2020年10月28日配信予定の新作アプリ『オクトパストラベラー 大陸の覇者』の先行プレイレポートをお届け。気になるゲームシステムや魅力を余すところなくご紹介!
※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。
どんな作品?
200万本越えの大人気RPGの正統続編!
2018年、Nintendo Switchにて発売されたファンタジーRPG『オクトパストラベラー』は、昔ながらのドット絵に3DCGの画面効果を加えた「HD-2D」、懐かしくも新しいコマンドバトル、8人の主人公たちが織りなすストーリーが日本のみならず世界中で話題を呼び、世界累計出荷・ダウンロード販売本数200万本を突破する大ヒットを記録した。
来たる10月28日にサービスが開始される『オクトパストラベラー 大陸の覇者』は、そんな『オクトパストラベラー』の正統続編にあたるスマホ向けシングルプレイRPGだ。前作の数年前を舞台に新たなストーリーが語られる本作は、事前登録が70万人を超えるなど、配信前から既にゲーマーの注目を一身に浴びるタイトルとなっている。
美麗なドット絵で紡がれる極上の物語
全く変わらない「HD-2D」と「BGM」の美しさ
ゲームの解説に入る前に、何よりもまずはこちらのスクリーンショットを見て欲しい。昔懐かしのドット絵と現代の3DCGの融合による幻想的なグラフィックは、プラットフォームをスマートフォンに移してなお、不変のものであることがお分かり頂けたかと思う。
また、前作に引き続き音楽は西木康智氏が担当。生演奏収録による壮大なゲームサウンドは、もはやオクトパストラベラーの代名詞といっても過言ではないだろう。未視聴の方は是非一度、上記の動画を再生して頂き、本作の雰囲気を肌で感じてもらえれば幸いだ。
大陸の覇者と戦う「一人プレイ専用」RPG
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』の舞台は、前作と同じ「オルステラ大陸」。「富・権力・名声」を極めた3人の巨悪が牛耳る大陸で、“指輪に選ばれし者”であるプレイヤーは、長きに渡る旅を通じて彼らと対峙していくことになる。なお本作にはマルチプレイ要素は一切存在せず、CSタイトル同様自分のペースでじっくりと進めていくことが可能となっている。
8人のキャラクターから1人を選んだ前作とは異なり、本作の主人公は「64人の旅人」全員であり、導き(※詳しくは後述)で出会ったキャラを自由に主人公設定できる。代わりにプレイヤーはゲーム開始時に3人の巨悪から一人を選択するのだが、選んだ相手と最初に出会うことになるほか、それに伴ってスタート地点も全く異なってくる。ただ最終的には3人全員と戦うことになるらしいので、あまり悩みすぎずに直感で選ぶのがいいだろう。
広大な世界を自由に冒険できるのが本作の魅力だが、一方で移動が面倒にならないよう、様々な工夫が施されている。一度行ったことのある街にはファストトラベルによって一瞬でワープできるし、フリックでダッシュ、アイコンをタップすればオート移動と、スマートフォンに最適化された操作性がユーザーフレンドリーな手触りを実現している。
今作から入っても全く問題なし!
『オクトパストラベラー』というシリーズにおいて「メインストーリー」は心臓部にあたるため、あらすじ以上のことを述べられないのが心苦しいところだ。だが筆者がプレイした限りでは、強く訴えかける骨太なシナリオに心を揺り動かされ、再び「オクトラ」が遊べるという喜びを改めて噛み締めたことだけはお伝えしておきたい。
また地味ながらも非常に重要な点として、舞台は同じオルステラ大陸ながらも、前述の通り『オクトパストラベラー』の数年前が描かれるが故に、(シリーズファンは勿論のこと)本作から入る方にとっても一切の予備知識なしで楽しめるというのは極めて嬉しい要素と言えるだろう。シリアスながらも王道中の王道を歩む筋書きは、誰にでも触りやすい内容になっていると断言できる。
中毒性の高いタクティカルなコマンドバトル
じっくりと考えられる戦闘システム
本作の戦闘は、とっつきやすいターン制のコマンドバトルとなっている。各キャラの「たたかう」や「バトルアビリティ(SPを消費する特殊技)」といったコマンドを選択したのち右下の攻撃ボタンを押せば、画面上に表示された行動順で敵と味方が戦闘を行う。時限要素なくじっくりと思考できるバトルは、オールドスクールな作りのRPGを愛する貴方にピッタリのものだ。ただその一方で、戦略性を大いに高める独自要素が高く評価されているのもシリーズの大きな特徴である。
ぶっ放す快感が心地よい「ブースト」
その代表例が「ブースト」だ。各キャラはターン開始時にBPを1回復するのだが、これを消費することで攻撃の威力が大幅に上昇するのだ。なおブーストは最大3段階まで行うことができ、ブーストを行なったキャラは次のターンはBPを回復しないという特徴がある。そのため例えば最初はブーストなしの「たたかう」を行い、BPが溜まったタイミングでSP消費の激しいアビリティをMAXブーストで打ち込むといった戦略が考えられる。
「ブレイク」の活用が勝利の鍵
敵キャラクターの下にあるアイコンは「弱点」を示しており、剣や弓といった武器種、炎や氷といった属性を意識して的確に弱点を突くことで「シールドポイント」を減少させられる。これが0になると「ブレイク」状態になり、その敵は1ターン行動不能&防御力が大幅ダウンするため、総攻撃を仕掛ける大チャンス。ターン制バトルにおいてその威力は絶大であり、特にボス戦などでは必須とも言えるテクニックだ。
8人パーティが生む「押し引き」の概念
このあたりでCS版プレイ済みの方から「人数!人数!」というツッコミが聞こえてきた気がする(?)ので言及すると、本作のバトルは前衛4人+後衛4人の8人パーティ制となっている。行動が行えるのは前衛のキャラのみで、敵の攻撃も(基本的に)全て前衛が受けることになる。一方の後衛はターンの度にHPとSPが10%回復する。交代はいつでもできるので「ピンチのキャラを後衛に」「BPが溜まったキャラを前衛に」といった押し引きが可能となっているのだ。
痒い所に手が届く便利な機能たち
未プレイ者には見慣れないであろう「支援者」は、文字通り支援者をバトルに呼び出し、そのキャラが持つ支援技を使用することができるコマンドだ(加入のさせ方は後述)。他にも倍速設定や全員交代、オールブースト、コマンド記憶など欲しいと思う機能が全て整っている。『オクトパストラベラー』シリーズの戦闘が評価されているのは、その戦略性もさることながら、こうしたシステム周りのストレスフリーな設計によるところが大きいのでは無いかと個人的には感じている。
ここがポイント!
全てのキャラクターに物語がある
気になる旅人たちの勧誘方法だが、本作では「聖火の導き」と呼ばれるガチャによってキャラクターを仲間にすることができる。ガチャ方式を採用していることもあってキャラ数は64人と前作の比ではなく、また最大8人で戦えることも相まって取り得る戦術の幅が大きく広がっている。加入時の一枚絵とキャラ説明も手が込んでおり、直ぐにお気に入りのキャラが見つかるはずだ。
旅人一覧はこちら
そんな旅人たちだが、仲間にした後は更なるお楽しみが待っている。全てのプレイアブルキャラクターに、専用の「トラベラーストーリー」が用意されているのだ。メインストーリーとは異なるクエストの存在はゲームボリュームを何倍にもするのと同時に、キャラ一人ひとりの個性を濃密に描写してくれるものであり、仲間の新たな一面を垣間見ることで愛着がより一層深まることだろう。
そして「全てのキャラクターに物語がある」というのは、何もプレイアブルキャラに限った話では無い。街で声をかけられる一人ひとりの住民にも、しっかりとしたバックボーンが用意されているのだ。こうしたフレーバーテキストは攻略上は意味のないものかもしれないが、こと『オクトパストラベラー』においては、作品の根底をなす世界観の構築に極めて重要な役割を担っているのだ。
没入感を高めてくれる「フィールドコマンド」と「影響力」
前作で非常に評価された「フィールドコマンド」は、本作にもしっかりと継承。街ゆく住人から「聞き出す」ことで、彼らから持ち物を入手したり、支援者として雇うことができる。ただそれには“交渉”が必要で、相手が「富」を求めるならリーフ(お金)、「権力」を志向するならバトル、「名声」を欲するなら運であなたの力を見せつける必要が出てくる。
この交渉を有利に運ぶために重要なのが、オルステラ大陸で主人公たちが持つ「影響力」だ。影響力は富・権力・名声の3つに分かれており、対応するクエストのクリアや功績(ミッション)の達成で上昇していく。影響力が高まれば交渉がスムーズに運ぶだけでなく、トラベラーアビリティという旅団全体が得られる能力もゲットでき、より快適な旅を送ることができるようになる。
やり込みがいのある育成システム
RPGとは切っても切り離せない関係の装備品だが、本作ではバトルや交渉で素材を集め、それらを鍛冶屋に持っていくことで装備を作ってもらうスタイルとなっている。単にショップで“ありもの”を買うわけではなく、ましてや泣きながらガチャを回しまくって手に入れるわけでもなく、激戦のバトルの末にやっとの思いで手に入れた強武器は、思い入れもひとしおだ。
そしてキャラ一人ひとりに設けられたアビリティの習得方法だが、本作では所謂スキルツリー方式を新たに採用。レベルアップで入手するJPを消費することで、プレイヤーの思い通りにキャラを強化していくことができる。旅人たちはこの「クラスボード」を星の数だけ所有しているため、出来る限り高レアリティの仲間を手に入れておきたいところだ。
先行プレイ感想
1年半前、「オクトパストラベラーの新作がスマートフォンアプリでリリースされる」との一報に、嬉しさと寂しさが入り混じる複雑な感情を抱いた方もいらっしゃるのではないだろうか。だが今回の先行プレイで確信したのは、この度配信される『大陸の覇者』というゲームアプリは、紛れもなく“あの”オクトパストラベラーだということである。
ここで、一目でわかるHD-2Dのクオリティや、戦略性に富んだコマンドバトルの面白さに前作のプレイフィールが思い起こされたと記せば、レビューとしては伝わりやすいのだと思う。だがそれ以上に筆者が「らしさ」を感じたのは、オルステラ大陸で生きる全てのキャラクターたちを、どこまでも深掘りしようとする変わることのない姿勢だった。
スマートフォンゲームでは特に、膨大な数のキャラクターが湯水のように消費されることが多い。だが本作では、登場人物一人ひとりに“物語”がある。キャラストーリーがあるゲームこそ珍しくないが、ふと声を掛けた老婆が往年の大女優だったことを知れる作品はそう多くないだろう。そして、そんな小さな驚きの集合で『大陸の覇者』の世界は構成されているのだ。
これはアプローチとしては近年のオープンワールドRPGに通ずるものであり、そう考えればファストトラベルの導入も納得だ。とかく懐かしさが強調されがちな本作だが、遊べば遊ぶほど今だからこそ実現した「新しさ」が浮き彫りになる。古き良きRPGの文法と、最新のシステムが奇跡の融合を果たした本作は、ゲームから離れていたファミコン世代からコアゲーマーまで、万人に勧められる作品だ。
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』の事前登録情報
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』では事前登録を実施中です。現在既に70万人を突破しています!
事前登録のやり方
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』の事前登録は、以下の方法で行うことができます
① | 公式サイトから入力フォームにメールアドレスを登録 |
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② | Twitterの公式アカウントをフォロー |
③ | LINEの公式アカウントを友だち追加 |
④ | GooglePlayにて事前登録 |
⑤ | AppStoreにて予約注文 |
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』事前登録特典一覧
事前登録者数 | 特典 |
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10万人達成 | 「ニンテンドースイッチ」と『オクトパストラベラー』ゲームソフトセットを8名様にプレゼント |
20万人達成 | 西木康智氏による新曲公開① |
30万人達成 | 『オクトパストラベラー』オリジナル・サウンドトラック(西木康智サイン入り)を抽選でプレゼント |
40万人達成 | 西木康智氏による新曲公開② |
50万人達成 | 西木康智氏による新曲公開③ |
60万人達成 | Amazonギフト券30,000円分と『OCTOPATH TRAVELER』ゲームソフトのセットを抽選で8名様にプレゼント |
70万人達成 | 「【限定】サウンドトラック&オリジナルスタンドのセット」を抽選で70名様にプレゼント |
『オクトパストラベラー 大陸の覇者』の基本情報
アプリタイトル | オクトパストラベラー 大陸の覇者 |
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配信日 | 2020年10月28日配信予定 |
ジャンル | シングルプレイRPG |
対応OS | iOS/Android |
事前登録 | あり |
価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
開発 | スクエア・エニックス |
公式サイト | 『オクトパストラベラー 大陸の覇者』公式サイト |
公式Twitter | 『オクトパストラベラー 大陸の覇者』公式アカウント |
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