『崩壊:ネクサスアニマ』のCBT「進化テスト」が開催されている。本稿では先行レポの模様をお伝えしていこう。
『崩壊:ネクサスアニマ』ってどんなゲーム?
『崩壊:ネクサスアニマ』は、HoYoverseが手掛ける「崩壊」シリーズの最新作で、アニマ育成アドベンチャー戦略ゲームである。不思議な生物「ネクサスアニマ」と絆を結んで仲間にしていき、育成や「ネクサスバトル」を行っていく。戦闘システムは、事前の編成や配置が勝敗の鍵を握る「オートチェス風」だ。今回のテストではiOS/Andriod/PCの3種からプレイ環境を選ぶことができた。

「崩壊」シリーズならではのシリアスな展開と、分岐を採用した“自分だけのゲーム体験”が味わえる選択肢による分岐も魅力の一つ。可愛らしいアニマたちに癒やされながらも、本格的な戦略とやりこみ、そしてHoYoverseの魅力である、ほっこりしながらも白熱できるストーリーを堪能できるぞ。
“分岐する物語”が良質なゲーム体験を生む
さて、CBTというのは、案外と「事前に抱いていたイメージと違う!」と驚かされることが多い。「今回のCBTで明らかになったこと」などはもちろんその典型例だが、「印象が薄いシステムが、実際に遊んでみると非常に面白い!」ということもあるのだ。

今回の『崩壊:ネクサスアニマ』CBTはまさにそれだった。筆者の心を動かしたのは「主人公のステータスによって選べる選択肢が変化する」点だ。正確にいうと、“HoYoverseのストーリー”がやっぱり面白いと思わせられたこともある。
このステータスというのは複雑なものではなく、「身体能力」「魅力」「知力」にステータスを0から10まで割り当て、主人公の性質を定めていくというものだ。これによって「選べる選択肢」が変動していく。ゲーム中にもこの数値は変動させられるが、まずはじめに“自分の主人公像”を設定できるのだ。コンソールゲームにおいて時々見るシステムではあるが、ストーリーメインのライブサービス型(運営型)ゲームでこれを見るのは珍しい。
ちなみに、知力が0だと文字すら読めない一方で、知力8だと「知力そのものの代弁者。たった一言で人々を服従させられる」とか書かれている。振れ幅、すっごい。10になると未来予知とかし始めそうな勢いだ。今回は事前に用意されたテンプレートから選んでいく形式となっていたので、筆者は「身体能力7」「魅力3」「知力2」の「体育会系」でスタートした。身体能力7は「まるで天神の化身」らしい……!
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ゲームを始めてすぐ、この「自分だけの主人公のパラメータ」と「HoYoverseの物語」が相乗効果を見せていることに気づいた。冒頭は平和な街で「ネクサスアニマという生き物がどういう存在か、なぜ世界の中心であるか」という旨を、可愛らしい「ダーシア」と共に学んでいく導入だ。遅刻した主人公はダーシアを早速「気迫で圧倒して許してもらう」という作戦に出る。身体能力(7)に自信がありすぎて知力(2)がない女主人公。

クイズ大会では知力2(多分ギリギリ文字が読める知力)のためおバカな選択肢しか選べなかったり、大食い大会で驚愕の結果を残したり……。大食い記念メダルをダーシアにプレゼントしようとするも、食い気味に拒否されるコミカルさがいかにもHoYoverseらしい。
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本作は、「すべてのユーザーが限りなく同じストーリーを味わえるように」ではなく「すべてのユーザーがオリジナルのゲーム体験をできるように」と意識されているように見える。全てを回収できるとしても、どれを一番に遊んだかでゲーム体験は変わってくる。この平和な世界で、自分だけのゲーム体験をダーシアと紡いでいくのが『崩壊:ネクサスアニマ』……と思っていたら、全てが崩壊した。
全てが幻だった…突如“崩壊”する世界、迫る「刃」たち

さて、そんなこんなで平和な世界を謳歌していると、主人公は世界の興亡に関わる大きなキーマンだったことが明かされ……さまざまな思惑から「パラヤヤ」「アモルファイロン」、そして『崩壊:スターレイル』ユーザーにはお馴染みな「刃」に追われていることが明らかになった。

なんと主人公のいた世界は「主人公を閉じ込めるだけの幻の世界」であり、ダーシアですらこの世界の作り出した幻影だったと、主人公の逃亡を手助けする“パン頭”に告げられる。

敵の猛威は凄まじいもので、偽りの世界は崩壊。主人公たちは逃げるしかない。緊迫した空気である。刃はやはり最強と言われているようで……正直、彼岸花が咲いた際には『崩壊:スターレイル』プレイヤーでもある筆者は「刃ちゃん来た!」とテンションが上がってしまった。
しかし、この世界では“全ての争いはネクサスアニマを使ってのバトル(ネクサスバトル)を通じて行われる”のだ。それは刃も肉体派な主人公も例外ではない。例外ではないのだが、刃ちゃんはネクサスバトルも強かった。

ここからさらに因縁を持ったキャラが乱入したりと、話はどんどん加熱していくが……これらはこれから先の物語に通じる箇所で、実際にプレイして確かめて欲しい。語りたい気持ちをグッと抑えて筆者の感想を述べると、“崩壊シリーズらしい楽しみ”は確実に存在していた。やはりHoYoverseのストーリーは秀逸だ! 一度でもHoYoverseタイトルで胸躍ったことがある方は、『崩壊:ネクサスアニマ』に期待してもいいだろう。
「ナナフィ」「オットー」登場!なぜか冤罪で捕まりやすいというオットー
そして、主人公は半ば見逃される形で、虚構の世界ではない「イアタウン」に飛ばされることになる。

余談だが、「崩壊」シリーズは別のシリーズ作品で同姓同名の人物が出たりするので、ここに出てきた刃が『崩壊:スターレイル』の刃ちゃんと同じ存在とは限らない(逆に、あえて同じ人物の可能性もある)。それを念頭に置いた上で、「イアタウン」にて主人公が出会ったのは、「ナナフィ」「オットー」という二人組。この「オットー」という名前も、『崩壊3rd』で馴染みがある名前。似たビジュアルの「羅刹」も『崩壊:スターレイル』に登場している、シリーズファンにはお馴染みの「何か企んでいるような顔」なのだ!

「ナナフィ」「オットー」はどうやら仲間といえる関係性になりそう。ナナフィはともかく、オットーが仲間って不穏だな……と思っていたら、シナリオの中にはそれ(ユーザーの猜疑心)を意識したかのようなネタも登場し笑わせてもらった。

この世界のオットーは不運体質で、巻き込まれ体質&周囲の人に疑われやすいらしくて、「放っておくと何故か逮捕か入院かしちゃっている」とのこと。道を間違えてアニマの違法取引現場に迷い込んだり、気絶した観光客を介抱して犯人と間違われたりしているらしい!
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そのおかげか、常に安全策を意識するネガティブ思考がチラチラ見えて結構好きになれる。一方で「ナナフィ」は、ノンストップな好奇心ガールといった感じだ。オットーのネガティブがナナフィのブレーキになり、ナナフィの行動力がオットーの世界を広げているような関係性。
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ちなみに序盤ではオットーの家に泊まるかナナフィの家に泊まるかを選択することができた。なんとこの選択によっても物語は分岐していく。本作では「無限の渦」というシステムによって、“物語の分かれ目”まで時間を遡ることができる。マルチエンディングシステムのゲームであり、その選択を回収していくこともできるやり込み型のゲームでもあるのだ。

ストーリーでは(同一の存在かはわからないが)、『崩壊3rd』主人公と同じ名前の「キアナ」など、矢継ぎ早に魅力的なキャラが現れる。おそらく、彼ら彼女らも分岐に関わっていくのだろう。
ネクサスバトルは事前編成がカギを握る!?
次は本作の世界の根幹をなす『ネクサスバトル』について触れていこう。ネクサスバトルは、先ほども述べた通り「この世界の戦いはすべてこれに置き換わっている」というほどの重要な要素。ストーリー的にも、システム的にもメインコンテンツと言えるだろう。

こちらはオートチェステイストのバトルとなっている。事前に編成し、設置したアニマたちの行動を見守るのだ。ここに介入できるのは「鏡心」というコマンドのみ。これは、要するにキャラクターが発動する必殺技だ。「鏡心」には三人まで設定することができるので、攻撃のみならずバリアや回復など、戦いを有利に進められるものを設定していきたい。

ここでは、同じ属性のキャラクターを編成することでバフがかかる。たとえば「現実」属性のアニマを入れることで、“空想家”デバフを相手に付与することができる。
しばらく遊んだ感想として本作は事前の編成でバフ、デバフを意識することが重要になってくるだろう。同じ戦力の相手同士が戦っていくのだから、いかに有効に相手の戦力を削っていくか考えないとならなくて、それには「バフ・デバフ」という“特殊効果によるステータスの変化”が重要になってくるのだ。
この「特殊効果による戦力向上/相乗効果」においては『崩壊』シリーズが得意とするところ。最強の編成、最高の相乗効果を探すのは中々にやり込みがいがあるはず。
要約すると、「ネクサスバトル」で重要になるのは「アニマ」「鏡心(キャラ)」のふたつ。基本は、“事前編成で練った作戦”がうまく行くように祈り、ここぞというときに戦局を変える「鏡心」を放つ。

そして本作は「フレンド同士でのバトル」も可能だ。つまり、友人とゲームさながらにネクサスバトルを行うこともできるし、その気になればガチの“最強のチャンピオン”を目指すことも出来るだろう。
「ネクサスバトル」は、おそらく対人戦が盛り上がるほどに戦略性を重視しているコンテンツだ。オートチェスはやることが少ないため、一見シンプルに見える。しかし本作はそうではない。これから発見されていくであろう“強い組み合わせ”などを探してその奥深さを味わってみるのも良いだろう。
探索と交流が楽しいホームシティ「イアタウン」
そして、イアタウンはかなり探索しがいのある街だ。オープンワールドではないが、工夫次第ではいろんな場所に行けてしまいそうな広さと奥行きを持っている。ざっくり言うと、“ゲーマーが寄り道して時間を潰すのにぴったり”だ。
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仲間になったアニマの中には、背中に乗せてくれる馬形の存在もいるし、トランポリンのように高所にジャンプさせてくれる者もいる。これらによって移動できる場所は増えていくだろう。そして、この街の至る場所にネクサスアニマはうろついている。イアタウンはプレイヤーが世界観を楽しむホームシティであると同時に、ネクサスアニマが大量に生息している「フィールド」でもあるのだ。

基本、こちらから戦いを挑まない限り何もしてこないため安心して欲しい。ネクサスアニマを仲間にするには、ネクサスバトルを通じての「ネクサスリンク」で行える。これは心を通じ合わせるようなやりとりだ。つまり、バトルとは述べていても、別に彼らに酷いことをしているわけではないので、安心して戦って欲しい。
たとえばあるアニマと一緒にシーソーに乗った……絆が深まったような気がするので、さぁバトル!なんて展開でもいい。
HoYoverseの魅力が詰まった期待作!
今回遊んでみて、『崩壊:ネクサスアニマ』は「崩壊」シリーズらしく、熱さと陰謀などの物語的な密度がありつつも、クスリと笑わせてくれるライトさが共存しているストーリーだと感じられた。そしてネクサスバトルは、おそらくかなりの戦略性を伴ったものになっていくだろう。
HoYoverseタイトルにハマったことがある方なら、おそらく本作も気に入るはず。気になった方はぜひ正式リリースに向けた展開を見逃さないように、『崩壊:ネクサスアニマ』の情報をチェックして欲しい。
『崩壊:ネクサスアニマ』基本情報
| タイトル名 | 崩壊:ネクサスアニマ |
|---|---|
| 配信日 | 未定 |
| ジャンル | アニマ育成戦略ゲーム |
| 価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
| 対応機種 | iOS/Android/pc |
| 会社 | HoYoverse |
| 公式サイト | 『ネクサスアニマ』公式サイト |
| 公式X | 『ネクサスアニマ』公式X |
| 権利表記 | © COGNOSPHERE. All Rights Reserved. |






































