このページでは、今冬リリース予定の新作ゲームアプリ「ラクガキ キングダム」の先行テストプレイレポートをお届けします。ゲームの感想やレビューだけに止まらず、プレイ時に注視すべき要素やおすすめポイントも掲載しておりますので是非参考にしていただければと思います!
※記事内容および画像は開発中のものです。実際とは異なる場合があります。
先行プレイ動画公開中!
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本作「ラクガキ キングダム」はかつてプレイステーション2のタイトルとして人気を博した「ラクガキ王国」シリーズを進化させた新機軸となるゲーム作品。当時はアナログスティックで無理やりと絵を描いていましたが、今回、スマホアプリという、より一層ラクガキしやすい環境へやってきたこともあり、ファンとしては喜びを隠せません。
まだその全貌は明らかになっていない箇所が多いですが、公式PVを確認すると取り急ぎタブレット端末とタッチペンは揃えておきたいところです。
ラクガキ王国シリーズとは
ラクガキ王国シリーズは2002年にPS2で販売された「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」からスタートしました。プレイヤーが描いたラクガキがそのままモンスターになるという過去にないシステムが好評を呼び、2004年には「ラクガキ王国 魔王城の戦い」が登場し、ラクガキのシステム面でさらなる広がりを見せました。
プレイヤーの中には変形ロボットを創ってしまう猛者もいたり、動画サイトでは密かにコアファンによるコミュニティが生まれているなど非常に熱量の高いコンテンツであり、アナログスティックで綺麗な絵を描くという無茶を要求されていたのも含めて当時を知るプレイヤーにとって良い思い出となっています。
ちなみに「ラクガキ キングダム」の情報が公開された際には”ラクガキ王国”と言うワードがTwitterのトレンドに入るなど、リリース前から本作への期待がかなり高いことがわかります。
先行テストプレイではラクガキ要素のみ
ラクガキ要素だけでなく様々なキャラたちやラクガキを基軸とした壮大なストーリーなどにも興味を惹かれますが、今回遊べるのはラクガキを創り出すところまでのようです。ひとまずはゲーム性の根幹となる部分を遊べるということで、先に唐揚げ食べちゃう小学生みたいな気持ちになりました。
初代の販売から実に17年……この年号が令和に切り替かわった世の中で一体どれだけの進化を遂げたのか、はやる気持ちを抑えつつ早速ラクガキを創っていきましょう!
棒人間を通じて基礎を学ぶ
まずは丸を描いて様子見
どこかで読んだのですが、絵心があるかどうかを最も端的に判断する方法は、フリーハンドでどれだけ綺麗な丸を描けるかを試すことらしいです。その人の器用さや絵心の強弱が一発でわかるため、イラストを描きたい人は逆に丸を綺麗に描く練習をするのが最適なんだとか。
筆者は普段イラストを描いてるわけではないため、10回ぐらいやり直してやっとまともに見える丸が描けました。iPhoneXでラクガキを楽しみましたが、指で描くのは感覚を掴むまでやや試行錯誤が必要かもしれません。
▲筆者が訳も分からずに最初に創ったやつ、雑なチーズバーガーみたい
ここで感じたのが、すべてのものづくりに共通している”まずテーマを固めないと何をしていいのかわからない”ということ。と言うわけで今回はシンプルに、棒人間を創っていくことにしました。
始点を決める→描いていく
まずは棒人間を創るに当たって頭、首、胴体とパーツを分けて頭から体までを作りました。画像の青線で区切った部分が、それぞれのパーツです。この程度なら上手い人なら一筆書きでいけそうですが、パーツに分けることで細やかな修正やブラッシュアップがしやすくなります。
また、目の部分はシールという機能を使っています。こちらは各パーツに様々な装飾ができる他、画像のように顔のパーツも用意されており初心者にも優しい要素。
「ラクガキ キングダム」のラクガキ作成時には、”始点を決めて描いていく”という基本的な法則があります。まずは胴体や頭を描いて立体化したところでカメラを回し、手足や尻尾などをどの地点からどの向きに描いていくかを考えながらラクガキを創っていきます。
仮に腕を描いていくのであれば、今回のように人間に寄せた作りの場合、肩に始点を置いて、そこから腕を伸ばしていきます。この辺をテキトーにしてしまうと、腕が明後日の方向に向いてしまったり、イメージ通りに動いてくれなかったりと何かと問題が発生します。
▲設定を間違えると人間を襲う改造人間っぽくなることも
とはいえその変な動きになっちゃったことにゲラゲラ笑ってしまうのもラクガキ王国シリーズの醍醐味。成功も失敗も、酸いも甘いも噛み分けるじゃないですが、とにかく描いて、動かすのが楽しすぎるんですよね。
身体を司る各パーツの指定について
▲パーツには様々な”役割”を割り当てることができる
また、ラクガキを創る時に重要なのが、そのパーツが身体のどこを司っているかを指定することです。
このパーツ指定がとても大事で、腕や足といったパーツは「これは腕!足!」としっかり指定してあげることで、腕を振ったり、地に足つけて歩くようになるといった感じです。
またパーツ指定の時に気をつけたいのが、腕や足に関節を設けるかどうか、という点です。腕なら肘を、足なら膝を表現するかどうかもここで選択することができます。関節ありはどちらかと言うとリアル寄りにしたい時に、関節なしの場合はデフォルメキャラをとことこと歩かせたい時など、思い描く自分だけのキャラに合わせて使い分ける必要があります。
またどうも腕は曲げて描いてもある程度関節を補正してくれるようなのですが、足はしっかりとまっすぐに描かないと物体X的な怖いものが出来上がります。
足を生やすための重要テクニック:パーツの縮小
限られた範囲で、足を真下に伸ばすにはそれなりのスペースが必要になってきますが、このような場合に使えるのが「編集」から利用できるすべてのパーツのサイズを一括で変更できる機能。ワンタップですべてのパーツを選択できるので、あとは自分に必要なサイズに整えるだけ。筆者はこれを使ってラクガキを縮小し、足を生やすスペースを確保してました。
様々なモーションで完成度をチェック!
ここから先は前述した通りに作成を進めていったので、そのまま無事に完成しました。
なんか急にスーパーモデルみたいな歩き方をするラクガキがここに爆誕しました。
棒人間にちょっと肉付けしたような感じになりましたが、思ったよりもちゃんとそれっぽいものが完成しました。ある程度立体化すると拙さを補正してくれる部分があるので、それっぽく見えるのもイラストが描けない身としてはありがたい話です。
ただ歩き方が優秀でも、そこは所詮素人の創ったもの。果たして様々なモーションに対応できているのか心配だったので、ひとつ別のモーションを試してみました。
どうやら回し蹴りも安定ですね。今流行りのボトルキャップチャレンジとかも出来そうです。
▼ボトルキャップチャレンジ参考
「ラクガキ キングダム」まとめ
直感的な操作で作りやすくも奥深いラクガキシステム
というわけで駆け足にはなってしまいましたが、ラクガキを創る流れを見ていただきました。
今回は棒人間を創ったのでかなりパーツがシンプルに抑えられているので良かったものの、ラクガキは初めての方も過去作品のラクガキ経験者の方も、それらと比較すると少し勝手が変わってくるため、まずは基礎的なところからゲームをスタートしていただければと思います。
筆者はこれまでのラクガキ王国シリーズからかなり間が空いていたのと、スマホでの操作に戸惑った為、この子を創るだけでも結構な時間を取られました。とはいえ、その結構な時間が非常に楽しかったのは言うまでもありません。
しかし基礎的な部分さえ抑えておけば、すぐに応用が効くようになるとも思うので一旦適当にいじってみて、やれることを把握して、頭の中で思い描くキャラを自由に表現できるように遊び尽くせるのが嬉しいポイントで、一生遊んでられるエンドコンテンツ感が非常に強いです。
公式によると、創ったラクガキはゲーム内SNSでシェアされ、他のユーザーも無料で利用できるようになるんだとか。「ラクガキ キングダム」はゲームのストーリーを追うだけでなく、自らの作品(ラクガキ)を発表できる表現の場としても最適な場所になるんだろうと感じます。
兎にも角にもやはりものを創ると言うことは非常に楽しいことだと気づかせてくれる作品でした!幼少期、図工の授業やブロック遊びで感じたワクワク感を、今こそ取り返す時です!
「ラクガキ キングダム」のゲーム概要
アプリタイトル | ラクガキ キングダム |
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配信日 | 今冬配信予定 |
ジャンル | あなたの未来を描くRPG |
対応OS | iOS/Android |
事前登録 | 不明 |
価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
開発 | タイトー |
公式サイト | 「ラクガキ キングダム」公式サイト |
公式Twitter | 「ラクガキ キングダム」公式アカウント |
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