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注目の新作ゲーム『鳴潮』の先行プレイレポートをお届け。先行プレイで判明した本作の魅力や注目ポイントをご紹介!

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『鳴潮』ゲーム紹介

クオリティの高さから注目を集めるオープンワールドアクションRPG

基本無料のオープンワールドアクションRPG『鳴潮』は、モバイルゲーム『パニシング:グレイレイヴン』で知られるKURO GAMESの最新作だ。iOS/Android/PC向けにリリース予定で、2022年よりゲームイベントへの試遊出展やクローズドβテストが随時行われてきたが、この度2024年5月23日に正式リリースされることが決定した。

美麗なグラフィックにスタイリッシュなアクション、敵の力を利用する個性的な「音骸」システムなど、配信前からクオリティの高さに多くの注目を集めている。公式YouTubeで公開されている開発者インタビューでは、より良いゲーム体験のためにCBTユーザーの意見を反映し、ストーリーを9割作り直すなどのエピソードが語られている。そんな開発者の熱意が伝わる『鳴潮』を、リリース直前のタイミングで先行プレイする機会をいただいたので、記事を通してどのようなゲームなのかについてお伝えしたい。ちなみに先行プレイはPC版にゲームパッドを接続して行っている。

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『鳴潮』ストーリー紹介

記憶喪失の「漂泊者」として世界を巡る没入感重視のストーリー

『鳴潮』の舞台は「悲鳴」と呼ばれる災害によって崩壊し、その後より出現した化け物「残像」が跋扈する終末世界。危険におびえながら文明を再建した人類は、身体に波形のような印「音痕」が刻まれた特殊能力を持つ人々「共鳴者」を中心に残像に対抗してきた。そのような世界で目を覚ました記憶喪失の共鳴者が主人公となる。自らを介抱してくれた「秧秧(ヤンヤン)」や「熾霞(シカ)」の導きにより、記憶を取り戻すため「漂泊者」として世界を巡る冒険に出かけるのが本作の導入だ。

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ポストアポカリプス世界で展開する物語は、各地で発生するがそれぞれ独立したシナリオではない。記憶喪失の主人公と同化しながら世界観キャラクターを描くものとなっており、常に目的意識を持って旅ができる上に、おつかい感が少なく「自分ごと」として没入できた。またストーリーには「主人公の正体とは」、「敵対する残星組織の目的はなにか」という要素が散りばめられており、この先はどうなるのだろうと熱中できるものに仕上がっている。なお以前のCBTではローカライズの不安定さが見られたとのことだが、今回プレイしたビルドでは違和感を覚えることなくスムーズにプレイできたこともお伝えしておきたい。

鳴潮_先行プレイ02▲記憶喪失の主人公を知っているらしい残星組織所属の「スカー」

美麗なグラフィックで描かれる暖かみのあるキャラクターたち

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本作をプレイしてまず驚くのがキャラクターグラフィックの美麗さだろう。アニメ調の3DCGが使用されているが、鮮やかに描かれるフィールドの色彩と調和するように、陰影や細部のディテールが丁寧にデザインされている。特に注目したいのが光の効果であり、日光に照らされたキャラクターの肌が赤みを帯びているさまは、息をのむほどに美しい。キャラクターそれぞれが個性豊かな部分も注目したい点で、たとえば序盤には心優しき風儀拳の使い手「鑑心(カンシン)」が登場するが、たまたま知り合った老人の孫を探しに危険な町の外に出かけようするなど印象的なシーンが多い。ストーリーを通して仲間にできるキャラクターたちに関心が持てるほか、ストーリー上で同行した際には「お試し」として操作できるのもアクションの手触りを確かめるのに最適だ。

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仲間となる共鳴者には、それぞれの背景を掘り下げる「連星任務(キャラクタークエスト)」が存在する。たとえば「凌陽(リンヨウ)」という獣のような耳と尻尾を持つ少年の連星任務は、お人よしな彼が獅子舞を通して人々を応援するあたたかい内容と並行して、「ちりんたらん獣」という謎の獣を追うサスペンス風味の物語が描写され、「獣」と「人間」を分ける「品」とは何かを問うものだ。このような心に残る短編ストーリーがいくつも存在しており、『鳴潮』の世界をより深く印象的なものにしていると同時に、もっとこのキャラクターを知りたい・触りたいという思いが生まれた。

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『鳴潮』システム紹介

シンプル操作で爽快でスタイリッシュなバトルが楽しめる

チームは最大3人編成で、自在に操作キャラクターを切り替えながらバトルを行う。攻撃手段は基本的に「通常攻撃」と通常攻撃ボタン長押しで発動する「重撃」、固有の「共鳴スキル」と必殺技「共鳴解放」の4つで構成されている。また攻撃をギリギリで躱すと「ジャスト回避」が発動し時間がスローになったり、金色のリングが発生した相手の技にタイミングよく攻撃を合わせると「逆転反撃(いわゆるパリィ)」が発生したりするなど、シンプルな操作でスタイリッシュなバトルが楽しめるのも売りだ。

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鳴潮_先行プレイ07▲「共鳴解放」発動時には美麗かつ大迫力のカットイン演出が挿入される

キャラクター同士の連携も重要であり、攻撃や回避行動で溜まる「協奏エナジー」が最大の状態で仲間に操作を切り替えると、退場キャラクターが「終奏スキル」、入場キャラクターが「変奏スキル」という特殊スキルを発動する。仲間と一緒に戦っているという実感が沸くとともに、終奏・変奏スキルもキャラ固有のため自分なりの戦略を組み立てて、理想のチーム構築を目指したいところだ。

先行プレイでは、夜帰軍団長「忌炎」を操作してボスに挑むパートが存在。忌炎は攻撃を行うことで「破陣値」という固有ゲージを上昇させていき、「共鳴解放」後に「破陣値」が一定以上溜まっていると、通常攻撃が強化される性能だ。このようにキャラクターそれぞれが個性的な性能をしており、操作しているだけで楽しいのも本作のポイントである。ボス戦も回避やパリィを駆使しながら相手の隙をうかがうヒットアンドアウェイが重要で、試行錯誤しながら無事突破できたときは、しっかり達成感が味わえる歯ごたえのあるものに仕上がっていた。

体力の消耗無しにオープンワールドを自由に探索できる

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本作はジャンル名どおりオープンワールドを採用しており、プレイヤーはあらゆる場所を登ったり滑空したりすることが可能で、目に見えるところはすべて行けるのも大きな特徴。フィールドの起伏を踏破するときに操作の必要はなく、パルクールのように走ったままシームレスに登ったり高速移動したりすることが可能で、ゲーム開始時から好きなエリアを巡ることができる。ただ垂直の壁を登る時だけ体力消耗があるため、その点には留意してほしい。

また周囲の様子を読み取る「スキャン」や、離れた地点まで跳躍できる「鉤縄」などのグッズが用意されているため、移動面でのストレスはない。ロケーションも探索しがいがある入り組んだ都市部から、鬱蒼とした森に薄暗い洞窟など多数用意されており、次はどんな場所にいけるのだろうというワクワクが、世界を歩き回る行為自体に楽しさを付与していた。またパズルやタイムアタックを題材としたミニゲームもフィールド上に点在し、クエストによっては2Dプラットフォームゲームのようなサイドビュー画面に切り替わるなど、バリエーションに富んだ体験が味わえる。このように探索のなかに短いサイクルで、発見と起伏が生まれるのもプレイヤーを飽きさせない要素の1つである。

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鳴潮_先行プレイ10▲「凌陽」の連星任務ではサイドビュー画面のダンジョンが登場

「音骸(エコー)」と呼ばれる収集要素が存在し、フィールド上で残像を撃破した際に確率で手に入る。キャラクターに装備させればステータスが上昇するだけでなく、バトル中に固有の「音骸スキル」を発動でき、強力な音骸をセットすれば大幅に戦力を高められる。「音骸スキル」には残像を召喚したり、自身が残像に変身して攻撃を行ったりなどの効果があるほか、属性が設定されてあり一定数揃えることで「ハーモニー効果」というパッシブ能力が付与される。また「音骸」には育成システムもあり、ボスに挑戦することで指定の音骸セットや、音骸をレベルアップさせるアイテムを入手することもできる。もし冒険の途中で不要な音骸が多くなってきたら、五つの音骸で新しい音骸に融合することができる。音骸は集めるほどに自身の戦略の幅が広がると同時に、収集デバイス「データドック」に経験値がたまり、音骸のレア度やドロップ率の向上・スタミナ上限の追加などの報酬が与えられ、探索やバトルを行うほどに自分が有利になる仕様だ。そして、フィールドにはトラフグ型の音骸グルッポを操作する「グルッポレース」など、多数のミニゲームが用意されているため、つい冒険の途中で自ら寄り道がしたくなるゲームデザインになっている。

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『鳴潮』先行プレイ感想

細部まで作りこまれた2024年屈指の注目作

『鳴潮』をプレイして感じたのは、「これほどに作りこまれたタイトルが基本無料で楽しめていいのか」ということだ。記憶喪失の漂泊者や謎めいた敵対組織が繰り広げる先が気になるストーリーをはじめ、美麗で暖かみを感じさせるグラフィック、シンプルかつスタイリッシュに楽しめるバトル。そしてオープンワールドの探索を引き立てる、多数のコンテンツが絡み合っている。本作に触れたのは今回の先行プレイがはじめてだが、極めてハイクオリティなタイトルで、2024年屈指の注目作であることは間違いないだろう。本記事を見て気になった読者は、ぜひダウンロードして自らの手で体験してほしい。

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現在「音骸召喚キャンペーン」として、2024年6月6日19時00分まで特設サイトにて音骸のガチャを引き、ゲームに1体持ち込むことが可能な施策が行われている。最高レアである「星5音骸」も入手できるほか、ガチャを引いて図鑑をコレクションした数に応じた報酬も手に入るためチェックしてほしい。また『鳴潮』公式Xアカウントでは、賞品が当たる「 #荒波に抗え +応援コメント」引用リポスト応募や、リリース直前生放送に合わせたキャンペーンなど数々の施策が実施されてきた。今後もこのような豪華施策が展開されていくため、公式アカウントに要注目だ。

リリース記念ソング「荒波鳴踊(コーハメイト)」のMVが初公開!

歌唱は人気歌手/アーティストの玉置成実さんが担当!
「荒波鳴踊(コーハメイト)」はタイトルの通り、「鳴潮」への思いを入れ込んだスタリッシュな楽曲とリリックで織り交ぜた一作となり、漂泊者の皆様、是非ご視聴ください!

ー 心を鳴らして、荒波と踊れ! ー

漂泊者の皆様に、是非是非ご視聴くださいませ!
▼MVのご視聴リンク:
https://youtu.be/ut5iYjY2Q4k

『鳴潮』基本情報

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タイトル名 鳴潮
ジャンル オープンワールドARPG
価格 基本無料(一部課金要素を含む)
対応機種 iOS/Android/PC
『鳴潮』
ストアページ
iOSAndroidWindows(Epic Games Store)
公式サイト 『鳴潮』公式サイト
公式X 『鳴潮』公式X
公式YouTube 『鳴潮』公式YouTube
権利表記 ©KURO GAMES. ALL RIGHTS RESERVED.
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この記事の執筆者
SIGH_icon SIGH
フリーのゲームライター。RPGとADVと猫が好き。
人生を変えたゲームは、科学アドベンチャーシリーズの『CHAOS;CHILD』

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