【遊戯王デュエルリンクス】第5回KCカップ世界9位「シュウヘイ」使用デッキとインタビュー

初めまして、シュウヘイです。よろしくお願いします。

対戦成績は勝率58% DP63708

最終順位は世界9位、日本6位で終えました。

いえ、魔導デッキを使用したのですが当初はサイコショッカーを採用しておらず、スキルもマインドスキャンでしたが、アマゾネスに全く歯が立ちませんでした。

そこで思い切ってサイコショッカーとサイバー流奥義を採用してみたところうまく噛み合いました。

一番良かったときは最終日の午前あたりで勝率6割DP7万手前のくらいまでいきましたが、調子に乗って対戦を繰り返したら連敗街道へ突入しました。

そこからなんとか取り返して、この位置に滑り込んだといったところです。

まさか金アイコン獲得までいけるとは思わず驚きました。

そして自分の組んだデッキが大会で通用した喜びや達成感もありました。

当初は100位以内を目標にしていましたが、イベントを走るうちにDPが金アイコンを狙える位置まできたので、ここまできたらやれるところまでやってみようと思いました。

普段は対戦する機会もそうそうないようなトッププレイヤーの方々と対戦することができて楽しかったです。

辛かったときは７連敗くらいしていたときですね。

手札事故の連発や、連敗中焦りからのミスもあり未熟さを痛感しました。

しかしそれでもめげずに自分の構築を信じて走りきることができました。

KCは魔導書1本で行くときめていたのでその観点から。

まずはスキルについて。

サイバー流奥義にはかなり苦しめられましたね。

無策で安易にライフを削っては、バテルの攻撃力を上回るプロトサイバードラゴンを展開され、ゲーテの魔導書の除去が追いつかないためです。

そのため相手のキャラがヘルカイザー亮の場合はライフを削ることに慎重にならざるえませんでした。

新パックに関しては、横展開が得意でゲーテの魔導書による除去が通用しない堕ち武者を擁し、さらにサイバー流奥義の発動条件も容易に満たすことができるヴァンパイアは早々に警戒対象だと思っていました。

あとは沈黙の魔術師を後続のサイマジLv8の特殊召喚を許さずに一方的に除去できるUAマイティスラッガー、UAペナルティ、波紋のバリアウェーブフォースあたりは意識しておく必要があるなと思いました。

とはいえデッキスペースと手札の圧迫を考え、特別それらを意識したカードを投入するということはなかったです。

多くの方が群雄割拠という印象を受けたのではないでしょうか。

私はアマゾネス、マスクD-HERO、ヴァンパイア、空牙団、沈黙魔導、UAあたりが存在感を放っていたように思います。

どれが一番かは私にはわかりませんが、それぞれ強みのあるテーマで、1つが際立って強いというわけでもなくバランスとしては良かったのではないかと思います。

私自身、同じテーマデッキばかりではなく色々なデッキと対戦できて楽しかったですし勉強にもなりました。

私自身は上位常連のトッププレイヤーというわけではないので、大した解説はできていないと思いますが、少しでもお役に立てれば幸いです。

ありがとうございました。

宜しくお願いします。
沈黙魔導はランク戦で使用していくうちに愛着が出てきたのが1つ。そしてこのデッキがどこまで通用するか試したいという気持ちがあったから選びました。

ワンターンキルを決めてしまうといった派手さはないですが、堅実に守りを固めてアドバンテージを稼いでいくスタイルも自分に合っていたように思います。

デッキの回転のさせ方自体はセオリーに沿ってそれほど迷う場面はないかと思いますが、ゲーテを発動するタイミングやどのカードを除去するかが鍵となるため、相手の次の手を読む力が求められるデッキかなとは感じます。

スキルに関しては主に対アマゾネスのサイコショッカーのリリース用にサイバー流奥義を採用しました。

副産物としてプロトサイバードラゴンの攻撃であと1押しのライフが削り切れたり、相手のヴァンパイア読みでの先行墓地封印を誘発させることもできます。

他の候補としてはマインドスキャンや悪夢のショーを考えましたが、対アマゾネスも一定の勝利を得なければDPが伸びないと判断し、サイコショッカー投入&サイバー流奥義に落ち着きました。

こだわりポイントは魔導書庫クレッセンとヒュグロの魔導書です。

クレッセンは初手に引き込むことができればクレッセン、グリモ、セフェルと経由することで、手札損失無しでゲーテをサーチし、除外効果の発動条件を満たすことができます。

ヒュグロの魔導書は後攻の場合切り返しに有用で、沈黙の魔術師で空牙団の叡智ウィズやヴァンパイア帝国下の堕ち武者を戦闘破壊できる打点を確保できます。

他にも、バテルでプロトサイバードラゴンやアマゾネスの王女を戦闘破壊できるラインとなるため、選択肢を増やすことができます。

戦闘破壊が決まった場合のサーチ効果も美味しいです。

また、ゲーテの魔導書をサーチして即座に使うといった選択もできます。

有利デッキはマスクD-HERO、空牙団。

HEROは沈黙とゲーテ、空牙団は先行ならばゲーテで有利に立ち回ることができます。

ただ後攻時はゲーテでプレッシャーをかけつつ沈黙をヒュグロで強化してウィズを突破する立ち回りが必要です。

不利デッキはアマゾネス。

対アマゾネスはとにかくサイコショッカーが鍵となります。

出せれば大体勝ち、出せなければ大抵負けます。

魔導ギミックが事故をおこしてもサイコショッカーさえ出せればなんとかなることが多いです。

なのでとにかくサイコショッカーを呼び込めるようにデッキ圧縮と生存を第一に考えて動きましょう。

とはいえ待ちに徹するだけではやられてしまうこともあるので、“攻める場面、待ちに徹する場面”この二つのさじ加減が難しいところです。

沈黙の攻撃力が確保でき、ゲーテを使える状況ならばサイコショッカーを引くまで下手に仕掛けず待ちに徹してもよいかもしれません。

対ヴァンパイアは堕ち武者がゲーテの魔導書での除外が通用しないため、ヒュグロの魔導書での強化が有効です。

また、ヴァンブオブヴァンパイアの存在から、沈黙の打点を2000より上にしないようにしましょう。

対UAはスラッガーや罠カードを警戒して動きましょう。

ミラーは先行か後攻かでほぼ勝負が決まります。

先行ならば圧倒的有利、後攻なら圧倒的不利です。

後攻を取って勝てる可能性があるのは魔導書と気づかれないうちにバテルをセット。

からの沈黙召喚、狡猾の落とし穴、プロトサイバードラゴンの展開くらいでしょう。

逆にいえば相手が後攻でパンドラやマインドスキャンペガサスの場合は魔導と見て相手がモンスターをセットしたらゲーテで除外しておきましょう。

全体的にゲーテの魔導書の使い時、使い方が鍵です。

時には攻撃を仕掛けて相手のアマゾネスの急襲の発動を確認し、手札からゲーテを使って急襲を除外。

沈黙ヒュグロでウィズを突破したらゲーテをサーチして即座に使って下級空牙を除外。

他には②の表示形式変更の効果を使いサイマジLv8の攻撃でライフを削りに行ったりといろいろな立ち回り方があります。

“そういう立ち回り方もある“と意識しておくだけでも、戦略の幅が広がると思います。