『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』のストーリーを紹介しています。うたわれるものシリーズ1作目の中盤後半の話となりますので、『うたわれるもの』のあらすじが気になる方は、ぜひ確認してみてください。
※本記事は本編のネタバレとなっています。ご注意ください※
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Part3
中盤後半のあらすじ
ナ・トゥンクでの奴隷による叛乱勃発に対し國としては支援できないとするハクオロだったが、カルラの強い意志と強引に現地に連れて行かれたことにより身分を偽って叛乱に加勢することになる。
カルラの弟である「デリホウライ」率いるその叛乱はナ・トゥンク皇「スオンカス」にカルラを誘き出すために利用されたものであったが、ハクオロたちとともにスオンカスを討ち取り、デリホウライを皇とした”カルラゥアツゥレイ”の建国で幕を閉じる。
しばらくして、シケリペチムから再度侵攻を受けるものの、ハクオロの策による敵陣営への奇襲で退けることに成功し、そのまま進軍を開始する。
強固と思われた大國シケリペチムであったが、各地の結束は弱く、戦況が崩れたことで國が分裂していったのに加え、一騎当千の猛者と士気の高さによって数の上で劣勢であったトゥスクル軍はニウェを城に追い詰めるまでに至る。
一連の侵攻・謀略はハクオロの中に眠る力を目覚めさせるためのものであったニウェは火災でハクオロとの一騎討ちに持ち込むも、突如豹変したハクオロによって果てる。
そう時間がかからずに各地の鎮静化が済み事態が収束するも、一騎討ちの際に感じた謎の高揚感や豹変し止めを刺した際の記憶がないことに疑問を抱くハクオロであった。
中盤後半の物語のポイント
ナ・トゥンクでの叛乱の加勢
その身その魂全てを捧げるウィツァルネミテアの契約を持ちかけてまで叛軍の支援を頼むカルラの決意に圧されてハクオロは叛軍に物資の支援をするも、状況は悪化する一方であった。
そんな中カルラが夜中にハクオロを無理やり連れ出し、何やら乗り気なトゥスクル女性陣とともに叛軍の支援に向かうことになる。
最初は傲慢な態度をとる叛軍のリーダー「デリホウライ」であったが、カルラとの圧倒的な力の差をその身で感じたことで態度を改め、ともに状況を打開していく。
こちらでは語りきれないものの、カルラとデリホウライは姉弟であり、それ故のストーリーもこの章の醍醐味となっている。
留守中の盗賊事件
帰還後、ハクオロたちのナ・トゥンク遠征中に連日続いていた盗賊事件解決の話が語られる。
ベナウィ・クロウの策で元ケナシコウルペ皇女「カムチャタール」がオンカミヤリュー族のはぐれ者「ノポン」の転移術で城の倉から盗み出していることが判明し、オボロたちとともに追い詰める。
退く選択肢はないとするカムチャタールに対し、苦渋の決断で闇に葬ろうとするベナウィであったが、クロウが間一髪で止めに入る。
カムチャタールの盗みは奴隷の身請け金確保のためであったと判明したことやクロウの言葉もあって、後の事は皇(ハクオロ)に任せてこの騒動は不問となった。
ちなみにハクオロたちの加勢もあって、この騒動から間も無くナ・トゥンクは滅亡することになるため、身請け金問題も解決される。
シケリペチムとの戦
クッチャケッチャの騒動で暗躍していたのはシケリペチムであること、すでに侵攻の準備も行われていることが判明し、状況は一変。
間も無く侵攻を受けるも敵の侵攻経路を予測し、敵陣への奇襲に成功、捨身の水攻めも回避し、トゥスクル軍は侵攻を開始する。
クッチャケッチャ騒動含めシケリぺチムの不審な動向は全てニウェによるハクオロを皇として成熟させ、戦いを楽しむためだけの狂気じみた考えのもとにあったことを知るとともに、ハクオロはニウェとの一騎討ちに誘い込まれる。
そしてハクオロの謎の力によってこの戦は勝利という形で幕を閉じる。
垣間見えるハクオロの謎
ニウェとの一騎討ちの際、追い詰められるハクオロだったが、最後の一撃を受ける直前に様子が豹変する。
ハクオロが気を取り戻すとニウェの姿はなく、ただ血の海が広がるのみであった。
ここでのハクオロの姿の描写はなく、ハクオロはその豹変している際の記憶がないため、ハクオロの謎の一つとして残る。
続きは後日公開予定
ここまではハクオロを中心とするトゥスクル軍の戦が主な内容でしたが、ニウェ戦最後でハクオロの力の一端が見えたように終盤からは物語の核心部分に迫っていくことになります。
もちろん戦は続いていきますが、これまでとは違った面白さとなっているので、お見逃しなく。
Part4は後日公開予定!お楽しみに!
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上記で紹介したストーリーは中盤後半の中だけでもほんの一握りに満たない話となっています。
これでもかというほど作り込まれた世界観と紐解かれる多くの謎、魅力的なキャラクターそれぞれの個性など語りきれないほど卓越したストーリーとなっているので、全編読み終えたころには”うたわれるもの”の虜になること間違いなしです!
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