【まどマギ】「魔法少女かずみマギカ」のあらすじ

「魔法少女まどか☆マギカ（まどマギ）」の外伝作品「魔法少女かずみマギカ」のあらすじを紹介しています。作品を知るための参考や、マギレコのかずみイベントをより楽しむ際の参考にしてください！

※この記事はネタバレ要素を多く含んでおります。
ネタバレが嫌いな方はご注意ください。

まどマギのあらすじ紹介
第1〜3話	第4〜6話
第7〜9話	第10〜12話
劇場版《新編》叛逆の物語	まどマギ外伝一覧

魔法少女かずみマギカのあらすじ

魔法少女かずみマギカとは？

まどマギのスピンオフ作品！

平松正樹原作、天杉貴志作画による魔法少女まどか☆マギカシリーズの外伝作品で単行本は全５巻。

「魔法少女かずみ☆マギカ」は原作まどマギと同じ世界のどこかにある「あすなろ市」で起きる、もうひとつの魔法少女たちの物語。原作の平松氏によると「まどか」が「宇宙」の物語であれば、「かずみ」は「箱庭」の物語とのこと。

新たな7人の魔法少女の物語

主人公の昴かずみをはじめ、登場するキャラクターは、すべて初登場の魔法少女。魔法少女やその契約と使命、ソウルジェムなどの基本概念は本編と同様ではあるが、ストーリーは7人の魔法少女で構成されるプレイアデス聖団（かずみ、海香、カオル、サキ、みらい、ニコ、里美）を軸にしたオリジナルの展開になっている。

魔法少女かずみマギカの登場人物

ビジュアル	キャラ名	ビジュアル	キャラ名
	かずみ (かずみ)		御崎海香 (みさきうみか)
	牧カオル (まきかおる)		浅海サキ (あさみさき)
	若葉みらい (わかばみらい)		神那ニコ (かんなニコ)
	宇佐木里美 (うさぎさとみ)		飛鳥ユウリ (あすかゆうり)
	杏里あいり (あんりあいり)		双樹あやせ/ルカ (そうじゅあやせ/ルカ)
	和紗ミチル (かずさ みちる)

物語のあらすじ（※ネタバレ）

本作の主人公・かずみが目覚めると記憶喪失となっているところから物語が始まる。

名前以外の記憶を失ったかずみであったが、自分を知り、探していたという魔法少女・御崎海香と牧カオルと生活を共にする中で、自身が魔法少女であったこと、プレイアデス聖団に属していたことを知り、プレイアデス聖団の一員として共に魔女と戦うことを決意する。

プレイアデス聖団	かずみたち３人と若葉みらい、宇佐木里美、神那ニコ、浅海サキのメンバーで構成される７人の魔法少女チーム

魔女との戦いを終えた７人の魔法少女たちの前に、自らをユウリ様と名乗る魔法少女が現れる。圧倒的な実力でプレイアデス聖団全員を負傷させると、かずみだけを連れ、今夜０時にあすなろドームに来るようメッセージを残し去ってしまう。

約束の時間、あすなろドームで対面するユウリとプレイアデス聖団。かずみは身動きが取れない状態のまま、またも仲間たちが傷ついていくのを見ることしかできなかった。

私たちに何の恨みがあるの？と問う里美。

仲間の前でかずみにイーブルナッツ（人工的に魔女を作ることができる実）を埋め込もうとするユウリ。魔法少女同士は仲間と説得するかずみの言葉にユウリが嘲笑うかのように答える。

「アタシはお前たちに復習するために還ってきたんだ」

そういうと深くかぶっていた帽子を脱ぎ、顔が明かしたユウリ。
見覚えのある顔を見て驚く一同を横目に、ユウリはかずみの額にイーブルナッツを埋め込む。

「こいつらはね、一度アタシを殺したんだ」

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※ユウリ過去編

かつて、飛鳥ユウリには、杏里あいりという親友がいた。あいりは病に犯され残り3ヶ月というわずかな余命であった。生きたいと望むあいりのため、ユウリは魔法少女の契約を行い、あいりの病を完治させることにした。

ある時、行方不明になったユウリを探しにむかったあいりは魔女の結界に迷い込んでしまう。
無事、駆けつけたプレイアデス聖団により、魔女は倒され安心したあいりだったが、その魔女が親友・ユウリだったこと、ユウリが自分の病気を治すことを願い魔法少女になったこと、プレイアデス聖団は魔女＝ユウリと知った上で容赦なく倒したことをインキュベーターから聞かされる。

あいりは、自分の親友を奪ったプレイアデス聖団に復讐を果たすため願った。

「自分をユウリにして」

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戦いの最中、ソウルジェムの穢れが限界に達し、魔女化するあいり。
あいりを救いたいと諦めないかずみに対し、プレイアデスの仲間たちは、それでも殺すしかない…と攻撃に転じる。

「私達だけで終わらせてやる」

せめて、かずみの手を汚させまいとする仲間たちであったが、最終的にあいりを撃ちぬいたのは仲間たちではなくかずみだった。

「みんな、こんなに辛かったんだね、こんなに…。だったら、わたしもいっしょに背負うから」

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プレイアデスにはかずみの知らない秘密があった。
かずみ以外のプレイアデスのメンバーは、
魔女退治と並行して他の魔法少女のソウルジェムを無理やり奪う「魔法少女狩り」を行っていたのだ。

その様子を見ていた魔法少女・双樹あやせはプレイアデス聖団に興味を持つ。
あやせは、ソウルジェムの輝きに魅せられたソウルジェムコレクターであった。

まずはニコとかずみに狙いを定めたあやせ。
あやせにはもう一つの人格・双樹ルカの心が宿っていた。
苦戦はしたが、ニコとかずみの魔力の性質を合わせた作戦により二人は勝利する。

そこへ駆けつけたプレイアデスの仲間たち。
あやせ（ルカ）からカオルはソウルジェムを奪う。
その様子を見たかずみは仲間たちに、何故ジェムを奪うのか、魔法少女狩りとは何かを問い詰める。

「矛盾に満ちた魔法少女システムの否定」

魔女の正体は魔法少女の成れの果てであること、ソウルジェムは魔法少女の本体であることを知った時から、プレイアデス聖団は人間に戻る方法を見つけるために戦い続けていた。

海香からすべてを聞いたかずみ。
自身の記憶を取り戻すことを望み、自分が仲間と最初に出会った時のこと・みんなが自殺を図ろうとしていた過去を思い出す。

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※過去編

集団自殺を図ろうとしていた原因
サキ	実の妹を交通事故で亡くし、自分だけ助かってしまった。	ニコ	幼少時、友人３人と遊んでいた際、銃が誤発、流れ弾に当たった友人らは死亡。その贖罪。
みらい	クラスで孤立し、友達が欲しいと毎日のように泣いていた。	海香	小説家を志している海香。編集者の裏切りで自身の小説を盗用されてしまう。
カオル	サッカーの試合でケガを負わされたカオル。将来有望だったカオルを怪我させ、選手生命を奪った子は虐めにあい自殺未遂を図っていた。	里美	可愛がっていた飼い猫の異変に気付かず、助けることができなかった自負。

自殺を図ろうとしていた６人を助けたかずみは、自身が魔法少女になった時のことを語り始める。
かずみの願いは、亡くなった祖母ともう一度触れ合いたいというものだった。
その話を聞いた６人はかずみと同じく魔法少女になることを決意し対価を得たのであった。

魔法少女になる代わりに得たもの（願い）
みらい	テディベア達のための大きな博物館が欲しい	里美	どんな子でも助けられるように動物の言葉がわかる力
サキ	妹が残した花が永遠に咲き続けるように	海香	よき編集者との出会い
カオル	自分が怪我をした試合で傷ついたすべての人の救済	ニコ	現時点で不明。（はずかしいからと直接ジュゥべえに願いを託す）

かずみは、夜空に輝く星座の７姉妹から「プレイアデス聖団」を結成する。

しかし結成間も無く、ユウリの魔女化を目撃し、魔法少女システムの矛盾を知ってしまうプレイアデス聖団。

この出来事がきっかけとなり、
かずみたち7人の誓いと結束に綻びが生じ始める。

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「かずみちゃんを殺しましょう」

里美がサキに告げる。
実はずっとかずみの変化を里美は危険視していたのだ。

困惑するサキに対し、
里美は、かずみを消そうと行動を起こす。

自分を亡き者にしようと迫る里美。
そんな中かずみは、里美からさらなる真実を突きつけられる。
プレイアデスが魔女の正体に気づいたキッカケはユウリでなく、
かずみの元になった魔法少女の「和沙ミチル」が魔女になった時だったと。

和沙の「カズ」とミチルの「ミ」を合わせて「カズミ」と呼んでいたこと。
皆でミチルの死体に魔女の肉を詰め、クローンを作ったこと。
いまのかずみは１３人目のかずみであること。

里美が告げる「かずみ誕生」の秘密。
今回のかずみも失敗だったとつぶやく里美のジェムは限界に達し里美は魔女化してしまう。

魔女となった里美との戦いの中で、里美を殺してしまったかずみ。
自分を責めるかずみは、皆の前から姿を晦ましてしまう。

カオルがつけた日記を通し、ミチルの人間性を知るかずみ。
すべて決意を固めたかずみは、テレパシーを使用し皆んなにメッセージを送る。

「みんなとわたしの決着をつけようよ。もし全員が来なければ、ここにあるソウルジェムの封印を解いて魔法少女たちを一斉に魔女化させる」

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かずみの言葉で再び集結するプレイアデス聖団。

自分はミチルのクローンでなくても、本当のトモダチになれたのかとと問うかずみ。
当たり前だ、ずっと仲間だ。というカオルの言葉を聞いたかずみは魔女化し私を殺してと願う。

カオルを除き襲い掛かる仲間たち。みらいがかずみを両断するも、かずみは生きていた。

「困るんだよね、かずみを殺されちゃ。あんたたち人間なんかにさぁ」

本性をあらわしたニコ。
今まで戦っていたかずみは、途中からニコが作り出した偽物のかずみであった。

戸惑うメンバーをよそに、サキのソウルジェムの穢れを利用し、イービルナッツをサキの額に埋め込むニコ。
自分を初めて認めてくれたサキの魔女化を食い止めようとするみらいだったが、
最後はサキの抜け殻を庇うように魔女に食い殺されてしまう。

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自分（ニコ）はかずみと同じ合成魔法少女であると明かし過去を語り始める。

「聖カンナ」は子供の頃、銃の誤発により、友人を亡くし自分だけが生き残ってしまったという罪の重さから自分の中にもう一人の人格を創り出していた。現実の自分と空想の自分が存在するカンナ。魔法少女になる対価として架空（空想）の自分を現実にし「聖カンナ」の名を譲り、自身は「ニコ」として生きていくことにした。

「聖カンナ」はある日、自分が創られた存在であることを知ってしまう。

オリジナルを憎み、オリジナルを苦しめて殺す力を欲したカンナは、インキュベーターと契約し魔法少女になった。
そしてその対価として相手に気づかれず、接続する力を得たのであった。

ニコの記憶を共有しプレイアデスの計画を知ったカンナは、
自分と同じ合成魔法少女を作り出すことに喜んだものの、身勝手なプレイアデスのメンバーたちに憎悪を抱いた。

「人間がホンモノで、合成魔法少女がニセモノというなら、人間が滅んで私たちが新人類になればいい。」

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新しい世界へ一緒に行こうと語るカンナをかずみは拒む。
イービルナッツによりカンナに操られていたサキ（魔女）は自害し、グリーフシードを生み出した。
カオルと海香はこれがサキの意志であると理解し、濁ったかずみのソウルジェムを浄化するのであった。

ソウルジェムの穢れが浄化されたかずみは、再び魔法少女の姿になり、カンナを追い詰めていく。
カンナは保存していた全てのソウルジェムを魔女に変え、更に全ての魔女を繋ぎ「ヒュアデスの暁（魔女の名称）」を生み出した。

かずみは願う。

「わたしを本物の人間にして」

かずみは皆の魔法によって生まれた魔法少女であり、
いまだキュゥべえとは契約していなかったのである。

「さあ、わたしの願いを叶えてよ、インキュベーター！」

かずみの祈りはエントロピーを凌駕し、
次の瞬間、「魔法少女かずみ」が誕生する。

かずみ・カオル・海香は強力な合体魔法により「ヒュアデスの暁」を撃ちぬき、消滅させた。

「かずみ、いつだって君の言葉はココロにくるね。ありがとう。」

カンナは自身のソウルジェムを爆発させ自らその身を投じたのであった。

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しばらくして、かずみは海香やカオルの通う中学校に転入することになった。

自己紹介するかずみ。

「チャオ！みなさん！スバル…昴かずみです！」

【END】

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