FGO(FateGO)の舞台となる世界についての解説で、特に本項では主人公が所属することになる人理保障機関カルデアの役割について説明しています。Fateのことを知らない、またはFateは知ってるけど詳しくない、という方に向けたものですので、「ここが分からない・分かりづらい」という点などがありましたら、ぜひお教えください。

人理保障機関カルデアとは?

ざっくりした説明を行なうならば、時計塔(*1)の”ロード”であるアニムスフィア家(*2)が主導となり運営している魔術師たちの組織である。人類を存続させ、栄えるための理。すなわち”人理”が正常に働き、そのことによって未来においても人類が繁栄しているということを保障することがこのカルデアの役割である。ちなみに、正式名称は人理継続保障機関フィニス・カルデア

人理とは?

この世界において過去は変わるものである。例えば「Fate/stay night」や「Fate/zero」に登場する、どんな願いでも叶えるという聖杯(*3)。これによって過去を改変された場合はどうだろう。人一人が生きていたことにする程度ならば恐らく簡単だ。例え過去が書き換えられたとしても、“人理”が健在である限り人類全体に影響をもたらすことはないのである。

しかし例えば国の興亡に関わるような願いによって、過去の戦争で勝つはずだった国が負けて滅んでいたらどうか。その結果、あるはずの文化が消失し、生まれるはずの偉人が生まれないかもしれない。こういった、人類に大きな発展をもたらす事象をランク分けしたものが人理定礎値であると思われる。このランクが高ければ高いほど強固に人類の繁栄を守るが、反面この人理が変動してしまった場合、大きく人類の未来を変えてしまうわけである。

カルデアは、これまで百年先まで人類が続いていると観測し、保障してきた。しかしながら半年前から突然未来は変わってしまった。百年後、どころか翌年の7月で人類は滅亡する未来に切り替わってしまったのである。今まで百年先の未来を観測し、人類の繁栄を保障してきたカルデア。しかしその観測結果は唐突に変動してしまったというわけだ。これはつまり、なんらかの方法で過去が書き換えられてしまったということに他ならない。

どうやって解決するの?

本来の歴史に存在していなかった、人理を脅かす大きな異変。その異変が起きた場所・時代を“特異点”とし、その原因を排除する。もちろん過去へ介入するということはただ事ではない。カルデアに用意された様々な最先端の技術でもって、過去の地球へとレイシフト――乱暴に言ってしまえば、つまりタイムジャンプするのである。

しかし、誰でもレイシフトできるわけではない。過去の魔術師(メイガス)たちは残念ながら専用のシステムに対応することはできなかった。これを行なうことが可能なのは、新世代の魔術を操ることのできる魔術師(ウィザード)だけであった。そのためカルデアは世界各国から適合者を探し、その結果、48人ものマスターを確保することに成功したのであった。

マスターって?

レイシフトは危険を伴うものである。なにせ過去を改変し、”人理”を脅かすだけの大きな何かが関わっているからである。その危険を排除するための戦力が必要であるが、適合者を選抜するだけでも一苦労。その上でそのような危険なイレギュラーに対抗するだけの戦力のを育成するのは不可能といっていい。そこで彼らは非常に強力な使い魔を召喚・使役することにしたのである。その強力な使い魔こそ、FGOにおいて重要な役割を担う存在。すなわちサーヴァントであり、これと契約を交わし使役する存在をマスターと呼ぶのである。

主人公はどういう立場なの?

プレイヤーは世界各国から集められた、一般公募枠と呼ばれる枠組みである。いわゆる数合わせで、時計塔所属である正規の魔術師たちのバックアップとなる存在であった。ここに来る経緯は不明で、どのような背景を持つキャラクターかはまったく描かれていない。いくつかのクエストで行なった事実だけを抜き出すと、非常に高いスペックを持っているが、それがシナリオ上の都合なのか、設定として存在しているのかも分かっていない。本作はこの主人公が、48人目、最後のマスターとしてカルデアへやってきたところから始まる。

要約

人理継続保障機関フィニス・カルデアとは、人類が繁栄するために必要な、人類史の中で特に重要な事象、すなわち人理を見守る組織である。過去が改変され人理が覆れば、最悪人類は滅びてしまう。カルデアは本来、百年後の未来まで人類の存続を観測・保障していたが、ある日突然、来年の7月に人類が滅ぶ未来へと切り替わってしまう。これは人理に影響を及ぼす事象、特異点が発生したことを意味している。これを解決するために過去への干渉を行なうことを決断する。新世代の魔術師、ウィザードらを招集し、過去世界へタイムジャンプ、レイシフトさせるために動き出したのであった。過去の世界ではどのような危険があるかは分からない。そのため強力な使い魔であるサーヴァントを召喚・契約することでその原因を排除しようとしたのであった。

注釈

時計塔(*1)

表社会から姿を隠し、己たちの持つ技術、すなわち魔術を研鑽し続けている魔術師たちの組織。正確にはそれを魔術協会と呼称し、時計塔はその中の一部門であり本部。協会はアトラス院・彷徨海という二つの支部を合わせ、三つの部門で構成されているが、基本的にそれぞれの目的のために不干渉状態。手を取り合うことは稀であるが、このカルデアは時計塔とアトラス院という二つの部門が協力しあう希少なビッグプロジェクトとなっている。余談だが、時計塔には原作などでおなじみの遠坂凛やロード・エルメロイ二世などが所属している。

アニムスフィア家(*2)

本作の登場人物でもあるオルガマリー・アニムスフィアが当主である家系。時計塔の中に存在する十二の学部、その中でも天文学部を司るとされる名門、すなわち”ロード”である。時計塔の項でも触れたが、カルデアとは他部門であるアトラス院と時計塔でも大きな力を持つ”ロード”が手を組んだ非常に大きなプロジェクトに携わる組織ということである。

聖杯(*3)

本来であれば、救世主たるイエス・キリストが「自らの血である」と宣言してワインを注いだ杯のこと。聖人の遺物、聖遺物とされ非常に強大な力を持っているとされ、様々な題材でこれを求め争いが起きた。有名なエピソードでいえば、アーサー王による聖杯探索である。本作においてはこの原義である聖杯そのものではなく、それを模して作られた、どのような願いでも叶えられる魔術品を指す。本家Fateシリーズではこれを求め奪い合う魔術師たちの戦い、聖杯戦争が描かれている。

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