FGOのカズラドロップの運用方法や使い方について紹介している記事です。道中担当向きのアタッカー路線や火力支援特化のクイックサポーター路線、Wカズラドロップ運用(カズラドロップシステム/Wカズラシステム)などについての解説や、宝具レベルをどこまで引くべきかについてもまとめているので是非参考にしてください。
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カズラドロップの運用解説
役割別で解説
カズラドロップは独自使用の高倍率デバフや敵を問わず安定した火力を狙えるクラス変更&特攻が強みのアタッカーでありサポーター。
大まかに「道中担当向きのアタッカー路線」「火力支援特化のクイックサポ」と2つの役割が存在するので、それらの運用ごとに分けて詳しく解説していく。
カズラドロップの独自ギミックの仕様について
①同クラス変更
同クラス変更ギミックの仕様 |
---|
・クラススコアはアルターエゴのまま |
・クラス補正は変更後のクラスを適用 |
・重ねがけすると後から付与したものものが優先 |
・一部の例外クラス(エネミー限定ビーストなど)はコピー不可 |
スキル3によるクラス変更後はクラス補正が変更後のクラスを、クラススコアは元々のクラスであるアルターエゴのものを適用という形になっている。
既にクラス変更している状態から、さらにスキル3でクラス変更を行なった際には後で付与されたものへとクラスが上書きされる。
②クリティカル耐性ダウン
クリティカル耐性ダウンの仕様 |
---|
・ダメージ計算上としては色デバフのカテゴリ |
・NPやスター周りも色デバフが付与された状態と同じ |
プレイアブル側で初めて実装されてクリティカル耐性ダウンという特殊なデバフ。
実際のところは色デバフとほぼ同じ処理がなされているようなので、クリティカル時限定で発生する色を問わない色デバフというような認識でいるのが良さそう。
カズラドロップの道中担当向け運用解説
道中担当(アタッカー運用)の強み・弱み
道中担当(アタッカー運用)の強み |
---|
・アルターエゴクラスなのに4騎士以外でも使える ├スキル3で自身を敵と同クラスに変更可能 └同クラス特攻75%持ち=バフ多めの等倍として戦える |
・waveを跨いでも機能するQデバフ50%が強い └実質全体50%バフ=他ではあまり見ない倍率 |
・スキル3で防御デバフ50%も所持 ├温存できているなら3wave時の約100%バフの火力支援が可能 └実際に温存できるか状況次第(そもそもQ50デバフの時点で凄い) |
・敵がフォーリナーの時はメインアタッカーになれるかも? └2倍有利+豊富なバフデバフで戦える |
道中担当(アタッカー運用)の弱み |
・デバフの色的に組み合わせ先がクイックに制限される └バスターなどと比べると層が薄い |
・味方に対してNPを渡す術は無い(デバフが凄いのでしかたない) └積み数を意識する場合は気になる |
・3waveのサーヴァント次第ではデバフが刺さらないこともある └自分で弱体成功30%持ちなのでそこまで気にはならない |
アルターエゴの枠に収まらない対応力
スキル3の同クラス相性変更&クラススキルによる同クラス特攻75%のコンボによって、通常の対応範囲である4騎士やフォーリナー以外のクラスに対しても等倍相性+豊富なバフデバフを持った状態で戦える。
周回で攻撃不利になるケースがほとんどなく、大抵の場面でバフ多めの等倍or1.5倍有利の状態と安定したパフォーマンスを魅せてくれるのが強みとなる。
4騎士相手でもスキル3を使った方が良いケースもある
カズラドロップに付与されているバフ状況次第では、スキル3を温存して1.5倍有利で戦うよりもスキル3を使って防御デバフ&同クラス特攻有りの状態で戦う方が好ましいケースもありうるので少し気をつけておこう。
独自の高倍率Qデバフで火力支援能力が高い
合計3Tのあいだ、敵に付与し直せるという特殊なクイックデバフ50%(1T)を所持。
デバフ特有のwaveを跨いだ火力支援ができないという気になるポイントを解消しており、実質クイックバフ50%(3T)を味方全体に付与しているというイメージで運用することが可能。
状況次第だが追加で防御デバフ50%もあるのが強い
スキル3でも敵単体に対して防御デバフ50%も追加で付与することが可能。
カズラドロップ自身がクラス変更をしたいかどうかや火力的に余裕があるかどうかなど、最後まで温存できるかどうか状況次第な部分はあるが最大でバフ100%分の火力支援を見込める可能性があるのは道中担当役として破格。
他の道中担当向きアタッカーとの比較
※クイックで使いそうなメンバーだけピックアップ
サーヴァント | バフデバフ | NP(味方) |
---|---|---|
カズラドロップ |
【合計約50〜100%】 50% 50%(単体) |
– |
ひびちか |
【合計約40%】 20% 20% |
20% |
太公望 |
【合計約45%】 15% 15% 15% |
20% |
テスカトリポカ |
【合計約20〜40%】 20%〜40% |
30%〜 |
Sエレシュキガル |
【合計約40%】 20% 20% |
20% |
自身のCT1短縮+アトラス院でスキル再利用ルートも
味方に自身以外のサクラシリーズがいなければ、スキル2で自身のCTを1短縮することが可能。
カズラドロップのスキルは全てCTが6となっているので、アトラス院+アペンド5込みであれば3waveのタイミングでさらにデバフを重ねるという戦い方もできる。
CT短縮持ちもいれば2waveからQデバフ100%も
自然とCT1短縮を渡せるアタッカーがいる場合であれば2wave目からクイックデバフ100%を敵に付与することも可能ではある。
CT短縮持ちのクイックアタッカー | |||
---|---|---|---|
高杉晋作 |
メイドオルタ |
水着鈴鹿御前 |
出雲阿国 |
対フォーリナー時は最終waveを担当する可能性も?
フォーリナークラスはフォーリナー同士で攻撃有利のクラス相性となっているので、スキル3でフォーリナーに変化すると2倍有利で戦える。
クラススキルの同クラスに対する特攻バフ75%に加えて、スキルによるクイックデバフ50%、防御デバフ50%とアタッカーとしてトップクラスのバフデバフが揃っているので、対フォーリナー時のアタッカー枠として最適になりうる可能性を秘めている。
元々2倍有利だが対フォーリナーはクラス変更推奨
そもそもアルターエゴは対フォーリナーに対して2倍有利ではあるが、クラススキルの特攻バフやスキルの防御デバフで大幅に火力が上がるので、対フォーリナーの際は基本的にスキルでクラス変更するのが推奨される。
実際に最適になるかは諸々の状況次第
フォーリナーに強いアタッカーはククルカンなど他にも優秀な存在が多い。純粋な自バフデバフ状況だけでいえば負けていないが、特攻宝具の刺さり具合やオベロンとの噛み合いなどもあるので実際に最適アタッカーとなれるかはその時次第なところはある。
カズラドロップの火力支援サポ運用解説
クイックの火力支援サポとして上位の性能
スキルだけで瞬間的に約100%分のバフデバフを用意できるサポーターはそうそう居らず、単純な宝具に関わる火力支援能力だけで考えるのであれば水着スカディ以上となっている。
クイックサポーターのバフデバフ簡易比較
※宝具に関わるバフとNPのみ掲載
サポ | スキル | 宝具 |
---|---|---|
カズラドロップ |
【合計約100%】 50% 50% |
【合計約20%】 20〜40%(OC) |
水着スカディ |
【合計約85%】 65% 20% 50% |
– |
スカディ |
【合計約80%】 50% 30% 50% |
【合計約20〜30%】 20〜30%(Lv) |
由井正雪 |
【合計約30%】 30% 20% |
【合計約40〜60%】 20〜30%(Lv) 20〜30%(Lv) |
武則天 |
【合計約70%】 20% 20% 30% 10% |
– |
レイドや1wave系の火力支援枠としての活躍に期待
能力的にはクイック版の水着アビゲイル的な役割をこなすことができるので、レイドや1wave系の瞬間的火力を要求されるタイプのクエストにおける周回サポとして今後の活躍する可能性を秘めている。
攻略の火力サポ運用時は防御デバフの上限に注意
攻略においても、クイックアタッカーに対する火力支援サポとしてスカディ系列に次いで選択肢に十分入ってくるだけの能力は備えている。
ただし防御デバフは上限が100%で設定されているため、アタッカーや他のサポーター状況次第ではデバフが上限に到達してしまい真価を発揮できない可能性があるので注意が必要。
場に居座る必要があるので立ち回りに若干制限が出る
スキル1で付与するデバフ効果は毎ターンカズラドロップが敵に付与し直しているため、カズラドロップが場を離れてしまうとデバフを敵に付与することができない。
攻略においてはオダチェンやデスチェンなどでサポーターを流動的に動かしていけるのが強い立ち回りなので、その点で少し制限が生まれてしまうのは若干気になる部分ではある。
クリ耐性ダウンで実質BA色バフを補えるのが良い
記事の上でも触れていたように、クリ耐性ダウンはクリティカル時限定の色を問わない色デバフとして扱える。
クイック編成では普通は用意しづらいBA色バフを補えるおかげで、追撃時のバスタークリティカル火力&アーツクリティカルによるNP回収の大幅向上が見込めるのは攻略で地味に助かる。
Wカズラドロップ運用についての解説
WカズラでNP0から宝具2連射する編成
カズラドロップ自身も〔サクラシリーズ系〕特性を所持しているため、Wカズラドロップ編成を組むとスキル2でNP100%チャージが可能になる。
残り1wave分はCT短縮でカズラのNPチャージを戻す編成か、別のアタッカーを採用する編成の2パターンが考えられる。
編成例①:カズラ3連射編成
アペ5 |
CT1短縮サポ |
||
– | – | – | – |
CT短縮可能なQサポを編成し、どちらかのカズラに2回宝具を撃ってもらう編成。スキル再装填MAX+CT1短縮があれば3ターン目にはスキルが返ってくるため、NP100%チャージ+各種デバフを2回使用することができる。
最終waveにはQデバフ150%+防御デバフ50%〜のデバフが重なっているので、噛み合う90+以下のクエストであればインフラサポ無しでも十分周回が狙えるだろう。
鯖 | おすすめ理由 |
---|---|
水着鈴鹿御前 |
・CT1短縮 ・攻撃バフ20%、宝具バフ20%を渡せる └宝具バフは夏モード限定なので第2再臨にしよう |
ジェロニモ |
・低レア ・CT1短縮 ・Qバフ50%を渡せる └持続1Tなので注意 |
火力例(水着鈴鹿採用)
実際の火力例はこちら。バーサーカーorフォーリナー以外の単一クラスクエストを想定し、スキル3はそれぞれ宝具を使うターンに使用して敵のクラスに変化するものとして計算している。
編成例②:別枠アタッカー編成
Qアタッカー | ||
自由 | 自由 | NPチャージ量 次第 |
もう1枠を自前+礼装(+オダチェンNPサポ)で宝具が撃てるアタッカーを起用すると、それぞれ宝具を1回使う3連射編成を組むこともできる。
オダチェン無しだとほぼNP礼装に固定されてしまうため90++以上は厳しいが、90+以下なら多少強力なアタッカーであれば十分周回できるだろう。
強み①:90+以下や通常フリクエの積み数意識の周回で◯
Wカズラドロップシステムは2騎だけで互いにNP100%チャージできるため、NP礼装やコストを節約して積み数を意識する周回で活躍できる。
特にCT短縮編成であればもう1枠も星4以下で済むので、火力さえ足りるなら6積み周回も狙いやすい。
強み②:道中もそこそこ火力が高い
カズラドロップの特徴であるQデバフが2騎分重なるので、1~3wave全ての場面で100%のQデバフがある状況で戦える。
また、クラスコピー+特攻によりカズラドロップ自身の火力も十分確保できるため、似たような使用感のポカポカシステムより道中火力が安定しやすいのが特徴と言える。
強み③:最終waveの理想火力もわりと高い
CT短縮編成ならQデバフ150%+防御デバフ50%、別アタッカー採用編成でもQデバフ100%は最低でも用意できているので、最終waveに関してもそこそこの火力には期待できる。
とはいえ90++を楽に行けるほどではないので、基本は90+以下の比較的難易度の低いイベントクエストや通常のフリクエの周回での活用がメインにはなるだろう。
弱み①:3枠目の自由度が低い
QサポができるCT短縮持ちは少なく、アタッカー起用の場合もWカズラシステムでは味方にNPを配れないため、自前のNPチャージや礼装、オダチェンなどでNPを100%用意する必要がある。
90++以上はどちらの編成にしろ道中火力が厳しく、90+以下でもアタッカー編成だとNP礼装が主になるため多少強力なアタッカーは必要。動きは面白いが、主流のインフラサポ編成と比較して実践的に使いやすいとは言い難い。
弱み②:カズラドロップが借りにくいのもネック
カズラドロップはアルターエゴなので、エクストラクラスが一堂に会するエクストラ枠・ALL枠の争奪戦となる。
水着スカディやオベロンをはじめ強力なサーヴァントが数多くいる中で、カズラドロップをフレンド枠に出す人はあまり多くないだろう。Wカズラドロップ編成を組みたい方は、フレンド掲示板などを利用するのもおすすめ。
カズラドロップの弱み・気になる点
能力自体は間違いなく高いがクイック向けなのが懸念点
カズラドロップ自身がやっていること自体は既存のサーヴァントにも負けない高水準なスペック…ではるが、頼れるアタッカーやオベロンなどがいるバスター系と比べて層の薄いクイック主体で編成を組む必要があるという点でどうしても気になってしまう。
NP周りの支援能力を未所持
カズラドロップが行える味方への支援はあくまでも火力に関わる部分のみ。自身はNP50%+αの効果を所持しているが、味方に対してNPを渡す術は持っていないので積み数を意識してくるとやや引っかかる部分はあるかも。
とはいえフルで能力を発揮した際の火力支援スペックが他と比べものにならない水準なので正直しょうがない部分はある。
対魔力でデバフが機能しない可能性はある
周回の3waveはサーヴァントが担当しがちなので、各種デバフが弾かれて機能しないという懸念点はある。
ただし自身で弱体成功率アップ30%を持ってくれているので、女神の神格&対魔力持ちというごく一部のサーヴァント以外は問題なく機能してくれるだろう。
攻略の弱体無効持ちはお手上げ
クラススキル程度の弱体耐性は比較的何とかなるが、攻略などにおける弱体無効を持つ敵に対しては何もできないのでお手上げ。
毎ターンのデバフの演出が周回時に少し気になる
スキル1のデバフは毎ターン付与し直すため、デバフの付与演出も何度も見ることになる。周回で速さなどを重視している方にとっては、そういった点で少し煩わしさを感じるかもしれない。
カズラドロップの宝具レベルはどこまで上げるべき?
クイックサポとしてなら宝具1でOK
クイック系の火力支援サポーターとして宝具1でも役割を持つことができるのが魅力的。
各色の鉄板サポレベルというわけではないが、余裕があるなら1騎確保しておいた方が良い部類のサーヴァントだろう。
宝具上げはクイックの未来に期待するならアリ
カズラドロップ自身がやっていることは火力支援系の道中担当として既存のサーヴァントよりも一段階上といっても差し支えない。
今後実装されるクイックアタッカーやサポーター次第では一気に評価が上がってくる系なので、未来のクイック環境に期待するなら宝具上げの価値はある。
今回は1騎確保の様子見→次回PUで宝具重ね検討も
一部を除いて、ほとんどのサーヴァントは1年前後で復刻ピックアップが開催される。
今回は一旦宝具1確保で様子見して、復刻時にクイック勢が整ってきた場合に宝具を重ねるというのでもOK。
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