サービス開始1,000日を迎えた『信長の野望 覇道』。歴史に名を残す武将たちを率いて“天下統一”を目指せ！

史実や逸話に基づいた武将たちを率いて戦国の世に名を轟かせろ！

『信長の野望 覇道』ってどんなゲーム？

コーエーテクモゲームスが手掛ける『信長の野望 覇道』は、武将たちを率いて領地の運営や他プレイヤーとの合戦を行い、戦乱の世の頂点を目指すMMO戦略シミュレーションゲームだ。配信プラットフォームはiOS/Android/PC（Steam）となる。

本作の特徴のひとつは「信長の野望」シリーズだからこそ、入念に史実や逸話に基づいた能力をもつ武将たちが数多く登場すること。オンライン上で彼らを率い、自らの領土や部隊を管理しつつも他プレイヤーと協力や敵対をしながら自らの使える大名を天下一に導くことが目的だ。

新規サーバーでゲームを開始すると、同時期から始めたプレイヤーたちと同じ環境で遊ぶこともできる上、豊富なガイドラインやログインボーナスなどで今までMMO戦略シミュレーションに触れたことがない方も遊びやすいのが嬉しいところだ！

「リリース1000日記念キャンペーン」を含めて、今から遊ぶのに絶好の機会である『信長の野望 覇道』がどのようなゲームかを本稿ではお伝えしていこう。

自分の“推し大名”とともに覇道を歩め！

仲間との繋がり「一門」が領土運営の手助けに

『信長の野望 覇道』を開始すると、まずは所属大名を選ぶことになる。ここには織田信長や上杉謙信、武田信玄といった面々がずらりと並ぶ。ここから「自分が仕える大名」を選ぶのだ。ここでは、現在始めるのにちょうど良い勢力が「オススメ」として表示される。しかし選択した大名とはゲーム中でもやりとりを行うため、好きな武将で選ぶのも良いだろう。もしこの中に“推し大名”がいるなら、ぜひその人に仕えてみてはどうだろうか。

筆者は今回のプレイで個人的にやっぱり好きである織田信長を選んだが、残念ながらサーバーでの順位はそれほど高くは無かった。しかしそれでもモチベーションが湧くのが嬉しいところ。信長公を筆者が天下一に致しまする！

また、同じ大名のプレイヤーとは一門（ギルド）で繋がることもできる。強いプレイヤーが纏める一門に所属するもよし、自ら新たな一門を作るもよし。他プレイヤーと合戦する際には、MMO戦略シミュレーションゲームの醍醐味である「他プレイヤーとの繋がり」が役に立つだろう！ もちろん、一門がどれだけ大名家に貢献したかという競争要素もあるぞ。ちなみに筆者は一門を新設した。「野望マシマシ」というふざけた名前だったが近隣のプレイヤーが加入してくれて、「一門のトップとしての自覚」が芽生えたりもした。

武将の適性を見極めて部隊を編制しよう！

ゲーム序盤では章ごとに分けられた「指南」をクリアしていくことになる。これはいわゆるチュートリアルだが、章を進めるごとに大名とのイベントが発生するのも嬉しい。かなり豪華な報酬も貰えるので序盤はこちらを進めてゲームに慣れていくと良いだろう。

さて、花形となる戦では城攻めや砦攻め、野盗の討伐など様々な形で実施される。編制は「足軽（槍）」「弓」「騎馬」と兵科が設定できて、これはそれぞれ三すくみの関係となっている。さらに武将には兵科の適性がS・A・B・Cと割り振られているので、適した武将を配置しよう。

各武将のステータスには「統率」や「政治」なども存在している。ここで戦に向いているか、内政に向いているかをしっかりと見極めたい。三すくみや「統率」など、「信長の野望」お馴染みの要素で取っつきやすいのも『信長の野望 覇道』の特徴だ！

武将ごとに設定されている「戦法」や「縁（えにし）」も重要となってくる。部隊には複数の武将を配置可能で、誰を「大将」や「副将」にするかが悩まされる。「与力」なども設定できるが、序盤は大将のみ設定可能なので、NPCである野盗と戦いコツをつかみながらも、多くの武将を育成をしつつ、来る対人戦に備えよう。

全国マップでは自勢力の版図を広げていくことが目標となる。各々の大名家が定める標的大名や一門の方針を参考にしながら、慎重に、時に大胆に戦っていこう。純粋な総力だけではなく、「遊撃」や「待伏」などといった戦術を駆使したり、仲間と息を合わせることも重要だ。

そして、ゆくゆくは最大30人vs30人で行われる攻城戦にも挑むことになる！ これは全国マップとは違う専用マップで行われる戦いだ。「信長の野望」シリーズらしく、櫓や堀、曲輪から本丸といった“攻城戦ならでは”の要素が詰め込まれたマップで合戦を繰り広げよう。

「縁（えにし）」システムでさらに強くなる武将たち！

徳川四天王で攻めるというロマンも再現できる！

「縁（えにし）」は、史実や逸話を基にした武将同士の特別な繋がりのこと。こちらでは「四天王」や「赤備え」といった、歴史上の関係性が表現されている。同じ「縁」を持つ武将を同じ部隊に配置すると「戦法」が連鎖しやすくなり、効果的に戦いを進めることが出来る。

たとえば徳川家康は「徳川家」や「源氏」といった「縁」が用意されている。「徳川家」同士で編制するならさらに強くなるというわけだ。さらに、徳川家康には「囲碁」「鷹」「律義者」といった細かい要素まであるのは面白いところ。

「囲碁」では、たとえば伊達家臣の鬼庭綱元と相乗効果が得られたりもする。徳川家康との繋がりはあるものの、そこまで関係性が深くない両者の共通点を知れるわけだ。こういった知的好奇心を満たせるのも「信長の野望」シリーズならではの楽しみと言えるだろう。

そして、「縁」によって「戦法」が連鎖されている様子は見ていてかなり白熱する。「戦法」の名称や効果も、史実や逸話に基づいて設定されているので「ただ、武将の名前を冠しただけ」のキャラはひとりもいないのだ。徳川家康と鬼庭綱元という異色のタッグも良いが、やはり徳川家康率いる徳川四天王が「戦法」を矢継ぎ早に繰り出すというのは、歴史好きのロマンだ！

今、始めるのがオススメだけど……いつ始めても楽しめる安心システム

いつでも先行プレイヤーと差がない状況でプレイ可能

そして特筆すべきなのは新規サーバーでゲームを開始することで、サーバー内のプレイヤーたちと差がない状況でゲームを始められる点。MMOで多いのは「今始めたとしても先行プレイヤーに勝てるかな」という不安だが、『信長の野望 覇道』はいつ始めても楽しめるのだ！

1,000日記念キャンペーンが開催されている現在の方が遊びやすくはあるが、正直に言ってこの時期でなくてもスタートダッシュのサポートは豊富で、かなり満足できるぞ！

リアルタイムで戦局が変遷する面白さ

本作ではオンラインを介し多くのプレイヤーたちとリアルタイムに覇を競うことになる。スマホの通知をオンにしていると、敵を撃退できたとの報告やその逆、「今、攻められている」という戦況報告も送られてくる。
ありがたいのはリアルタイムといえども、夜間帯は「不戦推奨時間」が設定されていること。攻城戦の宣戦不可など行動が制限されるので、本当の意味での“夜襲”は出来ないようになっている。

そして『信長の野望 覇道』はPC（Steam）でもプレイ可能。本作用にアレンジされたNHK大河ドラマでも使用された「信長の野望」シリーズの3DマップがPCでも体感できるようになっている。スマホ版と併用してみてはどうだろうか。

目指せ“筆頭家老”！『信長の野望 覇道』は遊んでいない時も面白い

オンラインだから、遊んでいない時もアプリが気になる！

『信長の野望 覇道』の面白さは、まさしくリアルタイムで戦況が変化していくこと！ じっくり戦闘を眺めている方が劣勢に陥った味方に援軍を派遣できるなど有利だが、出陣させた部隊を“アプリを閉じて結果を待つ”というのも武将たちを率いる身として楽しさがある。

さらにはふとスマホに通知される戦局の変化も相まって、「遊んでいない時でも楽しい」のだ。日常での仕事や勉強中に通知が来て、「今は手が離せないけど絶対リベンジしてやる！」と決心するのも、ゲームを起動せずに味わえる『信長の野望 覇道』のゲーム体験だろう。

内政などにコツコツ勤しんで得られる資源を増やしていくのも、「戦のための地盤固め」と感じられて楽しいし、前述した「縁」によって武将の知らない側面がわかるのも、知的好奇心が満たされる。

天下一のためにコツコツ貢献していく“楽しさ”

サービス開始から1,000日が経ったが、“筆者のサーバーはシーズン1”というのもやる気が出る。筆者は大名を織田信長にして遊んでみたが、残念ながらサーバーでの順位は下の方……むしろこれが燃える。ひとつずつ功績を積み上げていって、大名家の順位が上がった時は素直に嬉しい！ 自分の“家臣としての褒美”も増えるため、やる気が出る。

『信長の野望 覇道』ではシーズンが終わるごとに大名家の順位が決められる。例えば筆者のサーバーでは今シーズンでの織田家は……いささか弱めになってしまっているが、“筆頭家老”の座を目指しつつ織田家に貢献していけば少しずつ順位を上げていけるだろう。

自分一人では天下一にはたどり着けないが、逆に言うと自分が欠けていても天下一の道は遠くなる。そんな「戦国時代の家臣になったような魅力」を強く感じられるのが本作。まさしく「信長の野望」シリーズはMMO戦略シミュレーションというジャンルにピッタリだ。歴史好きはもちろん、毎日のんびりとゲームをプレイしたい方にはオススメできるタイトルだろう。ちなみに、MMO戦略シミュレーションがはじめてで勝手がわからないという方は、公式の解説YouTubeもプレイの役に立つはずだ！

『信長の野望 覇道』は現在、「リリース1000日記念キャンペーン」を実施中。ログインボーナスや新米領主向けの各種施策も行われているので、ぜひ今から“覇道の世界”に飛び込んでみるのはいかがだろうか！

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『信長の野望 覇道』基本情報

この記事の執筆者
	高村響
	ゲームをしながら「今日ゲームしてないな」と想う日もあるゲームライター。好きな作家は安部公房。アイコンは愛犬のレントゲン写真です。