『レーシングマスター』先行プレイレポート｜カジュアルな操作感と現実さながらのリアリティさが際立つ、レーシングゲームの魅力を詰め込んだタイトル

注目の新作スマホゲーム『レーシングマスター』の先行プレイレポートをお届け。先行プレイで判明した本作の魅力や注目ポイントをご紹介！

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『レーシングマスター』ゲーム紹介

リアリティさにこだわった最新本格派レーシングゲーム

『レーシングマスター』はレーシングゲームに定評があるCodemastersと、 NetEase Gamesの共同開発で制作されたスマートフォン向け基本プレイ無料の本格レーシングゲームだ。とにかくリアリティさにこだわっているのが特徴で、世界中の街やサーキットが再現されているほか、120台以上の車種が正式ライセンスを受け、レーザースキャンで詳細にモデリングされている。

ただレーシングゲームは数あるゲームのなかでも、特に操作感が重要なジャンルだと考えているが、スマートフォンの小さな画面でレースの面白さ・車体のカッコよさが再現されているのかは読者も気になるところだろう。今回は正式リリースに先駆けて先行プレイの機会をいただいたため、本作がどのようなタイトルに仕上がっているのかを追っていきたい。

『レーシングマスター』ストーリー紹介

没入感を高めるレースゲームの王道ストーリー

本作には「キャリア」というストーリーモードも存在し、プレイヤーのゲームに対する没入感を高めている。物語の流れとしては、主人公はレーサーになるためチーム「パイオニア・ジュニア」のトライアウトに参加、初戦で成績を残し無事チームの一員となる。そこからメキメキと頭角を表していくなかで周りやライバルたちに認められていき、いっぱしのレーサーとして成りあがっていく。いわばレースゲームの“王道”ストーリーであるが、「こういうのが体験したかった」と思えるものに仕上がっている。

ストーリー中に挿入されるレースではレースのすべてを操作する形ではなく、レース最後のラップをライバルたちと競い合うという形が多い。そして「〇位以内になる」「〇〇をオーバーテイクしろ」などのクリア目標が設定されており、達成すればシナリオが進行する。ストーリーモードはオンラインレースのチュートリアルという位置づけと思われるが、レース中の熱い盛り上がりどころを切り取ったおいしい場面がサクサクと味わえるため、単品のモードとしても熱中できる。またシナリオはストーリーモードで体験するだけでなく、「ニュース」や「SNS」などの形でプレイヤー自身の功績がゲーム内の出来事として展開するニクい仕様であり、プレイヤーの没入感と達成感を高めている。

『レーシングマスター』キャラクター紹介

レースを彩る個性豊かなキャラクターとおしゃれ要素

そして主にストーリーモードを盛り上げる要素として、個性的なキャラクターが登場するのも特徴のひとつ。主人公たちのコーチを担当するグロリア（CV：内田真礼さん）や、チームアシスタントのココ（CV：佐倉綾音さん）はシナリオ中で主人公に関わる機会も多く、豪華声優陣がボイスを担当していることもあり、特に愛着が沸くキャラクターだろう。特にココからは頻繁にメールが届くため、本作で一番目立つキャラクターと言っても過言ではない。

そして日本版限定でプレイアブルとして使用できるプレイヤーキャラとして、有島星（CV：鬼頭明里さん）が存在し、リアル調な他キャラクターと比べると良い意味で特別感がある。またそうしたヒロイン勢だけではなく、たとえば昨年の新人王であり、主人公の才能に嫉妬しつつもライバルとして肩を並べて切磋琢磨する印象が強い「マイカ」など、レーサー仲間たちも多数登場している。

主人公は男性・女性の複数タイプから選べるだけでなく、服装や髪型・靴から持ち物まで多彩に選択できる。種類も豊富なため他プレイヤーと被ることも少なく、自らの分身が存分にオシャレできるのはゲームへのモチベーションを高めてくれる。また衣装は集めるごとに「衣装室」に収納されていき、特定のシリーズを集めるとガチャに必要なダイヤが入手できるため、一石二鳥でカスタマイズ要素を楽しめるだろう。

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『レーシングマスター』システム紹介

簡単操作で現実と変わりないレースとカスタマイズが楽しめる

本作の特徴は先述したように、Unreal Engineを採用したことによって現実と見まごうほどのリアリティを感じさせる美麗なグラフィックだ。120台以上の車種が正式ライセンスを受け、レーザースキャンで詳細にモデリングし、実車の細部のドア、窓、ラジオまで再現している。我々にも馴染み深い日本メーカー製の車種が多く、Nissan-GTR、マツダROADSTER、Honda S2000、スバルBRZ、三菱LANCER Evolution IIIなど人気車も含まれている。そもそもゲーム開始時のスタートがエンジンボタンを模していることからも“わかっている感”を漂わせ、ゲームプレイへの期待を高めてくれるだろう。

まずはゲームのメインとなるレースについての紹介をしていくが、こちらはシンプルな操作で夢中になれる。どれくらい簡単かというと基本的な操作は「アクセル」「ブレーキ」「ドリフト」「方向ボタン」の4つだけだ。しかもそれぞれのアイコンは実物をモチーフとしており、直感的に理解しやすいのも好印象である。レーシングゲームのなかにはリアルに寄せすぎたり、独自要素を詰め込んだりした結果、操作が複雑で車を動かすのに精一杯……や、どの表示がどれに関連しているのかが分かりにくいタイトルが存在する。しかし本作はその点操作が必要な箇所を少なくし、スマートフォンでも馴染みやすいようにカジュアルに設計してある。また全世界のプレイヤーとオンラインでPvP対戦や競技レースが楽しめるため、先述したストーリーモードとあわせ、レースに夢中になってプレイできるだろう。

そして車に関しては、リアルな物理エンジンと車両データをもとに、前後輪駆動の違いや低速点火など、車種による異なる操作感を実現しており、コースも世界中の実在するレーストラックを忠実に再現している。そのため本作は、いわばカジュアルでありつつレーシングファンも十分楽しめる良いところどりのクオリティだ。さらに筆者が驚いたのは後方からの俯瞰だけではなくドライブ視点が複数選べ、運転席視点時はバックミラーも本物と同様で使用可能なことと、各車両が奏でるエンジンや排気音などのサウンドは実車から録音していることだ。プレイをしているとすぐそばに本物の車があるようで、起動時に「ヘッドホンをしてゲームを楽しむことをおすすめします」と書かれているように、実写の手触りを感じることができる仕上がりになっている。

レーシングゲームに欠かせないカスタマイズ要素も当然充実しており、ボディキットにパーツカスタム、ペイントにステッカーなど自分好みに愛車を調整可能。そして驚きなのが「スタジオ」機能により、他プレイヤー向けに自慢のカスタマイズを施した車を展示できることだ。好きなデザイナーをフォローして自分の愛車にデザインを取り入れるなど、現実さながらにプレイヤーごとの細かいこだわりが反映できるだろう。

またデザイン面の調整だけでなく、レースで勝利するためにエンジン・タイヤ・シャーシなどパーツの「性能改造」をすることもできる。こちらは通貨にあたるゴールドと、レースやストアで獲得できる各種素材を組み合わせることで徐々にステータスが向上していくものだ。バランス型・最高速度型・スプリント型などのパーツ方針を決められるほか、どのパーツをどれに変えたらどれくらいステータスが伸びるのかが常に表示されているため、理想の愛車を作りやすい。

詳しいゲームシステムやレースの様子は下記の先行プレイ動画も紹介している。

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『レーシングマスター』先行プレイ感想

カジュアルにレースゲームの魅力を詰め込んだタイトル

『レーシングマスター』をプレイして感じたのは、レーシングゲームの面白さ・魅力をカジュアルかつ奥深く詰め込んでいることだ。筆者はメインゲームとしてレース系のタイトルに触れることは少なかったが、本作でレース中のカーブギリギリでドリフトしたときのはらはらとした緊張感、直線道路を飛ばすときの爽快感などをしっかりと味わうことができた。レーシング好きにはもちろんおすすめタイトルであるとともに、レースに興味があるという方にも触れてほしいと考えた。『レーシングマスター』は本日8月22日より配信開始、気になる人はぜひチェックしてほしい。

『レーシングマスター』基本情報

タイトル名	レーシングマスター
配信日	2024年8月22日
ジャンル	レーシングゲーム
価格	基本プレイ無料/アイテム課金制
対応機種	iOS/Android
会社	NetEase
公式サイト	『レーマス』公式サイト
公式Twitter	『レーマス』公式Twitter
権利表記	©1997-2023 NetEase, Inc.All Rights Reserved

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この記事の執筆者
	SIGH
	RPGとADVが好きなフリーのゲームライター。同人ノベルゲームは昔から追っているのでそこそこ詳しい。面白ければジャンル問わずなんでもプレイするのが信条。