『アウタープレーン』先行プレイレポート｜「美ジュアル物語RPG」のスローガンは伊達ではない！圧倒的なクオリティのゲーム体験に刮目せよ

注目の新作スマホゲーム『アウタープレーン』の先行プレイレポートをお届け。先行プレイで判明した本作の魅力や注目ポイントをご紹介！

iOS版	Android版

『アウタープレーン』ゲーム紹介

実力派「美ジュアル物語RPG」が日本到来！

『アウタープレーン』はVA Gamesが開発を手がけ、『Epic Seven-エピックセブン-』で知られるSmilegateが運営を行うスマートフォン向け3Dターン制RPGである。対応プラットフォームはiOSとAndroid。

「美ジュアル物語RPG」というスローガンを掲げており、美しく迫力があるグラフィックと、綿密なストーリーテリングが特徴だ。2023年5月には世界約170ヵ国でグローバルリリースされ、韓国、台湾、シンガポールのGoogle Play Storeでは人気アプリ1位にランクインした実績を持つ人気タイトルである。

ワールドワイドな人気と異世界転移というキャッチーで馴染みやすい世界観で、日本においても黒船がやってくるかのような注目をされている本作。今回は正式配信に先駆けて、ゲームを先行プレイする機会をいただいたので、記事を通して『アウタープレーン』の魅力に迫っていきたい。

『アウタープレーン』ストーリー紹介

130万文字以上のテキストで描かれる「復讐」がテーマの物語

『アウタープレーン』のストーリー導入は、ホワイトファルコン王国の王女「ステラ」により、「メルシャ」と呼ばれる世界に召喚された地球人の主人公「ケイ」、が様々な展開を経て自らを裏切った者たちに復讐をするため旅立つというもの。

筆者は公式サイトなどの事前情報を閲覧してプレイに臨んだのだが、遊ぶ前には思ってもいなかった切り口で物語が展開され、ストーリー序盤から強く心を掴まれた。読者の方々にも同じ衝撃を味わって欲しいため詳細の説明は控えるが、「ただの異世界転移モノ」だと考えない方が良いだろう。

本作のシナリオ構成で特に唸らされたポイントは、ケイが召喚された直後にあたるプロローグと、本編での時間軸に隔たりがあることだ。ケイが”以前と変わってしまった世界”を巡るという視点でプレイヤーの世界観に対する馴染みやすさは担保しつつ、明確な復讐という目的意識を持ってストーリーが進行するため、序盤から先の読めない展開で驚きや盛り上がるシーンが目白押しとなっている。

そして繰り返しになるが、本作のテーマは「復讐」。人々を搾取する悪党を成敗するという正義や人助けのための選択が、もう一方から見ると鬼畜の所業のように描かれるなど、キャラクター達の行動が巡り巡って新たな復讐を生むという連鎖が表現されていく。

キービジュアルの明るい雰囲気や柔らかい質感のキャラクターデザインからは想像がつかないような、勧善懲悪にとどまらないシリアスなストーリーが展開されるため、驚くプレイヤーもいるのではないだろうか。しかし、なぜあのキャラクターがこのような行動を起こしたのかという謎や、世界観に散りばめられた設定など、先が気になるストーリーがゲームにプレイヤーを引き込んで離さない。

そんな物語は130万文字以上にのぼる内容で執筆されており、これは分かりやすく言い換えるとおよそライトノベル10冊分ほどで、その膨大なテキスト量からも本作の重厚なシナリオの一端を感じ取ることができるだろう。

また海外産タイトルということで、ローカライズのクオリティが気になっているプレイヤーもいるかもしれないが、心配は無用。言い回しやUIなどにも非常に気を遣っている様子がうかがえ、言及されなければ日本国産のゲームだと思えるほど、違和感なく丁寧に翻訳されているので安心してほしい。

『アウタープレーン』キャラクター紹介

厚みのある世界観設定から生まれる個性豊かなキャラクター

本作の舞台である「メルシャ」には、異世界転移先として多くの地球人も訪れており、「ギフト」と呼ばれる異能を手にした者は、貴重な能力者として重用されている。メインキャラクターでは主人公「ケイ」以外にも、妖怪退治のスペシャリストである“霊斬士”の「リン」などがすでに地球人として活躍している。

「異世界転移」というジャンルが確立され、テーマの目新しさが薄れつつある現代だからこそ、本作の「主人公だからといって特別な立場ではない」という一捻り加えられた設定は興味と好感が持てるものだ。

そしてメルシャ自体にも多くの種族が存在し、現地の人間のほかにエルフや獣人、魔族などがストーリーに登場する。地球人含め独自の文化を発展させており、その差異が登場人物への関心を惹くものとなっていると同時に、種族間の対立や差別などもうかがえる。

各キャラクターにはそれぞれが主役となる外伝コンテンツが用意されており、個人の目線からメルシャについて掘り下げる内容で、世界観に一層厚みを持たせているのが白眉だ。

そして本作の掲げる「美ジュアル」の名の通り、美麗なキャラクターグラフィックは逸品で、家庭用ゲーム機の最新タイトルにも一切劣らないクオリティ。そのハイクオリティな3Dアニメーションは、ぜひ最高画質に設定して美しく可憐な様子を確認してほしい。

ストーリーにおける配布も多く、先述したシナリオの面白さもさることながら、「このキャラクターが動くシーンを見たい！」という思いが、ガチャを引きたい・ゲームを早く進めたいというモチベーションに直結している。

『アウタープレーン』システム紹介

独自性があるコマンドバトルで、手汗握る戦略的なバトルが楽しめる

本作のバトルシステムはオーソドックスなウェーブ式コマンドバトルで馴染みやすく、戦闘の仕方が分からないとつまずくプレイヤーは少ないだろう。戦闘キャラクターはそれぞれ固有の属性を1種類持っており、火属性は地属性に有利で水属性に不利などの相性がある。そして属性は戦闘画面でのアイコンの色を見れば判断可能なため、何度も相性関係を確認しなくてもよいのはうれしい点だ。

そして「バーストスキル」「チェーンスキル」という独自要素が、本作の戦略性に寄与している。「バーストスキル」は、戦闘中に獲得する「AP（アビリティポイント）」を消費して最大3段階まで特定のスキルを強化可能な要素だ。

各キャラクターはそれぞれ「防御型」「スピード型」「魔法型」などの戦闘タイプを所持しているが、タイプによってAPを獲得できる手段が異なる。そして通常スキル以外にはクールタイムがあるため、戦術によって誰を編成しどのタイミングで、どのスキルを発動させるかという判断が悩ましくも楽しいものになっている。

続いて「チェーンスキル」は、味方全員が順番に敵を攻撃する連携技。使用にはバトル経過に応じて獲得する「CP（チェーンポイント）」が必要で、強大なボスモンスターの「WG（ウィークネスゲージ）」を大幅に減少させられる効果がある。「WG」とは弱点のことであり、0まで減らすとダメージを与えやすくなる「ブレイク」状態に移行できるのだ。

一部のボスは条件を満たすと「狂暴化」という行動パターンに突入し、一定ターン後に「必殺スキル」を発動するが、その際もブレイクすることで狂暴化が解除可能。強敵に挑むためには必須の戦術であると同時に、ピンチをチャンスに変えられるシステムでもあり、戦闘中に起伏とドラマティックさが感じられるとともに、過酷なバトルを仲間と一緒に乗り切ったという共闘感も味わえる。

『アウタープレーン』先行プレイ感想

ハイクオリティな要素が盛りだくさんな2024年期待の新作

今回『アウタープレーン』の先行プレイを通じて印象的だったのは、130万文字以上にのぼるテキストで紡がれる世界観の重厚さと、総合的な完成度の高さ。

「美ジュアル」の名の通り細部まで美麗に描かれるグラフィックに、思わず見惚れてしまうほど滑らかに動く3Dアニメーション。そして馴染みやすくも独自性のある「バーストスキル」「チェーンスキル」などで引き立てられる戦略的なバトルなど、すべての要素がハイクオリティな仕上がりとなっている。

目の肥えたゲーマーでも満足できるようなポテンシャルを持っており、筆者としては自信を持って薦められる2024年要注目のタイトルだ。気になったユーザーは是非続報を待って欲しい。

事前登録は現在Google Play＆App Storeで受付中で、公式コミュニティサイトから開催中のイベントやゲーム情報も確認可能。事前登録者には最大70連の無料ガチャや、ゲーム内の画面を飾れるSDキャラやプロフィール背景など約3万円相当の特典が提供されるとのこと。本記事を読んで『アウタープレーン』が気になった方はぜひチェックしてほしい。

iOS版	Android版

『アウタープレーン』基本情報

この記事の執筆者
	SIGH
	フリーのゲームライター。RPGとADVと猫が好き。 人生を変えたゲームは、科学アドベンチャーシリーズの『CHAOS;CHILD』

記事をシェアする

• シェア
• つぶやく
• はてブ
• LINE

URLコピー コピーしました