リネージュM、開発チームインタビュー、アイキャッチ

『Lineage M(以下、リネージュM)』の開発チームのイ・ジフン氏、シア氏、コミ氏にインタビューを実施しました。新職業「死鎌士(デスサイザー)」の魅力や日本独自要素についてなどをお話しいただきました。

開発チームのご紹介

イ・ジフンさん シアさん コミさん
リネージュM、イ・ジフンさん リネージュM、シアさん リネージュM、コミさん

今回はリネージュM開発でお馴染みの「イ・ジフン」さんと開発Twitterでも姿をお見かけしたことのある「シア」さん、「コミ」さんを加えた3名の開発チームにインタビューを実施しました。

皆様の自己紹介

メールでのインタビューをお受けいただきありがとうございます!イ・ジフンさんは1000日記念インタビュー以来になりますので約3ヶ月ぶりになりますね。シアさん、コミさんは初めましてになりますね、よろしくお願いします!
ではまず、初めましてのお二方がいらっしゃいますので自己紹介からお願い致します。
こんにちは。AppMedia攻略wikiをご覧いただいている皆さんには、近所のおじさんくらいお馴染みかもしれませんね。日本版「リネージュM」を総括している「@LMJP_DEV(Twitter)」の中の人、イ・ジフンです。
こんにちは、去年から日本版「リネージュM」開発チームで企画者として携わらせていただいております、シアと申します。
その前はNCSOFTでサービス中の他ゲームの海外チームに所属しており、その後リネージュM韓国チームを経て、現在は日本版「リネージュM」サービスのために、イベント、新規コンテンツ、エピソードアップデートなどを関連して担当しています。
こんにちは、日本版「リネージュM」開発チームで企画をしているコミと申します。
日本版「リネージュM」リリース以後から日本版「リネージュM」の担当をしておりますので、このようにお会いし、ご挨拶ができてとても嬉しいです。
ありがとうございます。シアさんとコミさんは開発Twitterでも姿をお見かけしたことがありましたので、今回お話を聞くことができてとても嬉しいです!

新職業「死鎌士(デスサイザー)」について

リネージュM、開発チームインタビュー

ではここからは第11の職業となる「死鎌士」についてお話しいただければと思います。
死鎌士は海外での名称の通り、死神を彷彿とする他職業とは異なるダークな雰囲気を持つ職業ですが、コンセプトを是非教えてください。
「死鎌士」は新規領地エルモア大陸の守護者としてエルモア王国を守るためにグリムリーパーと手を組み、戦場の無慈悲な虐殺者として生まれ変わったという設定を持つ職業で、 遠距離クラスに特に強い形で構成されています。
現在の「リネージュM」で重要な「スタン」スキルや「恐怖」スキルを扱うのはもちろん、範囲内に一定水準以下のHPの敵がいる場合にスキルがアクティブになり、該当スキル詠唱時に自動で対象キャラクターを選出し、相手を殲滅する事ができるほどの強力なスキルを持った虐殺者コンセプトのクラスです。
虐殺者というコンセプトにふさわしいPVPに長けた内容ですね!
グリムリーパーは傲慢の塔の最上位層のボスとして登場することもありますが、大衆的に人間の魂を収穫するというクラシックな設定があるということは皆さんご存知だと思います。
つまり、王の庶子である「タリアン」が死神との契約を通じて闇の力を受け継いだという基本的な土台を持った状態で外形とスキル、そして武器デザインまで全体的なコンセプトが与えられました。
「戦場の虐殺者」と呼ばれるだけに、新武器「サイズ」の「強力な物理ダメージ」と「広域打撃」が特徴の職業です。
他の近距離職業と比較して相対的に体力/防御力は低いですが、能力値を強化させ、戦闘対象を弱化させることができる複数のスキルを保有しています。
やっぱり几帳面なシアさんです(笑)

リネージュM、死鎌士

細かい設定を知ってから改めて死鎌士を見ると世界観や魅力がより分かりますね、ありがとうございます。
では次に、新たな武器種の追加は竜闘士のチェーンソード以来になります。新武器種「サイズ」の特徴は何でしょうか?
近距離クラスの中で最も長い攻撃範囲を持っており(3セル攻撃)、攻撃距離によって対象に追加ダメージを与える点がチェーンソードとは異なる「死鎌士」ならではの強力な戦闘方式を引き出す新武器の特徴といえるでしょう。
3セルという近距離最大攻撃範囲は、モンスターや他のプレイヤーとの戦闘で優位を保ったまま戦闘を始めることができます。
また、クラス固有の設定によって専用武器着用時にのみ活性化されるスキルが多いため、「死鎌士」なら必ず着用しなければならない必須アイテムです。
見た目通り、広範囲を攻撃できる武器種になるので今後は色々な場面で死鎌士を見かけることが多くなりそうですね。
新職業名募集キャンペーンの際に先行で公開された専用スキルはPKを行うことで効果を発揮する特殊な効果を持っていますが、スキルの仕組みについてお聞かせください。
どのようなプレイヤーを討伐したかによって追加能力値オプション獲得が可能なスキルです。プレイヤーを討伐すると、「デスレコード」スキル専用UIに討伐したプレイヤー名が記録され、設定されたプレイヤー数が記録される毎に能力値オプションが適用されます。
能力値オプションは討伐したプレイヤーのクラスによって近距離、遠距離、魔法の3種で構成されます。
詳しく説明すると、スキルを習得後、スキルを使用すると本の形で構成された専用UIがポップアップされます。
本書は対象の攻撃タイプごとにブックマークが設定されていますが、設定されたタイプのプレイヤーを討伐した場合、該当する本棚から魂を収穫できるように構成されており、グリムリーパーが要求した数量(スキル規則に定義された数量)分だけ魂を収穫した場合、専用バフが活性化する形です。
基本的に青い魂を収穫しますが、自分より強い(高いレベル)プレイヤーを討伐した場合、赤い魂が収穫され、これを多数収集すると強化されたバフが活性化されます。詳細についてはスキルヘルプをご参照ください。
PKの結果に応じて得られる効果が異なる面白いスキルですね!魂を収穫しているところが死鎌士らしい内容ですね。
いろいろな意味でヴァンパイアよりも血を渇望する職業ですね。
デスレコードの効果発動目的での無差別PKが盛んになりそう(笑)
次に、昨年登場した狂戦士は一般スキルが全て魔法商人または血盟商人から購入できましたが、死鎌士の一般スキルの入手方法はどうなっておりますか?
特殊な「デスキューブ」スキルを除く一般スキルは、狂戦士と同様に血盟商人、魔法商人からすべて習得できます。
「死鎌士」のスキルブックは基本的に既存クラスより習得難易度が低く、入手しやすいように設定されています。
しかし、特殊なコンセプトが付与された一部のスキルは、非常に高い習得難易度に設定されています。
ただ、「死鎌士」のアイデンティティを示すことができるほとんどの一般スキルは、従来通り魔法商人や血盟商人を通じて習得できると思います。
新規プレイヤーでも死鎌士を楽しみやすくなっているのは嬉しいですね!
では、特殊な効果を持つという「デスキューブ」は一体どんな効果を持っているのでしょうか?
特殊消耗品が獲得可能なキューブを召喚します。どのようなアイテムが獲得できるのかは、ぜひアップデート後にスキルを習得して皆さん自身で確認してください!
私も気になって仕方ないので頑張って入手したいと思います!
「ゴーストシェイプ」と「ゴーストマリオネット」は沈黙状態でも使用できるスキルですが、どういった状況での使用を想定したスキルなのでしょうか?
「ゴーストシェイプ」と「ゴーストマリオネット」が沈黙状態で使用できる理由は、該当スキルの企画意図が「変身の巻物」と「マジックドール召喚の巻物」を使用する費用を減らすことができるメリットを提供することにあるからです。
既存アイテム(各種巻物)は沈黙状態でも使用できますが、スキルになると使用できないというペナルティを持つことになるので、既存アイテムと同じように沈黙状態でも使用できるように設定されました。
確かに各種巻物は沈黙状態でも使えるのにこのスキルは沈黙状態では使えないとなってしまうと意味がないですよね。
死鎌士の登場によりPVP環境はどのように変化しますか?
活発にPVPを繰り広げているプレイヤーの皆さんが、「死鎌士」にクラスチェンジすると予想されます。上位ランカーでも「死鎌士」からの攻撃には、かなり緊張感のあるダイナミックな戦闘を感じることができると思います。
「死鎌士」の立場から申し上げますと、 近距離職を相手にした場合、基本的に長い攻撃距離とホールドの組み合わせだけでも敵を蹂躙できると思います。
また、通常攻撃時に確率的に対象のHPを減少させる各種デバフスキルは、時間が経つにつれて「死鎌士」が優位に立つようにしてくれるでしょう。
そして、「死鎌士」の恐怖スキル「デスハンド」を組み合わせれば、不利だった戦況も覆すことができると思います。
遠距離職を相手にする際には、カウンタースキルが大きな役割を果たします。 カウンター成功時、敵の移動速度が大幅に減少するため、移動しながら攻撃する敵の機動力を無力化させることができます。
また、「サイズグラップ」で敵の動きを封じた後、まもなく活性化する連携スキル「スピリットダッシュ」を使用すれば、瞬時に敵に接近して攻撃することができます。
対近距離、対遠距離どちらに対しても計算されたスキル構成で十分対応できるようになっていますね。
ダメージが圧倒的なだけに、狂戦士や騎士、神聖剣士ほどの耐久力は諦めることになるかもしれないので、戦略的なキャラクター選択で陣営を構えた方が良いと思います。
安定を取るか、より高い火力を取るかということですね。
いくつかのスキルについてやPVPについてお伺いしましたが、その他にも注目のスキルなどありますでしょうか?
『リネージュ』における戦闘の華がスタンであるだけに、強力なデバフ効果のある死鎌士の「デススタン」が戦闘に多くの変化を与えることができればと思います。
PVEではOn/Off切り替えができる多重打撃スキル「ジェノサイド」です。 おそらく、ほとんどのプレイヤーの皆さんがプレイタイムの中で多くの時間を狩りに費やしていると思いますが、該当スキルを活用すればインパクトのある狩り体感とともにドラマチックな成長の経験ができると自負します。
PVPでは神話級スキル「デスブレイカー」についてお話させていただきます。
スキル命中時、敵に貫通効果を与え挑発状態となりますが、これを通じて「死鎌士」が戦場の起爆剤になれると考えます。
また、モンスターが大量にポップする地域でモンスターに囲まれて接近しにくかった敵を遠距離から簡単にモンスターを引き出して討伐することができます。
魅力的な要素が多い死鎌士の実装が今から待ち遠しいです!

日本独自要素について

リネージュM、春のパイン祭り、イベント

死鎌士についてたくさんお話しいただきましたが、ここからは日本版リネージュM独自の要素についてお話しいただければと思います。
まず初めに、4/13の更新でパインワンドから召喚できるボスモンスターのドロップ確率や等級の変更が実施されましたが、その経緯を是非教えてください。
「名誉コイン箱」や「希少級製作秘法書」、「祝福付与の巻物」はかなり高い確率でドロップするよう設定されていたのですが、そのことを認識していないプレイヤーの皆さんも多かったと感じています。
そこで、一部アイテムのドロップ率をさらに上昇させて最上級パインワンド基準で51%の確率でモンスター難易度に応じてより多くの報酬を得られるように再調整を行いました。この機会にぜひ、血盟員と一緒にパインワンドで遊んでいただければと思い、これをお知らせしたかったのです。
プレイヤーによって試行数が大きく異なってしまうので端的な結果になってしまうこともあるのは仕方ないことですね。
盛り上がっている様子が見られれば、自分もやってみようかな?という気持ちが湧きやすくなるので嬉しい調整だと思います!
では次に、新たな日本独自変身「サイハの分身」が実装されましたが、関連したキャラたちの変身は今後も実装される予定でしょうか?
まだ、4大神最後のキャラクター「マーブル」が残っていますが、今後4大神すべてが登場することになります。 日本専用変身だけに、性能も1ティアになると思います。
また、すでに実装されている日ノ本5種変身(陰陽師、忍者など)のコレクション効果が良かっただけに、4大神のコレクションもかなり強力になる予定です。
所持しているプレイヤーにとってはかなり有益な情報ですね・・・!
新しく計画中の日本独自要素があれば是非教えてください。
「パインワンドシーズン2」や、「クラシック夢幻の島」、パーティで狩れる日本オリジナルダンジョンなどを計画しています。 唯一、日本でしかプレイできないコンテンツは継続的に構想、制作中なので、楽しみにお待ちください。

これからも日本独自要素、楽しみにしています!
日本の「リネージュM」の開発に携わって一番印象に残っていることはなんですか?
日本サーバーに初の神話級変身が登場したときです。 日本はリネージュMサービス地域の中で最も遅くオープンしたサーバーなので、韓国に実装された主要コンテンツにプレイヤーの方々がいつ到達するのかを注意深く見守っています。
なので、リネージュMの象徴ともいえる神話級変身が初めて登場した時が最も印象深く記憶に残っています。
日本専用コンテンツやイベント、新しいスキル/クラスなどが導入された際、プレイヤーの皆様に細かいコンセプトについても関心を持っていただき、直接体験したスクリーンショットとコンテンツに対するご意見をお伝えいただいたり、積極的に楽しくプレイしていただく姿を見守ることが最も印象深いです。
お伝えくださるご意見について深く悩み、実際のゲーム内データと共に分析し、どうすれば引き続きより大きな楽しみをお届けできるか常に努力しています。

最後にプレイヤーの皆様へ

20220512024147

最後になりますが、日本のプレイヤーの皆様に一言お願いします。
日本のサービスを開始してあっという間に3周年が間近に迫ってきました。
リリース初期からプレイしてくださっている皆さんや、また最近始めたばかりの皆さんが楽しくゲームをプレイしてくださるので、日本「リネージュM」サービスにやりがいを持って開発に取り組むことができています。
今後も足りない部分があるかもしれませんが、より良いサービスを提供して、プレイヤーの皆さんを満足させることができるように努力していきます。 ありがとうございます。
(ps.貴重なご意見は、開発者Twitter宛に是非話しかけてください!)
▶︎開発Twitter(@LMJP_DEV)はこちら
リネージュMに愛情のこもった関心を注いでプレイしてくださり、本当にありがとうございます。
今回のアップデートと新規クラスにもぜひご期待ください。 「死鎌士」をプレイしてみたら、絶対後悔しないと思います。
プレイヤーの方々が今後もより快適にプレイし、成長と戦闘の楽しさを感じられるよう、リネージュMの固有コンテンツとシステムも継続的に開発していきます。 これからもリネージュMを楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。😊
さりげなく開発者Twitterに誘導するコミさん…。
コミさんとシアさん、そして隠された開発チームの一員「ケイ」さんも熱心に日本版リネージュMの開発に努めています。
もう少し簡単で面白い育成要素と戦闘が体感できるよう努力しており、継続したコミュニケーションで開発とプレイヤーの皆さんが共に創っていく「リネージュM」になればと思います。
改めまして、今回はインタビューをお受けいただきありがとうございました!これからも日本版リネージュMをよろしくお願いします!

本インタビュー内容は2022年5月10日のものとなります。
© NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.

関連記事

AppMediaゲーム攻略求人バナー