【遊戯王デュエルリンクス】第7回KCカップ世界6位「はる」使用デッキとインタビュー

こんにちは！
はるです。よろしくお願いします。
対戦成績は
・302戦191勝 勝率63％
・最終DP60746
最終順位は
・世界6位、日本3位
で終えました。

自身2度目の金アイコンを獲得できたということで、一発屋を脱却できて嬉しかったです。

しかし、それと同時に最終日の朝9時までDP66000と世界1位を狙うことができる位置にいたので、絶対に逆転優勝をしてやるという心意気だったのですが…

肝心なところで負け越してしまい、結果的にDPを金アイコンのセーフティゾーンギリギリまで溶かし、その後のステイを余儀なくされた自分の勝負弱さに悔しさが残るという複雑な気持ちになりました。

そうですね。
おっしゃる通り、今回のKCカップではその部分が最も自信に繋がり、誇りに思います！

とにかく終盤、どのタイミングで走るかの見極めがキツかったです。

自分は今回のKCでは他の上位プレイヤーと違って、自信を持って回せるデッキが古代しかありませんでした。

それ故に、環境分布を的確に見定めないと、一瞬でDPを溶かすリスクを抱えていました。

ですので他のプレイヤーから今何のデッキが多いかを細かく聞き、自分が走るタイミングを慎重に伺いました。

しかし、結果そのタイミングが分からず最長で24時間のステイをしてしまう結果になりました笑

もう一つ自信を持って回せるデッキを握っていればまた何か変わっていたのかもしれません。

古代やバスブレがTier1に定着したこともあり、以前までの「とりあえず墓所採用しとけばOK時代」が若干落ち着いた印象でした。

故に魔導やヴァンパイアで結果を出す人が多く、相変わらずKONAMIさんの環境調整の上手さは凄いなと感心しました。

コアキを使わなかったことです。

KC前から圧倒的な人気を誇っていたコアキですが、そのデッキの性質上、多くの対戦数をこなすKCでは勝率に偏りが出てしまうと予想を踏んでいました。

また、そのコアキに優位を取れるバスブレや、ミラーを意識してバック干渉を採用しないコアキ、クリボール採用型のデッキが多くなるだろうという予想が、古代で走るという選択に結びつきました。

実際に今回のKCではバスブレに7割以上の勝率を収めることができ、2日目途中に現れた「バスブレが3回に1回当たる時間帯」でDPを大きく伸ばすことができました。

あとはやはり仲間の存在が大きかったです。

今回も、プライベートで仲の良い（松）とくらきの3人で一緒にKCを走ったのですが、その3人との細かな情報共有が結果的に全員の日本TOP10入りに繋がり、win-winな関係を築くことができたと思います。

今回、2日目途中で暫定世界1位になったこともあり、励ましや労いの言葉を多くの方からいただきました。

皆さんの応援が自分の今回の結果に大きく繋がったと思います。
改めて本当にありがとうございます。

特にリンクスリリース初期から仲良くしていただいているYouTuberのRYUさんに至っては、僕が世界に行ける可能性が生まれた瞬間に、物凄くテンションが上がり、僕より興奮していました。

わざわざ神社にお参りまで行ってくれたのに、1位になれなかったことは申し訳ないですが、4月もKCはあるのでそこで必ず世界1位になって、RYUさんと俳優の松坂桃李さんと2度目のオフ会を次はドイツで開くことを目標に頑張ります！

DPの増減のシステムを明確化して欲しいです。

今回、負けた時に最大で1700以上のDPを溶かされたこともあれば、900しか減らないこともありました。

アルゴリズムが分かることで、また戦略性も変わってくるはずなので、その辺の改善を強く希望します。

先攻を取った時に、3ターン目からリアクターをノーコストで出せる点が強いです。
また、攻撃力が300上がることでワイバーンがウルナイトと相討ちにできたり、大抵の下級モンスターを上から殴れる点も大きいです。あらゆる点で役に立ったスキルでした。

絆の力じゃないとミラーで突破が不可能になるという意見などもありますが、そこはデッキ枚数を21枚にして最悪デッキ切れ勝利を狙ったり、エネコンを採用することで対策が取れました。

古代の強さは文字にすると、より凄みが増します。
圧倒的な切り札であるリアクタードラゴンに加えて万能サーチができるワイバーン、更に防御札を7枚採用する枠があり、バック干渉も要塞を含めると計6枚採用できます。

また、バック干渉が多いデッキは本来クリボー類のカードが刺さるはずなのに、このデッキの大半は一切効きません。

コアキと同じくイージーウィンが取りやすいデッキでありながら、こちらは先攻を取ってもある程度安定した動きができます。

古代はKC前にそこまで高い評価を受けていませんでしたが、個人的にはKCカップに最も適したデッキの１つであるという自信があったので、その仮説に基づき直前の非公式大会や仲間との調整で構築を煮詰めました。

バスブレやアマゾネス、ヴァンパイア、スタン系など大半のデッキに対しては基本的に先攻を取った際は防御札を伏せながら、3ターン目にリアクターの召喚に繋げていきます。

そう聞くと至極単純なデッキに見えますが、リアクターや歯車街が手札にある時に様々な選択肢が発生するので、「実はこうしたらワンキルができていた」というケースが案外多いです。

歯車街の効果で一旦、リアクターではなくワイバーンを経由することで攻撃回数が1回分増えたり、あえて城の効果を使わずにワイバーンをリリースしてリアクターをアドバンス召喚することで貫通効果が付与されワンキルを狙えたりと、まるでパズルデュエルのようなシチュエーションになることが多かったです。

KC前に古代の評価があまり高くなかった主な要因は、「コアキメイルに不利だから」ということだと思います。
しかし、こちらに関して言えば実は勝率はまったくのイーブンだと思っています。実際に今回のKCで最もマッチングした相手はコアキメイルでしたが、勝率は53%と少し勝ち越す結果になりました。

古代が後攻を取った時は歯車街の自壊からリアクターを並べてワンキル勝ちを狙えることが多く、先攻でも底なしカナディアがある場合は相手の初動を止めてこちらが盤面を押し切る試合が多かったです。
（ハリケーンはさすがに無理）

また、マキシマムさえ止めてしまえば城の効果で通常召喚したリアクターは、アイスによって破壊されないので維持率が高くなります。

以上の理由から古代側にもある程度勝ち筋がありました。
余談ではありますが、コアキ側が勘違いしてアイスの効果でリアクターを破壊しようとし、自分のモンスターしか破壊できずにそのままサレンダーしてしまうというボーナスゲームも多かったです。

本来、古代が最も苦手なデッキは魔導だと思っています。
ワイバーンなどで沈黙を殴ってもLv8が出てこないという点では相性が良いのですが、ゲーテで先にバックを剥がされた後に沈黙で自爆特攻をされて3500のLv8を無理やり立てられると、こちらは突破手段がなくそのまま押し負けてしまいます。

実際に、KC前に友達であるくらきさんと毎日のように魔導vs古代で調整をしていたのですが、手札事故を除けば8〜9割負け越していました。
しかしこのことに関して、自分は一つの絶対的な自信がありました。

それは「くらき以外の魔導は怖くない」ということです。

たまたま調整に付き合っていただいた方が日本屈指の好プレイヤーだから、このような立ち回りをできるのであって、マッチングした魔導使い全員が最初から毎回くらきのようなプレイングを取れるはずがないと思っていました。

実際、KC開幕直後に戦った魔導の多くが古代に対しての正解の立ち回りを知っていなかったため、本来相性が悪いと踏んでいた魔導に対して2日目までは75%以上の勝率をおさめることができました。

途中から古代を使い始めたプレイヤーがあまりDPを伸ばすことができなかったのは、その時にはすでに魔導使いの大半が古代に対しての正解の立ち回りを習得していたからかもしれません。