3月10日、PlayStation 5 / PC(Steam)向け『LET IT DIE: INFERNO』のシーズン2が開始された。PvEメインへと舵を切り新たな領域に踏み込む『LET IT DIE: INFERNO』の最新情報をお届けしていこう。
進化を続ける『LET IT DIE: INFERNO』!
ローグライト&ハクスラ!アプデで優しくなりながらも、地獄は地獄
『LET IT DIE: INFERNO』は『LET IT DIE』の続編として、2025年12月4日、PlayStation 5 / PC(Steam)向けにリリースされたローグライトサバイバルアクションだ。
ゲームシステムは「LET IT DIE」の名前からも想像できるように、何度も死ぬことが前提の、ローグライト&ハクスラとなっている。そもそもが「主人公が死ぬと、本体である脊椎がロケットさながら空に吹っ飛んでいって“新しい肉体(ボディ)”で復活する」という設定だから、システム的にも物語的にも「肉体の死」がそばにある。

当然ながら、死ぬと体はその場に放置。その時持っていた装備や荷物、そしてボディランクまでもがリセットされてしまう。ボディランクとは“肉体の強さ”。ボディランクが上がらないと装備できない武装なども存在している。
しかし全てが無になるわけではなく、ボディはタイプごとに死んでも蓄積される強化値(マスタリー)が存在しているし、優秀な装備は拠点で保管しておくこともできる。……しかしやはり基本となるのは“死なずに帰還していくこと”だろう!

帰還するたびにボディランクが上がり、装備できる防具や武器も増えてくるため、生還を優先して何度もチャレンジしていれば、欲しい装備を獲得できないままでもある程度は強くなれる。
このサイクルによって今まで手こずっていた敵も簡単に撃破できるようになるというのが『LET IT DIE: INFERNO』のシステムだ。ボディランクの上昇とともに同時にステージの難易度も上がるが、如実に強くなった感触を味わえるぞ! ただし、死んだらまたほぼ1からやり直し……そうして緊張感がさらに増すのも、本作の特徴だ。
マッドでポップ、そしてユーモラスでダークなセンスが最高だ!
本作の世界観はマッドでポップ、そしてユーモラスでダーク。この尖ったデザインセンスはなかなかに出会える類のものではないだろう。

たとえば本シリーズを代表するキャラクター「アンクル・デス」はその筆頭。プレイヤーをセンパイと呼ぶ怪しい死神だ。「なんかこういう胡散臭い後輩いるよな」と思わせてくれる愛らしさ(?)がある。

『LET IT DIE: INFERNO』は、そんなダークでポップなセンスをこれでもかと味わえる一作だ。主人公は「地獄門」に潜るレイダーとして活動することになるが、登場するキャラクター全員がセンスフルで魅力的だ。和洋折衷という言葉が霞むくらいの自由なデザインが、ユーザーを魅了する。

敵やステージも、悍ましくありつつポップでユニーク。たとえば「サライドリ」などは鳥の上にマネキンのアイドルが生えているという“モンスター的恐怖”と、“底抜けに明るいアイドルの声”を持っている。アイドルらしく「ありがと〜!」と言いながら顔面を飛ばしてくる、ウザい鳥なのだ。
その厄介さといったらもう半端ない。倒したら爆発するし、他の敵を応援してバフをかけたりもする。デザイン含め、地味に嫌なことの集大成を再現しているような鳥だ……!余談だが、亜種になるとデザインがアメコミ風ヒーローのマネキンに変わったりする。

ステージも、レトロな遊園地や廃墟などが好きならツボにハマるだろう。筆者はそのタイプなので探索しているだけでかなり楽しい。

プリクラの置いてある古いゲームセンターだったり、古い日本家屋や山積みにされたブラウン管などなど……『LET IT DIE: INFERNO』ならではのカオスな世界を、存分に堪能して欲しい。何度も同じステージを繰り返すローグライトだからこそ、飽きのこないセンスが活きてくるのだ。
再び地獄門に戻る時が来た!
重要な点は、『LET IT DIE: INFERNO』のリリース当初にはユーザーに指摘された問題点などは概ね解決されているということだ。制限時間の短さやバックパックの小ささという問題はもちろん、バトル面でのシビアさもだいぶ緩和されているのだ。

とはいえ、未だに難しいゲームではあり、コンセプトを見失ってはいない。それを踏まえた上で、筆者は今の難しさを“ちょうどいいバランス”だと感じている。実際にプレイしていて楽しいのだ。「あんなに敵に囲まれたらもう無理だよ無理!」なんて愚痴っても、数分後にはもう一度コントローラーを握っている。
死ぬ時は大抵がこちらの失策、たとえば時間は余っていたのに回復を怠っていたとか、いつもなら避けられた攻撃を避けれなかったという点だ。敵の攻撃は一発一発が重たいが、堅実に防具やボディランクを備えていけば十分に対処可能だし、攻撃モーションは覚えられるので「囲まれるなどの不測の事態」や「うっかりミス」に陥らなければ問題なく敵を捌いていける……理想としては。

シーズン2ではがっつりとユーザーの声に沿ったアップデートが施されたので、次項ではそちらを説明していきたい。
『LET IT DIE: INFERNO』はPvEメインへ
シーズン2でゲームの方向性が大きく変わる!
3月10日から開始されているシーズン2では、ゲームの方向性が大きく変わった。主な要素としては、「PvEメインへの変更」「デュオ(協力)プレイの追加」「新武器等の追加」だ。

PvEメインへの変更は、難易度調整の意味合いが大きいだろう。文字通り地獄のような難易度も楽しいが……体力がギリギリの時に他プレイヤーと遭遇してしまう可能性などを考えると喜ばしい変化だ。
もちろん、PvEvPが削除されるわけではない。PvEをメインに据えたうえでどちらにするか出撃時に選択可能になったということだ。むしろPvEvPは「地獄はもっと地獄であるべきだろう」と思う方が集うようになってさらに盛り上がるのではないか。
そして、システム面ではロックオン機能も追加された。これはかなりユーザーフレンドリーなシステムと言えるだろう。ロックオン対象に向かって攻撃が追尾されるというわけではないが、狙っている敵がどこにいったのかを常に追うことができ、遊びやすくなった。
待望のデュオ(協力)プレイ実装!
また、フレンドと協力しての「デュオプレイ」も搭載された。これで友達と二人で地獄門に挑むことができるようになった。もちろん道中からボス戦まで一緒に戦えるし、なんならボス1体を友達と2人で囲んで殴ることもできるのだ。……敵もその分強くなるので、油断は禁物だが。

デュオプレイはフレンドとの連携が重視されたモードで、ボス部屋への突入やエスケープポッドでの脱出などが仲間と一緒でないと行えない仕様になっている。また、宝箱の中身も「仲間が取ればなくなる」という仕組みだ。また、自分の攻撃は仲間に当たるが、ダメージが入るわけではない。

バックパックから落とす形でアイテムを渡すことも可能なので、デュオプレイではフレンドと息の合った連携やコミュニケーションが必須になりそうだ。強いプレイヤーがまだ弱い新規フレンドをサポートする遊び方もできるだろう!
新武器はシールド、丸太、デコトラ…武器なのか?

そして、新たな武器種も3つ追加される。「シールド」「呪いの丸太」「デコトラ」だ。新たな武器種と言っておきながら「呪いの丸太」「デコトラ」となっているのが実に本作らしい。デコトラ(デコレーションされたトラック)は武器ではない!
武器ではなく防具では? と思う「シールド」はその名の通り、ガード時に役立つ装備だ。通常攻撃は使いづらいものの、カウンター性能は非常に優秀だ。デスブロウ(武器固有の必殺技)も全方位ガードとあって、生存率が上がる武器(防具)と言えるだろう。
武器ではなく建材では? と思う「呪いの丸太」は、その名の通り、攻撃し続けることによって敵に状態異常、呪いを付与することができる。攻撃ボタンを溜めることによって2連続ヒットとなる回転攻撃も繰り出せる。丸太でぶん殴って相手を呪いにする……かなりダイレクトな呪い方なのが面白い。

武器ではなくデコトラでは? と思う「デコトラ」は、ビジュアルこそ「デコトラの前半分だけ」と奇妙だが、ちゃんと乗ることができる。溜め攻撃でデコトラに乗って相手を轢くことが可能だぞ! 溜めた時間によって突進力、攻撃力が変わるので隙だらけの相手にデコトラで思いっきりぶつかりたいところ。文字面が物騒すぎる。
デスブロウ(武器固有の必殺技)では、突進中の方向転換も可能な上、多段ヒットとなる。敵に囲まれた際の脱出にも使えるので、メイン武器の補助としても有用だろう。
しかし、こちら側が一方的に強くなったわけではない。「エリートエネミー」という強化エネミーも登場する。手強いが、なんと通常の敵からはドロップしないアイテムなどを落としてくれる!
地獄門に戻るなら今ですよ!センパイ!

本作はリリースから進化を重ねて、魅力的な難しさを維持しつつもプレイしやすいゲームバランスを実現している。地獄門に再び挑むなら今だろうし、ハイセンスな『LET IT DIE: INFERNO』の世界に魅了された方は、今こそが遊ぶベストタイミングかもしれない。
ぜひ、多くのセンパイ方にデコトラに乗って地獄を爆走してもらいたいものだ。
『LET IT DIE: INFERNO』基本情報
| タイトル名 | LET IT DIE: INFERNO |
|---|---|
| 開発元 | スーパートリック・ゲームズ株式会社 |
| 配信元 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 |
| ジャンル | ローグライトサバイバルアクション |
| 価格 | 3,850円~ |
| 対応機種 | PlayStation 5 / PC(Steam) |
| 公式サイト | 『LET IT DIE: INFERNO』公式サイト |
| 公式X | 『LET IT DIE: INFERNO』公式X |
| 権利表記 | © GungHo Online Entertainment, Inc. |



















