新作スマホゲーム『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』のプレイレポートをお届け。実際にプレイして判明した本作の魅力や注目ポイントをご紹介!
※ ゲーム画面は開発中のものとなります。
「リアルな稲作」×「爽快探索バトル」こだわりをスマホゲームながらに楽しめる!
『天穂のサクナヒメ』のスピンオフ作品が登場

TOHO Gamesが配信を予定しているスマートフォン/Steam向けの稲作シミュレーション×探索バトルRPG『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』。SwitchやPS4などの家庭用ゲーム機で本格的な稲作シミュレーションが楽しめると話題になり、TVアニメ版も制作・放映されたゲーム『天穂のサクナヒメ』を原作とした新作タイトルだ。
ゲーム本編が持つエッセンスをスマートフォンゲームに凝縮しつつ、ライトユーザーでも「稲作シミュレーション」の醍醐味が楽しめるように設計されている。特にそのこだわりとなるのは「リアルな稲作」と「爽快探索バトル」の掛け合わせによるものだ。


また、近年のスマートフォンゲーム市場の変化を考慮し、マネタイズ面も既存作とは大きく異なるアプローチを取り入れた。プレイアブルキャラクターはユーザーが直接購入(ガチャ入手は凸アイテムや「心想神画」など。)することができ、さらにゲーム内に農業や米、「サクナヒメ」IP関連の広告動画を設けるといった、これまでにない施策も大きな特徴となっている。
今回は、開発中である『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』を先行プレイさせていただいたので、そのファーストインプレッションをお届けしていくぞ!
『天穂のサクナヒメ』本編の“続編”にあたる世界観!
サクナヒメの新たな旅たちと新登場の神々

原作が存在するいわゆる“IPモノ”のスマートフォンゲームは、マルチバース的に世界観が広がっていたり、パラレルワールドとしてストーリー展開されていくケースが多い。そんな中、本作はどちらかと言えば『天穂のサクナヒメ』本編、あるいはTVアニメ本編の続編に近い世界観のスピンオフ作品として新たな物語が描かれていく。
物語は、未開の群島の異変を感じた主神・カムヒツキから、島々の調査を言い渡されたサクナヒメが 現地で鬼に襲われているヒヌカヒメを助け出すところからスタートしていく。記憶が曖昧なヒヌカヒメだが、自身を「カムヒツキの娘」と明かす。そこにいささかの疑問を感じながら、サクナヒメは群島の調査に乗り出していくことになる…。


ストーリーは探索バトルによるステージ攻略と、フルボイスのアドベンチャーパートを交えた構成。また、本編やアニメ版に登場していなかった新たな神々たちが数多く登場しており、ヒヌカヒメもその1人だ。そうした新キャラクターとの出会いや、サクナヒメとの関係性などもストーリーの楽しみ方と言える。
なお、未開の群島が新たな舞台ということもあり、原作未プレイでもそこまで気にならないストーリー構成のように感じられた。無論、アニメ版だけでもチェックしておくと、サクナヒメのこれまでの成長と旅の目的を前提に物語をより深く楽しめるのは間違いないところだろう。

最大4人編成で臨むフィールド探索。アクションが苦手な人でも遊びやすい設計に
オートプレイでサクサク進行できるカジュアルな探索バトル!

『天穂のサクナヒメ』本編では、横スクロールアクションをベースとしたステージ攻略要素が、後述する稲作シミュレーションと共に、ゲームを構成するひとつの幹であった。
しかし、物語や稲作シミュレーションを楽しみたい一部のプレイヤーにとって、操作テクニックを要求される横スクロールアクションは「難しい」と感じやすいのも事実。そのため、本作ではクォータービュー視点の探索バトルを新たに採用し、スマートフォンで手軽にプレイできるゲーム性が確立された。


ステージ攻略はキャラクター最大4人編成で挑むアクションRPGジャンルのような感触だ。視界が開けた見下ろし型の視点と、同行する仲間が一緒に戦ってくれる共闘感は、アクションゲームが苦手なプレイヤーに安心感を与えてくれそうである。
道中に出現する敵を倒しながら、ステージ最奥のゴールポイントを目指すといった、シンプルで非常に分かりやすいステージ構造なのも気軽に遊べるポイントだろう。ステージ攻略では、戦闘そのものを自動化するオート機能も備わっている。探索はプレイヤーが手動で行い、戦闘はオートに任せられるというのもかなり気楽だ。

4人編成で挑むため、入手したキャラクター同士のシナジーを考えるのも重要そうだ。特に高難易度のステージにおいては、編成や装備周りを入念に準備しておくことが求められてくる。
面白いのは本作ではキャラクターにレベルの概念が存在していないという点。キャラクターの強さは、「階位(レア度)」の上昇に加えて、装備アイテムの心想神画と、バトル開始前に装備したお米の品質が戦闘力を決める。このお米の品質こそが稲作シミュレーションと密接に関わる要素となっているわけだ。
ちなみに、心想神画のイラストはアニメ版を制作したP.A.WORKSによる新規描き下ろし。アニメを視聴してからゲームを始めたプレイヤーたちも、その作品間の繋がりを感じることができる配慮と言えるだろう。


最良の「お米」を作って最強のキャラクターを作り上げよう
稲作の試行錯誤がキャラクターの力になるユニークなシステム!

最大の魅力となる稲作シミュレーションでは、運営型ゲームとは思えないほど細やかな設定を行い、お米の品質を追求していく。お米の品質は「量」、「味」、「硬」、「粘」、「美」、「香」と主に6つのパラメータから構成されており、これらのパラメータがキャラクターの能力値にそれぞれ影響する仕組みとなっている。
たとえば「量」を重視すると、装備した際にキャラクターの生命力が大きく向上する。「味」なら攻撃力、「硬」は防御力が上昇するといった具合だ。稲作前にプレイヤーが選んだ「種もみ」の品種選び、そして稲作を行うために設定する「稲作指示」の指示内容で、如何様にも変化するのだ。これが中々に奥深く、試行錯誤する遊び応えを感じる。
稲作を始めると、あとはキャラクターが自動的に作業を行うのを待つだけでいい。稲作は動画広告を見たり、アイテムを使うことで即座に完了することも可能だ。


たとえ稲作に無知な人でも“実際の稲作を自分が行うと仮定”した上でTipsを読めば、稲作指示で何を考慮したら良いのか、設定周りは感覚的に掴める。それが稲作パートにおいてどのような結果をもたらしたのかを、次回の稲作に反省点として活かしていくのだ。
このトライ&エラーの繰り返しによって、自分が追い求めるお米の品質へと近づけていくのが稲作シミュレーションの醍醐味。本作はスマートフォンゲームでもあるので、SNSで誰かが投稿した稲作指示を参考にしても面白いはずだ。ギルド要素のような機能は備わっていないため、ゲーム内のソーシャル要素は現状フレンド要素などと、かなりマイルドだが、SNSにおける情報交換は一つの楽しみ方として期待を持てそうな手応えを感じられた。

さらに、品種の配合といった要素まで登場している。サービス開始時点では現実世界でも知られているお米の品種から15種類以上が登場。配合の系譜も実際の品種同士の掛け合わせで再現されているとのことで、農業に対するこだわりを感じさせてくれる。
また、品種をモチーフとしたキャラクター「稲の精霊」たちもキャッチーで可愛らしいデザインに仕上がっているため、品種名とセットで覚えやすそうだ。


ゲームと合わせて農業の知識も付いちゃう…!?
『天穂のサクナヒメ』新章に期待大!

ゲームとして稲作していたはずなのに、気がついたら実際のお米作りにまつわる農業の知識まで身に付いている。
本作が極致的に目指すところは、そうした「ゲーム」と「農業」の相互関係を絡めたゲーミフィケーションによる地方創生への取り組みなのかもしれない。
運営型ゲームを使った地域社会へのアプローチ手法は決して珍しいものではないが、ゲームの世界観とゲームシステムの根っこから、自然な形でユーザーに農業への興味を抱かせるゲームは、やはり『天穂のサクナヒメ』ならではだろう。本作はそうした『天穂のサクナヒメ』本編が持つ不思議な魅力のDNAを確実に受け継いでいると思えた。

限られた時間の中でのゲームプレイであったが、スマートフォンゲーム特有のソーシャル要素はどちらかと言えば、ゲーム外でのSNSを中心としたものになりそうだ。正式リリースが待ち遠しくなるばかりである。
『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』基本情報

| タイトル名 | 天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~ |
|---|---|
| ジャンル | 稲作シミュレーション×探索バトルRPG |
| 価格 | 基本無料(一部課金要素を含む) |
| 対応機種 | iOS / Android / Steam ※Steam版の配信時期は後日発表予定です |
| 公式X | 『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』公式X |
| 公式サイト | 『天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~』公式サイト |
| 権利表記 | ©えーでるわいす/「天穂のサクナヒメ」製作委員会 ©えーでるわいす/TOHO CO., LTD. |


















