リネージュM_インタビュー第三回

日本での配信が迫る、大人気モバイルMMORPG『Lineage M(以下、リネージュM)』。第二回のインタビュー後半では『リネージュM』のエヌシージャパンの運営プロデューサー・川南巌氏に、血盟や攻城戦、取引所などゲームシステムに関する最新情報を伺いました。

◀︎インタビュー前半「職業紹介編」はこちら

川南巌氏について

リネージュM_インタビュー2

川南巌(かわみなみ いわお)氏
元・PC版リネージュのプロデューサーを担当されていた知る人ぞ知るお方。
『リネージュM』では運営プロデューサーとして特にゲームの専門性の高い部分を統括されている。

リネージュMの醍醐味である「血盟」

第二回インタビュー後半1_リネージュM

前回からの続き
それでは次に、先ほど君主のお話の際にも出ました「血盟(クラン)」についてご紹介いただければと思います。

血盟はいわゆるギルドに相当する機能とのことですが、血盟に入るとどういったことが可能になるのでしょうか?

・血盟員専用の「血盟チャット」が使える
・アジトをレンタルできる
・専用のショップが使える
・血盟員だけが戦える「血盟レイド」を利用できる
・攻城戦に参加できる
などが主なメリットとなってきます。

『M』で初実装の血盟レイド

特に『リネージュ』の世界ではフィールドボスがプレイヤー同士の奪い合いになっているので、
他の血盟に邪魔されずにメンバーだけでボスと戦ってレアドロップを狙える血盟レイド」は非常に魅力的なシステムです。

こちらはPC版にもなかった機能ですので、PC版ユーザーの皆さんもぜひお楽しみにしていただければと思います。

ボスの争奪戦はMMORPGの宿命の一つですね…。それを避けられるというのは非常に大きい要素だと感じます。
ちなみにレイドボスからのドロップもやはり美味しいんですか?

そうですね。
より上位のボスになるほどドロップアイテムがレアになっていきます。
見たことのないアイテムが落ちることもありますのでご期待ください(笑)

また、PC版にはなかった「血盟ランク」というシステムが追加されています。
こちらは血盟メンバーがモンスターを倒したり、血盟ランクアップ用のクエストをこなすことで上がっていく要素です。

血盟ランクが上がっていくとより強い血盟レイドボスに挑戦できるようになるほか、
「血盟バフ」という機能が開放されていき、メンバー全体にいろいろな強化を付与できるようになります。

血盟メンバーは「血盟ランク」を上げられるように、一致団結して頑張らないといけないわけですね。

そうですね。
血盟の雰囲気によって本気でやり込んでいくのか、まったりやっていくのかも変わってきますので、
プレイスタイルの合う血盟を見つけてぜひ頑張っていただければと思います。

城主権利を奪い合う「攻城戦」

リネージュM_第二回インタビュー_攻城戦

先ほどお名前の出た「攻城戦」というのは血盟同士の戦争のようなものと伺っておりますが、
勝利するとどのような報酬・メリットがあるのでしょうか?

名前の通り城を奪い合うコンテンツなので、勝つと”城主権利“というものが手に入ります。

リネージュの世界では随所に税金がかけられているのですが、”城主権利”を得るとその税金を徴収できるようになります。
この他にも城主になるメリットは様々です。

非常に楽しみな機能です。
攻城戦は血盟が必ずしも一対一で戦うものというわけではないんですよね?

はい。
攻める側・守る側のどちらも他と同盟を組んで戦うことは少なくありません。

また同盟だけでなく、攻城戦中に他の血盟から背後から襲われないように、
「今は攻撃してこないでね」といった事前の根回しをしておく必要もあります。
それでもやっぱり裏切りなどは発生するので、本当に権謀術数の渦巻く奥深い世界だと思います。

まさに”第二の現実“と言っていいようなゲームですね(笑)
因みにですが、この「攻城戦」はリリース時点からプレイできるのでしょうか?

実はリリースして少し経ってからの実装を予定しています。
リリース後、血盟の多くが攻城戦に挑めるようになるタイミングを見計らってご提供できればと考えています。

ただ、そこまで先の話ではありませんので、リリースされてから普通に遊んで進めていただいていれば、
攻城戦実装のタイミングから問題なく楽しんでいただけるかと思います。

ゲーム内経済の要「取引所」

リネージュといえば「市場」を中心としたゲーム内の経済活動も魅力という印象ですが、そちらは『リネージュM』でも健在なのでしょうか?

はい。『リネージュM』では取引所というシステムが用意されています。
自分の持っているアイテムや武器を出品して、他のユーザーが購入するシステムは『リネージュM』にも引き継がれています。

リネージュM_第二回インタビュー_取引所

ただ、モバイルMMORPGの中でも珍しいのは、取引所で使われる通貨がいわゆる課金石の”ダイヤ”という点でしょうか。

無課金で遊ばれている方であっても運良く、あるいは時間をかけてレアドロップアイテムをゲットできれば、それを出品してダイヤに変えることが可能です。

課金している方はレアドロップを狙う時間を省略でき、
無課金の方はお金を使わずに課金アイテムを入手することができるという訳ですね。
非常に夢のあるお話かと思います!

因みにダイヤで購入できるアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか?

ダイヤでしか買えないアクセサリーや一時的な強化アイテム、初心者向けの装備セットなどが購入できます。
その他、「変身」「マジックドール」を入手できるガチャに使うことも可能です。

無課金プレイヤーでもそういった課金アイテムを入手できる一攫千金のチャンスがあるのは非常にロマンを感じます…!

取引所でいろいろなアイテムの購入・販売を繰り返してダイヤを増やしていく遊び方などもできそうですね(笑)

そうですね(笑)
市場の支配を目標に商人になりきって遊ぶのも面白いかと思います。

ガチャ要素について

課金アイテムのお話ついでなのですが、『リネージュM』のガチャ要素についてお聞かせいただければと思います。

「変身」「マジックドール」を狙うというお話でしたが、どのようなものになるのでしょうか?

まず「変身」についてですが、こちらはPC版から引き継がれている要素になります。
『リネージュM』では”変身カード”というものを入手すると、特定のモンスターにキャラクターが変身できるようになり、一定時間パワーアップできるシステムとなっています。

変身_リネージュM

変身すると攻撃力・移動速度などが上がるため、戦闘の鍵を握る要素と言っても過言ではありません。
実際、PC版リネージュでは強い変身を手に入れるのが一つの目標になっていましたね。

そんなに重要な要素なのですね…。
是非とも入手しておきたいですが、ガチャでしか手に入らないのでしょうか?

もちろんガチャ以外でも手に入れることは可能です。

もともとPC版ではレベルが一定に達すると「変身」が解放されるシステムだったのですが、
『リネージュM』にもそのエッセンスは継承されています。

例えば、PC版ではレベル52になると「デスナイト」と「ダークエルフ」の変身が解放されるのですが、
それにちなんで『リネージュM』でもレベル52になるとこの2種類の変身カードがプレゼントされることになっています。

その他にもレベル70、80などの節目で”変身カード”がもらえるようになっておりますので、
課金していなくてもランクの高い「変身」を手に入れるチャンスはあります

PC版からのファンの方には嬉しい演出という訳ですね!
残る「マジックドール」もバトルに影響するようなものなのでしょうか?

「マジックドール」は可愛くデフォルメされたモンスターの人形がプレイヤーの後をついてきてくれる、オプション装備のようなものとなります。

リネージュM_マジックドール

マジックドールが付いてきてくれている間は、アイテムの所持重量上限が増える、経験値の入手量が増えるといったサポート系の効果がメインで発動します。

戦闘向けの「変身」と、サポート効果の「マジックドール」と覚えていただければ分かりやすいでしょうか。

どちらもかなり重要なものという印象を受けますが、
変身とマジックドール、どちらを優先的にガチャで入手しておいた方が良いなどはありますか?

特別優先度などは気にされなくても大丈夫かと思います。
用途が全く異なりますので、戦闘向けのものが欲しいか、サポート向けのものが欲しいかで決めていただければ。

また、一日の回数制限はありますが、ガチャはゲーム内通貨の”アデナ”でも回すことができるため、コツコツ回していけばどちらも集めることは可能です。

課金していなくても強い変身やマジックドールを手に入れるチャンスがあるということですね!

はい。
ゲームバランスも「最高ランクの変身がないと進行不能になる」といった風には作られておりませんので、
ガチャ要素については気軽に考えていただければと思います

最後に:リリース後の展望など

それでは最後に配信を待つユーザーに向けて一言お願いいたします。

僕がPC版を担当していたと言うこともありますが、昔PCで「リネージュ」をプレイしていた方にはぜひ遊んでいただきたいです。

懐かしさを感じつつすんなり入り込んでいただけるかと思います。

一方でPC版そのままという訳ではなく、モバイルアプリとしての手軽さもしっかりと追求しております。

『リネージュM』で初めて”リネージュ”というゲームに触れる方でも遊びやすいように様々な工夫を考えておりますので、
PC版からのファンの方以外にも沢山遊んでいただければ嬉しい限りです。

本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

本インタビュー内容は2019年4月23日のものとなります。

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