『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』のストーリーを紹介しています。うたわれるものシリーズ1作目の中盤前半の話となりますので、『うたわれるもの』のあらすじが気になる方は、ぜひ確認してみてください。
※本記事は本編のネタバレとなっています。ご注意ください※
中盤前半のあらすじ
謀反を起こしたことで朝廷にあだなす存在となったハクオロたちはベナウィらケナシコウルペからの侵攻を受けるも冷静な判断によりなんとか凌ぎ切る。
それから数日してケナシコウルペ皇「インカラ」が無関係の集落を焼き払ったことをきっかけに、各地の集落との同盟を結ぶことに成功したハクオロたちは、悪政を敷くケナシコウルペへ侵攻し制圧に成功、”トゥスクル”という名で建国する。
間も無く大國のシケリペチムから降伏勧告を受けるも密かに対抗策を講じようとしたことを見抜かれ、大軍で攻め込まれる。
圧倒的な戦力差で勝ち目がないものと思われたが、ハクオロの爆薬を使った奇策により見事侵攻を阻止し、シケリペチム皇「ニウェ」との決着は先送りになる。
トゥスクルに降りかかる戦火は絶えず、しばらくして追い討ちをかけるように隣国クッチャ・ケッチャから攻め込まれ、ヤマユラの村と村人たちが全滅。
半ば憎しみの感情で侵攻するハクオロたちに対し、皇「オリカカン」含むクッチャ・ケッチャはハクオロを一族の仇であると幻術で思い込まされていただけであり、最後は口封じのために謀殺されてしまう。
ヤマユラやクッチャ・ケッチャの者たちの犠牲は何者かの掌の上で踊らされていただけであったことに怒りが煮えたぎるも、様々な者たちとの出会いとともに國を盤石なものにしていくハクオロであった。
中盤前半の物語のポイント
ケナシコウルペ制圧
謀反を起こしたことによりケナシコウルペと敵対することになるが、ハクオロの采配により侵攻の阻止や重要な関の制圧などをやってのけ、ついには各地の集落と同盟を結びケナシコウルペの制圧に成功する。
クロウたちケナシコウルペ軍は投降し、敗北を悟ったベナウィはインカラ皇に皇の最後の務めとして自害することを勧めるも、インカラは最後まで皇らしからぬ言動をしたため、ベナウィに介錯されて終わる。
自身も國とともに散ろうとするベナウィであったが、ハクオロに説得されてクロウと共に傘下に加わることになり、謀反の一連の出来事は幕を閉じる。
そしてハクオロは新たに”トゥスクル”という名の國を建て、その國の皇としての責務を果たしていくことになる。
シケリペチムの侵攻阻止
大國であるシケリペチムの使者から降伏勧告をされ、受け入れたかのように振る舞うも密かに対抗策を講じるハクオロだったが、その目論見を見抜かれ攻め込まれる。
しかし、圧倒的な戦力差でなめられていることを逆手に取り、故意に逃げるように明け渡して利用させた陣を爆破することで兵糧を枯らすという奇策で侵略を阻止することに成功。
兵糧を積んだ残党狩りの際にニウェと一戦交えることになるが、ハクオロの目的は兵糧を潰してその状況を凌ぐことであったため、勝負はお預けにして撤退する。
クッチャ・ケッチャの侵攻
周辺諸国との和平調停の儀を執り行っている最中、テオロが敵襲を報せに突撃してくる。
何やら憎悪に満ちた様子であった敵を殲滅するもヤマユラの集落は壊滅、テオロは大怪我を負っており、亡くなってしまうという最悪の結末となる。
調査によってその襲撃がクッチャケッチャという國によるものだと判明するも即座に攻め入ることは渋るハクオロであったが、使者も討たれてしまったことを決め手に侵攻を開始。
クッチャケッチャ皇「オリカカン」に一族の裏切り者であると憎悪を向けられ、記憶を失っているハクオロは困惑するが、決着がつく直前にそれは何者かの幻術によって惑わされていただけだったと判明し、黒幕であると思われる者のことを口にしようとした瞬間に謀殺され、幕を閉じる。
様々な出会い
トゥスクル建国で多くの戦火が降りかかる中、ケナシコウルペ制圧での「クロウ」・「ベナウィ」らを筆頭に調停者”オンカミヤムカイ”からの使者「ウルトリィ」「カミュ」たち、嵐により座礁した奴隷船から保護された「カルラ」、クッチャケッチャ侵攻後に誤解を詫び仲間に加わる「トウカ」など様々な出会いがある。
特に何度か夜中に連れ出されて会うことになる大國”クンネカムン”の皇「クーヤ」とその腹心「ゲンジマル」は今後の展開の鍵となっていく。
続きはPart3で・・
中盤からハクオロたちに次々と降りかかる戦火の数々が描かれており、後半でもその流れは止まりません。
物語終盤になるにつれてハクオロや世界の謎に迫っていくことにもなるため、ここからさらに面白くなっていきます!
Part3の記事にて中盤後半の物語を紹介中です。
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上記で紹介したストーリーは中盤前半の中だけでもほんの一握りに満たない話となっています。
これでもかというほど作り込まれた世界観と紐解かれる多くの謎、魅力的なキャラクターそれぞれの個性など語りきれないほど卓越したストーリーとなっているので、全編読み終えたころには”うたわれるもの”の虜になること間違いなしです!
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