【ウマ娘】12話「夢の舞台」の感想と考察・元ネタ(史実)｜プリティーダービー

ウマ娘プリティーダービー(うまむす)におけるアニメ12話「夢の舞台」のあらすじや感想、今後の展開の考察を紹介しています。(※ネタバレ注意)

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12話「夢の舞台」の感想と考察目次

▼作品情報
▼アニメ内容
▼史実について
▼みんなのコメント

12話「夢の舞台」の感想と考察

※ネタバレ注意

作品情報

あらすじ
話数	12話(12R)
時系列	ジャパンC(1999年)
チーム＜スピカ＞にとって特別な週末の２日目。「彼女」はお母ちゃんや、チームメイト、ライバル達、そして自分とトレーナーの「夢」を背負って１人控室にいた……。日本最高峰のレースがいよいよ始まる……！

登場するウマ娘/人物

スピカ
スペシャルウィーク	サイレンススズカ	トウカイテイオー	ダイワスカーレット
ゴールドシップ	ウォッカ	メジロマックイーン	トレーナー
リギル
シンボリルドルフ	エルコンドルパサー	グラスワンダー	エアグルーヴ
テイエムオペラオー	タイキシャトル	ナリタブライアン	ヒシアマゾン
フジキセキ	マルゼンスキー	東条ハナ
その他ウマ娘
ブロワイエ	キングヘイロー	セイウンスカイ	ハルウララ

アニメ内容

※ネタバレ注意

ブロワイエの記者会見

スズカはオープン特別を1着でゴールし、会場から声援を浴びた。その日の夜、ブロワイエは記者会見場に登場した。『スペシャルウィークはかなり調子が良いですが気になりませんか？』という記者の質問に対して、『全く気にならない。私が勝つ、それだけだ』と答えた。それをテレビで見ていたスペシャルウィークは密かに闘志を燃やした。

ジャパンカップのレース直前

スペシャルウィークのお母ちゃんは東府中駅を訪れていた。駅員さんが『レース場は隣の駅だよ』と伝えると、お母ちゃんは驚き、『今日は娘が走るので、私も走ります！』と言い、レース場へと向かう。

スピカの面々はトレーナーの車でレース場へと向かっていた。どの新聞にもブロワイエについてのことが記載されているが、スピカ全員はスペシャルウィークの勝利を願った。

レース会場でもブロワイエが圧倒的に人気で、現地のレポーターも非常に注目していた。ブロワイエはウォーミングアップとは思えないほどの速さで走り会場を驚かせる。会場の前では『今日はブロワイエが勝つだろうな！スペシャルウィークは奇跡起こしてくれないかなー』と話している。それを聞いたお母ちゃんは怒りを覚え、『うちの娘は絶対勝ってくれるんだよ！』と言い返した。その様子を見ていたスズカは『スペちゃんのお母さんですか？』と聞き、丁寧に挨拶をした。

お母ちゃん、スズカ、トレーナーの3人は一緒に場内へと向かい、お母ちゃんはスペシャルウィークがスズカのことばかり手紙に書いていることを伝えた。お母ちゃんはいきなり立ち止まり、『今日のレースあの子は勝てるのでしょうか？』と不安な顔で問うと、スズカが『勝てます。スペちゃんは約束を破るような子ではありませんから。』と答え、お母ちゃんの表情が戻った。

スペシャルウィークの控え室前では、スペシャルウィークの様子が気になったセイウンスカイ、キングヘイロー、エルコンドルパサー、グラスワンダーが聞き耳を立てている。そこにお土産を持ったハルウララが加わり、話していると、マルゼンスキーが現れ叱られるが、5人は応援をしたい気持ちを伝えると、それを許した。

するとスペシャルウィークが控え室から出てきて、外で待っていた5人は激励をする。スペシャルウィークがエルコンドルパサーに『いい勝負をしましょうはフランス語で何て言うの？』と聞くと、耳打ちで伝えた。スペシャルウィークは気合を入れてレースに向かおうとするが、いつものように転んでしまった。

ブロワイエがレース場に現れると、会場がザワつき始める。スピカやリギルのメンバーにも緊張が走った。そしてその後スペシャルウィークが登場するとブロワイエ以上に声援を浴びた。

会場に入る直前、スペシャルウィークはスズカとブロワイエに出会う。ブロワイエは笑みを浮かべたが、スペシャルウィークは気にすることなく場内へと足を運んだ。

ジャパンカップ出走

スペシャルウィークが会場に出ると、たくさんの声援を受けた。ゴール前にいるスピカの面々の元に向かうと、トレーナーが『お前に夢を見てる。ブロワイエに勝って日本一と言っていいレースをするんじゃないかって。俺の夢も背負ってくれ！』とスペシャルウィークに伝えた。そしてブロワイエが会場に出ると、より大きな声援が送られた。

ゲート前、スペシャルウィークがブロワイエに挨拶をしに行くと、ほっぺにキスをされ照れてしまう。そしてエルコンドルパサーに教えてもらったフランス語(いい勝負をしましょう)をブロワイエに言うが、その意味は『調子に乗んな！』だった。それを聞いたブロワイエは闘志を燃やす。そしてその意味を知らないスペシャルウィークはいろんなウマ娘に『調子にのんな！』と言った。おかしいと思ったグラスワンダーは『さっきスペちゃんに何を教えたんですか？』と聞くと、『ひみつ』とエルコンドルパサーは返した。

そしてゲートが開き一斉にスタートをした。スペシャルウィークは後方からスタートし、ブロワイエはその後ろにつけた。コーナーに差し掛かったあたりでスペシャルウィークは一気に加速をした。ブロワイエもスペシャルウィークの後に続いてついていく。そして4コーナーを抜け直線に入ると先頭に躍り出た。すぐ後ろにはブロワイエが食らいついている。

何も考えずガムシャラに走るスペシャルウィークであったが、ゴール前にいるスズカからの声援でさらに加速していく。そしてスペシャルウィークとブロワイエの距離は少しづつ離れ、ブッチ切って勝利をした。

観客全員がスペシャルウィークの勝利をたたえて、ブロワイエも『君の勝ちだ。今のところは勝利を預ける。だがすぐに返させてもらうよ。』と勝利を讃えると同時に宣戦布告した。

ウイニングライブでスペシャルウィークは『次の目標はなんですか？』と聞かれると、『これからも応援してくれる皆の夢を背負えるような、そして私を応援してくれる人に夢を見せられるようなそんなウマ娘になることです！』と答え、応援してくれる人たちにウイニングライブを披露した。

第12話「夢の舞台」の元ネタ(史実)

似た者親子

スペのお母ちゃんが娘のレースを応援しに東京レース場へ。しかし、降りる駅を間違えてしまう。

係員さんにレース場までの道のりを案内をしてもらうと、結構な距離があるにもかかわらず「娘が走るので走っていきます！私走るの大好きですから！」と言い残して走り去ってしまった。

こちらはアニメ一話でスペが東京に着いた際に見せた行動とまったく同じもの。まさに似た者親子である。

一番人気はブロワイエ

ジャパンカップ当日、前走の天皇賞(秋)でレコード勝ちを飾ったスペシャルウィークであったが、やはりヨーロッパ最強と言われたモンジュー(ブロワイエ)の方が人気で上回った。

一番人気	モンジュー(ブロワイエ)
二番人気	スペシャルウィーク
三番人気	タイガーヒル

ブロワイエを破ったジャパンカップ

アニメと同じく一番人気に推されたモンジュー(ブロワイエ)だったが、日本の特有の高速馬場が合わなかったのか、直線捉えきれず4着に止まった。

反対にスペシャルウィークは良い展開でレースを運ぶことができ、最後の直線で楽に抜け出すとそのまま押し切り、GⅠ2連勝を飾った。

1999年 11月28日東京競馬場第10R 第19回ジャパンカップ(G1) 結果
着順	馬番	出走馬名
1着	13	スペシャルウィーク
2着	7	インディジェナス
3着	12	ハイライズ
4着	14	モンジュー(ブロワイエ)
5着	6	ラスカルスズカ
6着	10	ステイゴールド
7着	8	スエヒロコマンダー
8着	15	ボルジア
9着	11	フルーツオブラヴ
10着	1	タイガーヒル
11着	3	アンブラスモア
12着	2	ウメノファイバー
13着	5	オースミブライト
14着	4	スティンガー
取消	9	アルボラーダ

WDTの元ネタはJRA

アニメの最後に現れた「ウィンタードリームトロフィー」の出走馬表。競馬ファンなら誰もが泣いて喜んでしまうほどの豪華メンバーが揃っている。
こちらの元ネタはJRAのCMである「夢の第11レース」である。出走馬はウマ娘オリジナルとなっている。
また、馬番はその馬の最も印象深いレースに出走した時の馬番だと思われる。

枠番	馬番	馬名	レース
1	1	サイレンススズカ	1998年天皇賞(秋)
1	2	メジロマックイーン	1990年菊花賞
2	3	ヒシアマゾン	1993年阪神3歳牝馬S
2	4	トウカイテイオー	1993年有馬記念
3	5	ウオッカ	2008年安田記念
3	6	マルゼンスキー	1976年朝日杯3歳S
4	7	グラスワンダー	1999年有馬記念
4	8	オグリキャップ	1990年有馬記念
5	9	フジキセキ	1995年弥生賞
5	10	シンボリルドルフ	1984年皐月賞
6	11	エルコンドルパサー	1998年ジャパンカップ
6	12	テイエムオペラオー	1999年皐月賞
7	13	スペシャルウィーク	1999年ジャパンカップ
	14	ゴールドシップ	2012年皐月賞
	15	エアグルーヴ	1996年優駿牝馬
8	16	ビワハヤヒデ	*該当レースなし
	17	ナリタブライアン	1994年東京優駿
	18	ダイワスカーレット	2007年桜花賞