ニーア レプリカントの「仮面の民の正体」について掲載しています。仮面の民の正体、仮面の国の掟について、仮面の民の掟と考察等をまとめていますので、NieR Replicant ver.1.22(PS4/PC/Xbox)の考察にお役立てください。
本記事の掲載内容は、ニーアレプリカントのネタバレを含みます。
ストーリーを新鮮に楽しむ機会を損なう可能性がありますのでご注意ください。プレイ後に考察を楽しむ際にぜひお役立てください。
「仮面の民」の正体
「日本人」の成れの果て
ゲーム内にて明確な表記はありませんが、仮面の民は「未来の日本人」の姿です。建物に関しても、「砂の神殿」はショッピングモールのような現代の建物の廃墟をベースにしたイメージで作成されています。また、墓場などの存在から土葬文化であることも確認ができ、日本文化の名残の一つであると考えられます。
言語も日本語が元になっている
彼らの言語は造語であるものの、専用の変換ツールを使用し、「ひらがな」をベースにセリフが作られています。セリフへの変換は、「ひらがなのセリフ」→「文章の変換ツール」→「仮面の民のセリフへ」という手順で作成されています。しかし「文章変換のツール」にバグが存在しており、一部の単語が「日本語」から変換がされませんでした。
変換ツールのバグはあえて修正されず、仮面の民たちのセリフは「元々は日本人であった」という設定を裏付けするものとして残されることとなります。
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仮面の王のプロフィール
「仮面の民」の掟
戸籍がない住人は喋ってはいけない
「戸籍がない住人は喋ってはいけない」という掟から、仮面の民は国の部外者からの干渉を極度に嫌がっているのではないか、と考えられます。しかし、主人公たちとは比較的友好に接していることから、「恩人」という存在は非常に特別であるのかもしれません。
昼間から飲酒をしてはならない
『シノアリス』とのコラボにて判明した「掟451:昼間から飲酒をしてはならない」という掟から、掟で縛る必要があるほど酒好きが多いと考えられます。
数万という掟があるにも関わらず、割り振られている番号が「451」ということを考えると、かなり古くからある掟であると考えられますが、最終的にこの掟は撤廃されてしまいました。
身分にあわせた高さの住居に住むこと
フィーアの道案内にて知ることのできる掟の一つから、日本特有の土地に対する意識の名残があると考えられます。地盤が安定し、明るく高い位置にある土地(地価の高い土地)には身分高い人間が。流砂が近く流される危険があり、影になる低い土地(地価の低い土地)には身分の低い人間が。流砂という現代の「川」にあたる物により、古くから水害の多いの日本特有の土地に対する価値観を感じる事ができる掟の一つです。
他作品での「仮面の民」
「ニーア・オートマタ」
「ニーア・オートマタ」には、仮面の民達はでてこないものの、砂漠地帯にて「仮面を付けた機械生命体」が登場します。
仮面を付けた機械生命体達は仮面を付けていたり、石版に描かれた掟を守って行動をしています。仮面の民は既に滅んでしまっていることを考えると、石版から仮面の民の生活を学習し、行動を模倣した機械生命体である可能性が考えられます。
『シノアリス』
シノアリスとのコラボに、フィーアと仮面の王が実装されました。コラボシナリオへの出番はなかったものの、仮面の国の掟と、仮面の副官にまつわるウェポンストーリーが実装されました。
「侘寂」
『掟0:気に入らない掟は、村の住民投票で変えることができる』
私は王の側近、副官であります。今まで掟は絶対的なものでしたが、変えたい掟に一票を投ずる『投票の儀』を行うこととなりました。さて、投票箱にはどんな意見が来ているのか……『掟451:昼間から飲酒をしてはならない』
変えたい理由の欄には、お酒が好きだから……やはり匿名の投票では、このような私利私欲を満たすだけのお件も見受けられますな。
もっと民意を反映できる仕組みに改善しなくては。『掟356:王への謁見は1日に1度までとする』
変えたい理由は、もっと王と一緒に居たいから……?これはもしやフィーアが……いやいや、あの真面目な娘に限ってこのような惚気た意見は出しますまい。ひとまず次の意見を……『掟68:王の側近は、常に王の傍らで奉仕すること』
理由の欄には、いつもありがとう。たまには休んでくれ……まさか王が投票を?長年従事した身として感激ですぞ。民も私の働きを見ているはず。賛同してくれるに違いありません。※厳正な審議の結果、今回は投票の多かった『掟451:昼間から飲酒をしてはならない』が廃止されることとなった。
『シノアリス』より