リネージュM_ディレクターインタビュー

『Lineage M(以下、リネージュM)』運営チームの一人である黒猫氏にインタビューを実施!日本プレイヤー待望のアインハザードの祝福定額制となる「ドラゴンの宝玉」や、年内実装予定の新職業「銃士」などのお話を伺ってきました。

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黒猫氏について

黒猫氏
『リネージュM』日本運営チームの一人として、ゲーム状況の分析など数字関連を見る役割を担っているお方。サービスチームTwitterの黒猫の中の人

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▲今回は超希少グッズ『君主タオル』で覆面!

はじめに:自己紹介

それでは本日はよろしくお願いします!
まずは簡単に黒猫さんの自己紹介からよろしくお願いいたします。

改めまして、『リネージュM』の運営に携わっている黒猫です。
サービスチームTwitterをご覧になっている方であればご存知かもしれません。

昔からの「リネージュ」プレイヤーで、『リネージュM』もグローバル版リリース時から遊んでいたのですが、
ある時、個人的な友人であった大河内PPから「リネージュMを日本で出すから一緒にやろう」と声をかけてもらい、運営チームに参加したという形になりますね。

リネージュという作品の運営に携わるのはMからという事ですね。
ちなみに黒猫さんは相当なガチプレイヤーでもあると伺っておりますが・・・。

その辺りのお話はちょっと口をつぐませてください(笑)
少しでも情報を出すだけで特定されてしまうと思いますので…。

それは失礼しました…!
ただ、少なくともランキングなどにお名前が載っている域のプレイヤーというわけですね。

それでは本題に戻りまして、
黒猫さんはリネージュMの運営においてどういった役回りになるのでしょうか?

大河内PPや川南運営PがリネージュMの大枠の指揮を担当されているのに対して、
私は「では実際にゲーム内がどのような状況になっているのか」「シミュレーションをした結果どのようになるのか」といったゲームの数字部分を主に担当しています。

また、日本のプレイヤーの今の状況を見て、どの層のプレイヤーがどういった部分で困っているのかなど、本社の開発チームに各種調整を提案するなども私の役目のひとつです。

実際に最前線でプレイされている黒猫さんだからこそ、日本プレイヤーのリアルな悩みなどを届けられるという訳ですね!

アインハザードの祝福の定額制がついに実装!

それでは本日のメインテーマである、日本への実装が待望されているいわゆるアインハザードの祝福定額制について伺わせていただければと思います。

読者の方にはすでにご存知の方も多いかと思いますが、まずは改めて定額制のシステムについてご紹介いただけますか?

ショップで“ドラゴンの宝玉”というアイテムを購入して使用していただいてから30日間、
アインハザードの祝福(葉っぱ)がなくなった際に本来“0”と表示される部分が“∞”のマークに変わり、経験値・アデナ獲得量・アイテムドロップに関しては祝福1~200枚の時と同じ効果を得られるようになります。

これが葉っぱの定額制の簡単なシステムの説明となります。
また、この期間中はログアウトプレイが葉っぱ不足で途切れることもなくなります。

改めて、これまで葉っぱを購入し続けてきたトップ層や、葉っぱ枯渇に苦しみ始める中堅層のプレイヤーには非常に嬉しいシステムだと感じました。
因みにこの定額制の日本実装はいつ頃になるのでしょうか?

各種審査など通過次第、なるべく早くという形で考えています。この辺りの情報は実際に公式サイトやTwitterなどでご確認ください。

ファンミーティングなどで年内予定と発表されていましたので、このスピードでの実装には日本運営チームの熱意が垣間見えます…!
やはりそれだけ葉っぱ不足に悩まされているプレイヤーの数が多かったのでしょうか?

はい。とても多くの方のモチベーションなどに影響していました。
私自身葉っぱ不足に苦しむ一人でしたので定額制の実装は嬉しい限りです。

ただし、定額制をご利用いただくにあたっていくつか注意点があります。

まず、定額制の効果が発動している間はアインハザードの祝福が減っているわけではありませんので、血盟経験値など葉っぱの損耗が影響するものに関しては獲得できなくなります

また、定額制に加入している状態でも所持している葉っぱは減りますので、枯渇すると狩りはできても試練ダンジョンなど固定消費するコンテンツに挑むことができなくなります。そのため出席報酬や郵便の受け取りタイミング、ドラゴンのダイヤモンドなどをある程度残しておき、試練ダンジョン挑戦前に使用するといったプレイングの工夫は必要になってきます。

あくまで狩りの経験値やドロップを補強してくれるシステムということですね。
そんな多くのプレイヤーが待ち望む定額制ですが、実際に導入することで今のリネージュMのプレイ環境にどういった変化が生じるのでしょうか?

上位のプレイヤーの皆様に関しては、これまで課金などの面で歯止めをかけていた部分がなくなるため思う存分に狩りを楽しんでいただけるようになるかと思います。
先ほどもご説明したとおり、一部コンテンツのプレイなどに注意を払っていただければ、後は自由に気兼ねなく遊べるようになるはずです。

逆にこれまで特にアインハザードの祝福の消耗を気にしてこなかった層の皆様に関しては、定額制の導入で大きく変わる部分はないかと思います。
あくまで現在アインハザードの祝福の不足に困っている方・悩んでいる方向けの商品としてご認識いただければと思います。

ちなみにこの定額制ですが、お値段や内容などはグローバル版に準拠するという認識で大丈夫でしょうか?

そうですね。
価格に関してはグローバル版と同額程度の5000円前後でご提供できればと考えています。

内容に関しては、日本独自のコンテンツに合わせて変更・追加された部分があります。
たとえば、先ほど冒頭でお話させていただいた「ログアウトプレイ」ですが、日本先行導入システムの為、追加されたシステムとなります。

また、定額制以外の部分の話にはなりますが、
定額制導入に伴い全ユーザー共通で祝福1~200枚の時の経験値およびアデナ獲得率がアップしたり、
「リズの調査ノート」についても、現在葉っぱが201枚以上ないとドロップしないところを、1枚以上でドロップするようになります。

ありがとうございます。
私も一プレイヤーとして購入できる日が一層楽しみになりました!

最後にですが、定額制導入でゲーム根幹のシステム変更が必要となった影響で、ゲームデータの再ダウンロードが必要になっています。大きいデータになる可能性がありますので、Wi-Fi環境でのダウンロードをお願いいたします。

また、全プレイヤーが無料で定額制の機能を体験できるお試しアイテムの用意を進めております。お試し方法についてはお知らせで掲載しますので、そちらからご確認ください。

定額制の実装は、運営チームとしてはリネージュMをリスタートするタイミングと考えています。そのため、定額制アイテムと、リネージュMサービス開始時の象徴的なキャラクターである「リズ」の変身カードがセットになった特別なパッケージを提供する予定です。

リズ-1

汎用性の高いリズ変身でリネージュMを始める最高の機会でもありますので、リネージュMやってみようかな?という方はぜひこの機会に遊びに来ていただければと思います。

新職業「銃士」について

リネージュM_ファンミーティング4

それでは続いて、年内実装を予定されている新職業「銃士」に関してのお話を伺えればと思います。
まだ調整段階かとは思いますが、「銃士」はどのような職業になるのでしょうか?

グローバル版に基づいてのお話にはなりますが、「銃士」はかなり玄人向けの職業です。
攻城戦やPVPなどで特に活躍する職業になるのですが、敵のイミュントゥハームを破壊する・味方のスタンを解除するといったバフ・デバフによる支援に長けた特徴的なスキルが揃っています

他にも「ダッシュ」というスキルで瞬間的に数セル先まで移動できたり、自身を基点とする範囲攻撃ができたりと今までにない動きのできる職業です。

確かにできることが多すぎて、初心者の方がいきなり遊ぶには大変そうな印象です(笑)
ですが、その分うまい銃士の価値は非常に高くなりそうですね。

そうですね。攻城戦などで熟達した銃士が血盟に数人いると非常に助かると思います。
攻城戦血盟であれば、銃士を育てるために血盟全体でドロップ品を融通したり、といった動きが活発になるのではないでしょうか。

銃士の実装に合わせて新しい魔法書・技術書や装備などが増え、今まで人気のなかった狩場にレアドロップが増える可能性もありますので、狩場選定にも変化が生じるはずです。

リネージュM全体に大きな波が生まれる訳ですね。新職業というだけでワクワクしますので、実装が一層待ち遠しくなりました!

プレイヤーへのメッセージなど

それでは最後に黒猫さんから本インタビューの読者の皆様へメッセージをお願いいたします。

まずは、長らくお待たせしてしまいましたがアインハザードの祝福の定額制に関して、日本のプレイヤーの皆様にもようやく吉報をお届けでき、一安心しております。

また現在、リネージュMの遊び方に困っている方が多いことを運営側の課題として認識しております。

放置で狩りをして終わりといったゲームではございませんので、
強い狩場にクラハンを誘い合ったり、血盟同士で模擬攻城戦をしたり、プレイヤー同士で声を掛け合ってリネージュMを長く遊んでいただけるように、運営側としても様々な遊び方の種を提供できればと考えております。

まさに今開催している「エヌ・シー・ファイブ」イベントも、プレイヤー間の話題になればと半ばギャンブルのつもりで実施したイベントになります。

リネージュM、エヌシーファイブ

確かにあれは予想外すぎてびっくりしました(笑)

こういったネタ要素の強いイベントがプレイヤーに受け入れてもらえるのか、どういった反応になるのか期待半分不安半分でスタートしたのですが、
皆で集合写真を撮ったり、街中で変身して並んでみたりと様々な遊び方・楽しみ方をユーザー側で見つけていただけており、運営チームとしては胸をなでおろしています(笑)

こういったネタ要素強めのイベントだけでなく、
プレイヤーのみなさんから多く寄せられている攻城戦の開始時間やボス出現時間の変更や、
傲慢の塔の上位階層の実装など開発と協力していきますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

まずは、10月末に傲慢の塔の4階の実装を予定しておりまして、そこから段階的に実装していく予定です。
先ほどお話させていただいた新職業「銃士」も年内に実装していきますので、
これからも末永くリネージュMを愛していただけると運営チームとしてこれ以上ない喜びです。

本日はありがとうございました!

本インタビュー内容は2019年10月18日のものとなります。

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