Uniswap(ユニスワップ)とは分散型取引所のひとつです。しかしユニスワップ自体を詳しく知っている人が少ないと思います。
そこで、当記事にて編集部がユニスワップの特徴を始め、出来ることやメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説いたします。
Uniswap(ユニスワップ)とは?
Uniswap(ユニスワップ)とは、イーサリアムのブロックチェーン上を基盤にしている分散型取引所(DEX)のことです。
ユニスワップは、イーサリアムのERC-20規格に準じて発行された1,500種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。
- イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ仮想通貨を発行できる共通規格のことを「ERC-20規格」といいます。
Uniswap(ユニスワップ)の特徴・仕組み
AMM型の分散型取引所
ユニスワップは自動マーケットメイカー(AMM)といわれる、スマートコントラクト機能を利用した自動取引が行える仕組みを採用しています。
AMMでは、流動性プールを利用してトークンの交換やNFTの売買などが行うことができます。
交換に使用する仮想通貨をユーザー同士でプールに蓄え、交換する際にそのプール内のトークンを使用して取引を行います。そのため、第三者の仲介がなくても取引を行うことができます。
複数のブロックチェーンに対応している
ユニスワップはスケーラビリティ問題を解決するためにポリゴン(Polygon)やオプティミズム(Optimism)などのブロックチェーンにも対応しています。
- イーサリアム(Ethereum)
- ポリゴン(Polygon)
- オプティミズム(Optimism)
- アービトラム(Arbitrum)
- セロ(Celo)
- BNBチェーン(BNB Chain)
独自トークンを発行している
ユニスワップでは、独自トークンとして「UNI」を発行しています。
UNIはガバナンストークンであり、ユニスワップ内の開発・運営方針に関わる意思決定に参加する権利が付与されています。
過去に投票によってユニスワップをポリゴンチェーン上でサービスを提供するか否かを決められています。
Uniswap(ユニスワップ)で出来ること
仮想通貨の交換(スワップ)
ユニスワップは種類の違う仮想通貨同士の交換をすることが可能です。ですが、ERC-20規格以外の仮想通貨を交換することはできません。
通貨を預けて報酬を得る流動性マイニング
ユニスワップでは、自分が保有しているトークンを流動性プールに預けて流動性を提供すると、取引手数料の一部をUNIで還元されます。
こういった流動性を提供し貢献をしたユーザーが利息や手数料の収入を得ることを「イールドファーミング」または「流動性マイニング」と呼ばれています。
報酬として還元されたUNIは、他の取引所で他のトークンと交換したり、売却したりすることができます。
NFTの交換も可能
ユニスワップは、仮想通貨の交換だけではなくNFTの交換を行うことも可能です。
人気のNFTコレクションを見ることができますのでNFTのトレードを検討しているのであれば、利用してみても良いでしょう。
Uniswap(ユニスワップ)のメリット
取引できる仮想通貨の種類が豊富
ユニスワップは、仮想通貨の上場の審査がないことから取り扱っている仮想通貨の種類が多いことがメリットです。
メジャーなトークンからマイナーなトークンまで取り扱っているため、自分の探していたトークンを見つけることもできるでしょう。
口座開設なしですぐに利用可能
ユニスワップは口座開設が不要で、ウォレットと接続するだけですぐに利用することができます。
一般的な中央集権型取引所(CEX)では、氏名や住所などの個人情報の提供や口座開設が必ず必要となりますが、ユニスワップでは不要になります。
ですので、誰でもウォレットさえ作成すればすぐに利用できます。
Uniswap(ユニスワップ)の注意点
スキャムコインを購入してしまう可能性もある
スキャムコイン(詐欺コイン)とは、はじめから金銭を騙し取るといった詐欺を目的として作られた仮想通貨のことをいいます。
ユニスワップは、審査がなくERC-20規格に準じていれば誰でもトークンを発行できてしまいます。
そのため、なかにはスキャムコインも紛れている可能性も。利用する際は認知度が低い通貨は避けると良いでしょう。
Uniswap(ユニスワップ)のよくある質問
Uniswap(ユニスワップ)って何ですか?
Uniswap(ユニスワップ)とは、イーサリアムのブロックチェーン上を基盤にしている分散型取引所(DEX)のことです。
ユニスワップの特徴は何ですか?
ユニスワップの特徴は下記の3つです。
- AMM型の分散型取引所
- 複数のブロックチェーンで動いている
- 独自トークンが発行している
ユニスワップのリスクは?
ユニスワップのリスクは、スキャムコインを購入してしまう可能性があることです。利用する際はなるべく認知度の高い仮想通貨を選びましょう。