二ノ国_取材レポート

4月14日に行われたスマートフォン向けMMORPG『二ノ国:Cross Worlds』メディアショーケースについてまとめています。発表会で明かされたニノクロの新情報や実機プレイの感想などについて余すところなくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

あの『二ノ国』がスマートフォン向けMMORPGに!

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2010年に産声をあげたレベルファイブのRPG『二ノ国』は、スタジオジブリが制作協力、音楽は久石譲氏が担当するという前代未聞の超豪華スタッフと、現実世界「一ノ国」と平行世界「二ノ国」を舞台とした感動的な物語が話題を呼び、瞬く間に人気RPGの仲間入りを果たしました。2018年には続編である『レヴァナントキングダム』が発売、その翌年にはアニメ映画も公開されるなど、今なお「二ノ国ワールド」は広がり続けています。

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そんな「二ノ国」シリーズの完全新作が、スマートフォン向けMMORPG『二ノ国:Cross Worlds』です。ネットマーブルとレベルファイブがタッグを組んだ本作は、仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」のβテストに参加したプレイヤーを待ち受ける壮大なストーリーや、アプリでも決して変わることのないファンタジー感あふれるグラフィック、世界にたったひとつだけの「キングダム」作りなど、ファンの心に刺さる要素が満載のタイトルとなっています。

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初報から一年半の時が経ち、徐々に詳細が明らかになっていくにつれてユーザーの期待も最高潮に達しつつある本作ですが、2021年4月14日、待望の『二ノ国:Cross Worlds』メディアショーケースが開催されました。本記事では幸運にも参加させて頂いた筆者が、ショーケースで明らかとなった最新情報や詳しいゲームシステム、そして初となるゲームプレイの感想について、できる限り詳しくお伝えしていきたいと思います。

『二ノ国:Cross Worlds』メディアショーケース

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会場を見渡すと、新型コロナウイルス対策で席は空けられつつもゲームメディア各社が一堂に会しており、『二ノ国:Cross Worlds』という作品における注目度の高さが伺えました。筆者も「二ノ国」シリーズの一ファンとしてメディアショーケースの開始を今か今かと待ち侘びていると、クロエ役を演じる声優の三森すずこさんが司会として登場。とうとう会の幕が開かれたのでした。

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最初に登壇されたのは、ネットマーブルジャパン代表取締役社長の遠藤祐二氏。本作はレベルファイブ、スタジオジブリ、そして久石譲氏の夢のコラボによって生まれ世界的にも評価の高い「二ノ国」シリーズをベースに、『リネージュ2レボリューション』を開発するスタジオ「Netmarble Neo」が最新のノウハウや技術を総動員して開発されていると力強く語ります。

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原作「二ノ国」の特徴である心温まる優しいタッチのシチュエーションと、世界を救う王道ファンタジーは本作にも引き継がれており、二ノ国シリーズをプレイされたことがある方はもちろん、そうでない方も楽しんでいただける作品に仕上がっているとのことでした。

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そしてここで、本作『二ノ国:Cross Worlds』が2021年6月配信予定であることが明らかに! まず初めに日本、台湾、韓国、中国、マカオでリリースされ、2022年上半期にはグローバル展開も予定されているとのこと。2021年上半期へとリリース延期が発表されて以後は、配信日に関して続報がなかったため、ヤキモキしていたファンにとっては非常に嬉しいサプライズとなりました。

さらに、『二ノ国:Cross Worlds』のテレビCMが放送に先駆けて、一足先にお披露目されました。美しく壮大なゲーム映像をバックに、音楽家・久石譲氏指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団と新国立劇場合唱団が奏でる盛大なオーケストラは、まさに圧巻の一言。CMだけでなく実際のゲーム内でも久石譲氏の手がける楽曲が使用されているとのことで、ますます期待が高まります。

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次いでスクリーンに映し出されたのは、レベルファイブ代表取締役社長兼CEOの日野晃博氏からのビデオメッセージ。本作はシリーズの最新作として独特の美しい世界観をモバイルで忠実に再現した「ファンタジーアートRPG」であり、高い品質のグラフィックスで表現された世界と、シリーズを継承する新しいストーリーが魅力とのこと。シリーズ開始当初の思い出話なども語られ、本作の完成を心から喜んでいる姿が印象的でした。

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続いて登壇されたのは事業部長の山下大和氏。山下氏からはニノクロに関してのゲーム説明がされるとのことで、筆者のテンションも最高潮に! アートのような華麗で壮大な世界を冒険できるように製作されたという本作。たくさんの方々に映画のアニメーションを見ているかような没入感を感じてもらえると思うと語る山下氏の表情には、作品に対する確固たる自信が満ち溢れていました。

最初のトピックは、ニノクロの「世界観」。てっきりあらすじなどが説明されるのかと思っていたところ、徐に流れてきたのは2分にもおよぶ本作のティザーPVでした。近未来感あふれる「一ノ国」と雄大なファンタジー世界である「二ノ国」の空気感が凝縮されたアニメーションに、ただただ度肝を抜かされます。

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大迫力のムービーに興奮冷めやらぬ中、話題はキャラクターへ。本作には5種類のキャラクターが用意されており、攻撃と防御のバランスが光る「ソードマン」、敵を翻弄するデバフスキルが得意な「ウィッチ」、素早い動きで敵を撹乱する「ローグ」、ライフル片手に遠距離攻撃とヒーリングに励む「エンジニア」、巨大なハンマーで破壊的な一撃を放つ「デストロイヤー」と、キャラごとに戦い方は全く異なりそうです。

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本作では青い空や風が靡く草木など「誰もが親しみのある風景」に触れられる一方で、おとぎ話に出てくるような精霊たちが生まれる神秘的な森などアニメーションでしか表現できない「幻想的な風景」もゲームを通して体験することができ、プレイヤーがあたかもアニメの主人公になったかのような体験が味わえると語ります。

また、本作はシングルプレイでも楽しめる作りになっていると明言。その上で、仲間と楽しめるマルチプレイも豊富に用意されているとのことでした。

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戦闘においては、キャラクター別に持っている「基本スキル」の他、成長することで習得できる「スペシャルスキル」、同時装備できる3種の武器の選択により、タンクになることもアタッカーになることも可能な自由度の高いバトルを実現している点が強く推されていました。

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また、シリーズではお馴染みの可愛らしい「イマージェン」は本作でも健在。各イマージェンたちはそれぞれ固有の特性とスキルを持っており、その選択によってプレイヤーが思い描く戦術をさらに高いレベルで実現してくれる、大変心強い存在となっているようです。

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戦闘だけではなく、他のプレイヤーとの交流を通して幅広いプレイを体験できるという本作では、必要なアイテムを交換しあったり、サイコロで遊んだりと仲間と一緒に「二ノ国」ライフを謳歌できるとのこと。そして、そんなパーティープレイを楽しんだ先には「キングダム」というコンテンツが待ち受けています。

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ストーリー上プレイヤーが再建することになる名もなき王国「キングダム」は、本作におけるギルドにあたります。キングダムは様々なコンテンツやイベントを生み出せる場所で、領地はスキンによるカスタマイズや、フィールドにある植物や動物などを持ち込んで設置したりして自分好みの空間にできます。また、雑貨店や研究所といった様々なコンテンツを通して他プレイヤーと共に成長し、分かち合う経験ができるとのこと。

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そして気になるバトルコンテンツですが、押し寄せる強力な魔物から領地を守る「キングダム防衛戦」、他のキングダムに攻め込む「キングダム侵攻戦」 、リアルタイムで拠点を確保しなければならない「遺物の戦場」 と盛り沢山。そしてキングダム同士で「首都」を目指す激しい競争が行われ、首都になることでサーバー内の様々な権限を行使できるという革新的な要素も明らかになりました。

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会の最後には、開発スタッフからのメッセージが紹介。

私たちが準備したもの、そして悩んだものについて実際にお話しすることができてとても感慨深いです。プレイヤーの皆様に『二ノ国:Cross Worlds』を最大限早くお見せできるように、今この時間も全ての担当メンバーが最善を尽くしています。弊社ネットマーブル全ての力量が詰まっているほど高いクオリティのゲーム性とサービスを提供させていただきます。是非ご期待ください。

出席者からのたくさんの拍手とともに、メディアショーケースの幕は閉じました。

『二ノ国:Cross Worlds』ゲーム試遊会

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続いて行われたのは、今回が初めての実施となる『二ノ国:Cross Worlds』の試遊会です。髪型から目や肌の色、体形、フェイスメイクまで選べるキャラメイクに興奮しつつも「ここで時間を使いすぎるのはまずい…」と、凝りたい気持ちを抑えつつ早速プレイに入ります。

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オンラインゲームに「ログイン」するかのような意味深な演出ののち、目の前に広がったのは、ドラゴンに襲われ燃え盛る城の姿。クウという謎の生き物曰く「女王様が襲われている」とのこと。

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急いで城内に向かうと、謎の男に「地図」をよこせと脅される女王の姿が。もはやこれまでかというその時、主人公は女王から“守護石”を託され、クウとともにどこか遠いところへと飛ばされてしまいます。

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ここまでが本作の導入であり、ここからプレイヤーは壮大な旅路へと向かうわけですが、実際にフィールドを歩いてみて即座に感じたのは「独自性」を体現したかのようなグラフィックの美しさでした。「スクリーンショットがそのまま絵画になる」といっても過言ではないほどの空気感。遥か遠くにそびえる城まで描き切る緻密な遠景描写には、思わず息を呑みました。

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バトルに関しては、仮想スティックで自キャラとカメラを操作、右下のボタンでスキル発動や回避を行う、非常にスムーズかつ馴染み深い手触り。また、クエスト名をタップすれば移動から戦闘まで全てをオートで行ってくれるという、総じてスマホMMORPGに触れた方にとっては親しみやすい仕様となっているのが印象的でした。

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今回は導入部分の他に2つのエリアを探索しましたが、見上げれば満点の星空が輝く妖精の森には、トゥーンレンダリングでしか描けない幻想的な世界観を強く感じました。また、道中ではヒロインのクロエとクウによる漫才のような掛け合いに思わず笑ってしまうこともあり、ド王道ながらもシリアスになりすぎない「二ノ国」独自の空気感は健在でした。

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試遊の最後には、少しだけ「キングダム」を覗かせてもらうことに。どちらかというとジオラマに近かった『二ノ国2』の「キングダムモード」とは異なり実際に城下町を歩けるのは非常に感慨深く、ここで気の合う仲間たちと交流したり、襲いくる魔物たちから街を守ったらどれだけ楽しいのだろうと、大いに妄想(?)が膨らみました。

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今回の試遊会は60分ほどの短い時間ではありましたが、だからこそ「もっと遊びたい、続きが見たい」という気持ちが強くなり、正式リリースがさらに待ち遠しくなるひとときとなりました。配信時期も6月に正式決定し、いよいよサービス開始が目の前に迫ってきた感のある本作。事前登録を今のうちに済ませておき、来たる配信日を楽しみに待ちましょう!
事前登録はこちら

『二ノ国:Cross Worlds』の基本情報

アプリタイトル 二ノ国:Cross Worlds
配信日 2021年6月配信予定
ジャンル MMORPG
対応OS iOS/Android
事前登録 あり
価格 基本プレイ無料/アイテム課金制
開発 ネットマーブル
公式サイト 『二ノ国:Cross Worlds』公式サイト
公式Twitter 『二ノ国:Cross Worlds』公式アカウント

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