ドタオートチェス(DotaAutoChess)における連敗戦術について紹介しています。少し特殊な戦略ですが周りから一歩リードするためには役に立つ戦術です。連敗戦術の概要や相性の良い構成なども記載しているのでご参考ください。
連敗戦術とは
連敗ボーナスを活用してGOLDを獲得
連敗戦術とは、わざと負けて連敗ボーナスを使って大量のGOLDを獲得し、中盤に一気に構成を揃える戦術のことです。連敗ボーナスは連勝ボーナスと同じ額が貰えます(下表)。あたりまえですが連勝するよりも連敗する方が簡単であるため、連敗ボーナスを確実に最大限活かすことができます。
連敗(連勝)ボーナス一覧表
条件 | ボーナス |
---|---|
3,4連勝・連敗 | +1G |
5,6連勝・連敗 | +2G |
7連勝・連敗以上 | +3G |
体力を犠牲にして大量のGOLDを獲得
連敗戦術は大量のGOLDを獲得できるかわりに、体力を消費します。体力を減らしてGOLDを獲得したものの、そのまま死んでしまうこともあり非常に難しい上級者向けの戦術になります。連敗戦術では勝つ必要がないので、レベルアップを行う必要がなく、購入するユニットも最小限で序盤のラウンドを進めます。そのため序盤から莫大なゴールドを貯め込むことができ、利子ボーナスによりさらに所持GOLDは増えていきます。11〜12ROUNDにはもう50ゴールドを超えることができるでしょう。そして大量に集めたGOLDを使って、一気に構成を揃える…というのが連敗戦術の概要となります。
連敗戦術のメリット・デメリット
メリット
・序盤の引き運に左右されない
・序盤からGOLDを大量に獲得できる
・中盤から非常に強くなる
デメリット
・体力を犠牲にするのでそのまま負けることもある
・操作量が多く初心者には難しい
・連敗戦術が二人以上いる場合、引分けで連敗ボーナスが切れる可能性がある
連敗戦術のやり方
R4〜R6 | ▼連敗戦術を始めるきっかけ |
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R7~R12 | ▼最大限の利子を獲得する |
R13~R17 | ▼連敗をストップするタイミングを見極める |
R18以降 | ▼連敗ストップを判断したらオールイン |
【R4〜R6】連敗戦術を始めるきっかけ
最序盤において全然ユニットが重ならなく、発動できるシナジーも弱くて「明らかに今後負け続けるだろうと思った時」は連敗戦略を始めるきっかけになります。連敗戦術にするかどうかは、最序盤4〜6ROUNDで決めてしまいましょう。遅ければ遅いほど、連敗ボーナスを獲得できる回数が減っていきます。もし4ROUND時点で連敗戦術をしようと思ったら、全てのユニットを売ることで所持金が10Gになって利子ボーナスを獲得することができますので覚えておきましょう。
【R7〜R12】最大限の利子を獲得する
連敗戦術を始める判断をしたら「利子優先」で進めていきます。経験値の購入は行いません。ユニットも重要なもの以外は買いません。すべては利子ボーナスを得る為、お金を貯める為です。うまくGOLDを貯蓄できていれば11〜12ROUNDで50GOLDを超えているはずです。
【R13〜R17】連敗をストップさせるタイミングを見極める
連敗をストップさせるタイミングはおおよそ13〜17ラウンドです。このあたりのラウンドで、残り体力が30前後になったときにGOLDをつぎ込み始めましょう。体力に余裕があるならば17ラウンドまで耐えて、17ラウンドでGOLDをつぎ込むのが理想です。しかし17ラウンドまで耐えるのが難しいことの方が多いので自分の体力や周りの盤面と相談して、やめるのが遅くなりすぎないように気をつけましょう。
【R18以降】連敗ストップを判断したらオールイン
連敗をストップしたら、一気に操作量が増えます(この操作量が多いラウンドのことをAPMラウンドと言います)。まずレベルを7(構成によっては8レベル)に上げたのちに、ひたすらショップ更新します。全財産を使う勢いでショップ更新をしまくってこのラウンド内に一気に構成を揃えるのが理想です。遅くても次のラウンドで構成を仕上げることを目標にガンガンショップ更新を行って構成を完成させましょう。
うまくハマれば1位にも
ここでうまく構成が揃えられれば、今後連勝し続けることができるでしょう。なぜならばオートチェス はGOLDをいかにつぎ込むかというゲームです。連敗戦術で貯めた大量のGOLDを使えば、通常通りにプレイして作った構成よりもはるかに強力なはずです。
連敗戦術に関するテクニック
フルオープンにするメリット
フルオープンとは盤面に何も出さないことです。連敗戦術を行う場合、フルオープンにすることが多いです。フルオープンのメリットは以下の通りです。
・召喚系ユニット(人狼や魔毒の芋虫など)が召喚される前に決着がつくため、被ダメージが減る。
・確実に負けることができる(引き分けは別)
ぎりぎり負ける構成を組んで毎ターン少ないダメージで連敗をする…ということは理想論ですが、実際には限りなく難しいでしょう。上記の理由から、中途半端に盤面にユニットを出すよりもフルオープンという選択肢が良いという場面も多いのでうまく取り入れていきましょう。
シャドウプリーストで被ダメージ軽減
シャドウプリーストは被ダメージを抑えてくれるシナジー効果を持っています。連敗戦術を行うにはうってつけの効果です。連敗戦術中にみかけたら必ず買って盤面をシャドウプリースト1体のみにすれば体力の低下を抑えることができます。
ボスラウンドはしっかり勝利する
ボスラウンドはアイテムを獲得するためしっかり勝利しましょう。ボスラウンドでの勝利/敗北は連勝/連敗ボーナスには関係ないので連敗戦術中に勝っても問題ありません。ただし、連敗戦術をやっていると負けることも多いです。強いユニットが準備できない場合は、スピリットシナジーを活用しましょう。スピリットシナジーはボスラウンドにおいて非常に強力です。
連敗戦術と相性の良い構成
連敗戦術と相性の良い構成は5Gを必要としない、パワースパイクが早い構成です。連敗戦術をやめる段階では7〜8レベルのことが多いので、そのレベルで強い構成が選ばれやすいです。ここで構成を仕上げることができれば連勝ボーナスでGOLDを貯めて9レベルに進むことができます。
ウイングス6アサシン3(プレイヤーLv7)
デモンハント | 預言者 | 砂漠の主 |
ウインドレンジャー | 致命の暗殺者 | 大樹の賢者 |
光の羽の刺客 | – | – |
ウイングス6ハンター3(プレイヤーLv7)
デモンハント | 預言者 | シャイニングアーチャー |
ウインドレンジャー | 大樹の賢者 | ライフルマン |
光の羽の刺客 | – | – |
アサシン6(プレイヤーLv7)
深海の歩行者 | 幻影の女王 | 砂漠の主 |
毒竜 | 致命の暗殺者 | 光の羽の刺客 |
大樹の賢者 | – | – |
グレーシャー4ナイト4(プレイヤーLv7)
フロストナイト | 氷河の呪術医 | 煉獄の騎士 |
光刃の騎士 | シャドウプリースト | 不死の騎士 |
バーサーカー | – | – |
連敗戦術のまとめ
・わざと負けてお金を貯める戦術
・連敗戦術をやる場合、レベルアップせずに利子優先
・13〜17ROUND、体力が30前後になったら連敗のやめ時
・連敗をストップさせたら一気にお金をつぎ込んで盤面を揃える
・うまくはまればそこからずっと連勝で1位も現実的
序盤の引きが悪くても、この戦術をうまく使いこなせれば上位を狙うことができます。オートチェスというゲームは初心者の方が思っているよりもずっと運要素の低いゲームです。