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毎週水曜24時55分からフジテレビ他にて絶賛放送中のTVアニメ『平家物語』第十一話(最終回)「諸行無常」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。

『平家物語』第十一話あらすじ・場面カット

第十一話「諸行無常」

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第十一話「諸行無常」あらすじ

年が明けて季節は冬から春へ。決戦は屋島の戦いから壇ノ浦へと向かう。追ってきたのは源氏の若き総大将・義経。
激しいうず潮に源平の舟が入り乱れるなか、イルカの大群が押し寄せ、遂に風向きが変わる。
平氏の敗北と滅亡が垣間見えるなか、みなを勇気づけ闘う宗盛と知盛。三種の神器とともに帝の手を取る時子。
びわはそのすべてを目に焼き付けようとしていた。

解説コラム「灌頂の巻」

「灌頂(の)巻」は壮大な叙事詩「平家物語」の最後を締めくくる短編の抒情詩のようなエピソードです。

壇ノ浦の戦いで助けだされた建礼門院(徳子の出家後の名前)が、すべての富と地位を剥奪され出家し、ひっそりと暮らす京都・大原の寂光院を後白河法皇がたずねるところから始まります。徳子は平家の興亡を自らの立場から語ります。後白河に、自らの生涯を人間が死後に、生前の善行・悪行の報いとして送り込まれる苦行の世界、六道(ろくどう、地獄はそのひとつ)で生死・輪廻をくり返すようなものであったと回想します。また、物語の舞台から一人また一人と退場していった人々への弔いと祈りの日々であったと述べます。

後白河の来訪ののち、徳子は体調を崩します。六道のような人生を終え極楽浄土へ行くことを願い、堂に安置された阿弥陀如来像の指に極楽浄土への導きをもとめる思いから、5色の糸を結び付けていました。ですから、徳子は臨終に際してもその糸を手に取り、仏の浄土への導きを願うお経を唱え続け、その声は次第に弱弱しいものとなり、消え入るように臨終をむかえます。壇ノ浦の戦いから6年後のことでした。

「灌頂の巻」は全ての「平家物語」が書かれたあとに付け足されたものともいわれますが、真偽はわかりません。どこか幻想的で非現実的なシーンで読者の心を揺さぶります。この壮大な物語の最後を締めくくるのにふさわしい静かな、静かな、エピソードです。

アニメ『平家物語』公式サイト

『平家物語』作品概要

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『平家物語』声優情報と作品概要・あらすじ紹介

スタッフ

原作 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
監督 山田尚子
脚本 吉田玲子
キャラクター原案 高野文子
音楽 牛尾憲輔
アニメーション制作 サイエンスSARU
キャラクターデザイン 小島崇史
美術監督 久保友孝(でほぎゃらりー)
動画監督 今井翔太郎
色彩設計 橋本賢
撮影監督 出水田和人
編集 廣瀬清志
音響監督 木村絵理子
音響効果 倉橋裕宗(Otonarium)
歴史監修 佐多芳彦
琵琶監修 後藤幸浩

権利表記

©️「平家物語」製作委員会

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