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毎週水曜24時55分からフジテレビ他にて絶賛放送中のTVアニメ『平家物語』第七話「清盛、死す」の先行場面カットとあらすじをご紹介!最新情報をご紹介いたします。

『平家物語』第七話あらすじ・場面カット

第七話「清盛、死す」

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第七話「清盛、死す」あらすじ

源頼朝が、遂に後白河法皇の院宣を受けて挙兵。維盛率いる平家の兵は富士川の戦いであえなく敗走する。
半年とおかず福原から京に戻ってきた平家一門は南都の僧たちからも朝廷からも警戒され、ますます孤立していく。
年が明け、高倉上皇が危篤状態に陥る。清盛は徳子に今後の身の振り方を提案するが……。

解説コラム「南都」

南都とは、平安京の北嶺(比叡山延暦寺)と相対する意味での大和国・南都興福寺を指します。本作品にも出てくる貴族・藤原氏代々の信仰を得た氏寺(一族の祈願所としてある寺院)でした。平安時代には藤原氏の信仰と援助を背景に付近の諸寺を支配下に入れ、周囲に収入源である荘園と呼ばれる私有地を多数所有しました。藤原氏の強大な政治権力を背景に大和国における有力な政治的地位を得て、興福寺のすることには誰も口出しができないほどでした。それだけの規模の大きな寺院で、周囲の人々とトラブルが起きることも多く、当時の人々に「悪僧」(悪いの意味ではなく強いの意)と呼ばれた、僧兵(武装した僧侶)を持つようになります。その軍事力は寺院という宗教・信仰というだれも非難や口出しのしづらい宗教的権威を助けとして、どんどん強大なものとなっていきます。こうした僧兵は都の比叡山延暦寺にもいて、「平家物語」でも都の中に押しかけてきて朝廷に自分たちの要求を認めさせようとし、清盛や重盛が軍勢を率いて鎮圧します。

本作品では、清盛以下の人々が南都ばかりではなく北嶺にもとても気を遣う様子が描かれています。しかし、清盛は南都や北嶺に敬意をはらいつつも、政治にまで寺院が宗教的な権威や僧兵という軍事力をふりかざして口出しすることに、武士の本領である武力で徹底的に対抗します。この後の時代の源頼朝による鎌倉幕府は禅宗などのように僧兵などをもたない宗派を厚く信仰したことからも、清盛の判断はけっして誤りでなかったのです。

アニメ『平家物語』公式サイト

『平家物語』作品概要

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『平家物語』声優情報と作品概要・あらすじ紹介

スタッフ

原作 吉川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
監督 山田尚子
脚本 吉田玲子
キャラクター原案 高野文子
音楽 牛尾憲輔
アニメーション制作 サイエンスSARU
キャラクターデザイン 小島崇史
美術監督 久保友孝(でほぎゃらりー)
動画監督 今井翔太郎
色彩設計 橋本賢
撮影監督 出水田和人
編集 廣瀬清志
音響監督 木村絵理子
音響効果 倉橋裕宗(Otonarium)
歴史監修 佐多芳彦
琵琶監修 後藤幸浩

権利表記

©️「平家物語」製作委員会

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