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ウマ娘プリティーダービー(うまむす)におけるアニメ10話「何度負けても」のあらすじや感想、今後の展開の考察を紹介しています。(※ネタバレ注意)

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10話「何度負けても」の感想と考察 目次

10話「何度負けても」の感想と考察

※ネタバレ注意

作品情報

話数 10話(10R)
時系列 京都大賞典(1999年)〜天皇賞秋(1999年)
あらすじ
「約束」に向けて迷いのないスペシャルウィークだが、トレーナーに休養を勧められ里帰りをすることに。
スピカのメンバーもそれぞれの「夢」を意識し始める中、サイレンススズカのもとに一報が……!

登場するウマ娘/人物

スピカ
スペシャルウィーク_アイコンスペシャルウィーク サイレンススズカ_アイコンサイレンススズカ トウカイテイオー_アイコントウカイテイオー ダイワスカーレット_アイコンダイワスカーレット
ゴールドシップ_アイコンゴールドシップ ウオッカ_アイコンウォッカ メジロマックイーン_アイコンメジロマックイーン トレーナートレーナー
リギル
シンボリルドルフ_アイコンシンボリルドルフ エルコンドルパサー_アイコンエルコンドルパサー グラスワンダー_アイコングラスワンダー ナリタブライアン_アイコンナリタブライアン
テイエムオペラオー_アイコンテイエムオペラオー 東条ハナ東条ハナ
その他ウマ娘
セイウンスカイ_アイコンセイウンスカイ キングヘイローキングヘイロー メジロドーベル_アイコンメジロドーベル メジロライアン_アイコンメジロライアン
ビワハヤヒデ_アイコンビワハヤヒデ オグリキャップ_アイコンオグリキャップ

アニメの考察/展開予想

※ネタバレ注意

京都大賞典出走!

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凱旋門賞2着の悔しさをエルコンドルパサーから聞いたスペシャルウィークは同期に負けぬように練習に熱心に励み、ご飯もいっぱい食べて体作りもしていた。チームスピカのミーティングで秋のレースを占う”京都大賞典”への出走が決定したことが告げられた。

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チームスピカの注目株としてスペシャルウィークがレース場に入場した。以前よりも体格がガッチリし、強者のオーラがあった。同じレースに出場するテイエムオペラオーはスペシャルウィークを徹底的にマークする作戦に出た。しかし、その期待とは裏腹にスペシャルウィークは7着、テイエムオペラオーは3着という結果に終わった。

エルコンドルパサーの凱旋

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エルコンドルパサーが日本に凱旋し、チームリギル練習に参加した。悔しがって様子はあるが、結果を受け入れ前を向いてまたトレーニングに励もうとしている。練習場でスペシャルウィークを見つけたエルコンドルパサーは、駆け寄り、『京都大賞典の結果で落ち込まないでね!』と励ますが、スペシャルウィークは耳が痛い様子で聞いていた。

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トレーナーがスペシャルウィークに『まずは秋の天皇賞、その先はジャパンカップも見据えている』と言うと、スズカさんが怪我をしたレースで勝つんだ!と闘志を燃やした。チームスピカのメンバーも触発され闘志を燃やす。しかし、トレーナーは気合いが入り過ぎて体を置いてけぼりにしてると言う理由から、全員休養を取ることを勧め、スペシャルウィークは北海道の実家に帰省することを勧められた。

北海道へ!お母ちゃんとの再会!

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北海道の駅を降りると、そこにはお母ちゃんが待っていた。久しぶりにお母ちゃんと競争したいと思うスペシャルウィークであったが、トレーナーと連絡を取っていたお母ちゃんはスペシャルウィークを軽トラに乗せ、走らせようとはしなかった。

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他のスピカメンバーの同じく休養を取っていた。メジロマックイーンは、メジロドーベル、メジロライアンとゆっくり食事をし、トウカイテイオーはカラオケ屋にシンボリルドルフを呼び出してルドルフの曲を歌い、ウオッカとダイワスカーレットは靴を買いにショッピングに出かけ、スズカとゴールドシップは走りの感覚を取り戻すためにトレーニングをしていた。トレーニングに一緒に付き合っていたトレーナーから、スズカの復帰戦が1ヶ月後のオープン特別に決まったことが告げられ、スズカは驚きながらもすごく喜んでいる。そして何故かゴールドシップはそれ以上に喜んだ。

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実家で柱に紐を繋がれた状態にされているスペシャルウィークは、どうしても走りたい欲を抑えきれずにいた。そんな中、産んでくれたお母ちゃんの仏壇の前でスペシャルウィークのレース結果だけが切り取られた新聞が貼られたノートが置いてあった。もう一人のお母ちゃんと一緒に読んでいるようだ。お母ちゃんがスペシャルウィークがトレセン学園へ向かう前に作った、『めざせ日本一スペシャルウィーク』の看板を見せると、スペシャルウィークは天皇賞秋とジャパンカップに出場することを告げた。

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明くる日、スペシャルウィークはスズカから電話でオープン特別に出場することを聞いた。スピカのみんなは絶好調のようで、それぞれの出場するレースで1位を取っていた。夜、芝生のある公園でお母ちゃんと話していると、手作りの蹄鉄をスペシャルウィークに渡した。めざせ日本一の言葉が入っており、『この蹄鉄を使って日本一になる!』と意気込んだ。

天皇賞秋に向けて

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北海道からトレセン学園へと戻ったスペシャルウィークはトレーニングしたい気持ちを抑えられずにいるが、気持ちが高ぶり過ぎて転んでしまう。天皇賞秋までに仕上げることを目標にし、スピカのメンバーと競いつつトレーニングに励む。

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天皇賞秋の前日、お母ちゃんに貰った蹄鉄を靴に付け、それをスズカに見せた。勝利をしてお母ちゃんやトレーナー、スピカのメンバー、そして何よりもスズカに喜んで貰いたい、日本一のウマ娘になってスズカに勝ちたいと言うと、スズカも重賞レースに勝って、今度こそアメリカのレースに出場し、世界中の人に夢を与えるウマ娘になると返し、そしてスズカの夢が叶った時には、ライバルとして決着を付けることを約束した。

天皇賞秋出走!

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天皇賞秋の日がやってきた。札幌記念を制したセイウンスカイは1番人気として注目を浴びている。トレーナーからスピカの面々にスズカが会場に来ないことが告げられる。スズカはスペシャルウィークのライバルとしてトレーニングをしている。

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ゲートが開き、天皇賞秋が始まった。スタート直後、キングヘイローとセイウンスカイは中段に位置し、スペシャルウィークは後方に位置していた。4コーナーに差し掛かり、全員がスパートを掛けるのを見て、スペシャルウィークも追い込みを掛ける。レースで負けてきた悔しさをバネにスペシャルウィークは力を振り絞り、セイウンスカイやキングヘイローを一気に抜いて1着でゴールした。さらにスペシャルウィークはレコードを作ってしまった。スズカもスペシャルウィークとの勝負をイメージしながらトレーニングし、お互い清々しい表情をしていた。

第10話「何度負けても」の元ネタ(史実)

冒頭のレースは京都大賞典

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入念に特訓を重ね挑戦したにもかかわらず、惨敗してしまったレースは1999年の京都大賞典です。

このレースには同じ年の皐月賞を優勝したトウカイテイオーも出走しており、アニメと同じくスペシャルウィークを警戒しすぎて3着となってしまった。

スペシャルウィークが馬券にからまなかった(3着以内入線)のは生涯でこのレースだけである。

1999年 10月10日 京都競馬場 第11R
第34回京都大賞典(GⅡ) 結果
着順 馬番 着差 出走馬名
1着 4 ツルマルツヨシ
2着 6 3/4 メジロブライト
3着 10 ハナ テイエムオペラオー
4着 3 2.1/2 ブリリアントロード
5着 1 ハナ ミスズシャルダン
6着 8 1.1/2 ステイゴールド
7着 7 1/2 スペシャルウィーク
8着 2 クビ セイウンエリア
9着 5 1/2 ペインテドブラック
10着 9 2.1/2 ローゼンカバリー

メジロ家の関係

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メジロマックイーンとメジロライアン、メジロドーベルはかつて北海道虻田郡洞爺湖町にあったメジロ牧場で生産された競走馬たちです。また、メジロライアンとメジロドーベルは父子の関係となっています。

ビワハヤヒデとナリタブライアンの関係

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作中でビワハヤヒデとナリタブライアンが一緒に買い物をしているシーンがあります。

その中でナリタブライアンが「いつか姉貴と走る時のことを考えておきたくて・・・」とビワハヤヒデに対して言っていることからこの二人は姉妹であることが判明しました。

実際にビワハヤヒデとナリタブライアンは父は違えども、母パシフィカスから誕生した兄弟同士となっています。1994年の有馬記念にて夢の兄弟対決が期待されましたが、ビワハヤヒデが故障し、出走を回避したため実現することはありませんでした。

チームスピカのレース

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休み明け、スピカのメンバーはそれぞれレースに出走し、全員1着となっています。ゼッケンの色や番号から判断し、それぞれどのレースが元ネタになっているかまとめてみました。

ウマ娘 レース
トウカイテイオー 3歳新馬(1991年)
ウオッカ エルフィンS(2007年)
ダイワスカーレット 報知杯中京2歳S(2006年)
メジロマックイーン 4歳新馬(1990年)
ゴールドシップ コスモス賞(2011年)

第120回天皇賞(秋)

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サイレンススズカの悲劇のレースとなった第119回天皇賞(秋)。その翌年にあたる第120回天皇賞(秋)は、スペシャルウィークをはじめ、セイウンスカイ・キングヘイロー・ステイゴールド・メジロブライトなど実力馬揃いのレースとなった。

セイウンスカイがゲート入りを嫌う場面があったが、綺麗に揃ったスタートとなった。そのセイウンスカイは中断内側につけ、スペシャルウィークは後方から4番手あたりを進むレース展開となった。

最後の直線、大外から前にいる馬を一気に交わしていき、ゴール直前でステイゴールドをクビ差とらえ、見事に天皇賞春秋連覇を飾った。

1999年 10月31日 東京競馬場 第11R
第120回天皇賞(GⅠ) 結果
着順 馬番 着差 出走馬名
1着 9 スペシャルウィーク
2着 6 クビ ステイゴールド
3着 1 3/4 エアジハード
4着 11 1/2 スティンガー
5着 7 クビ セイウンスカイ
6着 2 クビ アンブラスモア
7着 16 1.1/4 キングヘイロー
8着 17 クビ ツルマルツヨシ
9着 5 1.1/2 ダイワテキサス
10着 10 1.1/2 サイレントハンター
11着 4 クビ メジロブライト
12着 12 1/2 シルクガーディアン
13着 14 1/2 ホッカイルソー
14着 15 3/4 メイショウオウドウ
15着 8 1.1/4 ユーセイトップラン
16着 13 1.1/4 クリスザブレイヴ
17着 3 1/2 サクラナミキオー

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