【FGO】イスカンダルはこんなサーヴァント

FGOの「イスカンダル」について、どのようなサーヴァント、キャラクターかを紹介する記事です。イスカンダルの設定や逸話についても考察していますので、ぜひ参考にしてください。Fate雑学を身に付ければFGOが更に楽しくなること間違いなし？

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イスカンダル考察の目次

▼イスカンダルの考察
▼設定考察シリーズ
▼みんなのコメント

イスカンダル

s_イスカンダル

イスカンダル/ステータス

イスカンダル
レア度	–
クラス	ライダー
COST	–
CV	大塚明夫

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パラメーター
筋力	B	耐久	A
敏捷	D	魔力	C
幸運	A+	宝具	A++

イスカンダルはこんなサーヴァント

概要

s_イスカンダル
虚淵玄氏原作の小説、Fate/zeroが直接の初出。本編Staynightではセイバーの好敵手として語られる存在であり、当初の予定ではライダーではなく特別なクラスだったとされる。ぴんと来ない方も多いだろうが、マケドニアの征服者、アレクサンドロス大王ならば聞いたことがある方も居るではないだろうか。世界を支配した面積だけで言えばチンギス・ハーンに次ぐとも言われており、偉大なる王として知られる。FGOにおいては、彼の幼少期であることを表したキャラ、アレキサンダーのみの登場。”イスカンダル”としての出番は、奈須きのこ氏曰く、ふさわしい舞台を用意しているとのことなので今後に期待したい。

豪放磊落、制御不能のサーヴァント？

Fate/zero本編では未熟で若い魔術師、ウェイバー・ベルベットをマスターとして聖杯戦争に臨むことになるイスカンダル。サーヴァントならば霊体化を行うことで姿を消すことも可能なのだが、現世を楽しみたいイスカンダルはそれを一切したがらない。それどころか本や地図を入手するために夜間の図書館へ奪いに行った挙句、隠れもせずに堂々と出て行く自由奔放ぶり。戦場においても、己の宝具である戦車にマスターを乗せて共に現れるなどといった、堂に入った戦いを好む。マスターのいうことも聞かない点においてはあのギルガメッシュにも近しい性質を持っているといえるだろう。

歴戦の英雄、征服王

一見自由奔放にも見えるイスカンダルだが、その実己の戦略に関しては徹底している。戦闘に参加することのできないマスターを共に引き連れているのはマスターが孤立するよりも安全であるから、派手な移動を繰り返すのも一見危険な行為だが、戦車が空中を移動できること、そして地形を利用していることから、逃走経路を巧みに隠すことができる。優勝候補筆頭、魔術師殺しの名をほしいままにしている衛宮切嗣をもってしてなお、居所を掴ませぬ難敵と評する立ち回りである。これらにはウェイバーが関わっていることも理由には加えられるだろうが、戦巧者たるイスカンダルの要因は非常に大きい物と考えられる。

欲望の輝き、その果てに

そしてzeroで最も特筆すべき点は三つのあり方を持った王が集うという点にある。人類最古の英雄譚を出典とする英雄王、ギルガメッシュ。選定の剣を引き抜き名立たる騎士を纏め上げ、多くの物語の題材となった騎士王、アルトリア。二人の王と共に己の持つ王道を語り合った『聖杯問答』というシーンはzeroでも人気の高い一幕である。この時イスカンダルは王についてのあり方について深く語っている。王とは鮮烈に生きて民草を魅了し憧憬を抱かせるもの。欲の果てに、ああなりたいと思わせ道を示すもの。彼のあり方はあのギルガメッシュが認めるほどのものであり、相容れることはなかったが良きライバルとして戦い合うことになる。彼のそんなあり方はあくまでも民に尽くすそうとするアルトリアとは真逆の王道。その極地は、その宝具たる『王の軍勢』にあらわれている。

王の軍勢

部下とともに世界の果て、オケアノスを夢見て大陸を駆け抜けた。配下と王、それぞれがまったく同じ心を共有した。その絆が魔術師において禁呪、大魔術として扱われる『固有結界』を発動せしめたのである。かつて共に戦った名立たる兵士たち。それらを英霊として一斉に呼び出し戦う宝具。それが『王の軍勢』である。宝具こそ持たないもののそれぞれが一騎当千の強者であり、そしてこのような大技であるにも関わらず比較的魔力消費も少ないというデタラメな宝具。かのエクスカリバーにも負けず劣らぬ強力な一である。これが我欲の果て、臣民との絆によって生まれたものであるというのがイスカンダルの強さである。

最後に

zeroを代表するサーヴァントであるイスカンダル。王としての輝きを見せつけることで、臣下臣民に夢を見せ共に駆け抜けることを良しとした征服王。アルトリアに異を唱え、ギルガメッシュと覇を競う、まさに王の名を関するに相応しいキャラクターであった。虚淵玄氏オリジナルサーヴァントとして名高い人気サーヴァントであり、今後出てくるとすればその動向に注目したい一人である。