『マブラヴ ガールズガーデン』プレイレポート｜学園ラブコメ×放置RPGが紡ぐ新たな物語

あの名作ゲーム「Muv-Luv(マブラヴ)」が原点回帰の学園恋愛アドベンチャーとして登場

新しい世界観で紡がれる新時代の「マブラヴ」！

EXNOAとKMSが共同で贈る放置系RPG『マブラヴ ガールズガーデン』（以下、「マブガル」）が、2025年9月3日(水)にDMM　GAMESにて配信開始となる。「Muv-Luv(マブラヴ)」と言えば、成人向けゲームブランドのageが世に送り出した学園恋愛アドベンチャーだ。

「マブラヴ」シリーズ最大の特徴は、甘酸っぱい学園内での青春を描いた恋愛アドベンチャーと、そこに双璧を成す“ハードSF”な世界観・物語を内包する独特の作風にある。

学園での日常と「戦術機」と呼ばれる二足歩行型の機動兵器を用いた、異星起源種との苛烈を極めた戦いが交錯するストーリーは、多くのプレイヤーを虜にしている。

今もなお高い人気を誇るシリーズであり、ゲームのみならず、TVアニメやコミックス、スピンオフ作品に加えて、戦術機のプラモデルなど、ホビー関連の商品といったものまでが幅広く展開されている。恐らくロボットと題材とした作品が好きなユーザーならば、1度くらいは耳にしたことがあるIPだろう。

そして、今回配信された『マブガル』は、そんな人気シリーズを新たな切り口で描いた、PC/スマートフォン向けの放置系RPGとなっている。とは言っても、シリーズの原点となる学園恋愛アドベンチャーのエッセンスはそのまま。早速、今の時代に紡がれる新たな「マブラヴ」の世界とその魅力についてお届けしていくぞ！

とにかく“王道テイスト”の安心感。少女たちが成長していく様を見届けよう！

魅力的なヒロインたちに囲まれる学園でのドタバタラブコメ

希少資源「タツミヤ鉱」を求めて、日々広大な地下空洞の「メイズ」を巨大人型機械で探索する少女たちは、ある日メイズの探索中に全裸で怪物たちから逃げる主人公を発見する。彼は全裸な上に記憶喪失だが、やたら的確な戦術指揮を采配する特技を発揮し、怪物こと「メイズシフター」の迎撃を成功させた。

しかし、この世界の常識がすっかりと抜け落ちている主人公に行く宛などはない。ザルトゥーム学園のパイロット科に属するチーム「シリウスシュガー」の少女たちは、そんな得体の知れない男を不審がりながらも学園へと連れて行くことにする。

シリウスシュガーの少女たちに連れて来られた主人公は、学園の生徒会との交渉によって、身柄を保護して貰う代わりに学園に有益な存在であることを証明するという取引を成立させる。

実力主義なこの学園において、いくら身元不明、記憶喪失の主人公でも、学園に留まり続けられるだけの人材的価値を見出さなければ、路頭に迷うことになってしまう。

こうして、実はチーム解散と退学寸前の二重苦を抱えたシリウスシュガーを導く“教導指揮官”として、チームの存続と自身の価値を照明するため、奮闘していく日々が幕を開けていく…。

「マブラヴ」シリーズ本編とは世界観から大きく異なり、作品の雰囲気も学園ラブコメが主体となっている。作品全体の空気感は比較的明る目な印象を受ける。無論、ただコメディ路線なストーリーに方向性を振っているわけではない。

落ちこぼれチームが異世界からやってきたと思われる主人公の奇想天外な訓練を経て、着実に巨大人型機械「MG(Maze Guader)」のパイロットとして成長していくスポ根的なエッセンスも織り込まれている。

少女たちが自分たちの弱みと向き合い、精神面でも成長を遂げていく姿にキャラクターへの愛着が確実に湧いていくはず。そんな良い意味での王道ストーリーから『マブガル』の物語は動き出していくことになるのだ。

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キャラクター配置だけの簡単かつサクサク進むバトル！

倍速機能やスキップでゲームがガンガン進められる

本作のバトルシステムは。キャラクター編成だけで戦いが完結するフルオートバトルを採用している。最大5名のキャラクターをチームに編成したら、あとは自動的にMGが戦闘を繰り広げてくれる。

バトルは最大3倍速に対応した倍速機能のほか、戦闘そのものを一気に終わらせるスキップ機能も搭載している。

特にスキップ機能は、「メインクエスト」を進める際や、特定のクリア済みコンテンツに再挑戦する場合にかなり便利な機能だ。テンポ良くサクサクとバトル結果に移行できるため、今回のプレイ中も高い頻度で活用していた。

『マブガル』のバトル自体はフルオートだが、キャラクターごとに明確な強みが分けられているので、それを考慮しながらチーム編成を組みたいところだ。

もちろん、メインクエストやその他のサブコンテンツなど、高難易度コンテンツ意外のバトルでなら、自分の推しキャラクターたちだけを編成して楽しむのもアリ。

ただ、探索系のコンテンツ、サークル（ギルド）系のバトルなど、本格的なバトルにおいてはキャラクターの適正に合わせたチーム編成を行うのがベター。属性から攻撃タイプ、ロール、得意ポジションといったものまで意識するのが勝利を掴むためのカギとなる。

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ヒロインをもっと好きになる要素＆やり応え十分な探索系コンテンツも！

デートでヒロインとの仲を深めて新しい一面を見つけよう

メインクエストが本作のメインコンテンツであるのは間違いない。物語を読み進めている中で、シリウスシュガーの面々がカラフルブーケや カオスメイデンといった学園内のライバルチームと競い合い、切磋琢磨していく姿は胸を打つものがあるはず。

その過程で魅力的なヒロインたちが多数登場するため、中にはプレイヤーが惹かれるようなヒロインも当然出てくることだろう。ここで登場するのが、恋愛アドベンチャーとしての『マブガル』の一面だ。

キャラクターとの好感度を上げて、特別なエピソードを楽しんだり、デートを行うこともできる。キャラクターエピソードの後は、ヒロインから通話が掛かってくることも。ぜひ、お気に入りのヒロインとの仲を深めて、新たな一面を発見してみよう。

プレイヤーの選択が毎回異なる探索の体験を生み出す！

メインクエストを進めることで開放される「メイズ探索」は、編成したチームのキャラクターを強化しながらメイズの最奥まで進むローグライトなダンジョン探索系コンテンツ。

ダンジョン内では、ルートを進むごとに発生する敵との戦闘イベントがプレイヤーを待ち受けている。キャラクターの編成や育成状況だけでなく、その場での選択が攻略の成否を左右するため、毎回異なる新鮮さを楽しめるのがポイントとなっている。

このコンテンツで一定数までルートを進めると探索中に入手したタツミヤ鉱を用いて、特定キャラクターのステータスアップ効果が作用する「アーティファクト」や「タイプ装備」を選択できる「チューンナップ」に入れる。ここで獲得した強化装備は、メイズ探索をさらに有利なものにしてくれるだろう。

さらに、キャラクター育成には欠かすことができないスキル強化用のアイテムなども交換可能。ランキング要素まで存在しているほか、1ルートは比較的コンパクトに遊び切れるので、つい「もう1回だけ」と繰り返し挑戦したくなる。

メインストーリーの合間に気軽に挑戦するもよし、キャラクターを鍛えるために何度も潜るもよし。少女たちとの学園生活だけでなく、世界観に合わせたダンジョン探索（メイズ探索）を味わえるのも『マブガル』ならではの魅力と言える。

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学園ラブコメ×放置RPGが生み出す全く新しい「マブラヴ」

気軽に触れられて、じっくりと愛せる新シリーズが登場！

『マブラヴ ガールズガーデン』は、これまでのシリーズが築き上げてきた重厚な物語とはまた違った、“学園ラブコメ”を軸とする新たな「マブラヴ」。
キャラクター配置だけで楽しめるシンプルなバトルや、スキップ・倍速によるテンポの良さは、忙しい日常の中でも気軽に遊べる大きな魅力となっている。また、恋愛アドベンチャーのエッセンスが色濃く残されているため、好感度アップやデートを通してヒロインの新しい一面を発見する楽しみもある。

さらに、メイズ探索のようなローグライトのやり込み系コンテンツが、ただのカジュアルRPGに収まらない、運営型ゲームの奥深さを与えていると思う。育成と探索が自然に噛み合い、プレイヤーの手で少女たちを導いていく感覚は、作中の主人公とまるでシンクロしているかのようだ。

放置で気軽に遊べて、気づけばヒロインと物語にも夢中になれるというイマドキの遊び心地は、『マブガル』が作り出すシリーズの“新章”と言うべき体験かもしれない。過去作からシリーズを追い続けてきたファンはもちろん、新たに「マブラヴ」の世界に触れるプレイヤーにもおすすめできるタイトルだ。

なお、作中に登場するMGは原作に登場する機体をベースにリデザインされたものだという。『アーマード・コア フォーアンサー』『ゼノブレイドクロス』といった人気作に関わった稲田航氏がリデザインを担当している。

『マブラヴ ガールズガーデン』基本情報

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