1月12日(水)24時55分からフジテレビ他にて放送開始予定のTVアニメ『平家物語』第一話「平家にあらざれば人にあらず」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。
『平家物語』第一話あらすじ・場面カット
第一話「平家にあらざれば人にあらず」
第一話「平家にあらざれば人にあらず」あらすじ
平安末期の京都。平家一門は、権力・武力・財力、あらゆる面で栄華を極めようとしていた。
天皇をもしのぐ勢いで野心を募らせる父・平清盛を危うく感じる長男の重盛はある夜、邸内で琵琶法師の少女・びわと出会い、平家の滅亡を予言される。
重盛とびわには、ともに見えないものが見える「目」を持つという共通点があった。引用:公式サイト
解説コラム「太政大臣」
平清盛は、伊勢平氏を率いる武家の棟梁として、天皇と上皇、貴族・藤原氏の仲間割れ、源氏とのあらそいに巻き込まれつつも最終的に勝ち残り、朝廷での権力を得ていきました。そして、武士としては日本史上初めて、1167年、朝廷の最高の官職・太政大臣(だいじょうだいじん)になりました。太政大臣の官職は、本来、貴族社会の藤原氏などが独占していたのですが、清盛はこの座につくことで朝廷・貴族社会の頂点に君臨することとなります。
しかし、清盛はこの太政大臣をわずか三か月でやめてしまいます。清盛は太政大臣になったという事実だけが大切で、その3か月で平氏の人々が朝廷の高官になれるよう後押しをし、一方で日宋貿易の拠点として大輪田泊(現兵庫県・現神戸港西側)の大改修に心血を注ぎました。
平氏が権力を得るまでの武士は朝廷・貴族らの「番犬」として、戦争の道具として、低い立場として扱われていたのが、清盛によって完全にひっくり返されました。日本の支配者が朝廷や貴族から武士に代わる古代から中世への大転換がはじまったのです。本作品は、こうして清盛が平家と自らが得た栄華の頂点から紐解かれます。
太政大臣になったとき、きっと清盛は一族の前で言ったとおもいます。「おもしろかろう?」と。おそらくは太政大臣をやめたときも。引用:公式サイト
『平家物語』作品概要
スタッフ
原作 | 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊 |
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監督 | 山田尚子 |
脚本 | 吉田玲子 |
キャラクター原案 | 高野文子 |
音楽 | 牛尾憲輔 |
アニメーション制作 | サイエンスSARU |
キャラクターデザイン | 小島崇史 |
美術監督 | 久保友孝(でほぎゃらりー) |
動画監督 | 今井翔太郎 |
色彩設計 | 橋本賢 |
撮影監督 | 出水田和人 |
編集 | 廣瀬清志 |
音響監督 | 木村絵理子 |
音響効果 | 倉橋裕宗(Otonarium) |
歴史監修 | 佐多芳彦 |
琵琶監修 | 後藤幸浩 |