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FGO(FateGO)の「ラスプーチン」の再臨画像とプロフィールを紹介している記事です。ラスプーチンの最終再臨セイントグラフなどを掲載しているので、参考にしてください。

ラスプーチンの性能評価はこちら

ラスプーチンの再臨画像・バトルキャラ

ラスプーチンのセイントグラフ

第1再臨
ラスプーチン_再臨_1
第2再臨
ラスプーチン_再臨_2
第3再臨
ラスプーチン_再臨_3
最終再臨
ラスプーチン_再臨_4

ラスプーチンのバトルキャラ

第1再臨
ラスプーチン_バトルキャラ_再臨_1
第2再臨
ラスプーチン_バトルキャラ_再臨_2
第3再臨
ラスプーチン_バトルキャラ_再臨_3

ラスプーチンのボイスリスト

バトルボイス

開始
再臨(1・2)
懺悔であればいつでも歓迎だ。君たちの話を聞かせてくれ
再臨(1・2)
悔い改める機会は万人に与えられている、どんな時だろうと
再臨(1・2)
では…告解の時だ
再臨3
傷つけ合う必要はない。一方的に私が話す
再臨3
この世の全てを、君に見せよう
再臨3
悪の祭典にようこそ!
再臨3
歓迎しよう
スキル
再臨(1・2)
説法は嫌いかな?
再臨(1・2)
先人に学ぶとしよう
再臨(1・2)
命を懸けろ
再臨(1・2)
月が見ているぞ
再臨(1・2)
試練の時だ
再臨(1・2)
救いあれ
再臨(1・2)
くっ…これは!
再臨(1・2)
食べるかね?
再臨3
待たせたな
再臨3
私が殺す
再臨3
私が生かす
再臨3
恵みあれ
再臨3
等しくあれ
コマンドカード
再臨(1・2)
よろしい
再臨(1・2)
いい機会だ
再臨(1・2)
これはこれは
再臨3
いいとも
再臨3
異論はない
再臨3
ときには必要だ
宝具カード
再臨(1・2)
祝祭をはじめよう
再臨(1・2)
ヴィテカーチーズ・ポーラスチ
再臨(1・2)
人の世に罪業は尽きまじか…ふっふっふっふっ
再臨3
あまねく願いを此処に
再臨3
想像力とは、斯くも逞しい
再臨3
お前たちはつまらない
アタック
再臨(1・2)
ふんっ!
再臨(1・2)
打っ!
再臨(1・2)
そこか
再臨(1・2)
NFF
再臨(1・2)
度し難い
再臨(1・2)
砲撃!
再臨(1・2)
ふっ、手遅れだよ
再臨(1・2)
これは酷い
再臨(1・2)
はっ、打ち込む!
再臨(1・2)
この程度は…やらせてもらおう!
再臨(1・2)
ふっ、せいっ!
再臨(1・2)
軽く行くぞ
再臨(1・2)
そこまでだ
再臨(1・2)
ふっ、んん!
再臨3
受け取りたまえ
再臨3
贈り物だ
再臨3
踏みつけているぞ!
再臨3
思い出すがいい
再臨3
うむ!
再臨3
失礼!
再臨3
切り裂かれよ!
再臨3
切開、切断!
再臨3
手遅れだ
再臨3
よく溜め込んだ
再臨3
遅いな
再臨3
そうら
再臨3
認め難いかね?
再臨3
祝福あれ
エクストラアタック
再臨(1・2)
背後から失礼
再臨(1・2)
よく来てくれた
再臨(1・2)
もう休みたまえ
再臨(1・2)
遠くから失敬
再臨(1・2)
はっはっはっはっはっはっはっは!
再臨(1・2)
審判の時だ!
再臨3
ザリチェ・タルウィ・タローマティ!
再臨3
その悪心を見よ!
再臨3
伏せ、晒し、求めるがいい
宝具
再臨(1・2)
苦痛、苦悩、死を喰う蛇よ。生きる糧、焚べる薪に集いたまえ。悪心は此処に在りて…『零れ氾く暗黒心臓(ザジガーニエ・アンリマユ)』
再臨(1・2)
運命は天より来たり。 夜の影、獣の唸り、死の毒の狗共よ。今こそ…声高く笑うがいい!ふふはっはっはっはっはっ!!
再臨(1・2)
悔い改めよ。打ち砕かれよ。悪しき者、欺く者を私が招く。その罪に油を注ぎ、印を記そう。『パミールイ・ナース・ゴースパジ』
再臨3
三頭の悪魔、三頭の死よ来たれ!溢れ零れ、氾濫し、地を濡らせ!ここに神は証明された…『零れ氾く暗黒心臓(ザジガーニエ・アンリマユ)』!
再臨3
お前たちの名を呼ぼう。唄を忘れ、祈りを忘れ、私を忘れ…。あらゆる重みを忘れ去った。浄化の火よ、救い給へ
再臨3
悪性とは、人間の機能である。略奪・分断・詐称・傷害。その全てを今与えよう『アジ・ダハーカ・アンリマユ』!
ダメージ
再臨(1・2)
手厳しいな
再臨(1・2)
っふ
再臨3
ふははははは!
再臨3
ふん
戦闘不能
再臨(1・2)
私はここまでだ。後は隣人に託すとしよう
再臨(1・2)
戦いだ。敗れるときもある。先に地獄で、マスターの無事を祈るとしよう…
再臨3
慢心が過ぎたか…私も人の子ということだ
再臨3
致命傷だがすぐ戻る。この程度で死ねる体ではない
勝利
再臨(1・2)
快勝だ、素晴らしい。神父たる者、やはり体を動かさなくては。日々鍛錬だよ、マスター
再臨(1・2)
何か得るものはあったかね? よろしい、業を積み重ねたのだ。その分、現世利益(げんせりやく)は必要だよ
再臨(1・2)
悔い改めよ。福音は裁きの後に与えられよう
再臨3
私に負けるということは、そういう事だよ
再臨3
信じる者は救われる。そう教わらなかったかね?
再臨3
面白みのない苦悩だった。無駄死にも納得だ

マイルーム

レベルアップ
再臨(1・2)
喜捨とは良い心がけだ。君も身軽になる、私も潤う。もっとやりなさい
再臨(1・2)
霊基が向上したようだ。君のおかげだよ
再臨(1・2)
無論私は構わない。サーヴァントの運用方針は、マスターが決める事だ
再臨3
全身に力が巡る。必然戦意も増すというものだ
再臨3
良い葡萄酒はないかい? 滾る血潮を冷ましたいのさ
再臨3
サクリファイス、いい言葉だ。虚ろな胸に実に響く
霊基再臨
再臨(1・2)
ふっふっ、驚いたかね。召喚時から準備していたものが完成したよ。さながら月の司祭といったところか。サーヴァントは全盛期の姿で召喚される。その例に倣い、私の精神も若返っているようだ
再臨(1・2)
いや、まだ着替えないが? これはこれで気に入っていてね
再臨3
三つの宗教観による、多面的観測…異なる生と死、相容れぬ救世への苦悩が、私を変えた。ふっ…多くの苦行を行ってきた身だが、この苦しみはかつてない。流れる血が炎になったようだ。これが、私の最終地点。嘘偽りのない、言峰綺礼という男の末路だよ
再臨3
積み重ねた自我。築き上げた信仰は燃やされ、灰になった。だが、無になったわけではない。その熱が、多くのものを再誕させた。人生における絶頂、一度きりの魂の全盛期に、また立ち会う日が来たことは喜ばしい。もっとも、死の間際の、走馬灯のようなものだがね
共通
100年以上前の人物だからといって、そう畏まることはない。ラスプーチン氏の経歴と思想は持っているが、彼はもう退去した。私は依代である人間がメインになっている、疑似サーヴァントだ。現代の知識どころか、価値観も君と同じ21世紀のものだ。フ、安心したかね?
共通
無駄のない人生はない。どれほど歳を重ねようと、人間は取り返しのつかないことをしてしまうものだ。この後悔が、精神を育てる力になる。失敗のない人生などつまらんよ
共通
ラスプーチン氏は、清貧であることを心がけたが、女性との交友は、また別だったようだ。ふっ、毎夜女性信徒を集めては会合をしたとか…生気に溢れていたのかな
共通
生前の私…ラスプーチン氏ではなく、この体の人物は、生まれつきひねくれ者でね。フ、幸福の意味を知りながら、幸福に価値を見出せない。隣人の幸せを祝いながら、隣人の不幸から目を離せない。その矛盾、その苦しみを、否定し続ける人生だった。よくもまぁ、この歳まで生きたものだ
共通
私は地獄に堕ちる身だが、主に仕えたものとして、唯一告白できることがある。何者であれ、その誕生を祝福する。悪の機能が備わって生まれたとしても、生まれたばかりの命に罪禍はない。私は新しい命を祝福し、その誕生を阻むものがあれば、全霊を持って対決しよう。ふっ、告白してみれば当然の話だが。その一点において私も人間だった、ということだ
会話
再臨(1・2)
出立かね?では同行しよう。十人までなら治療できる
再臨(1・2)
人間は皆平等だ。平等に向き不向きがある。助け合い、分かち合い、譲り合う。主従の関係が出来るのは、当然の話ではないかな?
再臨(1・2)
私はサーヴァントだ。マスターの理想を応援し、達成させる。それがどんな道であろうともね
再臨(1・2) / 対象:ダ・ヴィンチ
先達として、後輩の成長を見守る…氏と私は同じ立場だったようだ。現カルデアのスタッフを見れば分かる。レオナルド・ダ・ヴィンチ…謝罪は出来ないが、偽りのない敬意を。貴方は、素晴らしい仕事をなされた
再臨(1・2) / 対象:アナスタシア
獣国の皇女殿ではないようだ。異聞帯ロシアでの記録は、英霊の座には登録されなかったのか…それとも、自分だけの出会いとしてあの雪原に残したのか。アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ…どのような境遇であれ、綺羅星のような方だったな
再臨(1・2) / 対象:カレン・オルテンシア
アムール神とは…。素直に聖ヴァレンティヌスをお呼びすれば良いものを。神の愛を高らかに謳う姿など、おいそれと人には見せられん。しかし…そうか。聖歌隊になるのが夢だったと、昔聞いたことがあったな…
再臨(1・2) / 対象:ギルガメッシュ
こんにちは、英雄王。ウルク王の頃の貴方と話をしましたが、根底にあるものは、何も変わりませんでしたな。いつまでも変わらない「老舗の味」、というやつです
再臨(1・2) / 対象:クー・フーリン
おはよう、光の御子。刺々しい方の君と話したが、まさに別人のような知性と、落ち着きようだった。何が原因でああいった霊基になったのかは知る由もないが…ふむ。今まで、辛いストレスでもあったのかな?
再臨1 / 対象:千子村正
これはこれは村正殿。私が言える事ではないが、些か早すぎる転職だったの…む、失敬。アルターエゴではなく、セイバークラスでしたか。なに、別クラスの貴方と、依代になっている人物に、多少の縁があった者です。もし、戦闘を共にする事があれば、その時に
再臨1 / 対象:蘆屋道満
御坊の事だ、何食わぬ顔でこちらにいるとは思っていたが…まさか、そのままで召喚されるとは。いや、多少の毒は抜けているかな。ふっ…このまま、宿命のライバルが現れない事を祈っているよ
再臨1 / 対象:コヤンスカヤ
同じ職場で再会できるとは、我々は運が良い。君の会社の銃器には助けられている、何より使い勝手が良い。これからも、最新型の横流しを…ん、なに?光と闇?ふっ、すまない、耳が遠くなった。もう一度、名乗ってもらえるかな
再臨2 / 対象:バゼット
鉄の封印指定執行者が、労いの精神を学ぶとは…マナナン神もお手を焼いた事でしょう。何しろ筋金入りの自己評価の低さ、自家中毒の常習犯で…。こらこら、右ストレートはやめなさい、ボディを狙うのも良くないぞ。…とはいえ、面と向かって抗議できるようになったのは喜ばしい。森は、もう遥か彼方に過ぎたようだ
再臨2 / 対象:イシュタル・エレシュキガル
金星の女神、冥界の女神。能動と受動に分かれながら、どちらも善性とは恐れ入った。どんな悪性を以てしても、アレを変える事は出来ないだろう。ふっ…だがこの通り、私は最新の暗黒司祭。ここ一番でしくじる彼女の特性を利用すれば、悪の道に落とすのも、可能ではないだろうか?
再臨2 / 対象:BB
月の聖杯戦争…なぜか心躍る言葉だ、桜君。ああ失敬、BBだったね。君は虚数空間のスペシャリスト、悪性情報を呑み干した聖杯だという。であれば何かの奇跡があれば、もう一度縁が重なる時があるかもだ
再臨2
ワンジナ嬢まで召喚されるとは。スケールは違えど、同じ神話体系、同じく空に属するモノだ。今の私にとっては、さながら妹…いや、姉といえる。弟分として甘えてみるのも悪くはない
再臨3
出陣か。では私の出番だな。100人までなら請け負おう
再臨3
誰もが自分以上の者に仕え、誰もが自分以下の者を定める。悲しいかな、入れ子構造は変わらんよ
再臨3
マスターへの奉仕精神は変わらんよ。少々、野性的になっているがね
再臨3 / 対象:ヴリトラ
ヴリトラとはあまり面識はないが、親近感を覚えているとも。アジ・ダハーカの司祭としてではない。趣味が合うというやつだ
再臨3 / 対象:アンリマユ
アンリマユが、あの形で召喚される事に不思議はない。悪の頂点であるのなら、それは人の姿であるべきだ。それはそれとして、いつぞやの返事がまだだったね。私から許可を取る必要はない。教育・矯正の自信があるのなら、好きなだけ手を取るがいい
再臨3 / 対象:殺生院キアラ
信仰の自由は認めるが、どのような教えにしろ、規律・戒律は必要だ。しかるに君の門派は宗教とは言えな…「信徒は居ない、人間は自分ひとり」?…なるほど、やはり山の民は恐ろしい。ときに規格外の怪物を輩出する
再臨3 / 対象:ドゥルガー
愛故に狂い、愛の為に世界を踏み潰す女神、ドゥルガー。あの貞淑なパールヴァティーも、地雷を踏めばこの通り。その依代は、正に最適解と言えるだろう
好きなこと
再臨(1・2)
好きなもの、は特にないが…ふむ。マスターは香辛料はお好きかな?
再臨3
迷える隣人の悩みを断つ。これほど己を実感できる事はない
嫌いなこと
再臨(1・2)
嫌いなものは…今ではそう思い当たらない。幸福を、自ら手放すような輩に憤る事もありましたが…。ああ、頭が痛くなるものであれば一つ。おかしな神霊を乗っ取…んん。神霊に取り憑かれたシスターの言動は、常忘れたくなりますな
再臨3
「天は人の上に人を造らず」だったかな? 学びこそが人生に差をつける。知を伸ばしておきながら、待っているのは人が人を支配する不平等とは。文明の火があろうと、人間は獣のままだ
聖杯について
再臨(1・2)
聖杯の模造品は、過去限りなく存在した。願望あっての人の世だ。「努力すれば願いは叶う」という願いこそ、最も強いものではないかな?
再臨3
聖杯は欠陥品だ。望みを受け止めるものであるなら、底無しであるべきだったな
イベント開催中
再臨(1・2)
イベントが始まっている。特に働け、とは言わないが、得難い機会は見逃さない事だ
再臨3
謝肉祭かね?どの地域であれ、祭りの熱狂は良いものだ
誕生日
再臨(1・2)
誕生日おめでとう。1年健やかに過ごせたのなら、主もお喜びになるだろう。では、私からの贈り物だ。君に似合う洋服を見繕ってきた。服装は清く・正しく・遊びのない、それでいて、心に残るものが良い。雨の中、色鮮やかに咲く、紫陽花のように…。何、礼には及ば…ふっ、気のせいかな?なかなか味わいのある顔をしているようだ

その他

召喚
あけましておめでとう。私は言峰神父。グレゴリー・ラスプーチンとして、君のもとに来訪した。喜びたまえ、私も嬉しい。戦いで力になる事は少ないが、人生の指針、日常生活の補強には一家言ある身だ。今後ともよろしく。おや?…納得のいかない顔だが、少々早い召喚だったかな?

ラスプーチンのプロフィール情報

声優とイラスト

声優 中田譲治
イラスト 武内崇

パラメーター

身長 193cm
体重 82kg
筋力 B
耐久 C
敏捷 B
魔力 D
幸運 D
宝具 A

プロフィール

キャラ詳細 ある神父の体を依り代に、『異星の神』が召喚、サーヴァント化した疑似サーヴァント。
ロシアに名高い怪僧ラスプーチンとして現れ、以後、幾度となくカルデアと交戦した。
ある時は敵、ある時は中立、ある時は味方として振る舞う、この人物の真意とは―――
プロフィール1 身長/体重:193cm・82kg
出典:史実、ゾロアスター教、オーストラリアの伝承、Fate/stay night
地域:ロシア
属性:秩序・悪  副属性:地  性別:男性
真名は『言峰綺礼』。アルターエゴのため、依り代の肉体名がセイントグラフとして登録されている。
混濁した英霊、および神霊はグレゴリー・ラスプーチン(グリゴリーとも発音)、アジ・ダハーカ、バールー。
プロフィール2 ○代行者:B
代行者の中では一流と言えるレベルだが、A級、超A級、超々A級の者たちには及ばない。

○洗礼秘蹟:A
主の加護を願う、癒しの祈り。
対象が持っている『信仰』が、異教の教えによって道を見失った時、正しい在り方に戻す。即ち、洗礼である。

○耐毒(機密):B
怪僧ラスプーチンは毒への強い耐性があったという逸話がある。真偽は定かではないが、この神父も毒物への強い耐性を持つ。

○信仰の加護(独):A+
信仰による肉体・精神の強化。
ラスプーチンは当時、読み書きを知る必要のない
農民の出でありながら、主の教えに傾倒し、
神の機密を学んだ努力の人でもあった。
依り代は教会で正しく神学を学んだ神父ではあるが、
その精神性はラスプーチンに似た部分があったようだ。
ロシア正教、ゾロアスター教、そして民間伝承をミックスしているため、通常の『信仰の加護』とは異なった効果を発揮する。
自分だけでなく、他者の肉体・精神状態にも効果を発揮する。皇太子アレクセイをはじめ、多くの病人を『祈り』で治療したというラスプーチンの逸話から。実際は薬学だったのでは、とも言われている。

○悪心祝祭:A
自身から絶え間なく湧き出る『悪心』の誘い。
苦痛、苦悩、死を表す悪竜アジ・ダハーカは、その存在自体が善なるものを脅かし、また、その体を傷つけても傷口から邪悪な生物が湧き出るため、善神であれ滅する事ができなかったという。
男の体に刻まれた聖痕からは絶えず泥のような黒い血が流れ、血は油となって燃え、周囲を悪性の魔力で満たしていく。

○死なずのバールー:EX
月のバールーは死の淵に沈もうと浮かび上がり、蘇る。
そして自らの教えを拒んだダーエン(人類)を嫌い、彼らに『死した後は蘇ることのない運命』を決定づけた。
プロフィール3 ■史上の実像・人物像
グレゴリー・ラスプーチンはロシア帝国末期に活動した僧侶。祈祷僧。
農民出身の無名の僧侶が人々に神学を説き、信徒を集め、やがて皇帝の信頼を得、国家の存亡に関わる存在にまでなった人物。
その風貌もさることながら、様々なゴシップ、謎に満ちた奇蹟の行使から、後世においては『怪僧』という異名で広く知れ渡った。

ロシア皇帝ニコライ2世の嫡子、皇太子アレクセイを病気から救った事を契機に皇帝一家と親睦を深め、国政に大きな発言力を持つようになった事から貴族たちに疎まれる。
女性信徒たちとの奔放な交友やその出自から異端者、不道徳者と教会の司祭たちから疎まれ、皇帝を傀儡にして私欲を満たしていると民衆に噂された。
敵の多い人生だったが、ラスプーチンは自身の信仰とその在り方を最後まで変える事はなかった。

『ロシア帝国崩壊の一因』とまで言われたラスプーチンだが、第一次世界大戦直前、ドイツとの戦いにおいて非戦を強く主張した。
その後も非戦派である事は変わらず、戦争を望む自国・他国の人間にとっては目障りな存在だった。
また、ラスプーチンは漁色家ではあったが贅沢をする事はなく、生活は質素である事を心がけた。

1916年12月17日、ロシア帝国の将来を憂えた貴族と軍部によって暗殺される。
暗殺の際、青酸カリ入りの食事を摂らせても死なず、やむを得ずリボルバー銃での射殺に変更。
2発の弾丸は心臓と肺を貫通したが死なず、ついで数発発砲し、今度こそ死亡を確認。その後、遺体をペトロフスキー橋から河に投棄したという。
暗殺に関わった者たちがなぜ遺体をそのように扱ったのか、その理由は記録に残されていない。
プロフィール4 疑似サーヴァントは依り代・英霊、どちらかが
メインとなるが、ラスプーチンの場合は言峰神父が
メインになっている。
これはラスプーチンと言峰神父の人間性が類似していた、あるいは互いの在り方を尊重した結果、ラスプーチンが『サーヴァントとして現世に蘇った事による意志・主張』を自粛したから、と思われる。

異聞帯ロシアにおいてアナスタシア皇女の行く末を案じ、その結末を見届けた事で英霊ラスプーチンの意志は退去し、以後はラスプーチンの力を託された言峰神父が『異星の神』の使徒として残った。

『異星の神』の使徒は複数の英霊を一つの器に混ぜ合わせた特殊なサーヴァントでもある。
言峰神父にはラスプーチンの他、
ゾロアスター教における善悪二元論の頂点の一方、
悪神アンリマユの腹心である
三つ首の邪竜『アジ・ダハーカ』、
オーストラリアの伝承における三匹のイヌ(蛇)使い、死しても現世に蘇る不死の月精『バールー』のエッセンスが加わっている。


■とある世界での役どころ
魔術協会、聖堂教会という二大組織から派遣された監督役。
二十代の頃、父が監督役を任された冬木市の聖杯戦争に参加。その後、教会から『派遣される』という形で魔術協会に鞍替えした。
第四次聖杯戦争における生存者の一人として監督役を引き継いだ。
教会の代行者の資格を持ち、霊媒治療を得意とする。
破壊を好むように思われるが、綺礼は衛宮士郎と同じく“作る”側の魔術師である。霊体、精神の瑕を治す手腕は司祭レベル。
悪党ではないが悪人。非道ではないが外道。
『Fate/stay night』における最大の敵。
プロフィール5 『零れ氾く暗黒心臓』
ランク:A 種別:対界宝具
レンジ:測定不可能 最大捕捉:断定不能

ザジガーニエ・アンリマユ。
三つ首の蛇、あるいは竜を触媒にし、世界に混乱をまき散らす悪性宝具。
あふれ出した呪いは質量すら持ち、触れた者の悪心、そして悪しき行いを重ねた肉体を燃やす炎となる。
悪属性に対してダメージ増加効果を持ち、善属性には即死効果(微弱)を発揮する。この効果が示す通り、
『悪の心を糧(薪)にして世界を燃やす』ものであり、人間が存在しなければ成立しない宝具である。

怪僧ラスプーチン、悪竜アジ・ダハーカ、嘲笑者バールー、それぞれ異なる世界観を呑み込み、何処かの編纂事象において『聖杯によって世界を焼いた』経歴を持つ言峰神父ならではの複合神性宝具。

……ある結末において、人々はその祈りによって形而上の存在を『実在する』と確信するに至り、『神』は世界に穿たれた孔(あな)として証明、観測された。
かくして善悪二元論の究極である悪神の心臓から零(こぼ)れ落ちた汚濁は、黒い泥のように、地上に氾(あまね)く伝わった。

○動機・マスターへの態度
契約した以上、
マスターの人生成就のために微力ながら助力する。
仮にマスターが悪人であり、どれほど悪の道をひた走ろうとスタンスは変わらない。
善人になりたいのであれば厳しい善の道の助けとなり、
悪人になりたいのであれば悔いなき悪の道の助けとなる。
プロフィール6 ○性格
外向的・行動的。
やや悲観的な考え、言葉遣いをするが、ウイットに富んだ人当たりのいい人物。
長身もあいまって威圧感はあるが、誰であっても分け隔てなく会話をする人格者。
暴力での解決は好まず、話し合いを良しとする。

思慮深く(勤勉であり)、
機知に富み(礼節を弁え)、
道徳を知る(社会秩序を重んじる)。

○人物
人々の迷いを聞き、これを解決する事を自身の役割と考える。
時に冷徹な態度・言葉を口にするが、それは相手を軽んじての事ではなく、真剣に向き合っての事である。

しかし。どれほど聖人としての資質を持ち、人生をそのように過ごしても、彼の心はつねに満たされなかった。
平和の意味も、幸福の価値も知っている。
隣人に向ける敬いも、隣人に与える尊さも知っている。
だが、彼には『生の実感』がなかった。
どれほど鍛錬を積もうと、どれほど神学を学ぼうと、自身が満たされる事はなかった。

彼が満たされるのは善行によってではなかった。
人々の苦悩。未練。いさかい。
そういったものと相対した時―――人々の悪性の沼を
かきわけ、淀みのただ中にいる時、彼の心は歓びを感じていた。
それは成長過程で育まれた性質ではなく、生まれつき与えられた聖痕だった。

人々の苦悩が糧になる。
世界が曇るほど満たされる。
つまり、生まれながらにして、善良なる人々にとっての悪である。

十代の頃は自らの性質を理解し、苦悩した。
二十代の頃はその事実を否定し、克服するため、多くの苦行、試練の中に身を置いた。
そして現在。
一つの指針のもと、彼は自らの人生の使い途を定めた。

   ◆

表向きは熱心な宗教家であり、穏やかな神父。
裏向きは苛烈な求道者であり、冷徹な思想家。

多くの瑕、多くの挫折、多くの結末を経て、
その男は自らの在り方に辿り着いた。

“悪として定められた者が生まれる意味”
“どのような命であれ、誕生するものを祝福する”

真の悪を成すために生まれる生命があるのなら。
その生命は死の間際、
自らの行いを『善し』と叫ぶのか『悪し』と嘆くのか。
その答えを、知るために。

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