2026年初頭にリリースを予定している3Dリアルタイム戦略RPG『アークナイツ:エンドフィールド』ベータテストⅡのプレイレポートをお届け!本作の魅力や注目ポイントをご紹介します!
3Dアクションと自動化シムが融合した新感覚RPG

Hypergryphによるスマートフォン向けタワーディフェンスRPG『アークナイツ』のスピンオフ作品となる『アークナイツ:エンドフィールド』。
本作はスタイリッシュなバトルを楽しめる探索パートと、好きなように工場を建てることができる工業パートに分かれており、『アークナイツ』らしい美しいビジュアルとUI、壮大なスケールのストーリーはそのままに、3DアクションRPGと自動化シムの要素が追加された唯一無二のゲームに仕上がっていた。
ベータテストⅡ版にご招待いただいたので、『アークナイツ:エンドフィールド』の魅力について紹介していこう。
雄大な世界を探索しつつ、ハイテンポなバトルも楽しめるアクションRPGパート
オーソドックスでスタイリッシュなアクション
まずは3DアクションRPGのパートをご紹介。
基本的には近接攻撃と回避を主体としたオーソドックスなアクションRPGである。(Xboxコントローラー基準で)Xボタンを連打もしくは長押しで連続攻撃が発生する。Bボタンで敵の攻撃を回避するなどしてゲージを溜めると、スキルを使用することができるなど、多くのアクションRPGと似た王道の設計をしている。

また、本作のバトルは最大四人で進行する。仲間キャラクターはそれぞれ独自のAIで戦闘を行ってくれるうえに、十字キーを押すことで好きなタイミングで切り替えることができる。そして、特定の条件(主人公は連続攻撃の最終段を当てるなど)を満たすことで、仲間キャラクターが追撃をしてくれる「連撃」を発生させることが可能だ。
この連撃のエフェクトがとてもかっこよく、何度も狙いたくなる気持ち良さがあった。

キャラクターの魅力は言わずもがなである。透き通るような肌の快活な美少女から、釣りと読書を愛する遊び人のイケメンまで、多くのプレイヤーに愛されるであろうキャラクターたちが揃っている。どのキャラにも固有のモーションやスキルがあり、その作り込みは目を見張るものがある。
『アークナイツ』同様に、親密度が上がれば彼女たちのパーソナリティを知ることができるので、ぜひとも推しを見つけて交流を深めてもらいたい。


UIのかっこよさも魅力的
そしてこれまた『アークナイツ』同様、UIのかっこよさについても注目してもらいたい。どのウィンドウもスタイリッシュで、きっちりと描かれた鋭角なラインがなんとも美しい。工業的な統一感を感じるうえに、わざとらしくない。本作もまたUIフェチにはたまらないゲームである。

カスタマイズ性も豊富な育成要素
育成についても、戦闘を通じてレベルアップしたり、武器に基質という装備品を付け替えたりするなど、どれから手を出していくべきか思う存分悩むことができるほど、豊富に用意されている。
同じキャラクターをガチャで引き当てた際にもらえる「印」を用いて、潜在能力を強化していくいわゆる「凸」ももちろん存在する。レア度の高いキャラクターを使用するか、簡単に潜在強化できる最高レア以外のキャラクターで行くか、非常に悩ましいところだ。また強化すればするほど、さまざまなアーティストが描いたキャラクターイラストが拝めるようになる点もグッドだ。

また、本作のシナリオは独立しており、しっかりと頭からシナリオを説明してくれるため『アークナイツ』をプレイしておく必要はないが、細かい固有名詞(敵キャラクターの名称など)はさらっと流されることもある。余裕があれば『アークナイツ』の世界観について多少なりともチェックしておくのをオススメするが、しばらく進めると、ゲーム内のメニューから、武器や敵キャラクターやヘルプ機能がチェックできる「Wiki」や、世界観設定を読むことができる「資料室」が解禁されるので、それらをチェックしても良いだろう。

基地を建設して自動化していく工程が楽しい工業パート
続いて、本作のもうひとつの目玉である工業パートを紹介していく。
まずは協約核心(きょうやくコア)という鉄塔に、電力を供給することが必要になる。この協約核心を建てられるのがエンドフィールド工業の管理人である主人公にしかできない特技なのである。

中継塔を建てつつ、電力網を作っていく。塔と塔のあいだに網を張っていき、発電所と繋げることで、いよいよ本格的な工業に乗り出せる……かと思いきや、資源となる鉱物が必要だという話になった。近くの鉱床に向かい、鉱石を掘ることに。
掘るといっても、主人公パーティーの武器で鉱床を攻撃すればすぐに石が手に入る。主人公が鉱石を攻撃すると、パーティーメンバーも同じように近くで鉱石を攻撃して集めてくれる。この共同作業感は強い絆を感じることができて、妙に嬉しくなった。漫然と資源を集めるだけでもずっとやっていられるが、仲間が逐一手伝ってくれるとなるとさらに捗ってしまうことだろう。

施設を設置するのは非常に簡単だ。作りたい施設を選んでホットバーに登録し、フィールドを歩いて好きなところに置くだけ。サバイバルクラフトゲームや、自動化シムを遊んだことがある人ならすぐに理解できるだろうし、チュートリアルも丁寧だった。
ということでまずは製錬炉を作成した。ここに資源を投入しておけば、時間経過で上級資源を精製してくれる。この間にさまざまなクエストを進行しておこう……というわけである。
携帯式採鉱機を使えば、鉱床から自動的に鉱物を採ってくれるなど、どんどん自動化が進み、便利になっていく。

さまざまな施設を作ったり、資源を採取したりしていく工業化の最中に、仲間キャラクターたちが会話し、ストーリーを進めてくれる。この星で開拓をする意義や、敵対する存在が何故同じ資源を狙っているのかなど、会話は多岐に渡る。単なるRPGの素材集めを複雑化したものではなく、ナラティブ面においても非常に奥深い体験となっている。

もちろん、これらふたつのパートはぱっきりと分かれているわけではなく、有機的に絡んでいく。自動化の合間にストーリーを進めたり、資料を読み込んだりするのも良いし、マップを探索して珍しい資源を集めたりするのも良い。

仲間との共闘感が楽しい!『アークナイツ』未経験でも遊べる3DアクションRPGだ
『アークナイツ』のソリッドで美しいRPG部分に、アクションとしての面白さと、自動化工業シムの遊びが融合した、なかなか独特な一本だった。『アークナイツ』の世界観を宿したまま、見た目も内容もAAA級のゲームに進化しているのだ。原作のファンならずとも、ハマること必至だろう。
筆者は特に、仲間キャラクターとの共闘感が楽しめるバトルや、採掘の仕様など、4人で運命を共にしている感覚になれる点がハマった。3DアクションRPGにおいていかに操作していない仲間キャラクターを描くのかについて、新しいアプローチがここにある。『アークナイツ』で培ったタワーディフェンスというシステムとは大胆に変更しつつも、新規層にリーチできるしっかりとしたアクションRPGなのは間違いない。

『アークナイツ:エンドフィールド』基本情報
| タイトル名 | アークナイツ:エンドフィールド |
|---|---|
| 配信日 | 2026年初頭予定 |
| ジャンル | 3Dリアルタイム戦略RPG |
| 価格 | 無料 |
| 対応機種 | iOS/Android PS5/Epic Games |
| 公式サイト | 『アークナイツ:エンドフィールド』公式サイト |
| 公式X | 『アークナイツ:エンドフィールド』公式X |
| 権利表記 | © 2022-2025 GRYPHLINE. GRYPH FRONTIER PTE. LTD. All Rights Reserved. |



















