アニメ【Fate】『Fateシリーズ』の世界観・用語について

アニメ『Fateシリーズ』を視聴する際に覚えておきたい各シリーズごとの世界観や用語について解説していますのでFate作品を視聴する際にご活用ください。

『Fateシリーズ』概要

ゲームブランドTYPE-MOONの商業デビュー作が「Fate/stay night」です。
現在、Fateシリーズと呼ばれる作品はゲーム、アニメなど媒体を問わず多岐に渡っています。

Fateの物語は、聖杯戦争を基軸としたものがメインとなります。

ストーリーはそれぞれのシリーズにより大きく異なりますが、「聖杯」が物語のキーになる、「マスター」と「サーヴァント」が存在し、各々の目的のため戦うという点は一貫しており、Fateシリーズの魅力でもあります。

作品ごとの登場サーヴァント一覧はこちら

©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC©TYPE-MOON

©TYPE-MOON/FGO7 ANIME PROJECT

Fateシリーズは全てが同じ時系列に位置しているわけではないので、絶対これから見ないといけない！ということはありません。

しかし、どれから手をつければいいのか悩んでいる方もいらっしゃると思いますので、悩んだ時は下記リンク先の「見る順番おすすめ」をご参照ください。

アニメ『Fateシリーズ』おすすめの観る順番はこちら

『Fateシリーズ』世界観

魔術を用いた戦いが行われる

Fateシリーズの世界では共通して「魔術」が存在しており、魔術を用いて「サーヴァント」を召喚します。

サーヴァントの戦闘時はもちろん、マスターも戦闘の補助をするためや、時にはマスター同士の戦いのために固有の魔術を使用します。

「魔術」と「魔法」の違いについて

Fateの世界では「魔術」と「魔法」の定義が明確に分けられております。

神秘の発現において、ある「結果」を引き起こすことが科学や技術などで代替可能なものを「魔術」と呼ぶ。

一方、その時代におけるいかなる技術や知識を駆使しようとも、絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものが「魔法」。

Fateシリーズで共通の世界設定

Fate作品では魔術がどの作品でも共通しているように、小さな誤差はありますが基本的に「同一世界の設定（＝共通の世界観）」です。

例えば、「Fate/stay night」も「Fate/Grand Order」はどちらの世界も魔術が存在し、聖杯の概念もありますが、この2つの作品は時系列では続いておりません。
「同一世界の設定」であっても、互いに並行世界（パラレルワールド）の位置にあるのです。

共通の設定が流用されているため、一度Fateについて知ることができれば、どのシリーズを視聴するにあたっても作品を楽しむことができますし、相互の作品の考察も捗ります。

同じTYPE-MOON作品でも世界設定は共通

©奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable

Fateシリーズを手掛けているTYPE-MOONは、Fate以外にも「月姫」や「空の境界」といった有名作品を生み出しています。

細かいところで違いはありますが、「空の境界」の世界も魔術が存在するように、世界観の設定に共通項がたくさんあります。

Fate/stay night系列は聖杯戦争がメイン

©Nitroplus／TYPE-MOONufotable・FZPC

©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC©TYPE-MOON

第五次聖杯戦争が舞台となるFate/stay nightや、10年前の第四次聖杯戦争を舞台としたFate/Zeroは聖杯戦争が主軸になっています。
Fateの王道ストーリーでもあり、知っていることで他のシリーズをなお理解することができます。

Fate/Grand Orderは聖杯戦争が起こらない

©TYPE-MOON/FGO7 ANIME PROJECT

©TYPE-MOON/FGO6 ANIME PROJECT

Fateの派生作品の中でも、Fate/Grand Orderは聖杯戦争が起こりません。

Fateシリーズ同様魔術もサーヴァントも存在しますが、今までのシリーズと大きく異なるのはストーリーごとに時代や舞台が異なり、登場するサーヴァントも都度変わるという点です。

『Fateシリーズ』重要用語一覧

Fate作品はシリーズがとても多く、なおかつ独自の単語や設定が点在しております。
Fateについてほとんど知らないと言う方は、重要な用語だけでも抑えておくとアニメを一層楽しめるはずなのでご活用ください！

全シリーズを通して覚えておきたい単語

用語	解説
聖杯	手にする者の望みを実現させる力を持った存在。 あらゆる願望、人々の望みを叶える「万能の願望機」とされる。 FGOにおいては、各時代の特異点発生の原因が聖杯の力によることが多い。
聖杯戦争	「聖杯」を奪い合う戦い。7人のマスターと彼らが契約した7騎のサーヴァントが覇権を競い、最後に残った1組のみが聖杯を手にすることができる。 Fate/Zeroでは第四次聖杯戦争、Fate/stay nightは第五次聖杯戦争が行われる。
英霊 ＜サーヴァント＞	マスターとなった魔術師が、聖杯の力によって神話や伝説で信仰される英雄、また偉業や概念などを霊体として召喚、術式と契約によって縛り、使い魔としたもの。 FGOにおいてはカルデアの「守護英霊召喚システム・フェイト」と呼ばれる召喚システムを用いて召喚する。
真名	サーヴァントの名前。英霊は正体がバレる＝弱点を晒すことになってしまうため、基本的には真名を隠し、「セイバー」などクラス名で呼ぶ。
クラス	英霊を召喚するために憑依させる器のようなもの。基本的には、セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの7クラス。聖杯戦争の際、召喚されるクラスは重複しない。 例外にアヴェンジャーやルーラーといったエクストラクラスがある。
マスター	サーヴァントを従える資格を有した魔術師。 マスターはサーヴァントに対し「令呪」と呼ばれる絶対命令権を持つ。
令呪	マスターが持つサーヴァントへの絶対命令権。3画からなっており、行使するごとに1画ずつ消えてしまう。
起源	あらかじめ定められた物事の本質。
宝具	サーヴァントが持つ切り札で、簡単に言うと必殺技。消費魔力量が多いので、ここぞという時にだけ使われる。
魔術	魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とは定義が異なる。
魔法	「魔術」とは異なるもので、魔術師たちが目指す最終到達地点から引出された力の発現。
魔術回路	魔術師が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。 魔術回路の数が多いほど、優秀とされる。生まれながらにして持ち得る数が決まっており、古い家の魔術師ほど強力な傾向にある。
魔術協会	魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。 時計塔、アトラス院など。
固有結界	術者の心象風景を具現化した結界のこと。固有結界内でのみ通用する独自のルールを展開することができる。
概念礼装	概念を摘出し身に付けられるようにしたもの。
ホムンクルス	人工生命体。肉体的な成長はしない。
冬木市	日本にある架空の地方都市。第四次、第五次聖杯戦争の舞台となる。

stay night系を見るにあたって覚えておきたい単語

用語	解説
遠坂	冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。 主なキャラクター：遠坂凛
アインツベルン	冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。 主なキャラクター：イリヤスフィール
間桐	冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。 主なキャラクター：間桐桜

FGOを見るにあたって覚えておきたい単語

用語	解説
カルデア	正式名称は「人理継続保障機関カルデア」。 魔術のみ科学のみでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐという目的の下、 諸各国の協力を得て設立した特務機関。
特異点	平常とは異なる領域。 本来は存在しないはずの過去。人類史消失の原因とされている。 人類史にとりわけ深刻な影響を及ぼしていると思しき特異点は7箇所。
人理守護指定・ グランドオーダー	人理修復のため聖杯探索の旅に挑む藤丸たちに発令された、カルデア最後にして原初の使命。
レイシフト	人間を擬似的に霊子変換し、異なる時空に転移させる航法。簡易的に表すならば、「並行世界へのタイムトラベル」
擬似サーヴァント	なんらかの理由で召喚できない英霊を人の器に入れることによって、無理矢理召喚したもの。 マシュやイシュタルなど。
ギフト	第六特異点において、騎士王が円卓の騎士に与えた非常に強力な力。

今更聞けない略語集

略語	正式名称	解説
型月	TYPE-MOON	Fate、空の境界、月姫などを手掛けるゲームブランド。
SN	Fate/stay night	Fateシリーズの原点。作品タイトルを表す場合は、stay nightのFate(セイバー)ルートを指す。
UBW	Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS	stay nightの遠坂凛ルート。
HF	Fate/stay night Heaven’s Feel	stay nightの間桐桜ルート。イリヤルートの側面も含まれている。
FGO	Fate/Grand Order	stay nightとは異なる世界の位置付け。元はスマートフォン向けゲーム。
らっきょ	空の境界	「からのきょうかい」をとって「らっきょ」。魔術と魔法に関しては、Fateシリーズと世界観が類似している。

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