遊戯王デュエルリンクス日本3位の成績を収められ、見事日本代表の座を勝ち取った「わんぱくちゃん」さんのインタビューをお届け。予選での使用デッキレシピとプレイング、こだわり等をお伺いしています。是非トッププレイヤーのデッキとその胸中をご覧下さい。
日本代表インタビューリンク(敬称略) | |
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【日本2位】つんつん | 【日本3位】わんぱくちゃん |
わんぱくちゃんさんをご紹介
日本3位入賞のWCS2018日本代表
わんぱくちゃん | プレイヤー名 | ▶︎わんぱくちゃん@NEO | ||
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ツイッター | ▶︎@hamadaman321 | |||
ブログ | ▶︎デュエルリンクス.com |
デュエルリンクスチーム「NEO」の副代表を務めておられる、界隈では有名なプレイヤーが「わんぱくちゃん」です。
ご本人のブログ▶︎デュエルリンクス.comでは、WCSというシステムそのものの攻略や、対戦相手のデータ取り等、デッキ毎のプレイングだけでなく非常に洗練されたムーブを解説してくださっているので、決闘者の皆さんは必見の内容となっています。
わんぱくちゃんインタビュー
WCS2018の成績について
日本エリア3位で日本代表に!
はじめまして!AppMediaです!この度はWCS予選お疲れ様でした。
まずはわんぱくちゃんさん(以下わんぱくさん)の成績をお聞かせ願えますか?
はじめまして。こちらこそ宜しくお願いします!
成績は日本エリア3位で日本代表権獲得しました。
戦績は313戦192勝、勝率61%です。
日本代表おめでとうございます!勝率61%はかなり高いスコアですね・・・
そちらについては後ほどデッキの項目でお伺いしていきます!
WCS予選を終えて。現在の心境
まだ信じられない気持ち
非常に安定した戦いで代表の座を勝ち取ったという印象を持っていますが、終わってみての今のお気持ちはいかがでしょうか?
自分が日本代表として世界の舞台に立つことが信じられません。
デュエルの実力はそこそこだと思っているので、自分の運や立ち回りが功を成した結果だと思います。
また、自分は3位のボーダーラインギリギリでステイしていたため、結果発表まで気が気じゃありませんでした。
結果がわかったときはとにかく、やったーーー!!です!
今は、ここまで来たからには代表戰も中途半端な結果では終われないな、という気持ちが強くなっていますね。
戦略と環境読みこそが大会イベの真髄ということは、何度も入賞を果たしている盟友▶︎つんつんさんが証明しています。わんぱくさんの実力に疑いの余地はありませんし、本大会でも期待しています!
プレイ中の心境
3位内を視野に入れて動いていた
それでは次にイベント中の心境をお伺いします。
後に聞いた話だと、今回は初っ端から常に上位にいたとの事ですが。
今回はとにかく、初めから3位以内を意識してイベントをこなしました。
そうですね(笑)初日からうまく1位〜2位のラインに立つことができましたが、いつ誰が追い上げてくるのか、常にヒヤヒヤしていました。
今回は動かずにステイしている時間が長く、デュエル数自体は少なめですが、常にランキングの変動が気になり、眠れませんでした。
特に、ラスト1時間で急激に追い上げたあれ。さんが登場したときは絶望の一言でした。
私もあれ。さん(1位)と野原ひろしさん(8位)の爆発的な追い上げには凄く驚きました。結果としてDeadWallDrawさん(4位)とのわずか600P差を制しての3位入賞、本当にお見事でした。
環境総括
暴力的なデッキが多く、つらい環境だった
続いては環境考察です。今回は突出したデッキが多く、正直かなり難しい環境だったと思いますが・・・?
しかし初日は根性を使う人よりもリスタートを使う人の方が多く、根性D-HEROを一早く使用できたため、3位〜20位あたりの団子地帯を抜け出すことに成功できました。
そのため、じっくりと環境の推移を眺めながらデッキチョイスができ、そのまま勝因にも繋がっているのですが、
もしあの時に抜け出すことができなければ、と思うとゾッとするような環境でした。
確かに今回は非常に絞られたマッチングが多かった印象をもっています。
特にスキル根性の採用率は飛び抜けて高かったと思いますし、根性マスクは非常に多かったです。
応援してくれた方々へ向けてメッセージ
ブログ開設しました
それでは最後に応援してくれた方々にメッセージをお願いします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。また、多くの応援や、おめリプなども本当にありがとうございました。
今回、WCSの日本3位になることができたイベントの立ち回りについては、ブログという形でも残すことにしました。
もし今後KCカップなどのイベントで上位を狙おうと考えている方は、よろしければ参考にご覧ください。
また、今回使用したデッキの細かい解説と環境デッキに対峙したときの立ち回りについても解説していますので、そちらも合わせて読んで頂けると励みになります!
▶︎デュエルリンクス.comこちらがわんぱくさんのブログになりますので、ぜひ日本代表のメソッドに触れましょう!
わんぱくさん、お忙しい中取材を快諾して下さり誠にありがとうございました。
遊戯王デュエルリンクス運営への要望コーナー
今回からスタートした企画です
今回からのスポット企画として運営への要望コーナーを新設しました。
楽しいゲームには間違いないものの、色々と思うところのあるゲームでもあります。
日本代表わんぱくさんはどうお考えなのでしょうか?
なし!
特にありません。リンクスは神運営です。
ありがとうございました。
わんぱくちゃん使用デッキの紹介と解説
わんぱくちゃん式バランス聖騎士デッキ
メインデッキ | |||||
---|---|---|---|---|---|
– | – | – | – |
モンスターカード | 枚数 |
---|---|
聖騎士モルドレッド | 3 |
聖騎士トリスタン | 3 |
魔法カード | 枚数 |
死者への供物 | 3 |
栄光の聖騎士団 | 3 |
聖剣アロンダイト | 3 |
聖剣ガラティーン | 1 |
天命の聖剣 | 2 |
罠カード | 枚数 |
狡猾な落とし穴 | 2 |
エクストラ | 枚数 |
ブラフ採用(自由枠) | 5 |
バランス聖騎士デッキの採用スキル
所持キャラ | スキル | ワンポイント解説 |
---|---|---|
梶木 | バランス | 初手に聖騎士モンスターを引き込む為に採用されました。スキル調整により6/18〜からは機能不全になる事が想定されます。 |
バランス聖騎士の解説
それではわんぱくさんご本人にデッキを解説して頂きます。
わんぱくさん宜しくお願いします。
フリチェを多めで安定感を意識した構築に
聖騎士は安定感の高さを評価し、採用デッキにしました。
かなり高い確率で、フリーチェーンで相手モンスターを破壊する動きができる構築にしています。
破壊するモンスターを見極めることが勝利に繋がります。
死者への供物について
バランス聖騎士デッキのキーカードは《死者への供物》です。とにかく安定感のある動きを念頭に置いた結果採用しています。
相手ターンに自由なタイミングで相手モンスターを除去できる動きを安定させるために採用しました。
また、聖騎士デッキは、デッキトップで引いたカードに頼る場面が少なく、自分のターンが回ってくればアロンダイトやトリスタンなどの1ターンに1度発動できる効果を毎ターン活かした戦い方をするため、ドローフェイズのスキップは他のデッキと比べると大きなデメリットにはなりにくいです。
また、ミラーマッチでも猛威を振るい、相手の装備魔法の発動時に対象のモンスターを破壊してしまえば、その時点で勝利をもぎ取れるほどのアドバンテージを得ることもできます。そして、後述しますが、不利なマッチアップである対魔導への勝ち筋を意識する意味でも採用を決定しました。
出典:デュエルリンクスのブログ
ダブルサイクロンの不採用について
聖騎士デッキにおいてのダブルサイクロンは、装備中の聖剣カードを対象に発動することで、相手の魔法・罠カードを破壊しながらトリスタンに聖剣カードを再装備することで、同時に相手の表側表示カードも破壊できる、強力なシナジーを持ったカードです。
しかし、相手の場に魔法・罠カードがなければ発動することができず、伏せカードを多用するアマゾネスデッキやロック系統の害悪デッキに対しては強力な効果を発揮する一方で、それ以外のデッキに対してはカードを一切伏せないプレイングで対応されてしまうことが大きな欠点となっています。今回はスキルバランスを採用し、安定感を優先する意味で採用を見送り、死者への供物を採用しました。
出典:デュエルリンクスのブログ
わんぱくちゃん式根性マスクDデッキ
メインデッキ | |||||
---|---|---|---|---|---|
– | – | – | – |
エクストラデッキ | ||||
---|---|---|---|---|
モンスターカード | 枚数 |
---|---|
DーHEROディアボリックガイ | 2 |
V・HEROヴァイオン | 3 |
DーHEROディバインガイ | 3 |
D-HEROドリルガイ | 3 |
魔法カード | 枚数 |
マスクチェンジ | 3 |
局所的ハリケーン | 3 |
デステニードロー | 1 |
融合 | 1 |
Hヒートハート | 1 |
罠カード | 枚数 |
採用なし | 0 |
エクストラ | 枚数 |
M・HERO闇鬼 | 3 |
V・HEROトリニティー | 1 |
DーHEROデッドリーガイ | 1 |
根性マスクデッキの採用スキル
所持キャラ | スキル | ワンポイント解説 |
---|---|---|
城之内 | 根性 | 残ライフに応じて発動し、致死ダメージを受ける際に1残して踏みとどまるスキルです。相手のワンターンキルを阻止することができます。 |
根性マスクの解説
続いては根性マスクについての解説をお願い致します。
仕掛けるタイミングが重要
HEROデッキはワンキル能力の高さから採用デッキとしました。
プレイングのコツとしてはワンキルを取りにいくタイミングを見ることが重要です。
根性はLP4000状態であれば90%以上の確率で耐えてくれると私は考えているので、
何もせずにターンを返し次のドローでワンターンキルを取りにいく、という方法が有効です。
ヒートハートの採用について
ポイントの1つは《H-ヒートハート-》ですね。
ワンターンキルに特化させた構築にした為、防御札よりも相性の良いヒートハートをメイン採用しています。
VHEROトリニティ | + | H-ヒートハート |
対HEROに慣れたプレイヤーは、ワンターンキルを警戒し、主に守備表示でモンスターを出し、ダメージを抑え、反撃に備えたプレイングをします。
対魔導時は、上級モンスターを守備表示で展開された場合、通常では非常に勝ち筋が薄くなってしまいますが、トリニティ+H-ヒートハートで強引に勝ちに持って行くことができることが強みです。
また、不利なマッチアップである対アマゾネスでも真価を発揮し、アマゾネスモンスターは軒並み守備力が1500以下のため、どのような展開をされてもトリニティ+H-ヒートハートで1撃必殺を狙うことができます。対ロック害悪デッキではハネクリボーやフリッグのリンゴなどの壁を貫通し、突破することもできます。ミラーマッチでも、打点が変わらず相打ちになるところを一方的に破壊に持って行くことができ、現環境ではほとんどのマッチアップで腐ることが少なく、強引に勝ちに繋げる可能性を持ったカードであるため、今回採用に至りました。
出典:デュエルリンクスのブログ
コズミックサイクロンについて
ヒーローデッキでの採用がよく見られるカードであり、アマゾネスデッキに対しても強力なメタとなる可能性を秘めているカードですが、今回は採用を見送りました。
理由は、コストの1000LPがスキル根性と相性が悪く、また、相手に複数枚のアマゾネスの急襲を引かれては意味をなさない点にあります。そのため、今回は相手の伏せカードのケアを局所的ハリケーンのみに頼り、ワンターンキルに特化させ、対アマゾネスに関しては別の形の勝ち筋を探る方向となりました。
(「H-ヒートハートの採用」の項目を参照)また、どうしても相手の伏せカードのケアを優先したく、環境にアマゾネスとロック害悪デッキが多いと見る場合は、個人的には炎舞ー「玉衝」の方が強力なカードだと考えています。
出典:デュエルリンクスのブログ
2018日本代表「わんぱくちゃん」デッキ&インタビューまとめ
計算され尽くした勝利。頭脳派日本代表
2018年度のWCS日本代表権を見事獲得された「わんぱくちゃん」さんのインタビューをご覧頂きましたが、いかがでしたか?
対戦相手の名前、使用デッキ、ポイントの変動までも細かくデータを取り、対戦相手を丸裸にする事で使用デッキを見極め日本代表を勝ち取っています。
世界大会でのご活躍を攻略班一同応援しております。頑張ってください!!!
奇跡的に3位、日本代表となることができました。
実力的にはまだまだで、上振れと状況判断が功を成したのかと思います。
今回のWCSは、ミントマン、きめるると一緒にやりましたが、彼らがいなければ絶対に自分はこの位置には来られなかった。本当に感謝しかない。使用デッキはリプ欄にて pic.twitter.com/n8deLaQtmy
— わんぱくちゃん (@hamadaman321) 2018年6月12日
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