2020年から放送開始となり、最終回を迎えた『ひぐらしのなく頃に業』。登場人物の一人である北条沙都子に似ていると言われる『うみねこのなく頃に』に登場するラムダデルタについてご紹介します。ひぐらし・うみねこともに重要なネタバレが含まれます。ご注意ください。
「ラムダデルタ」とは?
ラムダデルタの基礎情報
©竜騎士07/07th Expansion ©ENTERGRAM
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声優 | 緒乃冬華さん |
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能力 | “努力する者は報われる”を具現化する |
特徴 | ベルンカステルへの強い執着 |
千年を生きた絶対の魔女。”努力する者は報われる”を具現する魔女で、人間たちからも大変崇められている。魔女と言えど人間の概念からは逃れていない。その為、人間に崇められる存在である彼女の力は計り知れない。 |
公式サイトより引用しています。
『うみねこのなく頃に』シリーズに登場する魔女
やや猪突猛進な面が受けられるものの、ラムダデルタは圧倒的なパワーを持ち、その力を発揮すれば全てをねじ伏せられる実力を持つ魔女。
魔女「ベアトリーチェ」の後見人
ベアトリーチェの後見人であるため、ラムダデルタが後見人を辞めてしまうとベアトリーチェは人間に戻ってしまうと言われています。
魔女「フレデリカ・ベルンカステル」に強い執着を持つ
ベルンカステルに対する愛憎
一度ベルンカステルに敗けているためか、はたまた他の理由があるかは不明ですが、ラムダデルタはベルンカステルに少々過激な愛憎入り混じった感情を持ち合わせています。
ベルンカステルを閉じ込めて一緒にいる
『うみねこのなく頃に』で行われるゲームにラムダデルタが参加する目的は、ゲームを引き分けにし続けることでベルンカステルをゲーム内に閉じ込め、彼女と一緒にいること。
そのため戦人が劣勢になれば戦人に手を貸し、ベアトリーチェが劣勢になればベアトリーチェに加勢します。
気分屋のようにも見えますが、実際は自身の目的のためだけに動く魔女です。
「ラムダデルタ」とひぐらしキャラの関係性
『うみねこのなく頃に』に登場する「ラムダデルタ」との関係性が疑われているのは、現状「鷹野三四」と「北条沙都子」の2人。
鷹野三四(田無美代子)との関係性
「三四」と「ラムダデルタ」
「34」をギリシアのイオニア式数記法で表すと下記の通りになります。
数字 | イオニア式数記法 |
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30 | λ/Λ(ラムダ) |
4 | δ/Δ(デルタ) |
鷹野「三四」と「ラムダデルタ」の名前に共通点があることから、キャラクターの関連性が当時から疑われています。
外見的特徴
鷹野三四の幼少期「田無美代子」と「ラムダデルタ」の外見は酷似しています。
担当声優
鷹野三四は伊藤美紀さんが演じられているため、ラムダデルタとの共通点はありません。
しかし、郷壊し編で登場した高野三四※の声優はラムダデルタと同じ緒乃冬華さんです。
※この時は祖父の高野一二三にあわせて“高”野と名乗っている
※田無美代子→高野三四→鷹野三四と名前を変更
北条沙都子との関係性
『ひぐらし業』開始までは騒がれていなかった
アニメ『ひぐらしのなく頃に業』にて沙都子が豹変するまでは、特段「沙都子」と「ラムダデルタ」が似ているといった話はありませんでした。
『ひぐらし業』の沙都子の性格が「ラムダデルタ」と似ている
ラムダデルタの項にある通り、ラムダデルタはベルンカステルへ愛憎が入り混じった強い執着を持ち、目的は「ベルンカステルと一緒にいる」ことです。
『ひぐらし業』の沙都子もループを繰り返すうちに、梨花に対する愛憎入り混じる執着を持ち始め、「2人で一緒にいる幸せな世界にたどり着く」ことを目的としています。
内面的特徴や強い意志に基づく目的が似通っていることから、ファンの間では「沙都子がループを繰り返した結果、ラムダデルタになった(ラムダデルタが生まれた)」と言われることもあります。(あくまでもファン間の考察)
『ひぐらし』と『うみねこ』キャラの関係性は不明
「古手梨花とフレデリカ・ベルンカステル」と「羽入とフェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」、「北条沙都子・鷹野三四とラムダデルタ」の関係性は作中で一切明言されていません。
また、「エウア」と命名された彼女が魔女と関係を持っているのかについても分かっていませんので、2021年7月から放送開始予定の『ひぐらしのなく頃に卒』を楽しみに待ちましょう!
『ひぐらし』と『うみねこ』をおさらい
©2006竜騎士07
/ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通 |
©2009竜騎士07
/右代宮一族 |
『ひぐらし』と『うみねこ』は同じ原作者
『ひぐらしのなく頃に』も『うみねこのなく頃に』も原作は同人ゲームです。
同人サークル「07th Expansion」が2作品とも制作を担当しており、作品間に直接的な関わりはほとんど見受けられませんでしたが、「同一人物?」と思われるキャラクターが各々の作品に登場しています。
今回紹介する「ラムダデルタ」は、当時『ひぐらし』に登場する「田無美代子(鷹野三四)」ではないかと囁かれていました。
また『ひぐらし』シリーズでは『うみねこ』シリーズに登場する「フレデリカ・ベルンカステル」の名前も度々登場しています。
【TIPS】フレデリカ・ベルンカステル
『ひぐらし』シリーズでは、各編の始まりに登場する「謎めいた詩」の末尾に「Frederica Bernkastel」と記されています。
『うみねこ』シリーズでは、パラレルワールドを行き来する大魔女として登場。
『ひぐらし』シリーズに登場する古手梨花と同じ声優の田村ゆかりさんが担当されています。
容姿も梨花と似ていますが、関連性は今のところ不明。
『ひぐらしのなく頃に』シリーズをおさらい
原作ストーリーに沿ったアニメ1期・2期
原作ゲームに乗っ取った内容が描かれたアニメが2006年と2007年に放送されていました。
物語の主な目的は古手梨花が昭和58年6月に必ず殺される運命を乗り越え、仲間たちみんなと未来を迎えること。
祭囃し編にて梨花は最大の脅威を退けることに成功し、誰一人欠けることなく幸せな未来を享受しました。
完全オリジナルストーリーの『ひぐらし業』
©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会 |
昭和58年6月を無事に越えることができたはずだった古手梨花は、またもや昭和58年6月を繰り返すことに。
惨劇は回避したはずにも関わらず、梨花は次のカケラ(世界)へ。
猫騙し編では、毎度異なる人物に梨花は殺されていました。
物語終盤では、北条沙都子がエウアと名乗る人物と出会い、ループする能力を得て惨劇を引き起していたことが判明。
沙都子は何度もループを繰り返し、愛憎混じる中で“沙都子と梨花が一緒に暮らせる幸せな世界”を目指します。
梨花への異常な執着――ヤンデレともとらえられそうな愛憎を持ったことから、ファンの間では「ラムダデルタは沙都子?」という考察が出るようになりました。
『ひぐらし』シリーズの詳細情報は、下記リンクをご参照ください。
あらすじの他にもおすすめの観る順番も紹介中です。
『うみねこのなく頃に』シリーズとは?
『ひぐらし』とタイトルが似ていますが、世界観はまったくの別物です。
そのため『うみねこのなく頃に』単独で楽しむことが可能!
ただし『うみねこのなく頃に』はエピソード8まであるものの、アニメはエピソード4までしか放送されていません。
ラムダデルタは「episode2の裏お茶会」から登場。
アニメ『うみねこ』あらすじ
「これは永遠の拷問。」
伊豆諸島、六軒島。全周10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。
年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。
天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日)
速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。
彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。
船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。
そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。
俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?
人間が起こした殺人事件か、魔女によるファンタジーなのか
©竜騎士07/07th Expansion©ENTERGRAM |
『ひぐらし』は終盤に差し掛かると羽入が登場し、物語の要素にファンタジーが色濃く加わることになりましたが、『うみねこ』は序盤から“魔女”を名乗る存在が登場します。
【TIPS】ベアトリーチェ
千年を生きた「黄金の魔女」
1人を“無限に殺す力”を持ちます。
『うみねこのなく頃に』で起こる殺人事件は魔法によって引き起こされたものと主張。
物語の序盤では主人公が論破すべき敵にあたり、『うみねこ』の世界を解き明かす上で重要なキャラクターです。
『ひぐらしのなく頃に業』概要
放送・配信情報
放送情報
放送局 | 配信日時 |
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TOKYO MX | 毎週木曜24:30~ |
BS11 | 毎週木曜24:30~ |
サンテレビ | 毎週木曜25:30~ |
AT-X | 毎週金曜22:00~ |
配信情報
配信サイト | 配信日時 |
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dアニメストア | 毎週木曜24:30~ |
ひかりTV | 毎週木曜24:30~ |
そのほか配信サイトは下記リンクをご参照ください。
イントロダクション
都心から遠く離れ、色濃く残る自然に囲まれた集落──雛見沢村。かつて、ダムの底に沈むはずだった村は、
今もなお昔と変わらない姿で、
転校生・前原圭一を迎え入れる。都会で暮らしていた圭一にとって、
雛見沢の仲間と過ごす賑やかでのどかな生活は、
いつまでも続く幸せな時間のはずだった。一年に一度行われる村の祭り、綿流し。
その日が来るまでは…。昭和五十八年、六月。
ひぐらしのなく頃に。日常は突如終わりを告げ、
止まらない惨劇の連鎖が始まる──。
スタッフ
原作 | 竜騎士07/07th Expansion |
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監督 | 川口敬一郎 |
シリーズ構成 | ハヤシナオキ |
キャラクターデザイン | 渡辺明夫 |
助監督 | 池端隆史 |
美術監督 | 井上一宏(草薙) |
美術統括 | 山根左帆(草薙) | 色彩設計 | 小松亜理沙 |
撮影監督 | 戸澤雄一朗(グラフィニカ) |
編集 | 丹 彩子(グラフィニカ) |
音響監督 | 森下広人 |
音楽 | 川井憲次 |
音楽制作 | フロンティアワークス |
プロデュース | インフィニット |
アニメーション制作 | パッショーネ |
製作 | ひぐらしのなく頃に製作委員会 |
キャスト
キャラクター | キャスト |
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前原圭一 | 保志総一朗 |
竜宮レナ | 中原麻衣 |
園崎魅音・詩音 | ゆきのさつき |
北条沙都子 | かないみか |
古手梨花 | 田村ゆかり |
大石蔵人 | 茶風林 |
富竹ジロウ | 大川透 |
鷹野三四 | 伊藤美紀 |
入江京介 | 関俊彦 |
北条鉄平 | 宝亀克寿 |
羽入 | 堀江由衣 |
知恵留美子 | 折笠富美子 |
エウア | 日髙のり子 |
『ひぐらし』シリーズ作品概要
▼ひぐらしのなく頃に シリーズ▼ | |
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▶︎ひぐらしのなく頃に(1期) | ▶︎ひぐらしのなく頃に解(2期) |
▶︎ひぐらしのなく頃に礼(3期) | ▶︎ひぐらしのなく頃に煌(4期) |
▶︎ひぐらしのなく頃に業 | ▶︎ひぐらしのなく頃に卒 |