XDがリリース予定の生活シミュレーション『ハートピアスローライフ』のプレイレポートをお届け。先行プレイで判明した魅力や注目ポイントをご紹介!
自由に楽しめる生活シミュレーション
『ハートピアスローライフ』は、XD Inc.が開発・運営するスマートフォン向けの生活シミュレーションゲームである。
2024年7月に中国でリリースされて以降、“癒しゲーの新定番”として多くのプレイヤーの心を掴み、2025年の東京ゲームショウにも出展された。

今回、本作を実際にプレイする機会を得た。その体験をもとに、本作の魅力を紹介していこう。
いきなり住宅が貰えちゃう!? 癒しの世界で気ままに生きよう
ゲーム開始後、まずは自分のキャラクターを作成することになる。
4頭身くらいの可愛らしいビジュアルで、どう作ってもキュートな見た目になるものの、目の下に濃いクマを作れるなど、ちゃんと差別化できるポイントがあって個性が出せるようになっていたのは良い点だった。スライダーが細かく用意されているわけではなく、ササッと作り終えられる点も好印象である。

キャラクターを作成したら早速チュートリアルがスタートする。何はともあれまずは住むべき場所だ。住宅がプレゼントされるので、色や外観を決めていこう。あとでリフォームも可能なので、一旦は好きなように決めて構わない。

続いて、家の中に置く家具を作っていく。そのために手近な木を斧で伐っていくわけだが、ある程度伐ると「この木はしばらく休ませてあげよう。」と表示され、他の木を伐ることになる。こういった細部のメッセージに至るまで、優しさが感じられるのは素晴らしいところだ。不意に涙が出そうになる……。
家具の制作や配置は特に難しいことはなく、直感的に置いていくことができる。位置替えや撤去も思うがままだ。グリッド式なので、ちょっとしたズレが気になる……ということもないだろう。

その後も本作の要素がチュートリアルで紹介されていくが、どれも簡単かつシンプルで遊びやすい。早く上達しようという意識よりも、もう少しこれをやっていたいと思わせるような、そんな遊びが多く盛り込まれていた。
“趣味”を通して感じる「スローライフ」の本質
多彩なコンテンツから見つかる”趣味”
本作の主なアクティビティは「趣味」というワードで統一されている。一般的な生活シミュレーションゲームに搭載されているものはおおむね網羅されているが、どれもコクがあり、楽しく遊べるものばかりだった。ひとつずつ紹介していこう。
ひとつめは「釣り」。ゆったりしたテンポで楽しめる代表的なアクティビティだ。
こちらは魚影に向かってルアーを投げることで、魚とファイトするミニゲームになっている。あまりに長く引き寄せていると糸が切れてしまうので、緩急を付ける必要がある。
もちろん、釣った魚は図鑑に登録されていくので、コンプ欲も刺激される。
「虫捕り」は一転してちょっとユニークだ。こちらは虫取り網の代わりに、シャボン玉を放るステッキを使用する。
上手い具合に狙いを定めて、蝶やとんぼにシャボンを当てることで捕まえることができるのだ。失敗しても特にペナルティはなく、“挑戦と癒し”のバランスが絶妙である。
「料理」は、素材を組み合わせて料理を作る王道なものだが、かなりシンプルにまとめあげられている。
炒め物など火を使う料理の場合は、途中で火加減をチェックするためにタップする必要があるが、基本的には見ているだけで完成する。
どちらかというとレシピを探したり、作った料理でスタミナを回復したりする楽しさに重点が置かれている。とはいえ、食材を少しアレンジすることで、レシピがアンロックされることもあるので、そのあたりの創意工夫が許容される点も面白いところだ。
「野鳥観察」は日常生活を送っている野鳥を記録することで図鑑が埋まっていくので、釣り同様に収集意欲がそそられる。ポーズによって☆が増えるので、じっくり観察して珍しいポーズを写真に収めよう。
このように趣味においても“プレイヤーの気分”がすべての中心にあり、何かを急かされることがないのが素敵だ。
犬や猫も飼える!
趣味には分類されていないが、犬や猫を飼育するのもオススメだ。
彼らは自宅近くを好きなように歩き回っており、プレイヤーを見かけると近づいてくる。
大抵ははらぺこなので、ドッグフードなどをあげたりして機嫌を取ったら、芸を仕込んでみよう。
正確なポーズを取ることができたら褒めてあげるという、現実のペットとのやりとりによく似たミニゲームを行うことで、彼らは立派に芸を覚えることができる。
一緒に写真を撮ったり、どこかに遠出したりするのも楽しい。犬猫が好きなプレイヤーにはたまらない要素だ。

「理想の暮らし」を具現化する家づくり
趣味と同等に『ハートピアスローライフ』の核となるのが、家づくり――ハウジングのシステムだ。
建築素材は細部まで自由に配置でき、家具の配置や壁紙の色合いひとつで空間の印象が様変わりしていく。
最初は簡素なログハウスだったが、素材を集めて改装していくうちに、自分だけの「居心地のいい場所」が形になっていくのだ。

特に感心したのは、家具や道具の多さである。
壁、窓、屋根、階段、柵などといった基礎の部分はもちろんのこと、キッチンやバスルームといった部屋単位の内装から、椅子、照明、家電、時計などの細かい家具も山ほど用意されている。くわえて、ペンキを使えば壁面などのテクスチャも好きな模様に変更することができる。
アンティークな雰囲気から、ファンタジックなお部屋まで、思い通りのスタイルを作ることができるだろう。

さらに面白いのが、この建設を他人と一緒に行うことができる点だ。一人でやると時間がかかる作業も、友達や野良のユーザーと一緒にやれば早く終わるし、他人のアイデアが部屋を改良することもあるかもしれない。一人でコツコツやるのに疲れたら、友達を呼んでみよう。

また、自分の家に犬や猫といった動物たちがやってきて、ソファで眠ったり、庭を走り回ったりする様子を眺めているのも乙だ。この手のゲームにありがちな効率的な拡張や経済的報酬を求める設計とはまったく違う方向性なのだ。
なりたい自分で暮らすファッション
本作の衣装のバリエーションはなんと1000種類以上。とんでもない数が用意されている。
トップスはTシャツからダウンジャケット、セーラー服にブラウスまで、ボトムスはジーンズにジョガーパンツ、ハーフパンツなどなど、現実に存在する普段着は大抵網羅している印象だ。
傘や鼻眼鏡、サングラスといったアイテムも揃えており、絆創膏などを貼り付けておくこともできる。もう何でもござれといった感じだ。

また、プリセットを呼び出せば、図鑑コーデという全身ワンセットの衣装にチェンジすることも可能だ。どれもテーマ性があってしっくりくるコーデばかりなので、迷ったらこれらを着るのも良いだろう。

ファッションやその他のアイテムはお店などで購入でき、ラインナップは逐一変わる。毎日ログインして変化を楽しむことができるのも良い。
装うことで競い合うのではなく、お互いを讃える空気が流れているのだ。

繋がっても繋がらなくてもいい、やさしい交流
『ハートピアスローライフ』の町では、友人と同じエリアに住むことができ、互いの家を訪ねたり、一緒に遊んだりすることが可能だ。
友人の家を覗くと、それぞれの趣味やセンスが反映されていて、思わぬ発見があるだろう。
また、マップを開けば他のユーザーがどこにいるかは一目瞭然なので、追跡して会いに行くことも可能だ。このマップには商店やNPCの位置も記載されているので迷う心配がないのも良い。

本作はPvP要素のようなものはほとんどなく、ただただ共に過ごす、好きを共有するということに重きを置かれて作られている。
同じ趣味を楽しんだり、どこかにドライブしたり、その一瞬一瞬がかけがえのないものになる。そんなスローライフを送ろう。

自分のペースでゆったり楽しめる

『ハートピアスローライフ』は、競い合いやノルマのない、穏やかな時間を味わえる生活シミュレーションである。
釣りや料理、ハウジング、動物とのふれあいといった趣味を通じて、「自分らしく生きること」の楽しさを思い出させてくれる。
誰かと繋がっても、ひとりで過ごしても心地よい――そんな優しい世界がここにある。
第1回CBTテスト開催中!

| 開催期間 |
|---|
| 2025年11月5日(水) 12:00 ~ 11月19日(水) 11:59まで |
11月5日(水)より「ハートピアスローライフ」の第1回CBTが開催中!
今回のCBT、もしくは以降に実施されるテストに参加し、キャラクターを正常に作成されたプレイヤーには、正式サービス開始後、同一のアカウントで限定記念報酬の「ブルーベリーショルダー」×1と「星の被り物」×1がプレゼントされる。

事前登録も受付中!

公式サイトにて事前登録/予約注文も受付中!
事前登録報酬としてアイテムも貰えるので、登録してリリースを待とう!
| 事前登録報酬 |
|---|
| ・コイン×4,000 ・願い星×20 ・月の水晶×400 ・展示会パス×60 |
『ハートピアスローライフ』基本情報
| タイトル名 | ハートピアスローライフ |
|---|---|
| 配信日 | 未定 |
| ジャンル | 生活シミュレーション |
| 価格 | 無料 |
| 対応機種 | iOS/Android/PC |
| 公式サイト | 『ハートピアスローライフ』公式サイト |
| 公式X | 『ハートピアスローライフ』公式X |
| 公式Discord | 『ハートピアスローライフ』公式Discord |
| 公式Instagram | 『ハートピアスローライフ』公式Instagram |
| 権利表記 | © XD Inc. |



















