幕間考察

FGO(FateGO)の新宿のアーチャー(新茶/モリアーティ教授)の幕間で明らかになったストーリーについて考察しています。これまでのホームズへの疑惑もまとめているので参考にしてください。

※当記事は予想、FGOのネタバレを多く含みます。

モリアーティ幕間の考察とホームズの疑惑

単独レイシフト問題

単独レイシフト

これまでずっと言われ続けていきたことだが、第1部6章に登場したシャーロック・ホームズはどのようにアトラス院に到達したのか?。単独で世界を渡り歩く存在はサーヴァントでもほとんど登場せず、アーサーや宮本武蔵などそもそもの世界が違う漂流者や単独顕現を持つコヤンスカヤのような例外のみ。

ただし、彼はレイシフトするたびに霊基が損耗し弱体化していくという欠点を有している。この特徴は彼独自のもので、本人にダメージは見られない宮本武蔵やコヤンスカヤらの移動手段とは毛色が異なる。完全なレイシフトではないが、カイニスは異聞帯間を移動する能力(海を渡る力)を所持していたので、サーヴァントとしての能力の一部なのかもしれない。

ホームズへの疑念を語る

ムービー収録-5 ムービー収録-2-2 ムービー収録-4-2

カルデアとの通信を切りホームズへの疑惑と彼が起こすかもしれない事態について教授は語る。ホームズが意図的に悪とされる行いをすると教授は考えていないようだが、ホームズが暴発する可能性はあると予感しているようだ。”人理を守るためならどのような手段でも実行する”というセリフ的にホームズと主人公の目的は同じだが、手段が異なるという展開が待っているのかもしれない。

謎のアーチャーは”教授”?

謎のアーチャー

アトランティスでカルデア側に協力したサーヴァントの一騎が二文字で呼ばれるアーチャー。今回の幕間でのモリアーティ同様に口調を変更し、通信の封鎖、記憶の封印などを行なっていた。彼はカルデア内に信用できないものがいると考えており、今回の幕間でのモリアーティと似通った行動をとっている、シャドウボーダーにはホームズがいるなど謎のアーチャーを教授と考えるのが自然に思える要素は非常に多い。

項羽の幕間にも伏線はあった?

ホームズ-9

同時に配信された項羽の幕間で、項羽によってホームズの調査資料が破壊されていることが判明した。項羽は未来予知を活用してトラブルを未然に防いでいたのだが、ホームズの資料を破壊した理由は幕間で明らかになっていない。ただ、カルデアにいる項羽の未来予知はその特殊な環境が原因でかなり弱体化しているようで、幕間でも大規模事件を未然に防ぐというよりもトラブルを事前に防ぐという感じだった。ホームズが追っている謎が致命的な問題を引き起こすかどうかは定かではないが、怪しいことに変わりはないだろう。

これまでのホームズ関連の伏線・疑問点

トライヘルメス

トライヘルメス

ノウムカルデア到着時の会話で、シオンがトライヘルメスに触れたホームズが健在なことに驚いていた。サーヴァントなので大丈夫だったと考えることもできるが、ここまで訝しむということは何か理由があるのかもしれない。

混ざっている

シグルド

2部2章の序盤で交戦したスルトはホームズには余計なモノが混ざっていると見た。同時に呼ばれたマシュはデミサーヴァントなので、混ざっているという表現が噛み合うが、ホームズは一応普通のサーヴァントのはず。

なぜルーラーになったのか?

ルーラー

すでに実装からかなり時間が経過しているため、忘れている人も増えてきているが、そもそもホームズはキャスタークラスとして登場したサーヴァント。正式にカルデアのサーヴァントになったとき自分でも驚くほど霊基が変化しルーラーになったと言っている。別側面で召喚されたわけでもないのにクラスが変化するというのは明らかにおかしい。これらはホームズの主張していることなので、ホームズがルーラーになった本当のタイミングは明確にはされていない。

他に本来のクラスから変化した例を上げると、キャスターだった”モリアーティ”に幻霊”魔弾の射手”が合わさりアーチャーにクラスチェンジしたパターンだろう。先ほどスルトの指摘にあった混ざりものが幻霊と同じ作用を起こして彼のクラスを変更していると考えてもいいかもしれない。

ホームズ自身の考え

ホームズ-7

ホームズは自身のルーラークラスについて「真実を調停し、人類史を維持するためにこそ万物を裁定せよ」と捉えている模様。ただし、主人公やマシュとの会話ではなく、モリアーティとの会話なのでホームズ自身も細心の注意を払った発言であることは忘れないように。

観測することの危険性

ホームズ

大奥イベントでホームズはビーストを直接観察できなくて残念という趣旨の発言を残している。FGO(に限らずシリーズ全般)では視る、観測するということは重要な意味を持っており、オフェリアのようにスルトと縁ができたり、BBのように邪神と接続するような自体にもなりかねない。ホームズは空想樹も積極的に観測しているので、ストーリーでは語られていないどこかで何かを観測してしまっている可能性は十分あるだろう。

ホームズへの疑念まとめ

ビースト説

ビースト-7

虞美人が神秘を暴き征服することを人間の”獣性”と呼んだ。前述した単独レイシフトと合わせてホームズは「探求・解明」の理を持つビーストないし、ビースト候補という声が根強く存在。ただし、ホームズの単独レイシフトはビーストたちの単独顕現と比べると自身が損耗するという不完全なもの(フォウ君ですら無傷で単独顕現している)なのでビーストと断定するのは難しいかもしれない。

また、ホームズが単独でレイシフトできたのはキャスター時代からなので、彼がルーラーであることと、単独レイシフトできることは無関係と考えることができる。

フォーリナー説

ホームズ-10 フォーリナー

ホームズ=ビースト説に並ぶ根強いホームズについての考察がホームズ=フォーリナー説。始まりはクラスカードと第三再臨が似ているというものだった。現在はホームズに混ざっている何かが外宇宙的存在という線で考察している人が多い。

また、ホームズがギルガメッシュの持つサーヴァント特攻の対象にならないのも気になるポイント。星の開拓者と別の宇宙の存在以外でエヌマ無効を所持しているのはビースト関係者と降臨者、ローマのみ。ホームズは現時点では星の開拓者とも他の宇宙からきた存在とも明言されていないので、ビーストや降臨者に近い存在と考えるのが自然だろう。

鯖特攻無効サーヴァント一覧
星の開拓者
(それに類するもの)
ナポレオンダ・ヴィンチ_ライダー_
ビースト
(魔神柱関連)
降臨者
(宇宙関連)
fates_197アビゲイル_アイコン
別宇宙 fates_200スペースイシュタル-2fates_222

上記の表はギルガメッシュの特攻が通じないサーヴァントをその出自から分類したもの。星属性サーヴァントの中にはギルの特攻が通じるサーヴァントがいるため、星属性=サーヴァント特攻無効とはならない

ホームズがクリプター側というのは考えづらい

教授が幕間でも言っているように、ホームズは主人公のことを命がけで守り、空想樹を解析してきた。仮に彼がクリプター側の人物ならもっと早くカルデアを壊滅させることは容易にできるはずなので、彼が信用できない者だとしても”異星の神”とは別の陣営と考えるのが自然。

また、謎のアーチャーはカルデアに持つ疑念は大西洋異聞帯とは関係がないと言っている。仮にホームズが信用できないものだとしても、異聞帯での争いとは関係がない部分で信用できないと捉えてもいいのかもしれない。

何かが混ざっているのは明白だが・・

これまでの描写から考えるにホームズはキャスター時代からビースト的な要素を持っていた様子。キャスター時代から明かす者と名乗り、単独レイシフトを繰り返しているためビースト説の根拠となる部分はルーラー以前からのホームズの特徴と見て間違いなさそう。ただ、ルーラーとなってからのホームズについては情報がかなり少ない。何かが混ざっていることでクラスチェンジが起きているのは客観的な事実だが、何が混ざって「真実を調停し、人類史を維持するためにこそ万物を裁定」する存在にホームズがなったのかは未だにわからない。

ちなみにアトランティスでも今回の幕間でもホームズが裏切り者だと言っている人物は誰もいない。教授はホームズの持つ探究心と頑なさに危機感を抱いていて、謎のアーチャーは「違和感がないか?全てを信用してはいけない。」と警鐘を鳴らしているにすぎない。そのため、第一部でホームズが同じように信用していなかった”ロマニ”のようにホームズが単純な悪として設定されることはなさそう?

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