リネージュM、3周年サービス

『Lineage M(以下、リネージュM)』運営プロデューサーの川南巌氏とサービスチームリーダーの鈴木一氏にリリース3周年を記念してインタビューを実施しました。新職業「死鎌士(デスサイザー)」や3周年の記念イベント、今後の展望に関する情報などをお話いただきました。

新職業『死鎌士(デスサイザー)』について

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リネージュMリリース3周年おめでとうございます!今回もメールでのインタビューをお受けいただきありがとうございます!
では始めに、新職業『死鎌士(デスサイザー)』についてお話しいただければと思います。
今回新たに追加される第11の新職業は『名称を募集する』という今までにない大胆なキャンペーンを実施しましたが、どういった経緯で職業名を公募することになったのでしょうか?
今回の3周年記念は、リネージュMに関わる全ての人と共に創り上げ最高の記念にしようというコンセプトからはじまりました。
また、他国サービスでは「死神/リーパー」といった意味の名称が用いられていますが、そちらに若干違和感があったというのもあります。
リネージュMでは「職業もしくは種族」がいわゆるクラス名として適用されていますが、リネージュの世界観において「神」の名称を冠した職業や種族があって良いのだろうかという点ですね。
リネージュにおいて死神とはグリムリーパーを指し、リーパーというモンスターも既に存在していますので。
そのため一番最初のキャンペーンは、プレイヤーの皆様が考えた職業名をゲーム内に反映させるという運びになりました。
なるほど、確かにエヴァやファアグリオなど神々の変身は「〇〇の分身」と称されて実装されているのはおそらく同じ理由であることを考えると納得できますね。
では次に、新職業の名称は「死鎌士」、読み方は「デスサイザー」に決定しましたがこの名称に決定した理由を是非お願いします。
元々、ご応募いただいた名称で採択されたのがカタカナ表記の「デスサイザー」です。こちらが正式にキャンペーンで決定した名称となります。
このまま反映したい気持ちもありましたが、リネージュMに存在する職業を並べた時、種族名が職業名となっている「エルフ」と「ダークエルフ」をのぞき職業を表すものは全て漢字表記に統一されているため、違和感が発生してしまいました。
「死鎌士」というのは表記上の意味の通り易さのためにサービスチームで加えて付与させていただいた名称となります。
聖騎士と書いてパラディンと読むみたいな…。
最終的にスキル構成や装備、伝わり易さを考慮して「死鎌士(デスサイザー)」に決まりました。
実際に死鎌士という名称を他職業と並べてみると違和感は無いと思いますね。
ちなみにですが、死鎌士(デスサイザー)の他に有力候補だった名称はありましたか?
個人的には「逢魔」という名称が気に入っていました。
デスサイザーのストーリー上、危機に瀕したエルモア王国を救うことを願ったタリアンという王の庶子がグリムリーパーという魔の頂点のような存在と邂逅し、全てを捨ててでもその力に縋ったという成り立ちがあります。
「魔との出会い」というターニングポイントを象徴した綺麗な名称だと感じました。
「リーパー」や「冥騎士」などそれぞれ、何故その名称にしたかというコンセプトも添えて送って頂いたので凄く悩みました。
ありがとうございます。
では次に、死鎌士の注目ポイントを是非教えてください。
高い攻撃力を誇る新カテゴリの武器「サイズ(大鎌)」を操ることができる前衛職業です。
リネージュMの前衛職業の攻撃範囲は主に自分の隣の相手に攻撃をする1セル攻撃が中心です。
2セル以上距離が離れた相手にメイン武器で攻撃できる前衛職業は竜闘士だけでした。
その他の前衛職が2セル離れた相手に攻撃をするためにはサブウェポンとなる槍を装備するしかありませんでした。
今回実装する死鎌士(デスサイザー)の武器はリネージュMで初めて登場する3セル離れた相手に攻撃をすることができます。
単純に混み合う人気狩場では索敵からモンスターへ攻撃可能な距離までの移動が短いので、他の前衛職業よりも経験値効率は高くなります。
ゴーストボディというスキルに代表されますが「亡霊化」という状態異常があります。
この状態になるとキャラクターをすり抜けて移動できたりするのですが、バフとして自分にかけたりデバフとして相手にかけたりできるのが興味深いです。
相手にかける場合は挑発と同時に適用され集団の壁をすり抜けて術者へ引き寄せられるように移動させられます。
リネージュのルールの根幹であるキャラクターの衝突状態を無視する革新的なスキルだと感じました。
また、スキル構成が攻撃的なスキルに偏っている印象があります。
その為、PVPでは既存の前衛職業のように最前線に立って戦うというよりは2列目3列目からの攻撃を意識して動き、高い攻撃力と3セル攻撃を活かすという今までにない立ち回りが求められることでしょう。
亡霊化は集団戦では特に輝きそうな面白い状態異常ですね。
普段、前衛職業でプレイしているので分かりますが、3セルから攻撃できるのはPVP・狩場どちらでもかなりの脅威になりそうですね・・・。
では次に、現在の海外版「リネージュM」に実装されているすべての職業が日本版にも実装されましたが、もしかすると第12または第13の職業が実装するタイミングでは海外版と同時実装なんてこともあり得るのでしょうか?
職業については海外版に並びますが、まだまだ未実装なコンテンツもありますので、すぐには難しいと思います。
海外では丁度良いタイミングであったとしても日本には未実装なものがある中で導入することにより、職業間のバランスに大きな影響を与えてしまうこともあります。
MMOについて一番楽しい時期の一つにアップデートが発表されてから実装されるまでの間があると思います。
現在は海外実装後に詳細が判明してから日本に実装されるので、その楽しみは本来のものより小さくなっていると思います。
同時実装が理想であり目指すところではあるのですが、実際問題としてはなかなか難しい部分があるのですが…。
今後のアップデートペース次第では可能性がないわけでもありませんので、開発と協議したいと思います。
期待しています!よろしくお願いします!

新規コンテンツについて

リネージュM、エスカロス-2

ではここからは新規コンテンツについてお話いただければと思います。
新たなインターサーバーコンテンツ「新規領地エルモア-エスカロス地域(以下:エスカロス)」は複数のエリアが直列で繋がっているのが特徴的ですが、どういった仕様のワールドダンジョンになるのでしょうか?
普段は狩場として使用でき、タッチダウンイベント時にはボスが出現するラスタバドに近い形です。
マップイメージとしてはエルモア王国の国境付近からエスカロスの市街に向かって進んでいくような作りになっています。
市街地にはアンデッド魔族に支配されたモンスターが出現してきますが、兵士などではなく元市民や貴族であったと思われるような造形のモンスターが多く見られます。
マップ全体を見るとかなり細長い作りになっていますが、奥に行くほど敵が強くなっていきます。
なので自分の強さに合わせて狩場を選びやすいかと思います。
是非お気に入りの場所を見つけてみてください。
モンスターの攻撃力が非常に高いので、ソロでの攻略が難しい場合は「イミュントゥハーム」を受けてパーティ単位で攻略するダンジョンとしても利用できると思います。
Lv85以上でないと入場できないマップなので、最も手前のエリアでも十分手強いモンスターだらけになりそうですね・・・。
エスカロスには「タッチダウンタイム」と呼ばれる時間が設定されていますが、具体的には何が発生するのでしょうか?
合計5ラウンドにわたり各アーティファクトをアクティブにした先着順に報酬が付与されます。
ラウンド別に対象のアーティファクトが変わり、プレイヤーはモンスターを倒すよりも、より早く指定されたアーティファクトを目指し走ることになります。
直接的なキャラスペックの激突ではなく、運動会に近い感じを受けました。うまくタッチできると各種報酬が与えられます。
敵対血盟との熾烈な争いが繰り広げられそうですね・・・。
エスカロスで活躍することで得られる「爵位システム」とはどういったシステムなのでしょうか?
特定のクエストや寄付を行うことでより上の爵位を得られるものです。
昇級していくことでキャラクターをACや攻撃力などの強化する様々な効果を得られていくシステムとなります。
昇級させるためには審査クエスト完了による昇給審査で進行することができます。
キャラクター強化のための新しい目標として機能していくものと思います。
新たなシステム「リンクシステム」は自身の別アカウントをサポート可能にするとのことですが、どういった仕様なのでしょうか?
「傲慢の塔」と「信念の塔」でのみ利用可能なシステムであり、操作するキャラクターとサポートをするキャラクターに分けられ操作するキャラクターに対して自動追尾を行いサポートしてくれます。
また、操作するキャラクターはサポートキャラクターの一部スキルを使用することができます。PVPに発展するとサポートキャラクターは自動で帰還します。
傲慢の塔・信念の塔のみなのでサポートさせるにもある程度のスペックが必要になりますね。
では次に、今回実施されるグンターサーバーは前回開催時と比べて変更点はありますか?
真・グンターのブートキャンプという新規/復帰の方専用のキャンペーンが行われます。
初めての方やお久しぶりの方は通常のグンターサーバーの恩恵に加えてさらにレベルアップサポートが充実した状態で進行することが可能です。
本イベントを通じて「強化の巻物」や有用な消耗品を獲得できるのでより育成が捗ります。
更に本イベントでは、グンターサーバーでレベル75まで達成すれば強化済みの装飾品やルーン変換石などの貴重なアイテムも獲得できるので是非ご利用ください。
3セル攻撃が優秀なのでサブキャラとして育成しても十分活躍できますね。手に入れたルーンなどを使えば更に強化できますね。

リリース3周年について

リネージュM、3周年記念インタビュー1

ここからはリネージュMリリース3周年についてお話いただければと思います。
2月に実施された1000日記念からあっという間に3周年を迎えました。
近年では1〜2年以内にサービスを終了してしまうアプリゲームが非常に多い中、リネージュMは無事に3周年を迎えることができましたが、率直な感想をお願いします。
プレイヤーの皆様へ感謝を述べたいです。
ご指摘のように競争が激しくサービスを継続することも難しい中、こうしてサービスを継続できるのはプレイして頂いている皆様、またプレイしたことのある皆様のお陰であると考えております。
プレイヤーの皆様に支えられ、3周年を迎えられることができたと思います。誠にありがとうございます。
リネージュMはアプリゲームでありますが、MMOでもあります。
世界を形作るMMOにおいて、サービスの提供側ができる最大の貢献はサービスの長期運営であると考えています。
先達のPC版「リネージュ」のように長らく継続できるようにこれからも頑張ります。
ありがとうございます。
3周年記念イベントで注目のキャンペーンは何でしょうか?
「3周年記念スキルブックイベント」となります。
いつもは新職業やクラスケアを行った職業のみ一定期間、普段は名誉コインで獲得できない英雄級や伝説級のスキルが交換可能ですが、今回は全職業を対象としていますので、新職業をプレイする方以外にも大きな楽しみになると思います。
これまでの周年でもありましたが、記念コレクションのイベントがあります。
今回はネックレス、リング、コインの三種を合成してブレスレットにできますが、合成前後でそれぞれ性能が設定されています。
バラバラで使うか、合成して使うか、ちょっと悩んでみてください。
全職業対象のスキルブック販売は待ち望んでいるユーザーも多いと思いますので嬉しいですね!
3周年記念装備は性能が気になるところですね。
5/23(月)19時には3周年記念生放送が実施されましたが、放送をまだ見ていない方に向けてどういった内容か教えてください。
普段の話せる島通信で行っているアップデート情報の公開やイベントアトラクションだけでなく、全サーバー総合の各職業1位のプレイヤーの表彰や普段知ることが出来ないデータの公開など3周年ならではの内容を盛り込んでいます。
2周年記念生放送ようにちょっとバラエティ寄りになっています。
また、事前にお寄せいただいた質問に答えるコーナーや、ゲーム内アトラクションのコーナーなども行い、改めてプレイヤーの皆様の団結力に驚かされました。
ありがとうございます。
では次に、昨年末の生放送で公開された2022年の実装予定がほとんど実装されましたが、2022年後半はどういったアップデートが計画されているでしょうか?
大きいアップデートだと全クラス対象のクラスケアが予定されています。
海外では「オアシス」というアップデートタイトルだったものが相当するかと思います。
このクラスケアでは新スキルの登場やスキルに対する新システムが導入される予定ですので、全てのプレイヤーの皆様に期待されていると思っております。
こちらに加えてより新しい部分の追加がある可能性がありますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
ワールド内の状況により実装するコンテンツの順番は多少前後することもありますが、未実装コンテンツの導入を検討しておりますのでご期待ください。
普段のクラスケアでは一部の職業しか楽しみが無いので、次回の全職業対象クラスケアは盛り上がりそうですね!
では次の質問ですが、第11の職業「死鎌士(デスサイザー)」の実装など、コンテンツや要素が少しずつ海外版「リネージュM」に追いつきつつありますが、4年目のリネージュM運営として目標はありますでしょうか?
コンテンツの導入だけでなく、導入されたコンテンツの利用状況に応じて難易度やイベント実施時間の調整を行う必要もあると考えております。
勿論、最新のアップデート内容は常に期待されておりますので、こちらも可能な限り早く導入できるよう尽力して参ります。
直近の目標としては運営面での強化があります。
特にご要望の大きい外部ツール系の対応を継続して対応強化していきたいと思います。
不正を行なって有利にプレイしているのはやはり、いちプレイヤーとして許せない部分でもあるのでよろしくお願いします!

最後にプレイヤーの皆様へ一言

リネージュM、3周年記念インタビュー

最後になりますが、プレイヤーの皆様へ一言ずつお願いします。
3年もの長きにわたり、皆様のご愛顧を賜りましたこと、心よりお礼申し上げます。
この3周年は皆様に感謝を伝えるべく、過去最高の周年イベントにしようと決めていました。
これからも皆様にお楽しみ頂けるよう日々努力して参ります。
今後5周年、10周年といった節目のご挨拶をいたせるよう、サービスチーム一同努めさせていただきたく存じます。
ひとまず新職業「死鎌士(デスサイザー)」を触ってみてください!よろしくお願い致します!
インタビューにご協力頂きありがとうございました!
4年目も楽しませていただきます!

本インタビュー内容は2022年5月26日のものとなります。
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