広大な雪原、凍りついた湖、白樺の森、巨大な都市。公開された地域は単なる「雪国」には収まらず、土地ごとに大きく異なる景観を備えている。
さらに今回は、新キャラクターや新たな元素反応だけでなく、列車による移動、銃器を用いるTPS形式のゲームプレイ、探索を支えるクラフト要素なども導入される。従来の『原神』らしいオープンワールド探索を土台としながら、遊びの幅を大きく広げるアップデートとなっていた。
- 注意点
- ※本記事は先行体験版をもとに執筆しており、正式版ではゲーム内容や仕様が変更される可能性があります。画像はプレリリースビルドで撮影したものです。
巨大都市と村々を列車で巡るスネージナヤ
スネージナヤ探索の大きな特徴となるのが、村や都市を結ぶ列車の存在である。
これまでの『原神』では、ワープポイントや徒歩、滑翔、地域ごとの特殊な移動ギミックを使ってフィールドを巡ってきた。Ver.7.0では、そこへ鉄道による長距離移動が加わる。
列車は駅から呼び出せるほか、新たなガジェット「グライアイの目」を使って召喚することも可能だ。目的地を選んで瞬時に移動する通常のワープとは異なり、列車そのものが異なる地域を結び、広大な国を旅している感覚を作り出す。実際の電車のように、座席に腰掛けて車窓を眺めながら、駅から駅へと移動を楽しむのがなんとも乙な体験だった。オープンワールドゲームらしい楽しみ方と言えるだろう。

列車が到着する中心都市スネージナヤ・グラードは、国家の政治と文化が集中する巨大都市だ。
雑貨店や裁判所、北国銀行といった施設のほかに、氷の女皇の居城も美しく、特に城から見下ろす城下町は圧巻だ。どの建物も見上げるほどに巨大で、荘厳さと一抹の寂しさを感じる素敵なロケーションである。


一方、都市を離れると風景は大きく変化する。
西には漁業を中心に暮らす沿岸の町モレペソクがあり、凍った湖と白樺林に囲まれた静かな景色が広がる。港では大道芸人が火吹き芸を披露しており、町民たちが楽しんでいる姿が見られた。山と海に囲まれたひっそりとした村という感じで、筆者はとても気に入った。

南東には氷の採掘場であるスヴェトロレドフカがある。高低差があり、さまざまなギミックを作動させることでアイテムを入手できるため、隅々まで見て回りたいところだ。

さらに進むと霜の精たちが暮らす集落や、謎めいたヘスペリデスの館へとたどり着く。北東部には雪山を越えた先にペールクラウンパレスがそびえており、同じ国の中でも土地ごとの性格がはっきりと分かれている。
単純に広いだけではなく、都市、漁村、工業地帯、雪山、温暖な谷といった異なる風景を、列車を軸に巡っていく構造がスネージナヤ探索の特徴と言える。
また、スネージナヤ各地には寒冷地が存在し、いるだけで寒すぎてダメージを受けるエリアもある。そういう場所では「クルーニスクエネルギー」を確保できる炉を見つけたり、炎元素を使えるキャラクターを用意したりと、温度を管理する必要が出てくる。

新キャラクター「オデット」と「アリョーシャ」
Ver.7.0では、新たなプレイアブルキャラクターとしてオデットとアリョーシャが登場する。
オデットは★5氷元素の片手剣キャラクターであり、バレリーナであると同時に、暗殺者としての顔も持つ。戦闘では超電導と氷元素拡散を、それぞれ「星電導」と「星拡散」へ変換し、チーム全体の星反応ダメージを強化する役割を担う。

元素スキルを使うと「独舞者のシルエット」を召喚し、周囲へ継続的に氷元素範囲ダメージを与える。さらにスキルを再発動すると、オデットとシルエットがデュエットを披露し、星反応として扱われる氷元素範囲ダメージを発生させる。
元素爆発も複数回の氷元素範囲攻撃となっており、自身が与える星反応ダメージを引き上げる。本人が前に出て戦うだけでなく、パーティー全体の新反応を支える中核として設計されたキャラクターである。バレリーナらしく、スピンしながら攻撃するさまがなんとも愛らしい。

もうひとりのアリョーシャは、★4雷元素の長柄武器キャラクターだ。相棒の猟犬トゥガリンと共に戦う狩人であり、星電導のダメージを強化しつつ、フィールド上の味方を回復できる。


星電導を軸に編成を組む場合、攻撃支援と回復を兼ねられる点は大きい。新反応を活用しながらパーティーの安定性も確保できるため、オデットとは異なる方向からVer.7.0の戦闘を支える存在となりそうだ。
また、すでに発表されている「星電導」に加え、新しい元素反応として「星拡散」が登場。風元素と氷元素を組み合わせることで「星の嵐」が召喚され、風元素・氷元素ダメージを与えることができる。
バトルをド派手に盛り上げてくれるほかに、オープンワールドの探索ではジャンプの高さが飛躍的に伸びるため、新たなオブジェクトへとインタラクトすることが可能だ。オデットを軸にさまざまなパーティーを試してみよう。
列車、銃器、探索機能をまとめた「グライアイの目」
スネージナヤでの冒険を支える重要なガジェットが、メガネ型デバイスの「グライアイの目」だ。
このデバイスには複数の機能がまとめられている。鉄路の近くで列車を召喚し、主要な目的地を選ぶ機能。TPS形式のゲームプレイで使用する銃器ロードアウトを確認、変更する機能。そして探索に利用する「真氷創造物」の情報を確認する機能である。

地域限定のギミック用アイテムというより、スネージナヤにおける探索システム全体へアクセスする端末といった感じだ。移動、戦闘、パズルをひとつのガジェットに集約したことで、新要素が増えても操作の入口は分かりやすく整理されている。
『原神』で銃を撃つ。新たなTPS形式のゲームプレイ
Ver.7.0では、旅人が銃器を扱うTPS形式のゲームプレイが登場する。
用意されている銃器は3種類で、それぞれ異なる役割を持っている。状況に応じてロードアウトを変更できるほか、グレネードのように投げて使う4種類の元素系弾薬「晶榴弾」も用意されている。通常の射撃だけでなく、銃器と元素系弾薬を使い分ける戦い方が求められる。

このモードでは、キャラクター固有の元素スキルや元素爆発を回す従来の戦闘とは異なり、照準、射撃、武器の切り替え、投擲物の使い分けが中心となる。同じフィールドを舞台にしながら、普段とは異なる操作と判断が要求されるゲームプレイである。
銃器にはアタッチメントによるカスタマイズ要素もある。スネージナヤ各地に用意された戦闘チャレンジをクリアすることで、新たなアタッチメントを獲得し、武器性能を強化していくことも可能だ。
プレイヤーの工夫が探索を助ける「真氷創造物」
スネージナヤでは、真氷とグライアイの目から供給されるエネルギーを使い、「真氷創造物」と呼ばれる機械や装置を制作できる。
用意されている創造物は9種類。足場、移動補助、オブジェクト同士を接続する装置、物資を保管する設備、案内表示など、探索やパズル攻略を助ける機能を持っている。

特徴的なのは、自分だけでなく、ほかの旅人の移動や探索にも利用できる点だ。役立つ創造物を設置したプレイヤーへ「いいね」を残すことも可能であり、直接協力プレイをしていない場面でも、ほかのプレイヤーの工夫が世界に残る。
キューブ状の真氷創造物を作って扉を下から押してせり上げてみたり、単にいくつか積んでそこに登ってみたりと、工夫次第でいくらでもアプローチが可能だ。
スネージナヤは『原神』の遊び方そのものを広げる
Ver.7.0のスネージナヤでは、列車で各地を巡り、星拡散や星電導を使って戦い、銃器を手にTPS形式のチャレンジへ挑む。さらに真氷創造物で探索を補助し、寒冷地ではエネルギーを管理する。これまで地域ごとに導入されてきた独自ギミックと比べても、今回は複数のシステムが強く結びついている。
新キャラクターや新反応によって戦闘環境が変化するだけでなく、移動や探索そのものにも新しい選択肢が加わる。
正式リリース版で各要素がどのように調整され、スネージナヤの冒険へ組み込まれるのか。テイワットにおける7つ目の国へ踏み込むVer.7.0は『原神』の遊び方をさらに広げる大型アップデートとなりそうだ。

『原神』基本情報
| タイトル | 原神(ゲンシン) |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールドRPG |
| 対応機種 | PlayStation®5/Xbox Series X|S/PC/iOS/Android |
| 価格 | 基本無料(一部ゲーム内課金あり) | 公式サイト | https://genshin.mihoyo.com/ja |
| 公式X | https://twitter.com/genshin_7 |
| 公式YouTubeチャンネル | https://www.youtube.com/@Genshin_JP |
| 権利表記 | © COGNOSPHERE |
| この記事の執筆者 | |
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各務都心 |
| マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。 | |
















