※『ひぐらし』『うみねこ』ともにネタバレあり! アニメ『ひぐらしのなく頃に業(ひぐらし業)』の最新話「郷壊し編 其の参」に『うみねこのなく頃に』の登場キャラクター「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」が登場? 『うみねこのなく頃に』の概要からご紹介します。
『ひぐらし』と『うみねこ』をおさらい
©2006竜騎士07
/ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通 |
©2009竜騎士07
/右代宮一族 |
『ひぐらし』と『うみねこ』は同じ原作者
『ひぐらしのなく頃に』も『うみねこのなく頃に』も原作は同人ゲームです。
同人サークル「07th Expansion」が2作品とも制作を担当しており、作品間に直接的な関わりはほとんど見受けられませんでしたが、「同一人物?」と思われるキャラクターが各々の作品に登場しています。
たとえばフレデリカ・ベルンカステルが双方の作品に登場しています。
【TIPS】フレデリカ・ベルンカステル
『ひぐらし』シリーズでは、各編の始まりに登場する「謎めいた詩」の末尾に「Frederica Bernkastel」と記されています。
また、IFストーリーの描写でフレデリカ・ベルンカステルと思われる女性が、幼少期の田無美代子にアドバイスを送るシーンが描かれていたり。
『うみねこ』シリーズでは、パラレルワールドを行き来する大魔女として登場。
『ひぐらし』シリーズに登場する古手梨花と同じ声優の田村ゆかりさんが担当されています。
容姿も梨花と似ていますが、関連性は今のところ不明。
『ひぐらしのなく頃に』シリーズをおさらい
原作ストーリーに沿ったアニメ1期・2期
原作ゲームに乗っ取った内容が描かれたアニメが2006年と2007年に放送されていました。
物語の主な目的は古手梨花が昭和58年6月に必ず殺される運命を乗り越え、仲間たちみんなと未来を迎えること。
祭囃し編にて梨花は最大の脅威を退けることに成功し、誰一人欠けることなく幸せな未来を享受しました。
完全オリジナルストーリーの『ひぐらし業』
©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会
|
©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会
|
昭和58年6月を無事に越えることができたはずだった古手梨花は、またもや昭和58年6月を繰り返すことに。
惨劇は回避したはずにも関わらず、梨花は次のカケラ(世界)へ。
猫騙し編では、毎度異なる人物に梨花は殺されていました。
猫騙し編のラストから郷壊し編にかけて、どうやら梨花の親友であり家族のような存在でもあった北条沙都子が前の世界の記憶を継承し、今回のループに関わっていることが判明!
昭和62年を描く郷壊し編で沙都子が出会った人物が「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」と思われる女性でした。
『ひぐらし』シリーズの詳細情報は、下記リンクをご参照ください。
あらすじの他にもおすすめの観る順番も紹介中です。
『うみねこのなく頃に』シリーズとは?
『ひぐらし』とタイトルが似ていますが、世界観はまったくの別物です。
そのため『うみねこのなく頃に』単独で楽しむことが可能!
ただし『うみねこのなく頃に』はエピソード8まであるものの、アニメはエピソード4までしか放送されていません。
そのため「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」はアニメ『うみねこ』で未登場となります。
アニメ『うみねこ』あらすじ
「これは永遠の拷問。」
伊豆諸島、六軒島。全周10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。
年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。
天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日)
速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。
彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。
船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。
そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。
俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?
人間が起こした殺人事件か、魔女によるファンタジーなのか
©竜騎士07/07th Expansion©ENTERGRAM
|
©竜騎士07/07th Expansion©ENTERGRAM
|
『ひぐらし』は終盤に差し掛かると羽入が登場し、物語の要素にファンタジーが色濃く加わることになりましたが、『うみねこ』は序盤から“魔女”を名乗る存在が登場します。
「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」とは?
『うみねこのなく頃に』に登場する魔女
六軒島事件から生き残った戦人を拾った八城幾子の魔女の姿がフェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラです。
観劇と戯曲と傍観の魔女と言われており、『うみねこ』の物語に直接的には干渉はしてきません。
かつては物語を想像・改変する力を持っており、「ゲームマスター」と呼ばれていました。
【TIPS】右代宮戦人
『うみねこ』シリーズの主人公。
物語上で起こる殺人事件を人間が起こしたものとして推理を進めていきます。
羽入と同一人物?
原作者から言及されている設定もありますが、作中では「羽入」と「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」が同一人物であると明言されている描写はありません。
羽入と共通点は多い
①「featherin(フェザリーヌ)」を「feather」「in」に分けると「羽入」になる
②「アウローラ」の「あう」が羽入の口癖である「あぅあぅ」と被る
③頭にツノがある
『ひぐらし業』のOPで笑うツノ持ちはフェザリーヌ?
『ひぐらし業』のオープニングでは、ツノを持った羽入のような影が意味深に笑うシーンが描かれています。
郷壊し編其の参に出てきた人物も同じくツノを持っており、フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラを暗示していたシーンなのかもしれません。
『ひぐらし業』の今後の展開を予想
『ひぐらし業』は今まで「鬼騙し編」「綿騙し編」「祟騙し編」「猫騙し編」「郷壊し編」が放送されており、冬アニメの枠内で最終回を迎えるとすると、郷壊し編のあとに1編残されているのではないかと推測できます。
※追記 郷壊し編が其の伍に突入するため、冬クールは郷壊し編で終わる可能性が高そうです。
前半ストーリーの細かいギミックも気になりますが、物語全体としては北条沙都子とフェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラと思われる人物が深く関わっている模様。
フェザリーヌはゲームマスター?
フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラはかつてゲームマスターとして名を馳せていたこともあり、今回の『ひぐらし業』は魔女にとってのゲーム盤でしかなかったのかもしれません。
この先『ひぐらし業』で語られる展開によっては『うみねこ』シリーズの考察にも影響を与えるかも……?
沙都子は雛見沢で梨花と一緒にいたい
©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会
|
©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会
|
精神的に追い詰められた北条沙都子は、昭和62年の今ではなく楽しく過ごしていた昭和58年に思いを馳せます。
みんなと楽しく部活をしていた雛見沢で梨花と一緒にいたい。
沙都子は「繰り返す者」として力を授かる
郷壊し編其の四にて、フェザリーヌのような人物から半強制的に世界を繰り返す能力を沙都子は授かりました。
お墨付きの能力で、梨花のように記憶が曖昧になったり継承に失敗することはないそうです。
能力の発動条件は“沙都子が死ぬこと”
つまり、今までの世界で梨花が死ぬ必要は……。
歪んだ感情が歪んだ能力の中で、一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
『ひぐらしのなく頃に業』概要
放送・配信情報
放送情報
放送局 | 配信日時 |
---|---|
TOKYO MX | 毎週木曜24:30~ |
BS11 | 毎週木曜24:30~ |
サンテレビ | 毎週木曜25:30~ |
AT-X | 毎週金曜22:00~ |
配信情報
配信サイト | 配信日時 |
---|---|
dアニメストア | 毎週木曜24:30~ |
ひかりTV | 毎週木曜24:30~ |
そのほか配信サイトは下記リンクをご参照ください。
イントロダクション
都心から遠く離れ、色濃く残る自然に囲まれた集落──雛見沢村。かつて、ダムの底に沈むはずだった村は、
今もなお昔と変わらない姿で、
転校生・前原圭一を迎え入れる。都会で暮らしていた圭一にとって、
雛見沢の仲間と過ごす賑やかでのどかな生活は、
いつまでも続く幸せな時間のはずだった。一年に一度行われる村の祭り、綿流し。
その日が来るまでは…。昭和五十八年、六月。
ひぐらしのなく頃に。日常は突如終わりを告げ、
止まらない惨劇の連鎖が始まる──。
スタッフ
原作 | 竜騎士07/07th Expansion |
---|---|
監督 | 川口敬一郎 |
シリーズ構成 | ハヤシナオキ |
キャラクターデザイン | 渡辺明夫 |
助監督 | 池端隆史 |
美術監督 | 井上一宏(草薙) |
美術統括 | 山根左帆(草薙) | 色彩設計 | 小松亜理沙 |
撮影監督 | 戸澤雄一朗(グラフィニカ) |
編集 | 丹 彩子(グラフィニカ) |
音響監督 | 森下広人 |
音楽 | 川井憲次 |
音楽制作 | フロンティアワークス |
プロデュース | インフィニット |
アニメーション制作 | パッショーネ |
製作 | ひぐらしのなく頃に製作委員会 |
キャスト
キャラクター | キャスト |
---|---|
前原圭一 | 保志総一朗 |
竜宮レナ | 中原麻衣 |
園崎魅音・詩音 | ゆきのさつき |
北条沙都子 | かないみか |
古手梨花 | 田村ゆかり |
大石蔵人 | 茶風林 |
富竹ジロウ | 大川透 |
鷹野三四 | 伊藤美紀 |
入江京介 | 関俊彦 |
北条鉄平 | 宝亀克寿 |
羽入 | 堀江由衣 |
知恵留美子 | 折笠富美子 |