手にが襲われているような描写があり、検体として解剖されていると考えると辻褄が合う。
生体構成に大きな差がなさそうなのは気になる
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ゴルドルフ |
「でもそうなるとアレかね?我々の地球の延長と思われていたカルデアスは、」 |
| 「その実、我々の地球とは似ても似つかない進化を遂げた人類文明、という場合もあるのかね?」 | |
![]() ダヴィンチ |
「……いや。基本的には同じはずだ。同じ容姿、同じ知性活動、同じ生命体だろう」 |
| 「たかだか100年で異常な進化は遂げない。よほど劇的な環境変化でもないかぎりね」 | |
| 「そして、そんな地球の環境変化はありえない。そこはシバが観測している」 | |
| 「人類の生活圏は変わっていないし、文明の光は現代の地球と大差はなかった」 |
(オルガマリークエスト3より)
とはいえ、ダヴィンチの考察や『被検体:E』に関する分析を鑑みるにカルデアス人類と地球人類の生体構成に大きな差はなさそう。
地球人類のオルガマリーがカルデアス人類に解剖されたとして、まったく異なる生命体として扱われている「検体:E」や「E検体」の描写と一致するかはやや疑問。
「検体:E」と『異星の神』が同胞なのが謎
「検体:E」がオルガマリーだとすると、「検体:E」=地球生まれのオルガマリーとカルデアス産の『異星の神』の使徒が同胞になってしまう点に説明がつかない。
もし「検体:E」がオルガマリーであった場合、ダヴィンチが考察しているようにオルガマリーの出自に何か仕掛けがありそう。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「オルガマリー・アニムスフィア」 |
| 「キミは『異星の神』として偶然触媒に選ばれた『不幸な地球人類』じゃない」 | |
| 「キミでなくては『異星の神』は活動できなかった。キミだからこそ『異星の神』になれたんだ」 | |
| 「キミははじめからカルデアスの一部だった。前所長マリスビリーがそう育てた」 |
(オルガマリークエスト2より)
2015年のカルデアス地球に飛来したのも謎
カルデアスに身を投じたオルガマリーがカルデアス地球に飛来したとして、2015年のカルデアスは2115年をシミュレートしていたはずなので、なぜ2115年ではなく2015年のカルデアス地球に飛来したのかという謎が残る。
トラオム関連の伏線
“変なレイシフト”
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 主人公 |
「何か……変なレイシフトだった……」 |
![]() ホームズ |
「確かに。普段、我々が行っているレイシフトとは様子が異なっていたようだ」 |
![]() マシュ(通信) |
「レイシフトの際、奇妙なゆらぎが発生しましたが、マスターはご無事でしょうか?」 |
(2部6.5章1節より)
トラオムへのレイシフトには主人公、ホームズ、マシュの3人が違和感を覚えていた。
特異点は西暦1700年から前後100年のアメリカとのことだったが、実際にはヨーロッパ風の風景と2017年らしきエリア51など、明らかに当初の想定とは違う場所にレイシフトしている。
2017年のネバダ州 エリア51が起点
モリアーティによると、トラオムは2017年のネバダ州 エリア51を起点に張角が拡大させた特異点であるとのこと。
人理定礎値はERROR

どんな特異点でも測定されてきた人理定礎値が初めてエラーとなった。この原因も明らかにされていない。
証明不能(Ex Falso Quodlibet)

シナリオ終了時、一度は新宿クリア時のQ.E.Dが表示されるが、その後「証明不能(Ex Falso Quodlibet)」と不穏な表示に切り替わる。
Ex Falso Quodlibetは大雑把に言うと「矛盾した答えからは、何でも証明される」という意味。
レイシフト先はカルデアス?

レイシフト先については不明な点が多いが、レイシフトの感覚が普段と違ったことや100年前に飛来したとされる『検体:E』のことも相まって、100年後の地球をシミュレートしているカルデアスにレイシフトしたのでは?という説が有力。
A.D.XX17→2117?
A.D.XX17の答えは明かされていない。
特異点の起点が2017年であったこと、特異点の全ての始まりが100年前の被検体:Eであることを踏まえると、2117年を指している可能性が高い。
「検体:E(E検体)」飛来は2015年
『被検体:E』=「検体:E(E検体)」という前提にはなるが、「検体:E(E検体)」飛来が2015年であることが判明※しており、厳密には2117年からみてぴったり100年前というわけではない。
そこまで大きなズレではないので「約100年前」と考えて辻褄は合うものの、厳密に考えていくとこの2年のズレは若干気になるポイントではある。
※実装時は2016年表記だったがのちに「年代表記の誤り」として2015年に修正
カルデア式では未来へのレイシフトは不可能
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() BB |
「ああ、未来へのレイシフトは不可能なハズ、という疑問ですか?」 |
| 「カルデア式では不可能なだけでわたしには関係がありません」 |
(「BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!」プロローグより)
CCCコラボなどで語られていたカルデア式でのレイシフトでは未来へのレイシフトは不可能だという設定について、水着2024で改めて明言された。
トラオムへのレイシフトはカルデア式で行われたので、なんらかの仕掛けがない限り本来の地球上の2117年にレイシフトすることは不可能なはず。
カルデアは「手術室だけがカルデアス内部のものだった」と解釈

カルデアは後述の宇宙空間のような通路のことも踏まえた上で、「手術室だけがカルデアス内部のものだった=レイシフト先は通常の地球であった」と考察している。
A.D.xx17をA.D.2117だと仮定すると、カルデアの考察とは辻褄が合わなくなる。
宇宙空間のような通路

トラオムから『被検体:E』の収容されていた手術室に向かう途中、主人公たちは宇宙空間のような通路を経由している。
ブルーブックも奇妙な通路を通過
ブルーブックも、『検体:E』の収容されている手術室へ向かう際に奇妙な通路を使用している。
| ブルーブックの感想 |
|---|
| それほどに、通路に満ちた空気は異質なものだった。 |
| 鋼鉄の通路が、まるで波打つゼリーのようだ。 |
| 私は硬く、柔らかく、温かく、冷たい感触の床を、一歩一歩、着実に進んでいく。 |
(2部5章intro.より)
硬く、柔らかく、温かく、冷たい=ORTの性質に酷似

ブルーブックは手術室に向かう通路のことを「硬く、柔らかく、温かく、冷たい感触」と表現。この特徴はORTや謎の物質γ(セイバーウォーズ2の礼装:とある銀河で重宝されている謎の物質)のものと一致している。
ブルーブックは通路の見た目に関する記述を残していないが、主人公らと同じく「宇宙の要素を持つ通路」を通っていた可能性がある。
本当に「手術室だけがカルデアス内部のものだった」のか
カルデアは「地球上の特異点から宇宙のような通路を通ってカルデアス世界の手術室に到達した」という結論に達しているが、ブルーブックも「彼の世界(=カルデアス世界)から宇宙のような通路を通って手術室に到達」している。
カルデアス内部に存在するトラオムから宇宙空間を経由して地球上の手術室に到達したと考えると両者の整合性は保たれるが、そうすると今度は地球がエリア51から白紙化している事実との整合性が取れなくなってしまう。
主人公が手術室に存在しているものを見たくなかった理由

主人公、カドック、マシュが「特異点のマスターがいる」とされる手術室に足を踏み入れた際、意味深なモノローグが展開される。
| 主人公のモノローグ |
|---|
| 視覚が拒絶している。 |
| この部屋に存在しているものを、見たくないと絶叫している。 |
(2部6.5章22節より)
カドックとマシュは特に何も言っていないので、描写を素直に受け取るなら手術室の中には主人公(=人類最後のマスター)だけが見たくないと感じるものが存在していたということになる。
サーヴァントたちのマスターは誰だったのか

トラオムのプロローグに「一体誰が。どうして。どうやって、これほどのサーヴァントを召喚したのか?」という問いが投げかけられ、”—その謎を、暴くことなかれ。”とまで言われているが、本編では未解決のまま。
登場人物たちの考察・意見
| 登場人物 | マスターについて |
|---|---|
![]() モリアーティ |
・この先にいるのがマスター └先にいたのは『被検体:E』 ・彼には汎人類史への復讐、報復をする資格がある └本人に報復の意思がなくてもそうしなければならない立場だった。 ・張角がマスターの願望を叶えるため特異点を作り上げた |
![]() ホームズ |
・彼らのマスターは一人 ・ただの人間ではない └令呪連発がおかしい ・魔力供給は全て同一の存在から |
![]() 張角 |
・人類代表 ・いずれにせよ我らは汎人類史に叛逆する |
![]() 徐福 |
・マスターはそれぞれ違う ・徐福のマスターは「優しく」「人を恨まず」「人を憎まず」「どうして?」「だけど、やはり許せず」 ・別のサーヴァントは「殺す」「許せない」「人類をここまで殺して許せない」「どうして?」 ・各サーヴァントの差はマスターの差異 ・マスターは召喚されたサーヴァントの数いたのかも |
先にいるマスター=『被検体:E』とは限らない
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
モリアーティ |
「この先に、特異点のマスターがいる」 |
| 「彼の行動は汎人類史への復讐、報復だった。彼は、そうしなければならない立場だった。そうする義務が、責任があった」 | |
| 「たとえ、本人に報復の意志がなくとも、存在として、彼はそうしなければならない立場になっていた」 | |
| 「これこそが、この特異点全ての始まり。100年前に地球に落ちてきたとされる生命体」 |
マスターに対しては彼と言っているのに、被検体:Eにはこれと言っている。実際に「この先」にはいたのは『被検体:E』だったが、マスターが被検体:Eとは一言も言っていない。
カルデア側はこの発言を元に「『被検体:E』がカルデアス世界最後のマスター」だったのではないか?と考察している。
なお、「特異点のマスター」を指す人称代名詞については主人公の性別を問わず「彼」で固定となっているので、順当に考えれば男性ということになりそう。
「令呪を以て、命ずる」?

トラオム1節冒頭のシーンの伏せ字はその後の演出も合わせて予想すると、おそらく「令呪を以て、命ずる」。
ストーリー最後を見てから考えるとここはトラオムのマスターの回想シーンだと思われるが、詳細は不明。
白紙化地球関連の伏線
地球白紙化を企てたのはカルデア
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
デイビット |
「地球白紙化はカルデアで練られた計画」 |
(2部7章19節より)
地球白紙化にはカルデアスが大きく関与しており、その計画はマリスビリーの手によってカルデアで練られたものであるとのこと。
カルデアスの凍結も保護が目的
カルデア襲撃にアナスタシアが選ばれた理由はカルデアスを氷で保護するためだとデイビットは語っている。
白紙化の目的
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カドック |
「地球白紙化は人類を滅ぼす為の工程ではなく——自分が降りる環境を作る為だった?」 |
(2部5章後編13節)
カドックは『異星の神』が肉体を得るための手段として地球白紙化や空想樹の育成を行なっているのではないかと考察している。
白紙化の経緯の矛盾
| カルデア世界 | ブルーブック世界 |
|---|---|
| 2017年12月31日から始まる | ある年の新年やって来た |
| エリア51から白紙化した | エリア51は白紙化してない |
| 白紙化→空想樹 | 樹→白紙化 |
| 白紙化は一晩で終わった | 白紙化は数ヶ月かかった |
| 2015年に人理焼却が発生 | 2015年に検体Eが発見された |
地球白紙化に関する、プレイヤーへ向けた語り部としてブルーブックという人物が存在している。
ただ、ブルーブックの知っている白紙化地球の特徴と、カルデアが情報を集めてきた白紙化地球の特徴・流れには大きな齟齬がある。
白紙化はカルデアスと地球の置換魔術でほぼ確定

魔術においては、同じ構成・情報量である場合、どんなに離れた場所でも入れ替える事ができるとされている。カルデアスは地球の魂を複写して作られた『同一存在』であるため、置換魔術によって入れ替えが可能。
ブルーブック世界=カルデアス地球を白紙化した上で地球の表層と入れ替える形であれば、一瞬のうちに地球を白紙化することが可能であると明かされている。
終章_序内でソロモン(カルデアの者)からも言及
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ソロモン |
「この白紙化地球は『カルデアス地球』の表面(テクスチャ)と入れ替えられた、実在の地球だ」 |
(第2部 終章_序より)
終章_序で契約したソロモンの口からも改めてテクスチャが入れ替えられているという仮定が言及されているため、この説の確度は高そう。
あくまでも仮説ではある
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ソロモン |
「正常な地球……貴様たちが築き上げた人類史はいまやカルデアス地球にある」 |
| 「恥知らずな事この上ない仮説だが、未来を進めるにはそう考えなければ成り立たない」 |
(第2部 終章_序より)
このテクスチャを入れ替えているという説については、確たる証拠があるわけではなくあくまでも状況証拠などから考察した仮説の域ではある様子。
今後の展開次第ではソロモン(カルデアの者)も知らない事実が開示される可能性もなくはないかも。
置換魔術を研究している古い一族がある
置換魔術は「時計塔に所属はしていない、どこかの古い家系が研究していた」魔術だとゴルドルフが説明している。
『プリズマ☆イリヤ』ではエインズワース家が置換魔術について研究を行っているが、基本的に『プリズマ☆イリヤ』の設定は原作に反映されない方針のため、ゴルドルフが言及している一族と同一かは不明。
地球は無事であると考察
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「正直、地球の白紙化はその有様より前に、実行方法が不可思議だった」 |
| 「惑星を傷つけないよう、地表の文明を一瞬で破壊するのは不可能だからね」 | |
![]() マシュ |
「でも、『すでに白紙になっていたもの』と入れ替えるだけなら、傷をつける事はない……?」 |
![]() ダヴィンチ |
「そうだ。そしてそれは、カルデアスにおいて我々の世界、地球は無傷である事を示している」 |
| 「カルデアスと地球の関係を元に戻せば、キミたちの未来は正しい形で進む、という事さ」 |
(奏章プロローグ/序より)
地球白紙化については、手段はもとより白紙化を解決したところで地球が元の状態に戻るのかは長らく不明だった。
しかし、置換魔術が用いられたのであれば両者を元に戻すことですべて元通りになると想定可能。事態が大きく好転した。
置換のタイムリミットは2019年末
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ソロモン |
「『入れ替え』ができるのはカルデアスが『疑似地球モデル』のうちだけだ」 |
![]() ソロモン |
「カルデアスが『本物』に……いや、『疑似』であるのは2019年まで」 |
| 「2019年を越えれば、カルデアスは『本物』の地球として宇宙を更新するだろう」 |
(2部 終章_序より)
いわく、カルデアスが『疑似地球モデル』として存在している期間は有限で、白紙化地球時間において2019年を越えればカルデアスは『本物』の地球になるとのこと。
そのため、2019年末までにカルデアスを停止させる必要があるというのが終章の本題となる。
何らかのイレギュラーが発生
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「2019年……2017年ではなく?」 |
| 「私が計画者なら、白紙化地球にした時点で『本物になる』ように設計しますが?」 | |
![]() ソロモン |
「同感だ。だがそこに横やりが入った」 |
| 「マリスビリーにもカルデアスにも、魔神王ですら予測していなかった失敗がな」 |
(2部 終章_序より)
誰も予測していなかったイレギュラーが発生しており、それによりカルデアスが『本物』の地球になるまでの時間にズレが生じているとのこと。
「カルデアスの制御掌握」が目標
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ソロモン |
「選ぶべきはカルデアスの破壊ではなく、カルデアスの機能停止」 |
| 「カルデアスの制御をこちらで掌握し、もう一度『白紙と現実』を入れ替える」 | |
| 「その後にカルデアスを停止させる。その考えで合っているな?」 | |
ゴルドルフ |
「ただ倒すだけでは何も解決しない。制御を奪ってから倒さねばならんのか」 |
![]() ソロモン |
「相手はシステムだ。制御を掌握した時点で『倒した』と言っていいがね」 |
(第2部 終章_序より)
終章においてカルデアが目指すべき目標がカルデアスの制御の掌握であることが明言された。
カルデアスの制御=異星の神?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「『異星の神』とは、カルデアスを制御するシステムだ」 |
![]() アクアマリー |
「まあ、そうね。私がカルデアスのメインシステムである事は、認めます」 |
(オルガマリークエスト2より)
オルガマリークエスト2では、オルガマリーがカルデアスの制御システムであるようなニュアンスの発言が確認できる(発言しているのはオルガマリーの遺分體であるアクアマリー)。
「制御システムの奪還」という目的に近づく中で、再度オルガマリーの存在が話に関わってくる可能性は高そう。
白紙化の犯人はソラからやってきた宇宙人?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「ただ不思議なのは、なぜそんな姿をしているかだ」 |
| 「キミの姿は地球人類から見た『地球外生命体』にしか見えない」 | |
| 「まさか本当に、カルデアス地球を白紙化したのはソラからやって来た宇宙人だと言いたいのかな」 | |
異星の巫女 |
「………………」 |
![]() 主人公 |
(いま、確かに同意した気がする……) |
(オルガマリークエスト3より)
このやりとりからは、異星の巫女にとってカルデアス地球を白紙化したのはソラからやって来た宇宙人だと読み取れる。
デイビットは「地球白紙化を企てたのはカルデア(=マリスビリー)」と言及しており、確かにカルデアスから見た地球人は宇宙人に該当するため、両者の意見は一致しているように思える。
ただしそうすると今度は「マリスビリーは地球白紙化のためのリソースをどこから調達したのか」「それだけのリソースがありながらなぜカルデアス地球を白紙化してから置換という迂遠な方法を選んだのか」という疑問が生じる。
オルガマリーの他に「宇宙人」がいる?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ (回想) |
「キミ(=オルガマリー)は確かにカルデアスという『違う星』からやってきたシステムだ。でも同じ地球の人間だ」 |
| 「決して宇宙人なんかじゃない。何かの間違いで、そう思い込まされているんじゃないか?」 | |
![]() 解明者 |
「この指摘は私も――いや、キミも同感だった」 |
| 「ミクトランで交友したU-オルガマリーはオルガマリー・アニムスフィアそのものだったからだ」 | |
| 「カルデアの所長であった彼女に『カルデアス地球』の人類を滅ぼす理由はない」 | |
| 「そして彼女は当然、侵略者でも宇宙人でもない。れっきとした地球人だ」 | |
| (中略) | |
![]() 解明者 |
「そう。宇宙人は実在する。これはもう確定事項だ。残念ながらね」 |
(オルガマリークエスト4より)
オルガマリークエスト4における回想と”解明者”の発言。オルガマリーについて「宇宙人と思い込まされている」とする仮説に同意した上で宇宙人は実在すると述べている。
この一連の流れを踏まえるとカルデアス地球を白紙化した宇宙人はオルガマリーではない別の宇宙人ということになるが、本編には登場していないため仔細は不明。
マシュの考察
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マシュ |
「はい。残されていた手記にはこんな言葉が在りました」 |
| 「『世界は、どうしてこのような事になったのだろう。あの空からの侵略者は、なぜ人類を憎むのだろう』」 | |
| 「あの時はこの『侵略者』とは、地球に落ちてきた『空想樹』と重ね合わせて考えましたが……」 | |
| 「空想樹は『カルデアス』によって我々の地球に置換転送されたものでした」 | |
| 「つまりカルデアスが管理するものです。カルデアス地球の敵にはなり得ません」 | |
| 「となると、『カルデアス地球』の人類を滅ぼした『侵略者』とは、なんなのでしょう?」 |
(オルガマリークエスト3より ※手記の入手は2部2章intro.)
壁の外に宇宙がなかった

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ゴルドルフ |
「地球は空想樹の枝によって外の世界……宇宙から隔離された惑星になっていた」 |
| 「あらゆる宇宙線も遮断されていたからな。だが! それはあくまで壁があったからだ!」 | |
| 「まさか宇宙線が途絶えていた理由が壁の外……」 | |
| 「宇宙が無いからなどと、誰が信じられるというのだ!」 |
(オルガマリークエスト4より)
地球を覆っている天幕の向こうには本物の宇宙が存在しているはずだが、ステラマリーのプラズマ球の爆発によって開いた穴の先には何もなかった。
2部PVのナレーションにあった「この地球はひとりぼっちの星となった」はこのことを指していたと思われる。
トリスメギストスは解答拒否
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「シオン。キミの意見を聞きたい。トリスメギストスⅡはなんて言っている?」 |
シオン |
「それが『解答拒否』と出ました」 |
| 「できないのではありません。私にも話したくないと拒否しているのです」 |
(オルガマリークエスト4より)
ブルーブック世界=カルデアス説

ブルーブック世界とカルデアの世界の文明発展度の違いや、地球の100年後をシミュレートするカルデアスの特徴を考えるとブルーブック世界=カルデアスという予想ができる。
ブルーブックがカルデアス地球上の人類であり、カルデアス地球を数ヶ月かけて白紙化した上で地球の表層と入れ替えたのと考えれば、白紙化経緯の齟齬に関しても解消可能。
被検体:Eは100年前に落ちてきている
モリアーティによると『被検体:E』は100年前に地球に落下している(主語は不明だが、おそらく特異点=トラオムの現在の時間からみて)。
ブルーブック世界に検体Eが落下したのは100年前なので、『被検体:E』=検体Eという前提ではあるが、ブルーブックの世界は2100年代と考えることができるため、カルデアス地球だと仮定した際に辻褄があう。
ブルーブック世界との技術力の違い
ブルーブック世界が未来の時系列=カルデアス世界であるという裏付けのひとつに、技術力の違いが挙げられる。
以下は、ブルーブックの記録もしくは白紙化地球上の『残留物』において確認できた内容。
| ブルーブック世界の技術力 |
|---|
| ・単独でオーストラリアからアメリカまで移動しきれる”旧式”のオートバイ |
| ・電力がなくても熱で印字できる装置 |
| ・ブルーブックの目から見てレトロに見えて、モリアーティ的には最新式に見える手術室 |
| ・アメリカ空軍が最新鋭の飛行艇を所有 |
これらの技術力の違いも、ブルーブックのいる白紙化地球上の世界が2117年の地球をシミュレートしているカルデアス内部であるとすれば辻褄は合う。
カルデアス地球は「豊かすぎる」?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「いや、技術の向上とか質の話じゃない。人々の生活水準の話だ」 |
| 「いまホームズがいれば『根本が違っている』と考えるんじゃないかな」 | |
| 「『100年後の地球』にしては、人々の生活があまりにも豊かすぎる、と」 |
(オルガマリークエスト3より)
「残留物」を確認する限りカルデアスの文明は「『100年後の地球』にしては、人々の生活があまりにも豊かすぎる」とダヴィンチは言及している。
これは「『カルデアスは精巧な地球のモデルケース』である以上、カルデアスと地球は基本的には同じ人類文明が築かれているはず」だという考えに基づく違和感のようだが、詳細については語られなかった。
ブルーブックは異聞帯の変化を観測している?

生まれてから今まで見たものを明確に思い返せる特性(超記憶症候群)を所持しているブルーブックが、各異聞帯の変化を観測していると思われる描写が存在している。
| ブルーブックの記録 |
|---|
| 白紙化した地表の話ではない。もっと大きなものが微妙に変わっている、と。 |
| それはこの旅の途中でも見て取れた。方角的に言えば、ロシア、北欧、中国、インド…… |
| それらの方角の空に変化があった。以前見た空と違うのだ。 |
(2部5章intro.より)
どのタイミングの変化を観測したかは不明
ブルーブックが観測した「空の変化」が、空想樹の生育によって異聞帯が成長することで生じた変化なのか、空想樹がカルデアによって切除されたことによって生じた変化なのかは不明。
なぜ遠くの空の変化を認識できたのかは謎
ブルーブックはオーストラリアから北米(ネバダ州)を目指していることから太平洋を横断していると考えられるが、太平洋の真ん中からヨーロッパやアジアの方角の空をピンポイントで観測できるのかという点には疑問が残る。
時系列には謎が多い
主人公たちが見かけた手術台の下の遺体がブルーブックであったとすれば、主人公たちが手術室を訪れる数日前まで生存していたことになる。
これは、地球が白紙化してから主人公たちがトラオムに到達するまでの経過時間を考えると不自然なようにも感じる。置換魔術の詳細が未判明なこともあって、このあたりの時系列には不明点が多く残っている。
太陽が地球全土に降り注ぐ
| ブルーブックの記録 |
|---|
| なにしろ今の地球に夜はない。 |
| どのような状態なのかは不明だが、太陽光は地球全土にあまねく降り注いでいる。 |
(2部5章intro.より)
ブルーブック曰く、白紙化後の地球においては太陽光が地球全土にあまねく降り注いでいるとのこと。
地球全土に太陽光を当てるのは地球が球体である限り不可能なように思えるが、このあたりの詳細は不明。
エリア51白紙化の謎

カルデアの存在する世界で地球白紙化の起点になったとされるエリア51だが、ブルーブックの世界(=カルデアス世界)では白紙化を免れている。
カルデアスを白紙化してから地球とそっくりそのまま置換したのであれば、白紙化の経緯はともかく白紙化後の地球の状態に差異が存在するのは不自然に思える。
ブルーブックは誰に殺された?

検体Eを研究している施設に潜入したブルーブックは、待ち伏せをしていた左利きの拳銃使いによって銃殺されたものと思われる。
犯人は白紙化について多くの情報を所持していると思われるが、拳銃を好んで使用する左利きの人物は作中に登場していないため詳細は不明。
モヤのかかった姿は演出?
ブルーブックを殺害した人物は、通常の黒いシルエットとは異なるモヤのかかったような姿で登場している。
これが単にプレイヤー目線で未知の人物であることの演出なのか、認識阻害などで正確な姿を視認できないことの演出なのか、そもそもがモヤのかかった不思議な姿の生命体なのかは不明。
ブルーブックとデイビットの名前の類似

ブルーブックのフルネームは「デイヴィット・ブルーブック」で、クリプターのひとりであった「デイビット・ゼム・ヴォイド」と名前が類似している。
生まれてから今まで見聞したものを全て覚えている(超記憶症候群)ブルーブックと、24時間のうち5分間の出来事しか記憶できないデイビットは対比関係にあるようにも思えるが、関連性は不明。
マリスビリー関連
マリスビリーとは

人理継続保障機関フィニス・カルデアの初代所長にして創立者。名門・アニムスフィア家の前当主であり、時計塔の天体科の前ロードでもあった優秀な人物。
オルガマリーの父にあたる人物だが、物語開始時点ですでに故人。 ゲーム内に立ち絵は登場しておらず、回想シーンでも長い間汎用シルエットが用いられていた。
天体魔術の使い手
経歴に「天体科」とあるように、アニムスフィア家の専門は天体魔術。
アニムスフィア家の天体魔術は天動説に基づいた伝統的なものであり、アニムスフィアに連なる魔術師一族の天体魔術も全て同様であることが判明している。
奏章4にてシルエットが登場

奏章4のマシュの回想にてマリスビリーと思しき人物のシルエットが登場。
名前の表記はなかったものの、髪型がアニメで登場していたビジュアルと一致しているのでマリスビリーと見て間違いなさそう。
アトラスの契約書を所持していた
アトラス院より「ペーパームーン」「トリスメギストス」の貸与受けているカルデアだが、これはマリスビリーが「アトラスの契約書」を用いて取り付けた契約であったことが判明している。
「アトラスの契約書」はアトラス院創立時に発行された7枚の「契約書」のことで、これを持つものには例外的にアトラス院は協力しなければならない。「アトラスの契約書」をマリスビリーが所持していた経緯については不明。
「純粋な魔術師」だった
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カドック |
「彼は破滅主義でも悲観主義でもなかった」 |
| 「人類の繁栄を喜び、知識の発展を望む、純粋な魔術師だったよ」 |
(奏章プロローグより)
地球白紙化を目論んだとされるマリスビリーだが、少なくとも人類の繁栄を喜ぶ存在であったという。ただ、『繁栄』の物差しが我々とは異なっているのだろう、とカドックは推察。
実年齢は不明
アニメで判明した容姿だと非常に若く見えるが、オルガマリーの父親であることや、カルデアの歴史を考えると相応に年齢を重ねているはず。
実年齢よりもずいぶんと若く見えるのには何か理由があるのかも。
カルデアの歴史
| カルデア年表(一部抜粋) | |
|---|---|
| 西暦1950年 | 事象記録電脳魔・ラプラス成功 カルデア、××に設立開始 |
| 西暦1990年 | 疑似地球環境モデル・カルデアス完成(試作1号) (×××××××から輸送) 資金・資材不足の為、カルデアス起動は断念 |
| 西暦1999年 | 近未来観測レンズ・シバ完成 |
| 西暦2004年 | マリスビリー、某所にて英霊召喚に成功 聖杯戦争勝利 |
| 西暦2010年 | 守護英霊召喚システム フェイト完成 |
| 西暦2012年 | マリスビリー死亡 |
| 西暦2013年 | オルガマリー赴任 |
| 西暦2015年 | 霊子演算装置・トリスメギストス完成 |
(『MOONLIGHT/LOSTROOM material』および公式サイトより)
『MOONLIGHT/LOSTROOM material』にてカルデアの設立開始が1950年であることが判明。
設立開始から本格稼働まではタイムラグがある様子だが、素直に読み取るならカルデアの初代所長であるマリスビリーは少なくとも60年以上魔術師として活動していたことになる。
また、マリスビリーの死亡については作中で2011年と読み取れる描写もあり、このあたりは設定に若干ブレが生じているように思われる。
「活動時間」という表現
作中で、ソロモン視点のモノローグでマリスビリーの寿命について「活動時間」という機械的な表現を用いているシーンが存在する。(1部終章アバンタイトル)
詳細は不明だが、デザインベビーであるマシュについても同じ「活動時間」という表現が用いられていたので、彼自身が純粋な人間ではない可能性もあるかも。
マリスビリーの目的とは何か
| マリスビリーの計画に含まれていた内容(推定) |
|---|
| ①地球を白紙化する |
| ②白紙化地球上で空想樹を育成、異聞帯が発展 |
| ③空想樹の切除とともに異聞帯も切除される └7つの異聞帯を切除することでカルデアスが人理保障天球になる←イマココ |
地球白紙化を計画したのはもちろん、地球白紙化に対して生き残ったカルデアが抵抗することについても想定済だった模様。
最終的には人理保障天球になったカルデアスを用いて何らかの行動を起こすものと思われるが、彼の目指す最終的な目標はいまだ不明。
抑止力に阻まれる内容なのは確実
マリスビリーの目的は不明だが、抑止力が阻もうとするような内容であり、仲間であるカルデアからも反発を受ける内容であることはほぼ確実。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マリスビリー |
「以上が私の目的だ。懸念点があるのなら聞かせてほしい」 |
デイビット |
「いまのところは、何も。ただ、成功率は極めて低いのではないでしょうか」 |
| 「要となる魔術師たちの生存率が低すぎる。真実を知った者が、必ず彼らを抹殺する」 | |
| 「そこには世界からの抑止力も含まれます。僕とヴォーダイム以外、生き残れる者はいない」 | |
![]() マリスビリー |
「だからこういう形で隠すんだ。魔術協会からも、仲間(カルデア)からも、世界からも」 |
| 「来たるべき特異点での人理修復において、Aチームの魔術師はマスターではない」 | |
| 「君たちは秘匿者(クリプター)だ。それを心に留めてもらえるかな?」 |
(2部7章19節より)
デイビットは何を知ったのか
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
デイビット |
「七つの異聞帯が切除された時、ヤツの人理保障は完成する」 |
| 「そうなれば地球人類は138億光年に亘る汚名を被るだろう。“この宇宙に生まれた、最低の知的生命体”と」 | |
| 「その前にオレは地球を破壊する。その方法でしかカルデアを——」 | |
| 「元凶であるカルデアスという異星を、破壊する事ができないからだ」 | |
デイビット |
「カルデアス……いや、マリスビリーは『人類の敵』ではない」 |
| 「ヤツは『宇宙の敵』だ。それに関知できたのがオレだけなら——」 | |
| 「この惑星を破壊する事で、人類が負うであろう汚名を無くそう」 |
(2部7章19節/同23節)
デイビットは宇宙視点で物事を考えている
天使の遺物によって再構成されたデイビットはこの世界に実在している感覚や人類としての視点が欠落しており、宇宙視点で物事を考えている。
マリスビリーの目的については不明だが、デイビットが宇宙視点で考えた際に「惑星ごと破壊してでも止めなくてはならない」「宇宙の敵」「138億光年に亘る汚名」と思うほどの物事である模様。
クリプターに大令呪を与えたのもマリスビリー
Aチームにたいする「クリプター」という命名に加えて、彼らに大令呪を与えたのもマリスビリー。
以下は、ナウイミクトランにてデイビットがカドックに説明した「大令呪(シリウスライト)」にまつわる情報。
| デイビットがもたらした情報 |
|---|
| ・大令呪は令呪の何十倍もの魔力を発生させる術式で、術者の魔術回路を瞬間的に増幅する起爆装置である |
| ・大令呪を発動すれば爆縮してクリプターは死亡する └周囲も爆発に巻き込まれる |
| ・大令呪は自らのサーヴァントに規格外の命令を送れるチャンスである |
| ・大令呪の使用後に自死すれば爆縮はしない |
(2部7章9節より)
カルデアスを起動

100年後の地球をシミュレートすることで、100年後の未来まで人類の文明の光が存在する事を観測・証明しているカルデアス。
運用にかかる費用は莫大だが、マリスビリーは聖杯戦争に勝ち抜くことで予算を確保。
根源に到達するために開発?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ラスプーチン |
「疑似天球カルデアス——」 |
| 「二千年もの間、アニムスフィア家が空想(ゆめ)に描き、願い続けた、根源に至る奇蹟」 |
(2部序8節より)
ラスプーチンより、カルデアスが根源に到達するための手段として開発されたものであることが匂わされている。
ただ、これ自体は第2部/序の時点での発言であり、同時に「幼子の夢にも等しい」とも称されているので、あくまでも「根源への到達が全魔術師の悲願である」ことを前提とした発言かも。
高密度の情報体
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
オルガマリー |
「や、止めて。お願い。だってカルデアスよ?高密度の情報体よ?次元が異なる領域、なのよ?」 |
レフ |
「ああ。ブラックホールと何も変わらない。それとも太陽かな。まあ、どちらにせよ」 |
| 「人間が触れれば分子レベルで分解される地獄の具現だ」 |
(1部冬木11節)
カルデアスに放り込まれて肉体が消滅したはずのオルガマリーだったが、のちにオルガマリーの遺体を利用していると思しきU-オルガマリーが登場。
事前に提示されていたこれらの情報と矛盾しているように思われるが、詳細は不明。
人理の維持にカルデアス起動が必要
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マリスビリー |
「私は何を犠牲にしても、カルデアスを真に起動させる。人理を維持するためには、どうしてもアレが必要だからだ」 |
![]() マリスビリー |
「なぜ神代は途絶えたのか。なぜ西暦になってからの人理定礎は安定しないのか」 |
| 「レイシフトさえ出来るようになれば、その謎が、原因が、我々の手で究明できる」 |
(終局特異点 アバンタイトルより)
終局特異点「アバンタイトル」におけるソロモンとの会話。
ソロモンはマリスビリーのことを「 彼は魔術師特有の危うさを持つ男だ。一言で言えば道徳が欠けている。しかし、その胸に燻る熱意は、煮えたぎるような人類愛は、揺るぎのないものだ」と評価していた。
人理保障天球
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カルデアの者 |
「七つの異聞帯を切除した事で、カルデアスは人類史の基礎——人理保障天球となった」 |
カルデアスが人理保障天球になったことで、カルデアスが存在する南極周辺は『完全な』汎人類史の領域となり、エクストラクラスを濫用したカルデアはここに立ち入ることができなくなった。
ただ、「人理保障天球」という存在の意味や具体的な役割についてはいまだ不明なまま。
「天球」呼びにはやや違和感
「天球」とは本来、地球から見える天体の方向を表すために無限遠の距離に仮想した球面を指す単語。
カルデアスの形状は「アーミラリースフィア」と呼ばれる天球儀がモチーフではあるものの、地球の魂を複写しておりその在り方としては地球儀に近い存在のはずなので、「天球」という表現にはやや違和感がある。
マリスビリーの目指す”人理保障”とは
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| マリスビリー | 「君の所感はとても参考になる。ぜひ人理保障に協力してほしい」 |
デイビット |
「人理保障……未来の証明、あるいは決定。確かに善い指定(オーダー)と言えます。ですが、具体的には」 |
(2部7章19節)
マリスビリーの考える人理保障は、「未来の証明、あるいは決定」であると言われている。「未来の証明」については従来のカルデアスの持つ役割と一致している。
ただ、「未来の決定」の手段については全くの不明なので、このあたりの内容が人理保障天球の役割やマリスビリーの計画の根幹に関わってきそう。
「冠位指定/人理保障天球」
2部5章でキリシュタリアが使用した魔術の名称で、読みは「グランドオーダー/アニマ・アニムスフィア」。カルデアスとの関係性は不明。
人理焼却のせいで計画が遅延した?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ゴルドルフ |
「となると、ソロモンの人理焼却は予想外の出来事で、あの事件さえなければ、」 |
| 「カルデアスは2016年の終わりに、この事態を引き起こす予定だった……と考えられる」 | |
| 「ソロモン……いやゲーティアは、図らずもマリスビリーの予定を狂わせた」 | |
| 「カルデアスと地球を入れ替える計画は、特異点Fのせいで遅延した、のではないかな?」 |
(奏章プロローグ/序より)
ゲーティアが人理焼却を引き起こした関係で地球白紙化計画になんらかの影響が出ているゴルドルフは考察している。
また、レフの手でオルガマリーがカルデアスに投じられたこともおそらくは計画外。おおむね計画通りに進んでいるが、イレギュラー要素もそれなりに存在している模様。
マリスビリーの死因
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
デイビット |
「Aチームの一員としてカルデアスの正体に辿り着いた時は、何もかも手遅れだった」 |
| 「完成していたカルデアスは惑星そのもの。誰にも破壊できない」 | |
| 「計画を止めるようマリスビリーを脅迫したが、ヤツは自分から命を絶った」 | |
| 「『自分の命と人理保障。どちらを守るべきか、考えるまでもない』とな」 |
(2部7章23節)
長らく不明だったマリスビリーの死因について、デイビットから計画を止めるよう脅された際に自殺を選んでいたことが発覚。
異星関連の伏線
『異星』=カルデアス
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
デイビット |
「元凶であるカルデアスという異星を、破壊する事ができないからだ。」 |
(2部7章19節より)
デイビットの口から『異星』がカルデアスであることが語られた。これについて、カルデア側は確定情報としては扱わず証拠を集めている段階が続いている。
『カルデアスの目的とは何か』が大きなキーになりそう
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 解明者 |
「重要なのは二つ目の問題。『カルデアスの目的とは何か』だ」 |
| 「キミの中ではまだ明確な疑問になっていないが、これこそ『現在、そして未来の事件』となる」 | |
| 「空想樹とは何なのか。なぜ地球と『カルデアス地球』を置換したのか」 | |
| 「人理保障のために製造されたカルデアスはただの地球環境モデルではない」 | |
| 「そこには秘匿された機能が、隠された目的があったはずだ」 | |
| 「カルデアスの製造者、マリスビリー・アニムスフィア。彼は何を計画し、実行しようとしているのか」 | |
| 「 そして……そう」 | |
| 「正義の名探偵シャーロック・ホームズともあろう者がなぜカルデアスの召喚に応じ、従ったのか?」 |
(オルガマリークエスト4より)
『異星の神』とは
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
デイビット |
「人理の保証はなく、神は虚空にある。その名はカルデアス。異星の神カルデアス」 |
(7章23節バトルボイスより書き起こし)
このセリフからは、カルデアスそのものが『異星の神』であるような印象を受ける。
肉体はなし
『異星の神』は現時点では肉体を所持していない。蘇生のタイミングで『異星の神』と接点を持ったクリプターたちも、実際に知っているのは語りかけてくる音声のみ。
クリプターたちを蘇生した
危篤状態となったAチームを蘇生させるだけの能力を所持している。蘇生の際、キリシュタリアは『異星の神』の目的を聞いたとされているが、その詳細は不明。
ギャラハッドの盾を用いて『異星の神の使徒』を召喚
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ギャラハッド |
「その僕を呼び水として、カルデアスは複数のサーヴァントを召喚し、」 |
| 「『異星の神の使徒』とした」 | |
| 「つまり君たちカルデアにおける『円卓の盾』と同じ用途で使われていた」 |
(奏章4第28歌より)
汎人類史の英霊であるギャラハッドの盾を用いて召喚を行っていたため、『異星の神の使徒』はみな汎人類史の英霊がベースとなっていた。
『異星の神』は当初キリシュタリアだけ蘇生
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
キリシュタリア |
「私だけでは不充分だ。協力者として他の6人も推薦する」 |
![]() ??? |
『 不理解だ。白紙化地球においてキミは無敵となる 』 |
| 『 単体で成立するというのに、なぜ他の競合を求めるのかね? 』 | |
キリシュタリア |
「それは理解している。しかし無敵と万能は違うものだ」 |
| 「他の6名が私に勝る可能性はゼロではない。僅かな可能性があるのなら、私はこれを切り捨てない」 |
(2部2章13節より)
『異星の神』は当初キリシュタリアだけを蘇生しようとしていたが、キリシュタリアが「協力者として他の6人も推薦」したために、蘇生に必要なリソースをキリシュタリアが肩代わりする形で蘇生に成功している。
『異星の神』の当初の想定的にはクリプターはひとりでじゅうぶん=育成する異聞帯・空想樹はひとつでよかったようにも読み取れる。
クリプター達に競わせていた
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
キリシュタリア |
「クリプターは自分が担当する異聞帯の領域拡大を目的とする」 |
| 「いずれ互いの異聞帯の境界は衝突し、どちらかが飲み込まれるだろう」 | |
| 「より強い人理を築き上げた異聞帯が、脆弱な異聞帯を養分とする」 | |
キリシュタリア |
「我々の使命は異聞帯による人理再編。もう一度、人類が神と共にある世界を作り上げる事にある」 |
(2部1章 intro.より)
当初、異星の神はクリプターたちに「自分が担当する異聞帯の領域拡大」を命じ、「より強い人理を築き上げた異聞帯が、脆弱な異聞帯を養分とする」ことで異聞帯による人理再編が果たされると説明されていた。
これは「七つの異聞帯を切除し人理保障天球を作り上げる」というマリスビリーの目的と根本から異なっているように見える。
異星とマリスビリーは目的が異なるのかも?

異星の神がクリプターたちに空想樹の生育を競わせ、異聞帯による人理再編を目指していた一方で、マリスビリーは七つの異聞帯を切除して人理保障天球を生み出すことで人理保障を目指している。
両者で空想樹(異聞帯)の扱いや目的のための過程が異なっているように感じるので、異星(カルデアス)を起動したのはマリスビリーだが、両者の目的が異なる可能性はあるかも。
『異星の神』はカルデアスを制御するシステム
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「この白紙化地球は我々の地球じゃない。『異星』であるカルデアスのものだ」 |
![]() ダヴィンチ(騎) |
「オリュンポスに現れた時、キミは『人類を管理する支配者』と言った」 |
| 「『同胞の悲鳴を聞いた』とも。言動には『この星を統治する』という強い使命があった」 | |
| 「以上の事から答えは明白だ」 | |
| 「『異星の神』とは、カルデアスを制御するシステムだ」 | |
![]() アクアマリー |
「まあ、そうね。私がカルデアスのメインシステムである事は、認めます」 |
| 「でもそれじゃ30点。バッヂはあげられないわ」 |
(オルガマリークエスト2より)
異星の神がカルデアスのメインシステムであることは判明しているが、アクアマリーは含みのある言い方をしているのでこれが全容というわけではなさそう。
異星の使徒・『異星の神』の使徒
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() モリアーティ |
「私は『異星の神』の使徒ではなく、異星の使徒」 |
| 「『異星の神』と契約したのではなく、神の持つ機構(システム)と契約したのだ」 |
上記のように、「異星の使徒」と「『異星の神』の使徒」という二つの名称についてモリアーティが明確に使い分けているが、その違いについては不明。
ホームズは「『異星の神』の使徒」を自認
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ホームズ |
「私ははじめから2016年の段階で『異星の神』に召喚されたサーヴァント」 |
| 「いわば、一騎めの『異星の神』の使徒だった」 |
(2部6.5章21節)
モリアーティと同じく「カルデアを監視、誘導する」役割を与えられていたホームズは「『異星の神』の使徒」を自認している。
異星の使徒は7騎
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カルデアの者 |
「……やはり、異星の使徒も7騎だったか」 |
| 「異聞帯側を監視、先導するための3騎。司祭。アトラス殺し。悪性化身」 | |
| 「カルデアを監視、誘導するための3騎。探偵。教授。伯爵」 | |
| 「そして、リーダーである『神』」 |
(2部7章24節より)
ナウイミクトランの最終節にて、異星の使徒が合計で7騎であることが明かされた。ここで言及された7騎はいずれも既出なので、今後異星の使徒が追加されることはなさそう。
「異星の使徒”も”」の指す対象は不明
カルデアの者は「異星の使徒”も“7騎だった」と言っているが、その比較対象は不明。7騎あるいは7人、7つ存在する概念は結構多いので予想も立てづらい。
| 7騎/7つ存在する概念の例(参考) |
|---|
| ・クリプターの人数 |
| ・空想樹の本数 |
| ・正規の聖杯戦争で召喚されるサーヴァントの総数 |
| ・グランドサーヴァントの総数 |
| ・ビーストのナンバリング |
U-オルガマリーは『異星の神』ではない
自身のことを「神」であると信じ込んでいたU-オルガマリーだが、その正体が「異星の使徒」のリーダー格であり、本物の『異星の神』ではなかったことが判明している。
これまでに登場した異星の使徒
| 使徒 | 解説 |
|---|---|
U-オルガマリー |
・オリュンポスで顕現 ・「神」 ・ナウイミクトランで霊基が砕ける |
![]() ラスプーチン |
・2部序章で登場 ・「司祭」 ・クリプターを監視、先導する |
![]() 千子村正 |
・アトランティスで初登場 ┗アルターエゴとしては ・「アトラス殺し」 ・アヴァロンで役割を終える ・クリプターを監視、先導する |
![]() 蘆屋道満 |
・1.5部剣豪で初登場 ・「悪性化身」 ・地獄界曼荼羅で撃破される ・クリプターを監視、先導する |
![]() ホームズ |
・ロンドンで痕跡を残し、アトラス院で登場 ・「探偵」 ・トラオムで自ら消滅する ・カルデアを監視、誘導する |
![]() モリアーティ |
・トラオムで初登場 ・「教授」 ・主人公をエリア51に導き消滅 ・カルデアを監視、誘導する |
![]() カリオストロ伯爵 |
・姿の登場はイドが初 └サムレムコラボ、オルガマリークエストなどで声は既出だった ・「伯爵」 ・イドで消滅 ・カルデアを監視、誘導する |
ホームズとモリアーティのクラスの違和感

「異星の使徒」は基本的にエクストラクラスで登場しているが、モリアーティとホームズがルーラーで召喚された理由は不明。
2騎とも本来は別のクラスに適性のあるサーヴァントであり他の使徒のクラスには明確な理由があるので、何らかの意図や目的が介在していると考えるのが自然。
アルターエゴは成立の経緯からして自然
異星の使徒はいずれも神性を混ぜられた混ざりもののサーヴァントとして成立しており、その成立の経緯を考えればアルターエゴとしての召喚は自然なものに思える。
ホームズやモリアーティにも混ざりものが入っているので、アルターエゴで召喚されてもおかしくない。にもかかわらずルーラーで召喚されているということは相応の理由があるのかも。
プリテンダーはカルデアス内製
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アクアマリー |
「プリテンダー、と言ったか」 |
| 「この金型(クラス)はカルデアスで製造されたものだ。基礎理念は頭に入っているからな」 |
(オルガマリークエスト2より)
カリオストロはプリテンダーで召喚されているが、英霊の成り立ちとしては納得感がある上に、そもそもプリテンダークラスはカルデアスで生まれたものであることが明言されているので違和感は薄い。
ホームズの再登場はある?

霊基反応の消滅が確認されたのが生還したエピソードを持つライヘンバッハの滝であることや、彼の周囲に未解明の謎が複数存在することを加味すると、今後再登場する可能性はゼロではなさそう。
DATA LOSTにはなっていない
宮本武蔵(オリュンポス後にDATA LOST)や一部のアヴェンジャー(イド後にLINK LOST)とは異なり、ゲーム内のマテリアルにも通常通り記載されたままとなっている。
とはいえ、メインストーリー内ですでに出番を終えているダヴィンチ(術)などもマテリアルは通常通りのままなので、マテリアルの表記がどこまで参考になるかは疑問。
ホームズが異星の神に従った理由とは?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ホームズ |
「召喚された私は、『異星の神』に従った」 |
![]() ホームズ |
「私は洗脳されていた訳ではない。交渉の末、『異星の神』の召喚に応じたはずだ」 |
| 「であれば。シャーロック・ホームズは、どんな理由であれば『異星の神』に従うだろうか」 |
(トラオム 21節より)
この後、ホームズは納得に足る理由に思い至った様子。
この「理由」については未だ明かされていないが、空想樹や白紙化のありかたに関連していそうなので、真相解明のタイミングで再登場という可能性はあるかも。
ホームズの「『異星の神』の使徒」としての役割は?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() U-オルガマリー |
「シャーロック・ホームズ。顔がいいということ以外は知らされていない」 |
(U-オルガマリー マイルームボイスより文字起こし)
U-オルガマリーのマイルームボイスでは各『異星の神』の使徒に向けた個別ボイスがあり、そこで各使徒の役割や特性について解説があるのだが、ホームズについては顔がいいということ以外は知らされていないとのこと。
『異星の神』の使徒のリーダー、『神』であったU-オルガマリーにも秘される特別な役割を持っていたと考えられる。
ホームズの調査内容
ホームズは第四特異点でバベッジの依頼を受けて訪れたアトラス院(第六特異点)にて、トライヘルメスを用いてロンゴミニアドについて調査していた。
ロンゴミニアドはその「地上にテクスチャを繋ぎ止める楔」という性質が空想樹と類似しているため、ここでの情報収集にも何らかの意味があったのかも。
U-オルガマリー
異星の神を名乗るも正体は使徒

2部5章オリュンポスにて初登場。名前の「U」が「ウルトラ」を指していることが奈須きのこ氏の竹箒日記で明かされている。
自らを「地球国家元首」と名乗り「異星の神」として振る舞っていたものの、のちにその正体が異星の神よって召喚された「異星の使徒」のリーダー格に過ぎないことが明かされた。
オルガマリー”だから”異星の神になれた?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「オルガマリー・アニムスフィア」 |
| 「キミは『異星の神』として偶然触媒に選ばれた『不幸な地球人類』じゃない」 | |
| 「キミでなくては『異星の神』は活動できなかった。キミだからこそ『異星の神』になれたんだ」 | |
| 「キミははじめからカルデアスの一部だった。前所長マリスビリーがそう育てた」 | |
| 「キミは確かにカルデアスという『違う星』からやってきたシステムだ。でも同じ地球の人間だ」 | |
| 「決して宇宙人なんかじゃない。何かの間違いで、そう思い込まされているんじゃないか?」 |
(オルガマリークエスト2より)
ダヴィンチがアクアマリーへ問いかけた内容。アクアマリーはこの仮説については肯定も否定もしていない。
ダヴィンチがこの直前に語っていた別の仮説については一応肯定しているため、この問いかけだけ意図的に回答が避けられている形。
霊基が砕けるも復元可能
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カルデアの者 |
「失った『異星の神』は補填しないのか」 |
| 「私の診たかぎり、霊基は砕け散りはしたが多少であれば残っている」 | |
| 「かき集めれば復元は可能だ。魂のない劣化品になるだろうがな。」 |
ナウイミクトランで霊基が砕けたU-オルガマリーだが、かき集めれば復元自体は可能な状態にあるとのこと。
オルガマリーの遺分體(エレメンツ)
| 喜 | 怒 | 哀 | 楽 |
|---|---|---|---|
| 地 | 風 | 火 | 水 |
![]() グランマリー |
ステラマリー |
![]() フレアマリー |
![]() アクアマリー |
オルガマリークエストにて登場したエネミー。
オルガマリー・アニムスフィアがその人生において経験・獲得した喜怒哀楽の感情を分割して生まれた存在で、その性質によって性格が異なる。名称は所持している魔術回路の属性による模様。
グランマリーは消滅していない
| モノローグ |
|---|
| 火と水の大統領特異点は遺分體の消滅と共に消えたが、 |
| この大渓谷はいまだ残っている。『喜』の遺分體が健在である証明だ。 |
(オルガマリークエスト3より)
グランマリーはカルデアとの戦闘に満足したもののまだ余力を残した状態であり、特異点自体も消滅していない。
シバの観測によれば「時間経過で自然消滅する」とのことだが、消滅までにかかる具体的な日数などは不明。
グランマリーは再登場しそう
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アクアマリー |
「おそらく、ダ・ヴィンチが知りたがっているカルデアスの情報は『哀』か『喜』が持っている」 |
(オルガマリークエスト2より)
アクアマリーはこう言っていたものの、『喜』の遺分體であるグランマリーと交戦したオルガマリークエスト3ではカルデアスに関する情報は引き出せなかった。
カルデア側がグランマリーの特異点の消滅を目撃していないことからも、今後カルデアス周りの情報を探るためにグランマリーの元へ再訪する可能性が高そう。
情報の扱いは謎
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アクアマリー |
「(『楽』な状態のときは)そう。大した事はしていない、という事だ。なので私も大した事は知らない、という事になるな!」 |
![]() グランマリー |
「私たち遺分體は別個体だが、得た情報は共有しているのだ」 |
(オルガマリークエスト2、3より)
アクアマリーのセリフからは「個体ごとに得ている情報が異なる」ようなニュアンスがあるが、グランマリーは「得た情報を共有している」と言っているので、謎。
2部7章での記録も所持している個体と所持していない個体がいる様子なので、個体毎の価値観に応じて情報の取捨選択が行われているのかも。
ステラマリーが見せてきた映像
| バトル前 | ||
|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| バトル後 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
(オルガマリークエスト4より)
オルガマリークエスト4で流れた映像で、おそらくはステラマリーに紐づく記憶だと考えられる。
冒頭のレイシフトに似た演出、ブルーブックの記述とも一致する樹の根による虐殺、被検体:Eのいた手術室に加えて、地表に空想樹が乱立しているという異様な光景も。
異星の巫女
異星の巫女とは

2部1章(アナスタシア)から定期的に登場するも、いまだ不明な点の多い謎の存在。
機器で反応が検出できない
以下はロシア異聞帯の空想樹・オロチの前に「異星の巫女」が姿を現した際、付近にいた者たちの”肉眼”では確認できたが、離れた位置にいたシャドウ・ボーダー側の機器では何の反応も検出できなかった。(22節)
異星の巫女の立ち位置に一切の反応が検出されない『空白』があることでかろうじて何かが『ある』ことが証明されるという、極めて異質な存在。
白紙化地球におけるアカシックレコード説
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「彼女は白紙化地球のいかなる時間、いかなる場所にも遍在する情報体だ」 |
| 「それ故に実体が無い。その正体……いや、役割はおそらく、」 | |
| 「白紙化地球における観測記述装置(アカシックレコード)なのではとシオンは考察した。私も同意見だ」 |
(オルガマリークエスト3より)
ダヴィンチとシオンは異星の巫女について「白紙化地球における観測記述装置(アカシックレコード)」なのではないかと考察。「アカシックレコード」とは、元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという概念。
機器への反応がないことも、防御障壁が意味をなさないことも、「ただ起きた事を観測し、記録するという普遍的な現象」であることで説明がつくという。
なぜ「現象」が意思を持っているのか
| モノローグ |
|---|
| それらの事象は巫女には関係のない事だ。カルデアス地球を観測するだけの巫女にとって、 |
| カルデアの勝利であろうと遺分體の勝利であろうとマイナスの要素はない。 |
| しかし。 |
| 「………………はあ。」 |
| 装置にすぎない巫女の顔には、明らかに落胆の色があった。 |
| 『ここだけは見られたくなかった』『だから進むなと警告したのに』 |
| そう、自分の至らなさを反省するように。 |
(オルガマリークエスト3)
異星の巫女=アカシックレコード説は現時点ではカルデア側の仮説・考察に過ぎないが、地の文でも「観測するだけ」「装置にすぎない」と言及されていたので確度は高い。
ただ、そうすると今度は「なぜ現象・概念に過ぎないはずのアカシックレコードがヒトに近い形と意思を持っているのか」という疑問が新たに発生する。
異星の巫女のこれまでの登場シーン
以下は、異星の巫女のこれまでの登場シーンを整理してまとめた表。意思を持って行動しているように見える描写がそれなりに多い。
U-オルガマリーに関係?

7章では、主人公たちがU-オルガマリーと親睦を深めている場面で数度その姿が登場していた。
U-オルガマリーと親しげに会話する主人公たちをじっと見つめる様子が意味ありげな演出に思えたので、異星の巫女はU-オルガマリー(ひいては肉体の基であるオルガマリー)と関連性がありそう。
グランマリーを「見られたくなかった」

グランマリーの特異点に向かうストームボーダー内部に現れ『この先には進むな』『引き返せ』という否定的な視線を向けてきた。
また、交戦後には渓谷を見下ろしながら『ここだけは見られたくなかった』『だから進むなと警告したのに』と、落胆の色を滲ませていた。
ペペロンチーノは「Uチャン」と呼んでいた
ペペロンチーノは異星の巫女のことを「Uチャン」というあだ名で読んでいたが、これの「U」が意味するところやU-オルガマリーとの関連性は不明。
なお、異星の巫女自身はこの呼び名を嫌がるそぶりを見せていた。
アニメ時系列の謎
2017年の年末特番で公開されたアニメ『MOONLIGHT/LOSTROOM』内で、異星の巫女がカルデア内に登場しているのだが、この作品の時系列は査問会の到着(=2部開始)よりも前、つまり地球白紙化前の出来事。
カルデアス地球での出来事を記録するアカシックレコードであるはずの異星の巫女が、なぜ白紙化前の地球上にいるのかは少し疑問。
異星の神は巫女の「本体?」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
キリシュタリア |
「計画は順調だ。空想樹は育ち、貴女の本体を降ろすに足る触媒になった」 |
(2部5章後編1節)
キリシュタリアは異星の神について「貴女(=異星の巫女)の本体」と言及。
詳細については不明だが、仮に異星の神がカルデアスそのものであるのなら、アカシックレコードである異星の巫女にとっては「本体」と呼べるかも。
出来事への介入はできない
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
キリシュタリア |
「見ているがいい、巫女の姿をした空虚よ」 |
キリシュタリア |
「あの『巫女』は観測者だからね。ある意味、まだ体のない『異星の神』より厄介と言える」 |
![]() 千子村正 |
「構える必要はねえ、今のはただの裁定者だ。何もしてこねえし何もできねえよ。」 |
(2部5章intro./2部5章後編6節/同17節)
異星の巫女がアカシックレコードという「現象」なのであれば、異聞帯の出来事に介入できないことにも納得がいく。
異聞帯の住人たちは認識できない?

詳細や条件は不明だが、異星の巫女の姿については、異聞帯の王やサーヴァント、現地住民など複数の人物がその姿を認識できていない。
アカシックレコードという「現象」であるために、異聞帯に強く根ざしている存在には認識できない性質を持っているのかも。
異星の巫女を認識できなかった人物
| 人物 | 備考 |
|---|---|
![]() シグルド |
オフェリアが異星の巫女に語りかけていた様子について、「独り言」と言及していた。(2章) |
![]() 始皇帝 |
コヤンスカヤが異星の巫女に語りかけていた様子について「壁に向かって話している」と言及していた。(3章) |
アデーレ |
目の前に異星の巫女が現れたがその姿を視認できなかった。(5章後編) |
マカリオス |
アルジュナ(4章)も同じ場にいた異星の巫女について一切言及しなかっため、認識できていない可能性があるが確定はしていない。また、イヴァン雷帝(1章)は異聞帯の王でありながら異星の神と思しき声を耳にしている。
空想樹関連の伏線
FGOで登場した空想樹
| 樹 | クラス | 異聞帯 |
|---|---|---|
![]() オロチ |
ロシア異聞帯 | |
![]() ソンブレロ |
北欧異聞帯 | |
![]() メイオール |
中国異聞帯 | |
![]() スパイラル |
インド異聞帯 | |
マゼラン |
– | 大西洋異聞帯 |
セイファート |
– | イギリス異聞帯 |
クエーサー |
– | 南米異聞帯 |
※第5章以降は空想樹と交戦していないため属性などは不明
派生系
| 樹 | クラス | 備考 |
|---|---|---|
曼荼羅 |
– | 亜種空想樹 (地獄界曼荼羅/平安京) |
![]() 盈月 |
贋作空想樹 (盈月剣風帖/江戸) |
空想樹とは?

異聞帯の要とも言える存在で、世界を根付かせるための楔。星に根を張る性質を持ち、異聞帯という現実を拡大させ星を現実テクスチャで覆う機能を持つ。
また、成長の概念が存在するようで、“ソンブレロ”は種子を飛ばすようになり、開花まで至った”メイオール”は内部の銀河が見える状態になっている。
クラスや特性は基本的に異聞帯の王と同一
基本的に、空想樹がエネミーとして登場した際のクラスや特性(天地人)は異聞帯の王のものと同一になっている(例外として、メイオールは虞美人、盈月は由井正雪と一致)。
贋作空想樹の材料はホムンクルス
サムレムコラボに登場した贋作空想樹である「盈月」はホムンクルスである由井正雪を材料としていた。
名前は銀河に由来

各空想樹は銀河に関連する名称を与えられており、成長した空想樹の内部には銀河が存在している。
そもそも虚数観測機ペーパームーンからは地球の一部と見なされておらず、その内部と同様に地球外の物体と考えていいと思われる。
カルデアスによって地球に転送
空想樹は『カルデアス』によって我々の地球に置換転送されたもの、すなわちカルデアスが管理するものであることが判明している。
銀河であることに意味がある?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
カドック |
「ああいや、空想樹に本物も偽物もないんだが……」 |
テペウ |
「本物も偽物もない……大小はともかく、形さえ合っていればいい……」 |
| 「木の中にある銀河など本物である筈がないというのに、我々はあれを銀河と認識している……」 | |
| 「……『大樹の中に銀河がある』まではいい。しかし、それが異聞帯の定礎になるものでしょうか」 | |
| 「事実、空想樹であるORTが休止していたにも拘わらず、ミクトランは存続していた」 | |
| 「『銀河のエネルギーを利用している』のではない?それはあくまで二次的なもので――」 | |
| 「本筋として『銀河がなくてはいけない』のか?あの木々は、銀河である事に意味があると……?」 |
(2部7章21節より)
ナウイミクトランにおけるテペウの発言。空想樹の内部が銀河を模していることに何らかの意味があるのではないかと考察している。
異聞帯の歴史を仮想運営していた?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
オフェリア(通信記録) |
「私は、ひとつの仮説を提言します」 |
| 「それぞれの空想樹の中では、異聞帯の人類史排斥から現在までの『空白』期間が——」 | |
| 「それぞれの時間の分だけ、実際に運営されていたのではないでしょうか?」 | |
| 「異聞帯の歴史は剪定された時点でゼロであり、そこから現在まで続いた彼らの歴史は、」 | |
| 「『空想樹』の中で仮想運営されたものであり、その内容によって『証明』され、」 | |
| 「地球上に出力されたものではないでしょうか」 |
(2部5章後半13節より)
オフェリアの担当していた北欧異聞帯の王、スカサハ=スカディが「『異聞帯に於ける数千年間の出来事』を認識していた」ことから生まれた仮説。
キリシュタリアはこの仮説が提言された定期報告のファイルを単独で保存していた。
登場人物たちの推測
登場人物たちによる、空想樹に関する発言や考察の一部を抜粋。
オフェリアの報告
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
オフェリア(通信記録) |
「汎人類史の生きる地球上では存在し得ない剪定事象の延長である、異聞帯」 |
| 「本来は消えていた筈の『歴史』を繋ぎ留める楔、それこそが、各異聞帯に植え付けられた空想樹です」 |
(2部5章後半13節より)
ホームズの推理
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ホームズ |
(オロチ。ソンブレロ。メイオール。そしてスパイラル。やはり、全て銀河の名称だ) |
| (他の天体からの侵略兵器なのだろう。だが、それに何の意味がある?) | |
| (あれだけの魔力量があればゲーティアのように、熱量として使うだけで地表を焼却できる) | |
| (なのに、なぜわざわざ銀河の模倣に使っている?あれは本当に侵略兵器の類なのか……?) |
(2部4章19節より)
トネリコの発言
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
トネリコ |
「——空想樹。異星で作られた、宇宙を閉じるための針」 |
| 「仕組みはもう分かっている。設計思想は美しいけど、私には関係ない」 | |
| 「天球よ。宇宙はおまえにくれてやる。だがブリテンは私のものだ」 | |
| 「この空想を終わらせて、私は私の夢を叶えてやる」 |
(2部6章19節より)
ここで言う「天球」はカルデアスを指していると見て間違いなさそう。トネリコは空想樹およびカルデアスの設計理念や目的に思い至っていた様子。
コヤンスカヤの発言
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
コヤンスカヤ |
「空想樹もアナタ(=異星の巫女)の苗床になる前に、あのレトロ皇帝に伐採されるかもですわ?」 |
(2部3章10節より)
空想樹が乱立する地表

オルガマリークエスト4にて、ステラマリーを撃破した際に流れた映像の最後に表示された、地表に空想樹が乱立しているという異様な光景。
本来の地球上では観測していない上、おそらくステラマリーに紐づいた記憶の様子なのでカルデアス内部の光景だと思われる。
カルデア関連の伏線
カルデア入館時のアナウンス

ゲームプロローグの時には「アナウンス」名義だった入館アナウンスについて、クリスマス2023(雪原のメリークリスマス)内で再度表示された際には名義が「カルデアス」になっていた。
アナウンスについては他にも「アナウンスA」「アナウンスB」という名義も存在しており、詳細は不明だが何らかの意図を持って使い分けられている可能性がある。
カルデアスの変色タイミング

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
オルガマリー |
「現状は見ての通りです。半年前からカルデアスは変色し、未来の観測は困難になりました」 |
| 「今まで観測の寄る辺になっていた文明の明かり。その大部分が不可視状態になってしまったのです」 | |
オルガマリー |
「そもそもカルデアスを灰色にする異変って何なのよ……」 |
(1部冬木3節/同5節)
カルデアスに最初に起こった異変は灰色に変色して文明の灯りが不可視になったこと。これの原因を探る調査の途中で冬木の特異点が発見された。
この灰色の変色と地球白紙化による白色の変色は別のグラフィックが使用されているため、同一の現象ではなさそう。
管制室爆破のタイミングで赤く変色

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| アナウンスB | 「観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました」 |
| 「シバによる近未来観測データを書き換えます」 | |
| 「近未来百年までの地球において 人類の痕跡は 発見 できません」 | |
| 「人類の生存は 確認 できません。人類の未来は 保証 できません」 | |
![]() マシュ |
「カルデアスが……真っ赤に、なっちゃいました……いえ、そんな、コト、より——」 |
(1部プロローグ)
管制室爆破のタイミング(厳密に言うなら主人公が完成室に到着しマシュに駆け寄ったタイミング)でカルデアスが赤く変色。それにともなってカルデアスの状態に変化が観測されシバによる近未来観測データが書き換えられた。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
レフ |
「未来は消失したのではない。焼却されたのだ。カルデアスが深紅に染まった時点でな」 |
(1部冬木11節より)
上記のレフのセリフからも、この「カルデアスが赤く変色したタイミング」が人理焼却の発生タイミングと考えるのが妥当。
以上の情報や時系列を踏まえて考えると、そもそもカルデアスの最初の変色(グレー)は人理焼却とは別件である可能性が高い。
「はじめから2017年から先はなかった」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() バベッジ |
「もし人理焼却が人類の手で解決された時、必ず、その後に来るものがある筈だ」 |
| 「人理焼却は人類史を遡る『過去』の消費である。だが、なぜそれが2016年からなのか」 | |
| 「私は、ここに『未来の危機』を感じ取っている」 | |
| 「人理焼却によって『2017年』から先がなくなったのではない」 | |
| 「はじめから『2017年』から先はなかったのだ」 |
(2部6.5章21節より)
トラオムにてシャーロックホームズの回想という形で明かされた、ロンドン(1部4章)におけるバベッジの発言。
この発言からも、人理焼却とは別の事象で人類史が途絶えていたことが伺える。
ムニエルの発言
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ムニエル |
(2015年に白紙化していたのかという問いに対し) 「いや、なっていない。特異点Fがあって、文明の光がところどころ途絶えてはいたけど、」 |
| 「カルデアスの地表は地球と同じものだった」 | |
| 「人類史の保障はできない、2016年までしか観測できない、と告げていたのはシバの方だぜ」 | |
| 「これは俺たちが保証できる」 | |
| 「シバだって、そのあとのコトを考えれば正しい。人理焼却にしろ白紙化にしろ、未来は無いんだから」 | |
| 「カルデアス地球が白紙化したのは、人理焼却を解決した後だろう」 |
(奏章プロローグ/序より)
ムニエルの発言は、「カルデアスを灰色にする異変」「文明の明かりの大部分が不可視状態」という冬木時点でのオルガマリーの説明と矛盾しているようにも思える。
また、奏章4で判明した事実(後述)とも矛盾してしまうため、この発言は事実と異なっている可能性が高い。
カルデアス地球白紙化は2016年以前?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ホームズ |
「私ははじめから――2016年の段階で『異星の神』に召喚されたサーヴァント」 |
| 「いわば、一騎めの『異星の神』の使徒だった」 | |
![]() ギャラハッド |
「ああ。この星が白紙になった時にカルデアスに召喚された」 |
![]() ギャラハッド |
「僕はカルデアス内で召喚された最初のサーヴァントだ」 |
![]() ギャラハッド |
「その僕を呼び水として、カルデアスは複数のサーヴァントを召喚し」 |
| 「『異星の神の使徒』とした」 |
(トラオム21節、奏章4 28歌より)
この2騎の発言を整理すると、ホームズが召喚されていた2016年の段階でギャラハッドはすでに召喚されており、ギャラハッドが召喚されている=2016年の段階ですでにカルデアス地球が白紙化していたと解釈できる。
地球白紙化時の『樹枝』?
| ブルーブックのモノローグ |
|---|
| ついで、あらゆる宇宙線の観測が不可能になり、地球全体が灰色の空模様になった。 |
| 今ならそれが『樹枝』によって作られた空の膜……地球を覆ってしまったドームだと分かるのだが、 |
(2部3章intro.より)
「カルデアス地球上の地表」が「灰色になった」出来事として、白紙化の際に灰色の『樹枝』によって地表が覆われたというブルーブックの記録が挙げられる。
ただ、『樹枝』が地表を覆っていた期間が3ヶ月なのに対しカルデアは本編開始の半年前から変色を観測し続けていた(=その状態が半年続いていた)という期間の違いがあるので確証は薄い。
所在地の謎

カルデアの所在地については南極の「魔術的に秘匿されてきた標高6000mの雪山」であることが明かされているが、現実の南極に標高6000mの山は実在しない。
おそらく元ネタはクトゥルフ神話における狂気山脈だと考えられるが、今後言及があるかは不明。
シオンの役割

以下は、ペーパームーンにて子供の姿になったシオンがラニ=Ⅻとの対話で明かした内容。ここで言う「本当の私」とはカルデアにいる本来のシオンのこと。
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「ええ、そうです。本当の私は、彼らの仲間になる資格がない」 |
| 「勇気を出すには遅すぎた、というか。機を逸した、というヤツです」 | |
| 「シオン・エルトナムは仲間ではなく傍観者、いえ、いいとこ応援者、でしょうか」 | |
| 「なので、『本当の私』は今後も彼らと距離を置くでしょう」 | |
| 「そういう立場でなければできない役割が、最後の最後にあると予測したからです」 |
(ペーパームーン15節より)
彼女の語る「カルデアとある程度距離を置いた立場でなければこなせない役割」の詳細については不明だが、第2部内で明かされるはず。
カルデアの発明品に関与
ペーパームーンやトリスメギストスの製作者であり、それらをマリスビリーに提供していた人物。ただマリスビリーの思惑については知らない様子。
マーリンの千里眼で「ぼやけて見える」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マーリン |
「…………そうか。私の千里眼は『現在』を観るものだ」 |
| 「ぼやけて見えていたのは吸血種だからと思っていたけど、そういう事だったのか」 |
(「雪原のメリー・クリスマス2023 ~7days / 8years Snow Carol~」DAY7より)
シオンの存在はマーリンの千里眼で「ぼやけて見える」とのことだが、吸血種であることとは別のところにその理由がある模様。
「マスター固有の対毒スキル」の謎
主人公が所持している毒耐性について、紙マテリアルにて「マスター固有の対毒スキル」との言及があった。
この対毒スキルの派生効果によって張角の黄巾による制御術にも対応可能とのことだが、なぜ元一般人である主人公がこのレベルの対毒スキルを所持しているのかは不明。
効能自体は中和に近い
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() セミラミス |
「フグ以上に強烈な毒や環境でも、貴様は死なないだろうさ」 |
| 「しかしこれで面白いことが分かった」 | |
| 「貴様のその耐性は、完全に無効化するのではなく、どうやら美味と毒の端境まで毒を劣化させるものらしい」 |
(バレンタインシナリオ/セミラミスより)
セミラミス曰く、主人公の毒耐性は毒を人体に無害な範囲まで劣化させる、いわゆる中和に近い性質を持つ効果であるとのこと。
マシュ(=ギャラハッドの盾)の効果ではないかも

第1部の頃にはマシュ(が持つギャラハッドの盾の不浄を祓う力)が主人公に作用していると考察されていたが、ギャラハッドは人理焼却の解決後に、1.5部の時系列においてマシュに力を貸すことをやめていたことが判明している。
ただし、そのことが主人公の対毒スキル影響を及ぼしている描写はないため、マシュ(ギャラハッド)とは無関係である可能性が再浮上してきた。
主人公のレムレムについても謎が多いまま
主人公は、夢の中でサーヴァントの夢(記憶)を見たり、意識だけ特異点に移動したりという不思議な能力を所持している。
通称「レムレム」と呼ばれているが、原理についてはまったくの不明なまま。主人公周りに残されている大きな謎の一つ。
契約したサーヴァント以外の夢を見ることも

トラオムにて、主人公がブルーブックらしき人物の夢(記憶)を見ている。契約しているサーヴァントの夢を見ることは今までもよく起こっていたが、人間?の夢を見るのは違和感がある。
画面がノイズがかっていることにもなにかしらの意味を持つように見えるが、詳細は不明。
ブラックバレル
アトラス7大兵器の一つである『天寿』の概念武装のレプリカ。運用にはマスターの魔力や体力のみならず運命力までもを消費する。
すでに複数回使用しており、主人公の運命力はかなり低下していると思われる。このことが今後の展開に影響するかは不明。
ダ・ヴィンチの活動時間

第2部よりカルデアに帯同している少女体のダ・ヴィンチは、元のダ・ヴィンチによって鋳造された人造英霊であり、英霊というよりはホムンクルスやゴーレムに近い存在。
そのため、他のホムンクルス同様に寿命が短いことが随所で匂わされており、今後の退場フラグが積み上がっている。
ダ・ヴィンチの寿命に関する言及の一例
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
マイク |
「……人間より、妖精より強いけど…………すごく、すごく、短い命だって、こと……」 |
| 「……もうすぐ……終わりが、くるってこと……」 |
(2部6章29節より)
また、紙マテリアルにおいて「自身の活動時間を誰にも打ち明ける気はない」とあるように、彼女が短命であることはカルデアの面々には知られていない様子。
本来であれば『抑止力』が認めない存在
英霊の能力を持ったホムンクルスの存在を『抑止力』が許さなかったことにより当初は起動しなかったが、元のダ・ヴィンチが退去したことや『地球白紙化を修復する』という目的が生まれたことによって起動が認められたという経緯がある。
この経緯を踏まえると、地球白紙化が解決した場合ダ・ヴィンチの起動が許されなくなりそう。
伏せられている情報が複数
ダ・ヴィンチが掲載されている紙マテリアル(Ⅸ)では、起動の経緯や寿命など複数の項目において数行にわたって黒塗りになっており、その内容については現在まで不明。
ゲーム内のプロフィール6も「???」となっており、伏せられている情報が多いので今後明かされることに期待したい。
大きな役割がある
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ネモ・ナース |
「すみません、ダ・ヴィンチさんは医務室で定期診断中です」 |
| 「中断して管制室に向かおうとしたところを、私たちが引き留めて休んでもらっています」 | |
ゴルドルフ |
「定期診断といったか。ここのところ回数が多すぎないか?」 |
![]() マシュ |
「それは……確かに食堂にも管制室にもお顔を出される事は少なくなりましたが……」 |
![]() ソロモン |
「グラン・カヴァッロには大きな役割がある。それまでは倒れない。そのように出来ている」 |
(2部 終章_序より)
ソロモン(カルデアの者)いわく、グラン・カヴァッロ(ダヴィンチ)には大きな役割があるとのこと。活動限界が近そうな個々の描写から鑑みるに、終章でその役割が回ってきそう。
レイシフトの仕組み
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() モルガン |
「レイシフトで送れるものは情報のみ」 |
| 「実体のある人間を棺(コフィン)で情報体……疑似霊子化し、『特異点』に転移させる」 | |
| 「『特異点』が正常な時空間ではないからこそ可能となる、よく出来た魔術理論だ」 | |
| 「過去改竄はできない。レイシフトは時間旅行ではないからな」 | |
ベリル・ガット |
「サーヴァントは境界記録帯……つまるところ情報だ」 |
| 「もちろん、レイシフト先が『特異点』でない以上、サーヴァントも瞬時に霧散する」 | |
| 「だが——情報を受け取る者……メールを受け取れるアカウントがあれば話は別だ」 | |
| 「記憶を、情報を、『召喚されたモルガン』は『異聞帯で生まれたモルガン』に託したんだな?」 |
(2部6章21節より)
ベリルの手で召喚されたモルガンは、自身を召喚したカルデアの術式を解読することでレイシフトを解明、実行している。
上記の会話から、サーヴァント(境界記録帯=情報)であれば、特異点以外の過去に存在する同一存在に対して自身の記憶や情報を送り込むことが可能であることが判明。
カルデアの術式は異常
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() モルガン |
「異聞帯という隔絶世界において、これだけの力を発揮する術式は、異常だ」 |
| 「……この先、機会を得る時があるのなら、もう一度、原初の因果に立ち返るがいい」 | |
| 「カルデアとは何なのか。レイシフトとは、何のために用意されたものなのかを」 |
(2部6章24節より)
このストーリー以降に地球白紙化がカルデア前々所長の手によって引き起こされたことが判明しているので、「カルデアとは何なのか」はそのあたりのことを指していそう。
モルガンが指摘する「術式の異常性」の詳細については現時点では不明。
レイシフトには邪法の気配がある
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 始皇帝 |
「まずそもそもレイシフトなる仕組みが、どうにもなぁ……いまひとつ気に食わん。そこはかとなく臭う邪法の気配がな」 |
(幕間の物語「裁定者の憂鬱」より)
英霊召喚の仕組み
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 宮本武蔵 |
「なぜ本来は成立しない“イフの人類史”の英霊までカルデア召喚式は扱う事ができるのだろうか、って」 |
(1.5部下総16節より)
上記は、武蔵に対してホームズが語ったとされる内容。
作中でわざわざホームズの名前を用いて問題提起の描写を挿入した以上、英霊召喚の仕組みや術式にも何らかの謎が隠されていそう。
勝手に稼働している
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「実はね——ここの英霊召喚システムがひとりでに稼動したんだ。」 |
![]() ネモエンジン |
「プロフェッサーは故障箇所がないかを、キャプテン野郎は原因を調査中だ」 |
| 「自分の艦(からだ)の事なのに、まるで把握できてねーって焦ってるぜ」 | |
![]() マシュ |
「キャプテン・ネモさえ把握できない、異常事態……」 |
(奏章2イド1章より)
ハベトロットや耀星のハサンなど、召喚システムが勝手に稼働して勝手にサーヴァントが召喚されるという例が複数存在している。
作劇上の都合という側面もありそうだが、準二級警戒とされる異常事態であり登場人物総出で原因解明を試みていたにもかかわらず、今のところ特に原因解明に至った描写がない。
奏章2では勝手に稼働した直後に主人公が「レムレム」状態になったことで有耶無耶になっているので、今後のシナリオに絡んでくる可能性があるかも。
勝手に召喚されたサーヴァント
| 対象 | 概要 |
|---|---|
![]() ハベトロット |
【2部6章(2021年)直後?】 ・シナリオ内での言及はないが勝手に起動したと思われる └耀星や小野小町と同列に扱われている |
![]() 耀星のハサン |
【奏章2(2024年)】 ・召喚システムが勝手に起動 ├準二級警戒扱いとなる異常事態 └召喚時の動力分配なども勝手に処理されていた ・未来の特異点(イド)の記憶を所持 |
![]() 小野小町 |
【バレンタイン(2025年)】 ・召喚システムが勝手に起動 ├特にアラートなどはなし └後から確認したら召喚記録が残っていた ・明確にパーツが欠けており、不完全な霊基で召喚 └名前以外の記憶が欠如していた |
カルデアの「ある一つの間違い」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アクアマリー |
「貴様たちがヤツ(=『怒』の遺分體)と対峙した時、一つの大きな謎——ある一つの間違いが解明されるはずだ」 |
(オルガマリークエスト2)
U-オルガマリーの『楽』の遺分體であるアクアマリーが討伐後に残したセリフ。
『怒』の遺分體(ステラマリー/オルガマリークエスト4)との対峙を経てもなお、アクアマリーが言及していたこの「間違い」が何を指していたのかは確定していない。
終章後はタイムスキップ?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「『白紙化地球における時間経過と現実地球での時間経過の齟齬について』」 |
シオン |
「実際、トリスメギストスⅡは『白紙化地球時間』と『実在地球時間』を別々に計測していました。」 |
| 「『白紙化地球』で積み重なった時間は2年分であるが、実際は数倍の時間である、と」 | |
シオン |
「白紙化地球での時間経過は正常ではない。しかし実際に時間は積み重なっている」 |
| 「なので――白紙化地球が実在地球に戻った時、その『積み重なった時間』が一気にふりかかる」 | |
| 「地球を取り戻した後、皆さんが迎える年は2020年ではないかもしれない」 | |
| 「タイムスリップならぬタイムスキップ」 | |
| 「もっと未来の、『覚えのない数年間』を過ごした地球である可能性があるのです」 |
(第2部 終章_序より)
終章_序にて明かされた時系列に関する情報。これと合わせて、終章_序時点での時系列が「白紙化地球時間 2019年12月12日」であることが明かされている。
メタ的に考えれば、第1部や1.5部、第2部 序と異なり、第2部では作中世界(2年)と現実世界(8年)の時間の流れに大きな差が生まれてしまっていることに対する辻褄合わせのような印象を受ける。
このままいくと、実際は現実世界と同じく8年(=4倍)の歳月が経過していたとして終章後は2026年にタイムスキップする可能性が高そう。
クリスマス2023「8years Snow Carol」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ネモサンタ |
「1日に1年分を移動し、成功次第、ペーパームーンでその座標にピンを打ち次回のスタート地点とする」 |
![]() ネモサンタ |
「そうして当艦は7日かけて2015年まで遡り、その後、もっとも霊基強度の高い担当者が現地任務にあたる」 |
![]() ネモサンタ |
「作戦名、『8years Snow Carol』」 |
(「雪原のメリー・クリスマス2023 ~7days / 8years Snow Carol~」DAY7より)
1日に1年分の移動を7日間(+α?)繰り返して2015年に移動する作戦が決行されており、また、作戦名が『8years Snow Carol』となっていることからも、イベ当時から見た2015年が8年前であることが窺える。
これはイベントが実装された2023年から数えた年数と一致しているので、おそらくトリスメギストスⅡが計測しているところの『実在地球時間』ベースで虚数潜航しているものと思われる。
過去には「年巡」という時間単位も
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「ん~~蘆屋道満の笑顔はちょっと不安だけど、まあこの一年巡大人しくしてたし、ね! うん!」 |
(「アークティック・サマーワールド」オープニングより)
水着イベント2022では、繰り返し「年巡」なる謎の時間単位が使用されていた。
言及されている蘆屋道満は水着イベント2021でいろいろと画策していたため、おそらくここでいう一年巡とは水着2021〜2022までの(現実世界で経過した)1年を指していると思われる。
作中時系列と現実世界の経過時間の差を考えての設定という意味であれば、終章後のタイムスキップともつながる点がある。
カルデアの者

終章_序クリアおよび終章進行で加入する配布サーヴァントとして、カルデアの者がソロモン名義で星5プリテンダーとして実装。
ソロモンとの契約方式については本人から「カルデア式の契約ではない、古くから王道とされる契約法だ」と語られている。
また、作中では「カルデアスを停止させるまでの、極めて限定的な期間」と言及があり、バレンタインシナリオが存在しないことからもリンクロストやデータロストのような扱いになるのかも。
正体はレフ・ライノール(フラウロス)
マテリアルいわく、偽典ソロモンはある信念からソロモン王の役を被ったかつての魔神王の残滓。真名をゲーティア。 あるいはレフ・ライノール・フラウロス。
終局特異点ののち、七十二柱の魔神たちは消滅したが、その中で唯一、『まだやるべき事が残っている』と泥から這い出たのがレフ・ライノールとして前カルデアに潜伏したフラウロスだった。
レフはマシュを気にかけていた
二年間限定だが、マシュにとっては魔術部門の恩師でもあり、レフもまたマシュには例外的に”一人の人間”として接していた(「Fate/Grand Order material I」より)。
また、竹箒日記には「最後まで「認めなかった&諦めなかった」のがフラウロスなら、ただ一柱、マシュに感情移入していたのも―――」と記載があるように、マシュのことはかなり気にかけていた様子。
レフは『2015年の時計塔』などにも登場
レフに関する描写は『2015年の時計塔』『路地裏ナイトメア』といった外部作品に散逸しており、FGOのみでその全貌を把握するのは難しいかも。
カルデアの者の足跡を確認できるシナリオ
冬木(特異点F/X)関連の伏線
冬木発見の経緯
| 経緯 |
|---|
| ①カルデアスが変色。2017年以降の文明の観測が困難に └経済崩壊でも地殻変動でもなく、ある日突然、人類史が途絶えることが証明 |
| ②未来消失の原因が過去にあると考え、過去2000年まで情報を洗い出す └今までの歴史になかったもの、今までの地球に存在しなかった異物を発見する試み |
| ③空間特異点F(2004年の冬木)に、2015年までの歴史には存在しなかった、“観測できない領域”が発見される |
| ④空間特異点Fを人類絶滅の原因と仮定し、レイシフトでの解決を試みる |
レイシフト実験が承認され、主人公がカルデアに入館した段階では人理は焼却されていなかった。
また、オルレアン〜バビロニアまでの7つの特異点は、冬木の定礎復元後に復旧したシバによる観測で初めて確認できたもの。つまり、本編開始前の時点では特異点Fだけが観測可能だった。
冬木とは

「冬木」はFateシリーズにおける日本に存在する地方都市で、複数作品において聖杯戦争の舞台になっている。FGO世界でレイシフトした時系列は2004年1月30日。
レイシフトの時期が冬木で聖杯戦争が開催されていた時期と一致しているが、FGO世界での本来の聖杯戦争は街を破壊することなく秘密裏に完遂されている。
特異点F・特異点X
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ(騎) |
「特異点F……カルデアスが特異点Xとも定義した、2004年の冬木のことだね」 |
(2部6章19節より)
かねてより、冬木の特異点は「特異点F」「特異点X」という異なる名称で呼ばれており、長らく疑問視されていた。
これについては2部6章で正式に二つの名称が存在していることが判明したが、名称が統一されていないことに関する肝心な理由については不明のまま。
ゲーティアとは関係がない

ゲーティアが聖杯を用いて生み出した起爆点は7つであることが判明している。
すなわち、ゲーティアの手によって生み出されたのはオルレアンからバビロニアまでの7つの特異点のみで、冬木はゲーティアの手によって生み出された特異点ではないと考えて良さそう。
冬木組は時間神殿にも来なかった
終局特異点ではオルレアン〜バビロニアまでに登場したサーヴァントたちが応援に駆けつける描写があるが、冬木ゆかりのサーヴァントは一切登場していない。
これは、冬木がゲーティアの手によって生み出された特異点ではなく、人理焼却とは別件であることに起因していそう。
「はじめから2017年から先はなかった」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() バベッジ |
「もし人理焼却が人類の手で解決された時、必ず、その後に来るものがある筈だ」 |
| 「人理焼却は人類史を遡る『過去』の消費である。だが、なぜそれが2016年からなのか」 | |
| 「私は、ここに『未来の危機』を感じ取っている」 | |
| 「人理焼却によって『2017年』から先がなくなったのではない」 | |
| 「はじめから『2017年』から先はなかったのだ」 |
(2部6.5章21節より)
トラオムにてシャーロックホームズの回想という形で明かされた、ロンドン(1部4章)におけるバベッジの発言。
このことからも、人理焼却前に発生して「人類史が途絶えた原因」であるとされていた冬木は人理焼却とは別件であると考えるのが妥当。
残された謎
特異点Fにおいては、最序盤に定礎復元した特異点でありながら未だに解決していない謎が数多く残されている。
人がいない
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
オルガマリー |
「どこまで行っても焼け野原……住人の痕跡もないし、一体なにがあったのかしら…」 |
(1部冬木5節より)
これだけ広範囲に火災が及んでいながら、住人の痕跡や遺体がなく人間が消え去っているというのはさすがに不自然。
なんらかの作為でもって冬木市中の人間を消し去ったと考えるのが妥当だが、誰が何のために行ったのかという疑問が残る。
マナ濃度が異常
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マシュ |
「大気中の魔力(マナ)濃度が異常です。これではまるで古代の地球のような……」 |
(1部冬木2節より)
特異点Fにおいては、現代に至るまで減少の一途を辿っているはずのマナ濃度が異常に高くなっている。マナ濃度が上昇した理由についてはいまだに不明なまま。
修正されていない
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アンリマユ |
「修正するのは七つの特異点が終わってからってコトで」 |
(アンリマユ幕間「アンリミテッド・レイズ/デッド」より:2018年)
特異点Fは定礎復元済だが、アンリマユによればまだ修正が終わってないとのこと。おそらく今後、特異点Fを真の意味で修正するタイミングが訪れるはず。
サーヴァントたちの汚染はどこから来た?
SN世界の聖杯が汚染されていたのは第3次聖杯戦争におけるアンリマユの召喚が原因だったので、2004年に初回の聖杯戦争が完遂されたFGO世界の聖杯は汚染されていないはず。
にもかかわらず、セイバーオルタをはじめ多くのサーヴァントが泥に汚染された状態になっており、この泥の出どころは謎のまま。
セイバーオルタの謎

特異点Fの中心人物であるセイバーオルタについても不明な点が多い。
特異点Fを維持しようとしていた
セイバーオルタは何らかの理由で特異点Fを維持しようとしており、エミヤもそれに賛成している様子だった。
カルデアの手で撃破されたものの、2部6章にて「今も特異点Fに立ち続けている」と言及。彼女の存在が、今も特異点Fが炎上したまま存在を維持している一因になっていそう。
“見られている”
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() セイバーオルタ |
「何を語っても見られている。故に案山子に徹していた」 |
(1部冬木11節より)
何かに(誰かに)見られることを恐れ、主人公たちと相対するまで一切口を開かなかったというセイバーオルタ。この彼女たちを「見ている」存在が特異点Fの真相に深く関わってきそう。
「どう運命が変わろうと同じ末路を迎える」
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() セイバーオルタ |
「結局、どう運命が変わろうと、私ひとりでは同じ末路を迎えるという事か」 |
(1部冬木11節より)
この発言からは「同じ末路」を避けるように同じ出来事を繰り返しているようにも受け取れるが、詳細は不明。
「グランドオーダー」を知っていた
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() セイバーオルタ |
「いずれ貴方も知る、アイルランドの光の御子よ」 |
| 「グランドオーダー——聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだという事をな」 | |
オルガマリー |
「……冠位指定(グランドオーダー)……あのサーヴァントがどうしてその呼称を……?」 |
(1部冬木11節より)
このタイミングでセイバーオルタが「グランドオーダー」という呼称を知っていることは不自然である様子だが、仔細については語られていない。
人理の防人
2周年時のメモリアルクエストとして実装された特異点Fのボス戦リメイクにて、エネミーのセイバーオルタに追加されていたスキル名が「人理の防人」だった。
以降、敵味方問わず複数回にわたり「人理の防人」というスキルが登場しているが、効果は毎回異なっている。名称だけ見れば抑止力の後押しのようにも思えるが詳細は不明。
| 人理の防人が発動したタイミング・対象 | |
|---|---|
![]() セイバーオルタ |
【2周年記念メモリアルクエスト・冬木戦(敵)】 ・ブレイク時ギミックとして「人理の防人」が発動 └効果は自身のチャージ増加、通常攻撃時防デバフ付与、防デバフ【デメリット】 |
![]() カルデア |
【5周年記念メモリアルクエスト・ゲーティア戦(味方)】 ・編成したサーヴァントに枠付き(解除不可)の「人理の防人」が付与 └効果は自身の攻撃威力アップ |
U-オルガマリー(ゲスト) |
【ナウイミクトラン(敵?)】 ・クラススキルで「人理の防人 C」を所持していた └効果は自身の火力バフ |
![]() U-オルガマリー (プレイアブル) |
【10周年(プレイアブル)】 ・クラススキルで「人理の防人 EX」を所持 └効果は自身に「人類の脅威にやられた時に発動するガッツ」付与&EX攻撃全体化 |
宝具を使用した形跡?

特異点Fのマップには、未確認座標X-B(遠坂邸付近)に何らかの爆心地となったような跡が存在し、それに向けたように右上から左下に向かって直線状に攻撃の痕跡が残っている。
大規模な直線状の攻撃ということで、未確認座標X-Bに存在していた何かに向けてエクスカリバーを放った痕跡のようにも見えるが、詳細は不明。
セイバーがオルタ化した原因は?
クー・フーリンのキャスター化やセイバーのオルタ化について、過去に「コリジョンが原因である」と説明されていたが、のちにクー・フーリンについてはオーディンの権能譲渡が大きな要因であったことが明かされた。
そのため、セイバーのオルタ化についても、コリジョン以外に明確な理由や意図が存在するかも。
SN世界との比較
| SN世界 | FGO世界 |
|---|---|
| 2004年に5回目の聖杯戦争 | 2004年に初回の聖杯戦争 |
| 令呪の登場は第2回 | 令呪が初回から存在している |
SN世界では回を重ねるごとにルールが整備されてきた聖杯戦争だが、FGO世界では初回開催の2004年の時点からSN世界と遜色ないシステムが構築されている。
特に、FGO世界で初回から存在している「令呪」がどのタイミングで誰によって発案されたのかは疑問。
コリジョンが発生している

特異点Fで発生している聖杯戦争はFGO世界ともSN世界ともメンバーが合わないが、『First Order material』内の一問一答にて別の世界のデータが入り交じった結果としてコリジョン(衝突)が発生していることが明かされている。
クー・フーリンがキャスターに、アルトリアがオルタにそれぞれ変化していたことも、一問一答内ではデータのコリジョンによるものだと解説されていた。
コリジョンしたら更新される
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 蒼崎青子 |
「なにより今回は衝突(コリジョン)が起きる。今ここにある二つ星の願い星箱(シャイニースター)と、」 |
| 「1999年の五つ星の願い星箱。同時には存在できないから、これが重なった場合……」 | |
![]() 久遠寺有珠 |
「新しい方に更新される。五つ星から二つ星にデチューンされるわ」 |
(「魔法使いの夜アフターナイト」6(後編)より)
時系列の異なるコリジョン下で同時に存在できないものが重なった場合、新しい方に更新される。また、並行世界のスライドによるコリジョンでは強いほうに統合されることも判明済。
特異点Fにおいても、コリジョンの結果としてさまざまな要素が更新されてしまっている可能性がある。
登場人物の意見・考察
幕間などでサーヴァントがたびたび冬木に訪れており、多種多様な意見が展開されている。ここでは、彼らの所感や意見の一部を記載する。
なお、多くが2017年前後に追加されたストーリーが出典となっており、メタ的に考えるなら2部開幕前後のタイミングで伏線を撒いているような印象を受ける。
アンリマユの所感
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アンリマユ |
「ここは残しておいた方がいいんじゃない? 修正するのは七つの特異点が終わってからってコトで」 |
(アンリマユ幕間「アンリミテッド・レイズ/デッド」より:2018年)
ヴラドEXの感覚
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ヴラドEX |
「聖杯戦争の舞台になったというが、聖杯戦争とはこれほどの汚濁を垂れ流すものなのか?」 |
| 「これはこの世の光景ではない。もっと何か、別の大きな間違いが生み出したものではないのか?」 |
(ヴラドEX幕間「焦土の記憶」より:2017年)
ロマニの考え
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ロマニ |
「聖杯が暴走したからといって、こんな事になるのかなって」 |
| 「いや、冬木の大聖杯は超抜級の魔術炉心だから、最悪の場合、この街すべてが吹き飛ぶことも有り得る」 | |
| 「でも——こんな風に、いつまでも燃え続けている、というのは理屈が違うんだよね……」 |
(ヴラドEX幕間「焦土の記憶」より:2017年)
イシュタルの感想
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() イシュタル |
「はあ……まるで墓場じゃない」 |
| 「そもそも、ここ水気が強すぎるわ。同じ女神なら私よりあの子の方がいいんじゃない?」 |
(ジャガーマン幕間「夜回り!ジャガ村先生!」より:2017年)
炎上している都市を見て「水気が強すぎる」という感想になるのはどうも不自然。
一応、冬木に関係する水属性の魔術師としてはマキリが存在しているのでそちら関連という可能性もなくはない。
ダヴィンチの考察
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() ダヴィンチ |
「この冬木の聖杯はもう存在しない。他の特異点同様、人理焼却が破却されれば」 |
| 「世界そのものの修正力で歪みはなくなる筈なんだが……まだ聖杯の影響が残っているのかもしれない」 | |
| 「具体的にどんな形でその影響が働いているかは分からないけどね」 |
(ジャガーマン幕間「夜回り!ジャガ村先生!」より:2017年)
ロードエルメロイ2世の考察
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() エルメロイⅡ世 |
「君たちが最初に定礎復元した特異点F……」 |
| 「あれは5度目の聖杯戦争が完遂された後の冬木市の姿なんじゃないかと私は見ている」 | |
| 「世界が崩れだした最初のポイント。成功させてはいけない儀式を成功させてしまった、ね」 |
(「Fate/Accel Zero Order」ACT2より:2016年)
オーディン(クー・フーリン)の再登場はある?

冬木(特異点F)で登場したキャスターのクー・フーリンと、2部6章に登場したキャスターのクー・フーリン(賢人グリム)は同一の存在。(2部6章19節)
2部6章登場時点で特異点Fでの召喚の記録を所持しており、これは権能を譲渡した神霊(オーディン)の横やり、あるいは抑止力によるものだという。
| 時系列 |
|---|
| ①オーディンが6000年前のブリテン異聞帯に召喚(初代グリム) ├現地の妖精の体に憑依しての擬似サーヴァント(セタンタと同じ姿) └『楽園の妖精』を助けるために召喚 |
| ②クー・フーリンがX地点(冬木)に召喚、オーディンの権能を譲渡されキャスタークラスになる └カルデアと縁を作った |
| ③クー・フーリン(術)がカルデア到着1年前のブリテン異聞帯に召喚(2代目グリム) └オーディンの代理として召喚され、情報収集などをしていた |
“ここでこうしておかないと詰む”?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 賢人グリム |
「この神サンは魔術の神であり智慧の神でな。“ここでこうしておかないと詰む”と先読みしたらしい」 |
| 「『ここで』は冬木とブリテン。『こうして』は——」 | |
| 「……ま、簡単に言うと『リカバリー』だな。」 |
(2部6章19節)
オーディンは多次元的な目によってかなり昔からブリテン異聞帯を気にかけており、カルデアの手助けのために動いていたのだという。
この弁によると、冬木とブリテンには「カルデアが詰みかねないほどの何か」が存在していた(冬木については今も?)様子。
再登場しそう
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 賢人グリム |
「——あと一回、顔を合わす事になりそうだが!」 |
![]() クーフーリン (術) |
「妖精國を越えた時点で、オレはお役御免だ。このあとの大仕事は…本来のオレに任せるさ」 |
(2部6章29節/マイルームボイス書き起こし)
上記は2部6章における退去際のセリフと、2部6章クリア後に追加されるマイルームボイス。いかにもな匂わせの通り、冬木周りの謎を解明するタイミングでもう一度登場する機会があると予想。
ただ、「本来のオレに任せる」と言っていることから、オーディンの権能を譲渡されたキャスター霊基ではなくランサー霊基での登場になりそう。
嘘をついているかも

嘘を見抜く瞳(妖精眼)を持っているキャストリアが、キャスターのクー・フーリン(賢人グリム)の言葉を聞いて何度か顔を顰めている。(2部6章19節)
このことから、賢人グリムの言葉の中には事実ではないものが混ざっていることが推察できる。
メインストーリーに残されている伏線
第5特異点の謎
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
ロマニ(通信) |
「しかし、サーヴァントとしてここにいるという事は、魔術協会側のエージェントだったりするのかい?」 |
![]() エレナ |
「無いわよ。この世界には。そもそもアメリカ以外の主要国家は全て滅んでいるし」 |
(1部5章3節より)
1部5章「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」では、主人公たちがレイシフトした段階でアメリカ以外の主要国家が全て滅んでいた。
「人理精算」で辻褄が合うか怪しい
2016年12月の竹箒日記にて、「人理精算」という概念について語られている。特異点での被害は「その年」ではなく「その年代」で精算されており、また、6章や7章はイレギュラーにより被害がノーカンになっているというもの。
ただ、日記内で5章についての言及はなかったので、アメリカ以外の国家が滅んでおり精算できないレベルの損害が発生していそうな5章がどう処理されたのかは謎のまま。
今後掘り下げがあるかも?
同日記内で、人理精算について「一つだけ、それでも済まされない章がある」と明言されている。
この「人理精算では済まされない章」が5章のことを指しているのか、あるいは冬木など他の特異点を指しているのかは不明だが、まだ回収されていないので今後に期待。
エリア51は北米に存在
『被検体:E』の研究を行っていたエリア51はアメリカのネバダ州、つまり北米に存在している。
エリア51に関しては地球白紙化においてもなんらかの鍵を握っていそうなので、今後詳細が語られることがあるかもしれない。
キャメロットの偽リチャード

2016年に奈須きのこさんの竹箒日記で語られた1部6章の前日譚で、リチャード1世を名乗っているが姿や立ち振舞いがあまりに別人のサーヴァントと円卓の騎士の戦いが明らかにされた。
このサーヴァントは偽リチャードと呼ばれ、多くの考察を生んできた割と有名な伏線だった。
第3再臨の姿かも?

第3再臨のプロフィール3においてライダー霊基のリチャードについて「勝利のためならばあらゆる悪徳をも厭わぬ」「アーサー王と円卓が敵に回ったとしても、敬意を持って、千変の暴虐にて戦争を挑んでいた」などと言及されており、1部6章の偽リチャード=ライダーのリチャードと予想する声が多い。
FGOのためのリチャード(第3再臨)
「Fate/strange Fake」作者の成田良悟先生が、FGOが初出となった宝具と第3再臨について「宝具と第三霊基は小説の最終巻ネタとかではなく、正真正銘、『FGOのための』宝具と獅子心王です。」とX上でポストしていた。
また、この第三再臨についてはライダー霊基でもこの状態に至るとプロフィールで語られており、FGOでリチャードが登場する=ライダーのリチャードがこの姿で登場するという展開になるのかもしれない。
2部2章のシトナイ「敵の敵」発言の真意
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() シトナイ |
「あなたたちは特別。敵の敵、だからね」 |
(2部2章8節より)
2部2章ゲッテルデメルングに登場したシトナイは、最序盤に主人公たちのことを「敵の敵」と呼んでいた。
お互いスカディと敵対していたため確かに事実ではあるのだが、汎人類史からの抵抗として召喚されたシトナイの最初の言葉が「味方」ではなく「敵の敵」という遠回しな言い方であるのはやや違和感。
プロフィール6が未開放
シトナイはプロフィール6の表記が「???」のままになっているため、今後ストーリーや幕間で何らかの掘り下げがありそう。
奏章1の主人公は何のアルターエゴだった?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
シオン |
「私たちがあのペーパームーン世界に巻き込まれた原因は、アルターエゴを発生させた最初の回転」 |
| 「つまり普通に考えれば、彼/彼女(=主人公)だってアルターエゴだったはずです」 |
(奏章1エピローグより)
奏章1では、同行者のシオンやカーマもアルターエゴとしての性質を兼ね備えていた。そのため、シオンはペーパームーン上にいた主人公も何らかのアルターエゴであったと考察しているが、事実は不明。
ストーリー序盤から続く体調不良など伏線と取れる要素は存在するものの、ぼかしたままストーリーが完結したので今のところ明かされる可能性は低そう。
「旧き地獄の門が開く時」とは?
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 巌窟王の声 |
「後はおまえに任せよう。いつか、旧き地獄の門が開く時もあるだろうが、」 |
| 「どうあれ、最後の始末はおまえがつけろ。アビゲイル。」 |
(奏章2「appendix」より)
奏章2クリア後に時限解放された「appendix」において、巌窟王の”残響”がアビゲイルに語りかけた内容。
おそらく今後の奏章や終章の伏線になっていると思われる。
奏章4で押し入れにいたアンリマユ

奏章4にて、「グラナート」の押し入れにいた人物については描写や強化クエストのタイミング的にアンリマユでほぼ確定。
「なんかクソ頑丈な結界が張られてる」ために押し入れから出られなかったとのことだったが、以降も特にストーリーに絡んでくる様子はなかったので詳細については不明なまま。
アンリマユは過去に冬木についても意味深な言葉を残していたため、今後冬木の謎が解明されるタイミングでシナリオに絡んでくる可能性があるかも。
イベントストーリーに残されている謎
ハロウィン2021の黒幕
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() モレー |
「今回、あたしは我が神のためにメルヘン特異点を仕組んだ訳ですが……」 |
| 「実は、ですね?」 | |
| 「特異点のデザインには関わりましたけど、特異点の発生そのものには、モレーは関わってません」 | |
| 「本当なの。あたしじゃなくて」 | |
| 「というのも……」 | |
| 「妙な星辰の働きがあったもので。別次元? 別宇宙? まあそういうの」 | |
| 「そこからの波動がぐにゃあ……と漏れてきて、色々と下準備ができちゃったのです」 |
(ハロウィン・ライジング!「凶兆」より)
退去間際のモレーが主人公に残した言葉。
ハロウィン2021の黒幕はフォーリナー(外の神)ではなく別の世界の影響とのことだが、未解決のままなので今後何らかの形で掘り下げがあるかも。
主人公の中に聖杯を埋め込んでいた?
特異点の黒幕と思しき人物と主人公の中に聖杯を埋め込んだ人物は同一と思われるが、このあたりも詳細は不明。
バッドエンドに登場した多頭の獣も謎

ハロウィン2021のバッドエンドに登場した多頭の竜らしき生き物。
このシルエット自体は既存のドラゴンのものを流用しているように見えるが、正体は不明。
キングエリザと関連?

ハロウィン2025にて三つ首竜の「キングエリザ」なるエネミーがアルテミット・ワンとして登場。
こちらもハロウィン関連ということで関連性がありそうに思えるが、現状言及はないので正確なところは不明。
クリスマス2024の謎のアイテム

| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() マシュ |
「ところで……利休さん? その不思議な品物はいったいどうされたのですか?」 |
![]() 千利休 |
「さあ? それも私には皆目。信長公が何処からか入手なされた品のようですが」 |
(ポホヨラのクリスマスイブ『オーバーチュア ~贈り物~』より)
アビゲイルが卵と呼び、他にも茶器や楽器と呼ばれていた謎のアイテム。織田信長が千利休の元へ持ち込んだと言われていた。
のちの調査によれば、このアイテムの出どころは不明で、「いつの間にかカルデアに存在していた」のだという。
織田信長本人は記憶なし
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 織田信長 |
「利休に預けた茶器じゃと? なんじゃそれは?」 |
| 「昨日のわし、しこたま酔っ払っておって全然おぼえておらん! うっはははははは!」 |
(ポホヨラのクリスマスイブ『オーバーチュア ~贈り物~』より)
当の本人である織田信長は茶器についての記憶がないと述べている。
その後の調査で、“卵”がカルデアに現れたとおぼしき時刻に最もその近くにいたのは泥酔した信長であったことが判明しているので、泥酔した信長がたまたま見つけたとみてよさそう。
BBは傍観していただけ
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
BB |
「え~? BBちゃんは面白いモノがあるなぁ~って傍観していただけで何にも関与してないですけどぉ?」 |
(アビゲイルサンタ プロフィール6より)
BB(小悪魔たまご肌ver.)が”卵”と織田信長の顛末を間近で目撃。この際、彼女が「傍観していた」だけであることも事実として確認が取れている。
「ニャルラトホテプを取り込んだ」と自認しているBBが「面白い」と感じる要素がこの卵にはある様子。
クトゥルフ絡みかも?

クトゥルフ神話の神であるニャルラトホテプの化身のひとつに悪心影と呼ばれる姿があり、その顔は織田信長と同じとされている。
過去に葛飾北斎体験クエストにおいて”公方様”と呼ばれる織田信長の立ち絵を流用した顔の見えない人物が黒幕として登場しており、ストーリー内に登場したハチミツ風味の飲み物などと合わせてクトゥルフとの関係性が指摘されている。
わざわざ過去に縁のあるサーヴァントの近くに「卵」が出現していたことからも、このアイテムはクトゥルフ系の案件である可能性が高そう。
サンタアビーにもクトゥルフ要素
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() アビゲイルサンタ |
「ウスゴス、プラムフ、ヒュプノス、ワスグイ…」 |
(サンタアビゲイル絆3ボイスより一部書き起こし)
サンタアビゲイルは彼女の他霊基と異なりプリテンダークラスとなっているが、その霊基でもクトゥルフ絡みの呪文を唱えているので邪神との関わり自体は存在する模様。
呪文に登場する「ヒュプノス」とは、クトゥルフ神話に登場する眠りの神の名前。クトゥルフ神話においては旧神の一柱とされており、夢を支配領域として持っている。
ぐだぐだ2025:河上彦斎の言う「元の世界」

新選組ジエンドで実装された河上彦斎は「別の世界」のサーヴァントであると言及があり、主人公に対して「わたしが元の世界で共にあった人にそっくり」という発言があるなどかなり謎の多いサーヴァント。
終章ですぐ回収される可能性は低いが、今後のFGOの展開に関わってくる可能性はありそう。
奏章関連
当初明言されていたのは3クラス
オーディールコール序ではルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴの3つのエクストラクラスの濫用が異物と認識された原因とされていた。
現時点では、その3クラスに加えてムーンキャンサーと、実質的にシールダーに関する章が実装済となっている。
なお、現状テーマとして直接扱われていないプリテンダー、フォーリナー、ビーストについてもクラススコアは解放済。
フォーリナーはメイン章ではなさそう

フォーリナーについては、エクストラクラスでありながら奏章においてメインとなる章が実装されていない。
スケジュール的にもフォーリナーについて掘り下げる余白はなさそうなので、終章前に奏章としてフォーリナーが題材の章が実装される可能性は低そう。
物語には組み込まれる
8周年のファミ通インタビューにて、ティザーPVに映る4つ目のクラスカード(フォーリナー)について「いつ、どういうタイミングで出てくるか、そのへんを楽しみにしていただければ」と言及があった。
また、10周年のファミ通インタビューでは「フォーリナーに関しては、ドバイの時と同じようにきちんと物語に組み込まれる」と言及があったので、何らかのストーリーはある模様。
複数のインタビュー記事で共にタイミングの意外さに言及していたので、かなりイレギュラーな実装になりそう?
フォーリナーとカルデアスの関連性は不明
オルガマリークエストでのクラススコア解放について、プリテンダーの際は「カルデアスで製造されたクラスだから」という説明があったが、フォーリナーについては説明がなかった。
E-オルガマリーがフォーリナーのクラススコアを持っていた理由が未判明のままなので、今後のフォーリナー関連の展開を握る鍵になるかも。
巌窟王とアビゲイルの会話が意味深
| 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
![]() 巌窟王の声 |
「後はおまえに任せよう。いつか、旧き地獄の門が開く時もあるだろうが、」 |
| 「どうあれ、最後の始末はおまえがつけろ。アビゲイル。」 |
(奏章2「appendix」より)
奏章2クリア後に時限解放された「appendix」において、巌窟王の”残響”がアビゲイルに語りかけた内容。
ここでわざわざ「最後の始末」と言及された以上アビゲイルが本編に絡む可能性は高いが、フォーリナー章での回収かは怪しくなってきたかも。
プリテンダー章はなさそう

8周年のファミ通インタビューにて、奈須きのこ氏よりプリテンダーに関しては「元のクラスがあった上で化けているので歪みはない」旨が言及され、実際にオルガマリークエストに合わせてクラススコアが解放されている。
プリテンダーはカルデアスで製造されたクラスでもあるので、「カルデアスに近づくためにこれまでの精算をする」という趣旨の奏章におけるストーリー実装はなさそう。
ビースト章もなさそう

ビーストについては、個別章はなかったもののオルガマリークエスト4にてクラススコアが解放された。
また、オルガマリークエストクリアで入手できる「Uピース」は4つ集めて「Uメダル」になることで、ビーストクラスをグランドグラフで冠位戴冠させることが可能になるアイテムだった。
今後メインストーリーに絡みそうなNPC
バステト(仮)

クリスマス2024イベントのストーリー内で登場した謎のサーヴァント。真名は不明だが、外見の特徴や主人公の発言的にもエジプト神話に登場する猫型の女神バステトであると予想。
クトゥルフ関連のエネミーである「バイアクヘー」を使役していた点から、クトゥルフ神話に登場する猫神の要素が混ざっているor主体となっている存在としてフォーリナークラスの適性がありそう。
登場するならフォーリナー章?
バステト(仮)は使役するバイアクヘーの能力を駆使して複数の異聞帯の森に滞在していたことが明かされている。
異聞帯絡みのエピソードを持っているので、今後のメインストーリーに関わってくる可能性が非常に高い。クラス適性を考えればフォーリナー絡みのシナリオで登場しそう。
ただし、クラススコア解放によってフォーリナーの奏章が実装されない可能性が出てきたため、彼女周辺の伏線が2部内で回収されるかは若干怪しくなってきた。
2部1章にシャンタクの幼体らしき姿

2部1章にてベオウルフたちが飼い慣らした魔獣として登場した「シャンシャン」(画像左)の見た目が、エネミーのシャンタク(画像右)の見た目の特徴と一致。
このことから、マスターの間では「シャンシャン」はシャンタクの幼体であると予想されている。
シャンタクはクトゥルフ神話由来のエネミーなので、ロシア異聞帯にクトゥルフ関連の存在が干渉していたことを匂わせる伏線になっていると思われる。
存在が示唆されている人物
安倍晴明

地獄界曼荼羅のストーリーで一応登場している。立ち絵などはないが、騒動を解決するために大いに貢献してくれた。
ゼウスについてもなぜか知っており、現代の言い回しも把握しているがそれが千里眼で知ったのか、サーヴァントだから知っているのかは不明。
FGOマテリアルに名前が出ている
源頼光、酒呑童子、紫式部などのマテリアルに名前が出ている。マテリアルの因縁キャラに記載される人物はよく実装される傾向にあるため、晴明が実装される可能性はそこそこ高い。
平安時代の伝説的陰陽師
平安時代の人物の中でも特に有名な一人で、陰陽師関連の作品で現代でも高い知名度誇る人物。狐の母を持つなど伝説的な逸話が多く、Fate世界では生前の玉藻の前を退治したとされている。
高ランクの千里眼持ち?
「ある種の魔眼」についての話もあったが、安倍晴明は未来の知識を持ちすぎている。言動がマーリンに似ている点も合わせて千里眼持ちと予想している方が多い模様。
仮に高ランクの千里眼持ちなら、グランドキャスターとして登場する可能性があるかもしれない。
柳生十兵衛
ストーリー内で複数の人物から名前を挙げられており、存在を示唆されている隻眼の剣士。FGO内では彼の実父である柳生宗矩がたびたび言及しているほか、2部1章アナスタシアでは宮本武蔵からも言及された。
直近では『Fate/Samurai Remnant』のDLC「柳生秘剣帖」にて宮本伊織から言及。ビジュアルは出ていないが、かなり多く名前が上がっているので今後登場する可能性があるかも。
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