遊戯王デュエルリンクスの第8回KCカップにて世界4位(日本3位)の成績を収められた、「はる(1%不死鳥はる)」さんのインタビューをお届け。大会中の心境や使用したデッキ、プレイングなどをお伺いしています。是非トッププレイヤーのデッキとその胸中をご覧下さい!
第8回KCカップ上位者リンク(敬称略) | ||
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DD不死鳥(松) (世界1位) |
ノースサイド (世界3位) |
はる (世界4位) |
「はる」さんをご紹介
世界4位(日本3位入賞)のはるさん
はる | ユーザー名 | ▶︎1%不死鳥はる |
---|---|---|
ツイッター | ▶︎@haru__games |
はるさんは、デュエルリンクスにおける強豪チーム「不死鳥」に所属されており、自身が手がける「▶︎嘘字幕シリーズ」動画でも親しまれている有名プレイヤーです。
この度は「第8回KCカップ」において見事世界4位を達成され、今回で通算3回目となる弊社インタビューをお受けいただきました!
第8回KCカップの成績について
はるさん、ご無沙汰しております!
AppMedia遊戯王デュエルリンクス攻略班です。
この度は第8回KCカップ、世界4位ご入賞おめでとうございます!
まずは今回のイベントの成績をお聞かせください!
こんにちは!はるです。よろしくお願いします。
対戦成績は
・577戦356勝 勝率61%
・最終DP101611
最終順位は
・世界4位、日本3位
で終えました。
はるさんは過去に世界10位、6位を経験しており、今回で3度目の金アイコン達成ですね!
それだけでも十分凄いのですが、DP・順位共に自己ベストを更新し続けているのが素晴らしいです!
この度は、本当におめでとうございます!
KCカップを終えて、現在の心境
それではKCカップを走り終えた直後で大変お疲れかとは思いますが、現在の心境をぜひお聞かせください。
2大会連続の金アイコン獲得が嬉しいと同時に、また1位を逃したという悔しい気持ちが湧きました。
でも素直に世界1位の松はおめでとう。
そして今回、一緒に僕の家でKCを走った「松、くらき、はる」と僕を含めた3人が全員世界5位以内に入れたことが何より嬉しいので、トータルで考えれば最高のKCでした!
ライバルでありながらも、戦いが終われば健闘を称え合う姿、シビれますね!
まだ日本代表のチケットは残っているので、期待しています!
プレイ中の心境
ではKCカップを走っている最中はどういった心境でしたか?
今回は特に苦しい点はなかったです。
終始スムーズにKCを進められ、日曜の夜には切り上げて、あとはランキングの変動をただ傍観していただけでした。
強いて言うなら日曜の午後3時の時点で10万DPを越えたのに、そこから1勝1敗が続いてDPを上げることができなかったことです。
せめてDPを1~2万上げて、圧倒的な世界2位を目指したかったです。
最終スコアだけ見れば、2~10位はその差3000DP以内と熾烈な戦いだったかのように感じたので、苦しい点が無かったというのは意外です!
環境総括
それでは今回の環境について、感想や雑感をお聞かせください!
遊戯王六武リンクスとはまさにこのこと。
今回自分が対戦した全デッキ中、ちょうどそのうちの50%が六武衆でした。
2回に1回が六武衆。それ以外は六武衆をメタるアマゾネスや害悪。そのメタのメタで活躍した古代の機械。これら3デッキが三竦みとなる環境だったように思います。
50%はヤバイですね…(笑)
前回、大流行していたコアキメイルですら3回に1回当たるか当たらないか位だったかと思うのですが…比じゃ無いですね。
今回の勝因はズバリなんですか?
今回優秀な成績を修めることができた最大の要因はずばりなんでしょうか?
コアキを使ったことです。
実は前回のインタビューの際、私はこちらの同じ質問に「コアキを使わなかったことです。」と答えました。
2ヶ月後、真逆のことを言うことになるとは想像もつきませんでした。
以前までのコアキは、
・環境TOP故にミラー発生率が高い
・対策を積まれることが多い
・先攻後攻で勝率に偏りが発生する
この3つの要因が、使用を控えた理由でした。
しかし今回私が使用したコアキメイルはこの全ての条件をクリアしていました。後述のデッキ紹介でも話しますが、今回のKCは本当に「コアキメイルというデッキに到達できた」これに尽きます。
私もまさかコアキメイルが今大会において一番の結果を出すとは、予想できませんでした。
あの「常軌を逸する構築」は多くの方が衝撃を受けたかと思います。
応援してくれた方々へ向けてメッセージ
それでは最後にこの記事を見てくれた方々にメッセージをお願いします!
KCの応援ありがとうございました。たくさんの応援やリプ嬉しかったです。
また今回「はるハウス」で一緒にKCを走り、見事世界1位になった松が、その要因となる秘密を綴った記事を書きました。
記事内にて何度か自分の話も出てくるので、興味があったらぜひご購読ください!
松さん関連リンク | |
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▶︎松さんインタビュー | ▶︎松さん有料記事の詳細 |
改めまして、はるさん、世界4位本当におめでとうございます!
また本日はご多忙の中、取材をお受けいただきありがとうございました!
次回リミット・スキル修正予想&運営への要望コーナー
次回のリミット・スキル修正予想
セレブ副社長
1デュエルに1回になるか、ライフ1500かに変更
1000ライフというかなり緩めの発動条件が問題。コズサイ1枚でバックを除外しつつ、狙いのカードを引ける点がヤバい。
かと言って、元々、使用率の低さから上方修正されたスキルでもあるので、それをまた使えなくしてしまうのどうかと思うので、修正なし、または、プレミア加工がデッキ内にある場合のみ発動可能にするなどの条件変更もあり得る。
フライング寄生
デッキの1番下にパラサイドを仕込む
開始1ターン目からデッキ上にパラサイドが来る理不尽がある。翡翠の虫笛とセットで活躍できる程度のスキルに落ち着いて欲しい
フウマ→リミット
道場・エニシ→リミット
簡単にシエン・エニシを作り出せる状況がかなり多くのデッキの可能性を潰してしまっている。またリミットカードの狡猾と組み合わせることができる点も非常に凶悪。
古代の機械飛竜→リミット
先攻で使用すると、相手にバック干渉がない限り、簡単に3ターン目でリアクターが出る安定感はかなり強力。
そもそもこの性能でレアリティがRだった時点で、はじめからナーフ想定だったのではないかと疑うレベル。
運営への要望
ランダムマッチ形式から
今までの同ランカーと積極的にマッチングする形式に戻して欲しいです!
今回のシステムだと、ずっと走り続けなきゃいけないので、正直疲れます笑
「はる」式:コアキメイル
(DP0-101611)セレブコアキ
メイン | 201280 | ||||
---|---|---|---|---|---|
モンスターカード | 枚数 |
---|---|
サイファースカウター | 3 |
カラクリ忍者 参参九 | 3 |
コアキメイル・ルークロード | 1 |
コアキメイル・ウルナイト | 1 |
コアキメイル・サンドマン | 1 |
スカル・マイスター | 1 |
コアキメイル・マキシマム | 1 |
コアキメイル・アイス | 1 |
魔法カード | 枚数 |
コズミック・サイクロン | 3 |
コアキメイルの金剛核 | 3 |
コアキメイルの鋼核 | 2 |
罠カード | 枚数 |
採用なし | 0 |
エクストラ | 枚数 |
ブラフ採用 | 5 |
デッキの採用スキル
所持キャラ | スキル名 |
---|---|
モクバ | セレブ副社長 |
ライフが1000減るごとに金剛核がドローできるという壊れ性能です。金剛核1枚でデッキが起動するコアキメイルと相性が良く、またコズミックサイクロンを打つついでに発動可能な点や、相手がスキル発動を恐れてライフを削ってこれない点でも非常に使い勝手が良いです。 |
デッキの選択理由・構築に行き着いた要因
セレブコアキを選んだ理由
非公式大会で結果を出している構築を見て、大会前から用意したデッキの1つではありました。
本番で握ろうと思った理由は、単純にこの三竦みの環境の中、どこに対しても互角以上の勝率を出せるデッキだと思ったからです。
コアキメイルの構築に行き着いた要因
当初は従来のコアキデッキに、六武衆に強い札を少しだけ投入するという形だったのですが、それではゾネスと古代は取れても、六武衆が結局キツいという結論になりました。
その中で六武衆に強い札をどれだけ増やせば強くなるかという仲間との微調整の結果、最終的に上の構築に落ち着きました。
セレブコアキのプレイング解説
VS六武衆
まず六武衆についてですが、真っ先に引きたいのはスカウターとサザンクです。初手にこのカードが引けてるか引けていないかで大きく変わります。
事実、金剛核が初手で3枚引けていても、それらが引けずに負けた試合もありました。
サザンクやスカウターのような単体でシエンを除去できるカードを使って相手のリソースを削っていき、アド差が離れたタイミングで、コアキカードで応酬をかけるといった感じです。
ちなみに本戦中はこれだけメタっても、メタカードを越えてワンキルされること多かったので、六武衆のデッキパワーの高さはマジでおかしいと何度も思いました。
VSアンティークギア
凄くシンプルです。
最近の古代はバック干渉ゴリゴリのタイプが多く、底なしカナディアなどの防御札はない印象です。
底なしカナディアがない古代はコアキが苦手だということは、もはや話すまでもないと思いますが、前回環境からコアキのバック干渉が局所からコズサイに変化したこともあり、古代の邪魔をしつつセレブ副社長でワンキルパーツを揃えるといったことが可能になりました。
スカウターやサザンクはほぼ機能しませんが、それを差し引いてもデッキ相性で完全に有利でした。
VSアマゾネス・害悪系
マッチングの際にインセクター羽蛾やリシドとマッチングする時は毎回ラッキーだと思ってました。
まずはコズサイが3積みなので、アマゾネスには有効です。さらにラヴァゴやパラサイドのバーンダメージが良い感じにスキル発動のトリガーになります。
また、デッキトップにパラサイドが来てどうしても引きたくない時はスキルで代わりに金剛核を引いて、その金剛核でデッキをシャッフルしてしまうこともできました。
コズサイ、ルークロード、サンドマンなどで相手の底なしを使わせて、なんとしてマキシマムを着地させることを目指します。基本的にマキシマムさえ場に生き残れば、試合に勝てます。
「はる」インタビューまとめ
はるハウス
「第8回KCカップ」世界4位を見事達成され、三度目の金アイコンを獲得した「はる」さんのインタビューはいかがでしたでしょうか。
なかなか真似しようと思っても簡単に作れるデッキではありませんが、今回の綿密なプレイング解説をご覧になって組んでみようと考えた方は少なく無いかと思います。(私もその一人です笑)
日本代表権の枠は残すところ、WCS予選のみとなってしまいましたが、筆頭格の一人であるはるさんにはぜひ期待したいですね!
はるさん、この度はお忙しい中、取材を快諾していただきありがとうございました!今後のご活躍も応援しております!
改めて確定結果
世界4位(日本3位)で
3個目の金アイコン獲得です。使用デッキはセレブコアキ
中段のピン刺し6枚こそが
実質、真の六武衆です。六武衆、ゾネス、古代全てに6割以上取れるデッキでした。 pic.twitter.com/Ckhs4JrF9A
— はる@遊戯王DL (@haru__games) 2019年4月15日
「はる」KC2ndステージの対戦データ
関連リンクはこちら!
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DD不死鳥(松) (世界1位) |
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はる (世界4位) |
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