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毎週水曜24時55分からフジテレビ他にて絶賛放送中のTVアニメ『平家物語』第五話「橋合戦」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。

『平家物語』第五話あらすじ・場面カット

第五話「橋合戦」

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第五話「橋合戦」あらすじ

重盛の死を受け、「未来が見えても変えることはできない」と嘆くびわ。
その左目は、いつの間にか重盛の目と同じ色になっていた。
重盛に代わり弟の宗盛が平家の頭領になるが、後白河法皇は平家の勢力を削ごうと動き始める。
これに反発した清盛は、三種の神器とともに幼い安徳天皇の即位を急ぐ。

解説コラム「流罪・恩赦」

流罪は、すべての社会的地位を奪い、都から離れた遠国に強制移住させるものです。朝廷が定めた、笞(笞打ち)・杖(杖打ち)・徒(強制労働)・流(流罪)・死(死刑)とよばれる五刑の一つで、死罪の次に重い刑罰でしたが実質的には流罪がもっとも重い刑罰でした。

「平家物語」では、鹿ヶ谷の陰謀で流罪となった人々のうち、反平家のたくらみをくわだてた西光は死罪、後白河院近臣の藤原成親は備前国(岡山県)に子の成経や平康頼、俊寛らは九州の鬼界ヶ島に流罪となりました。

鹿ヶ谷の陰謀の事後処理がおわったのち、高倉天皇のもとに中宮として嫁いだ徳子が懐妊しますが、経過はよくなく、徳子の生命やおなかに宿した新たな命の先行きが危ぶまれてきました。そんなおり、西光や流刑地で食事も与えられず死んだ成親を含め、今まで清盛の関わった事件などで命を落とした人々の怨念、悪霊、さらには鬼界ヶ島で流刑に服す鹿ヶ谷の陰謀にかかわった人々の生霊までもが、物の怪として徳子に取り付いていることがわかります。鬼界ヶ島の流人たちの恩赦(罪を赦すこと)こそが、徳子の出産を無事に終える最善の策であると人々は考えました。そして恩赦がおこなわれたのです。恩赦は「非常赦」と呼ばれ、流罪の人々にはしばしば行われるものでした。

鹿ヶ谷の陰謀にたいする清盛の怒りはすさまじく、娘・徳子のために恩赦をおこないながらも、俊寛はただ一人、海中の孤島に残され生涯を終えます。恩赦で都へ帰る人々を見送る俊寛の無念や絶望感は並大抵のものではなかったでしょう。清盛の俊寛に対する追い打ちのような仕打ち、清盛が武士であることを思い出させるエピソードでもあるのです。

アニメ『平家物語』公式サイト

『平家物語』作品概要

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『平家物語』声優情報と作品概要・あらすじ紹介

スタッフ

原作 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
監督 山田尚子
脚本 吉田玲子
キャラクター原案 高野文子
音楽 牛尾憲輔
アニメーション制作 サイエンスSARU
キャラクターデザイン 小島崇史
美術監督 久保友孝(でほぎゃらりー)
動画監督 今井翔太郎
色彩設計 橋本賢
撮影監督 出水田和人
編集 廣瀬清志
音響監督 木村絵理子
音響効果 倉橋裕宗(Otonarium)
歴史監修 佐多芳彦
琵琶監修 後藤幸浩

権利表記

©️「平家物語」製作委員会

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