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毎週水曜24時55分からフジテレビ他にて絶賛放送中のTVアニメ『平家物語』第四話「無文の沙汰」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。

『平家物語』第四話あらすじ・場面カット

第四話「無文の沙汰」

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第四話「無文の沙汰」あらすじ

待望の御子を授かったにもかかわらず、病床に臥せってしまった徳子。
見舞いにきた重盛が片目で周囲を見ると、密議の陰謀で処分された者たちの怨霊が蠢いていた。
恩赦によって流罪になった者たちが解放され、徳子の息子が無事産まれるが、平家の立場はいっそう難しいものとなっていた。

解説コラム「小烏丸」

第四話「無文の沙汰」で、重盛は息子の維盛を呼び太刀を贈ります。それをみるや維盛は「これは、もしや代々平家に伝わる名刀、小烏ですか…?」と重盛に問います。刀は無文の大刀でしたが、重盛の維盛に対する遺言を伝える重要なシーンです。

平安時代以来、武士や貴族の家々には、現代「宝刀」と呼ぶ、その家々に深い由縁のある刀剣が大切に受け継がれていました。

現在、宮内庁に「大和国天国(あまくに)御太刀(小烏丸)」といわれる太刀が伝えられています。平安時代中期ころの作であまり反りがきつくなく、日本で作られた平安時代以降の刀剣は片刃であるのに対して、この太刀は刀身のなかほどまでが両刃の特徴的な太刀です。これが本当に平家の小烏丸かどうかはわかりませんが、存在感のある素晴らしい太刀です。維盛の言う「小烏丸」は、平安時代の初めの桓武天皇が天照大神につかえる三本足の神鳥、八咫烏からさずかったというもので、これが名前の由縁です。このあと、東国で起きた平将門の乱の鎮圧時に平貞盛(清盛たちの先祖)が朝廷からいただき、のち、平家が保管していました。「平家物語」によると源氏に勝った平治の乱のとき、重盛がこの小烏丸を持っていたとあり、同じく維盛の手に渡ったようです。しかし維盛が那智の沖合で入水するとき、平家に伝わった甲冑「唐皮(からかわ)」とともに資盛に託されますが、小烏丸と唐皮の鎧は三種の神器とともに海中に没したとも言われています。

もし、壇ノ浦で海中に没したのだとしたらこの太刀は平家と命運をともにしたことになります。小烏丸は平家の繁栄を象徴するような太刀とも言えるかもしれません。

アニメ『平家物語』公式サイト

『平家物語』作品概要

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『平家物語』声優情報と作品概要・あらすじ紹介

スタッフ

原作 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
監督 山田尚子
脚本 吉田玲子
キャラクター原案 高野文子
音楽 牛尾憲輔
アニメーション制作 サイエンスSARU
キャラクターデザイン 小島崇史
美術監督 久保友孝(でほぎゃらりー)
動画監督 今井翔太郎
色彩設計 橋本賢
撮影監督 出水田和人
編集 廣瀬清志
音響監督 木村絵理子
音響効果 倉橋裕宗(Otonarium)
歴史監修 佐多芳彦
琵琶監修 後藤幸浩

権利表記

©️「平家物語」製作委員会

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