2月19日(火)に恵比寿アクトスクエアで発表された「ZENONZARD(ゼノンザード)」の新情報を掲載しております。アプリのリリース日や、世界観など様々な情報が解禁されたので、ぜひご覧ください。
ゼノンザード開発の経緯
▲登壇されたバンダイ代表取締役の川口氏
カードダス30周年を節目に始動
バンダイが「カードダス」にてカード事業へ参入したのは、今から30年前の1988年。以来長く愛され続けてきたカードダスですが、30周年を迎え、31年目となる今年に「新たな挑戦」としてAIカードゲームへの参入を決定しました。
キーワードは「AIがキミを一流にする」。類稀なる知能を持つAIとともに、新たな形でカードゲームを楽しめるようなデザインを目指しているとのことです。
AIを用いて誰でも楽しめるカードゲームに
カードゲームは「途中から始めにくい」「ルールが難しい」などの理由で、ゲーム初心者にとっては敷居の高いジャンルとなってしまっています。「ゼノンザード」では、煩雑なルールやプレイングをAIの知識によって補うことで、誰でも気軽にプレイできる環境を目指しているそうです。
カードゲーマーの人口増加も見込んでおり、AIカードダスの第1弾として開発したのが本作「ゼノンザード」。AI界隈で大きな実績を持つHEROZ株式会社との共同制作を行っており、既存のゲームタイトルよりも質の高いAI戦が繰り広げられることは間違いないでしょう。
ゼノンザードの世界観
▲近未来を彷彿とさせる景観
AIが跋扈する近未来が舞台
ゼノンザードの世界観を手がけるのは、人気小説家の『上遠野浩平』氏(代表作『ブギーポップは笑わない』)。通常のAIよりも高度な性能を持つ「コードマン」は、より人間に近い思考、能力を有しており、個体数は限られているとのこと。それぞれの思惑を秘めたコードマンと人間が手を組み「ザ・ゼノン」に集結する、といった筋書きになっており、コードマンが物語の鍵を握っているようです。
これは未来世界をその手にするための鍵であり、
かつ無限の可能性に取り憑かれる覚悟であるッ!さあッ!カードを手にし、コードマンを選択せよッ!
その果てに待つ限界領域の「魔女」を打倒したとき、
ゼノンザードを支配するも滅ぼすも自由となるだろうッ!
ようこそ、新世界遊戯のニューパワージェネレーションに!※上遠野浩平氏からのメッセージ
近未来と「魔女」の化学反応がカギ?
舞台が近未来であるにも関わらず、魔女という古めかしいオカルティックな要素も含んでいる点が非常に興味深い点のひとつです。
ミスマッチとも見える題材を組み合わせて「化学反応」を発生させるのは、上遠野浩平氏が得意としている技法。上遠野ワールドを前面に押し出した「かっこよくも、ちょっぴり奇妙で現代的」な物語には、期待が高まります。
搭載AI「HEROZ kishin」の魅力
▲株式会社HEROZの代表取締役である高橋氏
将棋のプロ棋士をも倒す知力に長けたAI
今回ゼノンザードに採用されるAI「HEROZ kishin」は、株式会社HEROZが手がける優秀なAI。同社のAIは2017年に開催された電王戦にて、将棋界最高峰の実力者である佐藤天彦名人を破り、その優秀性を世界に知らしめました。
名人打破の核となった機械学習機能の技法を活かし、将棋には存在しない「相手の山札」や「相手の手札」といった不確定要素をAIへ組み込むことに成功したとのこと。株式会社HEROZの代表取締役である高橋知裕氏は「ゼノンザードが革新的なゲームになることを確信している」と言葉にされており、カードゲームには申し分のないAIが提供されると考えられます。
AIの介入要素
アドバイス機能
上記の素晴らしいAI「HEROZ kishin」は、主にプレイヤーの補助をする存在として、様々な面で力を発揮してくれます。その1つ目がアドバイス機能で、プレイ中にどのカードを選択すべきか、どのようにプレイすべきかをAIが教えてくれるといったものです。ルールに慣れていない方や、デッキを組んだばかりでカードの回し方が分からない場合に役立つ機能となっております。
精密分析機能
対戦に負けてしまった後、どのターンのプレイングが良くて、逆にどのターンのプレイングがミスであったかをAIが教えてくれます。今までのデジタルカードゲームでは、リプレイを見直して自分でプレイングの良し悪しを振り返ることしかできませんでしたが、精密分析によってより正確な振り返りが可能となりました。
また、悪いプレイをしてしまったターンは、練習としてやり直すこともできるのは非常に嬉しい機能です。当該ターン以降もゲームを続けられるため、違うカードをプレイした場合、どのようにゲームが進行するかを確認することもできます。
登場キャラクター
登場するコードマン(AI)は、すでに公式HPで発表されている「アッシュ・クロード」と「アイリエッタ・ラッシュ」に加え、会場で新たに4キャラの追加が発表され、計6人に。なお、コードマンの総数についてはまだ秘密のようです。以下に新キャラクターたちの画像を掲載しているので、チェックしておきましょう。
リリース時期について
2019年夏リリース予定!
2019年内リリースから、2019年夏リリースへと予定日が変更されました。夏へのリリースに向け、各種キャンペーンやイベントの開催も予定されており、ますますリリースが楽しみなアプリとなっております。
キャンペーン/イベント情報
リアルカードセット発売
発売予定時期 | 2019年3月発売予定 |
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販売価格 | 1,000円 |
「ZENONZARD DECKCODE:01」は、ダイスやスリーブも同封されたカードセット。封入されている2種のデッキのうち片方を、ゲーム内で使えるようになるシリアルコードも封入される予定とのこと。
クローズドβテスト実施
開催予定時期 | 2019年4月実施予定 |
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より多くのプレイヤーに楽しんでもらえるよう、クローズドβテストの調整を行っているとのアナウンスがありました。クローズドβテスト開催の告知は公式LINEアカウントより行われるとのことなので、興味のある方は公式LINEを友達追加しておきましょう。
RAGE参戦!
開催予定時期 | 2019年6月参戦予定 |
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国内最大規模のesportsイベントであるRAGEへの参戦が決定。同じDCG部門であるシャドウバースでは、1億円を超える優勝賞金の大会も開催されており、ゼノンザードも大きなコンテンツに成長することが期待できます。
プロモーションアニメ公開
公開予定時期 | 2019年夏頃 |
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アニメキャラデザイン | 桂 憲一郎 |
監督 | 及川 啓 |
アニメ制作 | エイトビット |
アプリリリース期となる夏には、1話分相当のプロモーションアニメを公開予定。物語を彩るバディ(人間)とコードマン(AI)が2人ずつ発表されました。「らんま1/2」や「北斗の拳」のアニメキャラクターデザインを手がけた桂憲一郎氏がアニメーションを担当するということもあり、内容が非常に楽しみです。
ゼノンザードの基本情報
アプリタイトル | ゼノンザード |
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配信日 | 2019年配信予定 |
ジャンル | AI×デジタルカードバトル |
対応OS | iOS/Android |
事前登録 | あり |
価格 | 基本プレイ無料(アイテム課金制) |
開発 | バンダイ |
公式サイト | ゼノンザード 公式サイト AI CARDDASS 公式サイト |
公式Twitter | @zenonzard |
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