二ノ国インタビュー_アイキャッチ

好評配信中のファンタジーアートRPG『二ノ国:Cross Worlds』の開発総括プロデューサーにメールインタビュー!本作の魅力や今後のロードマップ、さらにはレベルファイブとの関係まで、余さず語って頂きました。

はじめに

二ノ国_01

6月10日、ついに正式サービスが開始された、ファンタジーアートRPG『二ノ国:Cross Worlds』。レベルファイブの大人気RPG「二ノ国」シリーズ最新作である本タイトルは、絵本のような幻想的なグラフィックと重厚かつ王道をいくストーリーという伝統を受け継ぎつつも、他プレイヤーとの共闘をはじめとしたアプリならでは新要素を多数盛り込み、早くも大きな話題となっています。

このたびAppMediaでは、そんな『二ノ国:Cross Worlds』の開発総括プロデューサーを担当されているパク・ボムジン氏とのメールインタビューの機会を頂くことができました。開発のトップから見た本作の魅力や、気になる今後のロードマップ、更にはレベルファイブとの裏話(?)まで、お答え頂いた様々な質問をまとめておりますので、是非とも最後までご覧いただければ幸いです。

▼ アプリのダウンロードはこちら ▼

iOS版 Android版

『ニノクロ』開発総括プロデューサーに聞いてみた!

二ノ国_開発総括プロデューサー

——改めてお伺いしたいのですが、『二ノ国:Cross Worlds』はどのような作品なのでしょうか?

パク・ボムジン氏:開発はネットマーブルNEOで担当し、レベルファイブがIPホルダーとして参加し開発された作品です。

スタジオジブリは初代「二ノ国」のアニメーション作画を担当しており、本作品はその感性を受け継いだものです。ユーザーの皆様へ新しいビジュアルや音楽、新しい面白さをお見せすることを目標に一生懸命やってきました。

3年という長い期間、ゲーム開発にのみ集中し、アニメーションのような雰囲気を伝えるために魂を込め作り上げました。リリース後ユーザーの皆様がどのようにゲームを楽しんでいただけるのか期待しております。

——記事をご覧の方々の中にはまだ未プレイの方もいらっしゃると思うのですが、本作をどういった方にプレイしてもらいたいですか?

パク・ボムジン氏:『二ノ国:Cross Worlds』は全年齢層をターゲットとしています。『二ノ国:Cross Worlds』が優しいグラフィックを持っているため、年齢層と性別関係なく様々なユーザーの皆様に愛されるだろうと予想しています。

スマホゲームを今まで経験してこなかった方でもゲームに適応し、楽しんでもらえるよう方向性を決めて開発しました。

——『二ノ国:Cross Worlds』の開発に至った経緯についてお聞かせください。

パク・ボムジン氏:『二ノ国:Cross World』の開発のために、約3年間で150名以上のリソースを投入してきました。『リネージュ2 レボリューション』の開発に参加した中心的なメンバーが参加するプロジェクトとしてネットマーブル、ネットマーブルNEOが持つ全ての力量を結集させました。

原作の「二ノ国」に込められている感性とグラフィック、現実世界と仮想世界が共存する差別化された世界観が興味深く感じられ、スマホ環境でも、このゲームの特徴を生かせると判断したため開発に至りました。

——「二ノ国」シリーズをスマートフォンアプリで開発されるにあたり、最も意識されたことは何でしょうか?

パク・ボムジン氏:『二ノ国:Cross Worlds』の序盤部分を開発しながら多くの試行錯誤がありました。『二ノ国:Cross Worlds』のストーリーと世界観を完全に伝えながら、MMORPGの戦闘、コミュニティの面白さを感じることができるようにすることがとても難しかったです。

「二ノ国」シリーズの一つではありますが、全く異なる新しいゲームをもう一度作るレベルの企画変更と、内部の様々な要素をターゲットにしたテストの末、現在のバージョンのゲームが誕生しました。

これからはユーザーの皆様の評価をお待ちしております。我々が試行錯誤した部分がそのままにじみ出ているので、ユーザーの皆様には満足度が高いプレイを楽しんで頂けたらと思います。

——ネットマーブルさんはこれまでに様々なオンラインゲームを開発されていますが、過去の経験を本作に活かせた部分と、逆に今回が初めての取り組みだった部分について、それぞれお聞かせください。

パク・ボムジン氏:『二ノ国:Cross Worlds』はネットマーブルの得意分野である MMORPGのノウハウと、既存のMMORPGとは差別化されたグラフィックと世界観を基に、新しい体験を提供できるように意識しました。現在市場には多くの作品が存在していますが、『二ノ国:Cross Worlds』が提示する新しさは今までのMMORPGの概念を超越し、新しいジャンルを開拓できると思います。

また、初めてではなく拘った部分は、ストーリーシーンの制作です。キャラクターのセリフや動き、話し方などを含めストーリーのカットシーンの実装にはかなり力を入れており、最終的に予定より2倍近い量のキャラクターボイスを収録し制作をしました。

——開発における「おもしろエピソード」などがございましたら、お教え頂ければと思います。

パク・ボムジン氏:エピソードと言うよりは、原作者のレベルファイブとの関係についてお話ししようと思います。これも一種のエピソードと言えますよね?^^

2018年初めに「二ノ国」をベースにMMORPGを制作しようという提案がレベルファイブから入りました。”本当?何でレベルファイブが?こちらとしては嬉しいけど…”と思いました。聞いてみると、レベルファイブの日野社長が開発者として、前作の『リネージュ2 レボリューション』にかなり良い印象を持ってくださってるとのことでした。

会議をするためレベルファイブに伺った際に、「二ノ国」の開発当初のデータから始まり、各種非公開の原画リソース、設定集等々を日野社長自らご丁寧に一つ一つ説明して下さり、「フニャもいいけどイマージェンがもっと魅力的だ。フニャを集めてイマージェンを合成するのはどうか?」など、日野社長が直接熱心にご意見を提示してくださいました。

その後、協業は一瀉千里に進行され、原作リソースのほとんどを共有していただいたり、開発内容に関しても、レベルファイブが初期に提示した一部のガイドラインを除けば、ほぼ制約はありませんでした。著作権がある作品を引用してコンテンツを制作したことのある方ならば、著作権所有者のこのような姿勢はかなり例外的な対応というのはお分かりになると思います。

レベルファイブのこのような対応は、むしろ私たちにとって良い意味で、原作の価値を守るためにたくさん悩むきっかけになりました。

——サウンド面におけるこだわりについてお聞かせください。

パク・ボムジン氏:ゲームは視覚と聴覚、全てを通して楽しむ複合コンテンツと言われていますが、『二ノ国:Cross Worlds』もビジュアルのみならず音楽にも注力しました。スタジオジブリの「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」等の作品でも有名な音楽家・久石譲氏の楽曲は、『二ノ国:Cross Worlds』で繰り広げられる冒険の旅を、さらに美しく、幻想的にしてくれていると思います。全ての音楽に注目していただきたいです。

——「キングダム」の魅力についてお聞かせください。

パク・ボムジン氏:新しい経験をお届けするために長期にわたり試行錯誤をしました。2つの世界が共存するファンタジーの世界観をユーザーが十分に楽しむことに焦点をあて、単にコンテンツやダンジョンがオープンされる機能的な部分もストーリーとして被せました。

多くのゲームにマルチ要素として戦闘や複数人でプレイする集団戦がありますが、我々はマルチの本質について悩みました。悩みながら単純に戦って何かを獲得することが全てではなく、ユーザーがお互いに協力してコミュニケーションを行い、新しいコミュニティを作ることができるようになることを目標にキングダムコンテンツを開発しました。

キングダムはユーザーが直接国を造って管理する形のコンテンツで、戦闘要素だけでなく直接キングダムの建設物を装飾するカスタマイズ機能、そしてキングダムの構成メンバーとの協力がなにより重要なキングダム専用コンテンツである「キングダム防衛戦」などをプレイすることになります。ぜひ直接経験していただき、仲間と新しい国を造る面白さを感じていただけたら嬉しいです。

——お話しできる範囲で構いませんので、今後のアップデートについて何か情報がありましたら、教えていただけますと幸いです。

パク・ボムジン氏:スケジュールは変更になる可能性がありますが、6月のアップデートでは、キングダム同士のバトルコンテンツ「遺物の戦場」「フィールドボス」「混沌の地ボス」「カオスゲート」が追加されます。

7月は「エピソードストーリー:古代の魔人(仮)」「キングダム侵攻戦」「キングダムダンジョン(仮)」「イマージェン決闘場」、8月は「王座争奪戦」「首都キングダム」「エピソードストーリー:ゴールド船長と宝島(仮)」、9月は「キングダムイマージェン探検(仮)」「溶岩谷の大乱闘(仮)」「試練の迷宮」「エピソードストーリー:収穫祭(仮)」が予定されています。

どうぞご期待ください!!

※各名称や時期は予定であり、サービス時に変更になる場合もございます。

——最後に、ユーザーの皆様へメッセージをお願いします。

パク・ボムジン氏:ユーザーの皆様へ新しいビジュアルや素敵な音楽、新しい面白さをお見せすることを目標に一生懸命やってきました。3年という長い期間、ゲーム開発だけに集中してきました。正式リリース後、ユーザーの皆様がどのようにゲームを楽しんでいただけているのか期待でいっぱいです。我々が苦労して準備した作品についてお話しすることができて感慨深いです。

ユーザーの皆様に『二ノ国:Cross Worlds』を最大限早くお届けするために、全ての担当メンバーが最善を尽くしてきました。ネットマーブルのすべての力量が詰まっている、ハイクオリティのゲーム性とサービスを保証します。

ぜひプレイしてください。ありがとうございました。

——ありがとうございました!

『二ノ国:Cross Worlds』の基本情報

アプリタイトル 二ノ国:Cross Worlds
配信日 2021年6月10日配信
ジャンル ファンタジーアートRPG
対応OS iOS/Android
価格 基本プレイ無料/アイテム課金制
開発 ネットマーブル
公式サイト 『二ノ国:Cross Worlds』公式サイト
公式Twitter 『二ノ国:Cross Worlds』公式アカウント
権利表記 © LEVEL-5 Inc.
© Netmarble Corp. & Netmarble Neo Inc. 2019 All Rights Reserved.

関連記事