2020年10月28日配信予定の新作アプリ『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』のCBTプレイレポートをお届け。気になるゲームシステムや魅力を余すところなくご紹介!
※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。
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はじめに
ここ数年、爆発的な盛り上がりを見せるe-Sports。数あるeスポーツタイトルの中でも、1億人以上の競技人口を誇り、世界で一番支持されている作品が『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』だ。今や一大ゲームジャンルとなった「MOBA」の代名詞的存在である本作は、誕生から11年の時を経てなお、多くのプレイヤーたちから愛され続けている。
ここで念のため解説しておくと、「MOBA」とはマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略である。タイトルごとに特色はあるものの、「複数のプレイヤーが2チームに分かれ、RTSの要領で自キャラを操作し、味方と協力しながら敵本拠地の破壊を目指す」というルールは共通だ。アクションとRPGとRTSのいいとこ取りのようなゲーム性が、全世界のゲーマーたちを惹きつけている。
そして昨年、そんな『LoL』のモバイル版が出るという衝撃的なニュースが駆け巡った。『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』と題されたその作品は、「異世界マルチバトル」と銘打ち、従来のMOBAファンのみならず、幅広くアクションゲームが好きな人に、リーグ・オブ・レジェンドの持つ広大な世界観やストーリー、そして世界中で人気を集めるMOBAというゲームの魅力を知ってもらおうと取り組むそうだ。
キャラクターモデルを始め、アニメーション、ゲームシステムに至るまで、ゲームそのものを一から作り直したという本作。将来的にはコンソール版での展開も視野に入れられていることも相まって、世界中から熱視線が注がれている。そんな大注目の『ワイルドリフト』が、10月8日よりCBTを実施中だ。本稿では、CBTで明らかになった気になるその内容について詳しくお伝えしていく。
『LoL:ワイルドリフト』はこんなゲーム!
ゲームレビューにおいては、本来であればルールまわりから記していくのが定石だろう。だがそれよりもまず、いの一番に皆さんにお伝えしておきたいのは、本作が「基本プレイ無料ゲームでありながら、勝敗に影響する課金要素は一切存在しない」ということである。リアルマネー要素はスキンなどの見た目部分に集約されており、PC版同様お金の心配をすることなく、心ゆくまでゲームに没頭することが出来るのだ。
それではゲームの紹介に移ろう。本作のルールを端的にまとめるなら、「性能の全く異なる複数のチャンピオンから1体を選択し、他の味方4人と協力して三本のレーンにあるタワーを壊しつつ、敵本拠地のネクサス破壊を目指す」といった感じだ。サモナーズリフト(フィールド)には対戦相手以外にもミニオンや中立モンスターが存在し、彼らを倒すことで経験値やゴールドを獲得、試合中に自キャラを強化していくことが出来る。ここからもわかるように、本作は敵と戦うアクションゲームの要素、キャラを育てるRPGの要素、そしてマップ全体を俯瞰して作戦を立てる戦略ゲームの要素など、多彩なゲームの魅力を持っているのだ。
ソロ・ミッド・デュオと呼ばれる三本のレーンの間には、「ジャングル」と呼ばれるエリアが広がる。ここには味方でも敵でもない中立のモンスターが生息しており、バロンナッシャーという強敵を倒せば非常に強力なバフが付与されるなど、ゲームの勝敗を大きく左右する。味方を助けにタワーに向かうのか、はたまたジャングルで力を蓄えるのか、全ての判断はあなた次第だ。
先ほどチャンピオン毎に性能が異なると申し上げたが、具体的にいうとキャラ毎にファイターやタンクといったロール(役割)が設定されており、役割が異なれば当然適したレーンも違ってくる。適正レーンはソロ・ミッド・デュオの3レーンに加えてジャングルとサポートの5つに大別されるため、自分の使っているチャンピオンがどのレーンに適しているのか把握しておくことが重要だ。
対戦相手やミニオン、中立モンスターを倒してレベルアップすれば、使用できるスキルが解放されていく。更に、入手したゴールドで様々な強化アイテムを購入することができる。アイテムを買うためには一旦味方の本拠地に戻ることが必要で、画面左に提示されたアイテムからクイック購入ができるほか、ショップ画面を開いてじっくりと選ぶことも可能となっている。
LoLワイルドリフトを動画で解説!
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PC版からここが変わった
『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』では、あらゆる要素がスマートフォンに最適化されている。代表的なものが操作方法で、本作では仮想スティックで直接チャンピオンを動かせる。通常攻撃やスキルは画面右下のボタン群をタップすることで発動でき、ドラッグによって方向を決定できたりと、スマホならではの直感的な操作を実現している。
サモナーズリフトは本家『LoL』と比較してシンプルになっており、入手できる経験値およびゴールドがインフレしていることも相まって、1試合にかかる時間は15分~20分程度と全体的にスピーディな展開となっている。なお本作では、ブルーチームかレッドチームかを問わず、画面が回転されることにより必ず自軍が左下に来るようになっているのも重要な変更点と言えるだろう。
他にも、ジャングルおよびサポート専用のアイテムが廃止されたり、ラストヒットをしなくても近くにいれば(少ないながらも)ゴールドが入手できたりと、ゲームシステムには無数の変更点が存在している。にも関わらず別物とは決して感じさせず、間違いなく「LoLを遊んでいる」という感覚がそこにあるのだから、モバイル化に当たって「LoLを一から作り直した」というその言葉は伊達ではない。
LoLの主役「チャンピオン」
LoLの主役にして、ゲーム性の屋台骨を支える役割を果たしているチャンピオンたち。そんな彼らが持つスキルも、モバイルアプリ化に際して一部調整が加えられている。しかしながら、調整を経てなおキャラクターの個性はしっかりと尊重されており、PC版で触りやすかったチャンピオンは変わらず触りやすく、癖のあるチャンピオンはあえてそのままと、これまでと変わらない手触りを実現している。
一方で激変したと言えるのはキャラクターのグラフィックだ。競技性の高い作品ゆえにゲームバランスの変更点が目立つワイルドリフトだが、驚くほどにビジュアルも一新されている。これに関しては文字で語るよりもスクリーンショットを見ていただくのが早いかと思うが、一目見るだけでこれまでとは比べ物にならないほどグラフィックが向上していることがお分かり頂けるかと思う。
PC版では10年以上にわたる運営を経て、現在140体以上のチャンピオンが存在している。果たしてワイルドリフトには何体が実装されるのかが気になるところだが、CBTで確認できたチャンピオンは以下の42体だった。これらはLoLのゲーム性を成立させるにあたり不可欠なチャンピオンが優先された形で、勿論リリース後には続々追加されていくことが予定されているので安心してほしい。
チャンピオン一覧 | |||
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キャラクター名 | ロール 適正レーン |
キャラクター名 | ロール 適正レーン |
マスター・イー | アサシン/ファイター ジャングル |
ブリッツクランク | タンク/サポート サポート |
アーリ | メイジ/アサシン ミッド |
ガレン | ファイター/タンク ソロ・ミッド |
ジンクス | マークスマン デュオ |
アムム | タンク ジャングル |
ヴァルス | マークスマン/メイジ デュオ |
オレリオン・ソル | メイジ ミッド |
ジグス | メイジ ミッド |
ジャーヴァンⅣ | タンク/ファイター ジャングル |
ジャックス | ファイター ソロ・ジャングル |
ジン | マークスマン/メイジ デュオ |
ソラカ | サポート/メイジ サポート |
トリンダメア | ファイター ソロ |
ブラウム | サポート/タンク サポート |
アッシュ | マークスマン/サポート デュオ |
アニー | メイジ/サポート ミッド |
アリスター | タンク/サポート サポート |
ヴァイ | ファイター ジャングル |
ヴェイン | マークスマン/アサシン ソロ・デュオ |
エズリアル | マークスマン/メイジ デュオ |
オラフ | ファイター ジャングル・ソロ |
オリアナ | メイジ/サポート ミッド |
カミール | ファイター ソロ |
グラガス | タンク/メイジ ジャングル |
グレイブス | マークスマン/ファイター ジャングル |
シヴァーナ | ファイター/タンク ジャングル |
ジャンナ | サポート/メイジ サポート |
シン・ジャオ | ファイター/タンク ジャングル |
シンジド | タンク/メイジ ソロ |
ゼド | アサシン ミッド |
ソナ | サポート/メイジ サポート |
ツイステッド・フェイト | メイジ/マークスマン ミッド |
ドクター・ムンド | ファイター/タンク ソロ |
ナサス | ファイター/タンク ソロ |
ナミ | サポート/メイジ サポート |
フィオラ | ファイター/アサシン ソロ |
フィズ | アサシン/メイジ ミッド |
マルファイト | タンク ソロ・ミッド・サポート |
ミス・フォーチュン | マークスマン/メイジ デュオ |
ヤスオ | ファイター/アサシン ソロ・ミッド・デュオ |
ラックス | メイジ/サポート ミッド・サポート |
おわりに
本作『LoL:ワイルドリフト』を一言で表すなら、「カジュアルに楽しもうと思えば楽しめ、極めようと思えばとことん極めることができる、トップクラスの深さを持つ作品」といったところだろうか。スマートフォンというプラットフォームの特異性を最大限に活用し、操作をより直感的にすることで、明らかに未経験者の参入障壁は低くなっている。それでいてLoL特有の競技性はしっかりと保たれているのだから、ただただ脱帽するほかない。
つまるところ本作は、『LoL』が完璧な形でモバイル化された作品といって差し支えない。しかしそれは、単なる“ベタ移植”では決して実現し得ないはずだ。そもそもデバイスが異なるPCとスマートフォンで、同じプレイフィールを実現するのが困難なことは火を見るより明らかだ。そんな一見無謀にも思える挑戦に成功した理由は、緻密な計算の上に成り立っているバランス調整に加えて、「強い奴が勝つ」というLoLの根本的な設計思想を決してブレさせなかった点にあるのだろう。
そもそも、アプリ市場において「実力ゲー」は流行りづらいというのが定説だ。莫大な額のリアルマネーをガチャにつぎ込むことで、「誰でも」「一瞬で」トップになれるという手軽さは、えもいわれぬ多幸感をもたらすからである。だがそんな「Pay to Win」の魔力に、実力が全てを決めるというストロングスタイルで真正面から戦いを挑む本作は、スマートフォンゲームの歴史上もっとも「ゲーム」をしている作品なのである。
「LoL:ワイルドリフト」の事前登録情報
「LoL:ワイルドリフト」は、10月28日にいよいよ配信開始しました。
▼ダウンロードはこちら▼
iOS版 | Android版 |
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「LoL:ワイルドリフト」の基本情報
アプリタイトル | リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト |
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配信日 | 2020年10月28日配信予定 |
ジャンル | マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ |
対応OS | iOS/Android |
事前登録 | あり |
価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
開発 | ライアットゲームズ |
公式サイト | 「LoL:ワイルドリフト」公式サイト |
公式Twitter | 「LoL:ワイルドリフト」公式アカウント |
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