毎週水曜24時55分からフジテレビ他にて絶賛放送中のTVアニメ『平家物語』第六話「都遷り」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。
『平家物語』第六話あらすじ・場面カット
第六話「都遷り」
第六話「都遷り」あらすじ
平家への風当たりが強まるなか、京からの遷都が決まり、慌ただしく引っ越しの準備をする資盛・清経・びわ。
たどり着いた福原の海岸で、兄弟たちはいとこ違いの敦盛と出会う。
月を見ながら笛を吹き、束の間の交流を楽しむびわたちだったが、清盛の邸では物の怪による変事が相次いでいた。引用:公式サイト
解説コラム「今様」
今様は「いまよう」と読み、「現代風」「最新流行の」という意味です。今様以前の和歌や漢詩などに対する新しい文芸で、「平家物語」の舞台となった時代より少し前ころから、都を中心にはやっていった歌です。
今様は仏への祈り、人々の心などあらゆるものをテーマとしています。和歌のような七五音4句が基本といわれますが、そうではないものや、長いもの、短いものなど色々な種類がある自由なものでした。貴族や僧侶などの都周辺の文化圏で生まれたものですが、地方ではやっていたものも都にもたらされ、混ざり合っていったようです。操り人形による寸劇などで生計を立てていた傀儡女(くぐつめ)や白拍子、遊女などが広めたともいわれています。本作品の後白河法皇は史実においても今様が大好きで、当時、都周辺ではやっていた今様をあつめた「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」という本を作ったほどでした。宴会での出し物になったり、仕事をしながら気がついたら歌っていたり、それくらい当時の人々の身近な楽しみであったのです。しかし後白河法皇がすごいのは「今様合(いまようあわせ)」というゲームまで考案し、1174年9月に15日間にわたって法住寺殿でおこなったことでしょう。
後白河法皇という人を考えるとき、今様は切っても切れないものであり、この時代の空気や雰囲気を考えるうえでも大切な事柄なのです。なにより、歴史には残りにくい名もなき人々の心を、現代に我々に伝えてくれることは見逃せません。
引用:公式サイト
『平家物語』作品概要
スタッフ
原作 | 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊 |
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監督 | 山田尚子 |
脚本 | 吉田玲子 |
キャラクター原案 | 高野文子 |
音楽 | 牛尾憲輔 |
アニメーション制作 | サイエンスSARU |
キャラクターデザイン | 小島崇史 |
美術監督 | 久保友孝(でほぎゃらりー) |
動画監督 | 今井翔太郎 |
色彩設計 | 橋本賢 |
撮影監督 | 出水田和人 |
編集 | 廣瀬清志 |
音響監督 | 木村絵理子 |
音響効果 | 倉橋裕宗(Otonarium) |
歴史監修 | 佐多芳彦 |
琵琶監修 | 後藤幸浩 |
権利表記
©️「平家物語」製作委員会