2022年2月17日配信予定のモバイル版『ビビッドナイト』先行プレイレポートをお届け。気になるゲームシステムや魅力を余すところなくご紹介!
※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。
『ビビッドナイト』ゲーム紹介
新感覚の「パーティ構築型ローグライク」
「ローグライク」という言葉に惹かれるゲーマーは数知れない。またその意味を知らなかったとしても、『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』にどっぷりハマったという経験をお持ちの方は多いのではないだろうか。入るたびに形を変えるダンジョン、一度負けてしまえば全ては最初からという硬派なゲーム性は、誕生から40年以上たった今も愛され続けている。
そんなゲーム史上類を見ないほどに長い歴史を持つ一大ジャンルに、彗星の如く現れた作品が『ビビッドナイト』だ。昨年PC版とNintendo Switch版でリリースされるや否や、その飛び抜けて優れたゲームシステムと可愛らしいキャラクターデザインにより、世界中のゲーマーたちを虜にした『ビビッドナイト』が、この冬ついにスマートフォンにやってくる。
探索の簡略化がローグライクに革命をもたらす
『ビビッドナイト』の主人公・輝石姫アメリは、とある王国のおてんばな王女。毎日こっそり城を抜け出していた彼女は、ある日宝石にされてしまった民を目にしてしまう。その原因が「黒の魔女」にあることを知ったアメリは、民を救うため、一人モンスターがうごめくダンジョンへと足を踏み入れるのだった。
こちらが本作のゲーム画面なのだが、もしかすると皆さんが抱く「ローグライク」のイメージと異なっている部分があるかも知れない。実は本作は、「アイテム落ちてないかな…?」と部屋の中をくまなく探す一般的な2Dローグライクとは異なり、一つの部屋の中を探索する要素が存在しない。
というのも、部屋に宝箱があれば即開けられるし、モンスターがいれば即戦闘が始まるという、極めてシンプルな作りとなっているのだ。なお部屋と部屋を結ぶ通路で戦闘が起こることはなく、プレイヤーは部屋から部屋へと次々に移動していき、時に戦闘を行い、時にお宝をゲットしながら、次のフロアへと続く階段を探すことになる。
マナの残量にご注意を
画面上に大きく表示されているバーは「マナ」の残量を指している。マナは一言で言えば「満腹度」を指しており、一回行動する(=隣の部屋へと移動する)と1減少する。マナが0の状態で移動すると体力が減ってしまうので、あまりワンフロアで粘りすぎてしまうと後々地獄を見る点には注意が必要だ。
なお「マナ」はフロアごとに全回復するため、ゲージ管理というよりは“過度な稼ぎ防止”という意味合いが強い。一応マナが微量に回復する「マナの源」というアイテムも用意されているため、探索が上手くいかず「あと少しで階段というところでマナが尽きてしまった…」という時にはこちらを活用するといいだろう。
ユニットたちを編成&成長させよう
ところで、『ビビッドナイト』においてモンスターと戦うのは、実はアメリではなかったりする。では誰が戦うのかというと、黒の魔女の手によって宝石に変えられてしまった騎士たち、通称「ユニット」である。
ゲーム開始時に3体から1体を選びお供とした後は、ダンジョン内において宝石を見つけて仲間を増やし、最大6体のパーティを編成する。なお本作の戦闘は完全オートで進行するため、編成の重要性は特大。「パーティ構築型ローグライク」と称されるのも納得だ。
加えて本作では、同一キャラ3体を合体させてアップグレードできる。高レベルユニットは非常に強力なため片っ端から集めたいところだが、パーティ6体+控え6体の計12体までしか基本的にはキープしておけないため、時に思い切りの良い取捨選択が必要になってくる。
シンボルを集めてパーティを強化
なお各ユニットは「シンボル」を持っており、パーティに入れることで効果を発揮する。例えばパーティ内に「盾」のシンボルが、2つあればターン開始時に味方全員にガード8が付与、4つあればガード20が付与、6つあればガード30が付与されるといった形だ。
そしてシンボルは、「アップグレードしたユニットに限り」手放しても所持し続けられる。そのため極限までパーティの戦力を高めるためには、ユニットを強化した上で手放すことが必須で、この一点だけを見てもアップグレードの重要性がお分かりいただけるかと思う。
出会ったモノをフル活用する「アドリブ力」が重要
無論、ダンジョン内で見つかるのはユニットだけではなく、ジェムやアクセサリーといったものも探索中に入手できる。ジェムはいわゆる消費アイテムで、戦闘中やダンジョン探索中に使うことで、敵にダメージを与えたり味方を回復したりすることが可能だ。
装備品に当たるアクセサリーは、種類ごとに「戦闘時に敵にダメージを与える」「控え枠が増える」といった様々な効果を持っている。またアクセサリーには何らかのシンボルもついており、巡り合わせ次第ではパーティを飛躍的に強化することも夢ではない。
また、探索中に見つかるという意味では、ダンジョン内のあちこちに点在している各種施設も見逃せない。ユニットの売り買いができる「宝石屋」や、ジェムをランダムに入手できる「錬金術屋」を上手く活用すれば、クリアがグッと近づくことだろう。
ガチャの存在がリプレイ性をさらに高める
冒頭にも述べたとおり、ローグライクは一度死んだら「はじめから」、言い換えれば経験値は“あなた自身”に入るという硬派なゲーム性が売りだが、『ビビッドナイト』においても積み重ね要素は全くないかというと、実はそうではなかったりする。それが「白の館」だ。
本作ではユニットやジェム、アクセサリーが最初から全て解放されているわけではなく、「白の館」内にあるガチャで引き当てて、初めてダンジョン内に現れるようになる。となれば気になるのは、ガチャを回すために必要な輝石の入手方法だが、こちらは「ゲームプレイでのみ」獲得できるため安心して欲しい。
このような「ダンジョンに潜って探索に没頭し、戻ってきたらガチャでユニットやジェムを解放、期待に胸膨らませてまたダンジョンへ…」というサイクルが本作の肝となる。少しずつ、だが確実に積み上げられていくあなたの経験と解放要素に、一度アプリを起動したら最後、プレイする手が止まらないこと請け合いだ。
『ビビッドナイト』先行プレイ感想
『ビビッドナイト』をプレイしていて非常に驚いたのは、そのテンポの良さである。ローグライクといえばマップの“延べ床面積”の広さに加えて、一手間違えたら即ゲームオーバーも珍しくないシビアさも相まって、1プレイが非常に長くなる傾向にある。だが本作では「探索の簡略化」や「オート戦闘」といった思い切ったシステムにより、プレイまでの心理的ハードルが極限まで下げられているのだ。
そして、そのようなシステム面の手軽さが、いつでもどこでも遊べるスマートフォンというプラットフォームと抜群の相性を見せている点も見逃せない。モバイル版ということで触り心地が気になっている読者の方も多いかと思うが、プレイする上で不便に思った点は全くなく、初めて触れる方はもちろん、他機種版をプレイ済の方でも違和感なく遊ぶことができるだろう。
言うまでもなく本作では、多額のリアルマネーによって楽々ダンジョンをクリアしたり、他プレイヤーに差をつけたりすることはできない。プレイヤーの知識と経験が全てという、ストロングスタイルを具現化したような『ビビッドナイト』は、「Pay to Win」という言葉が蔓延って久しいゲーム市場にあって、まさしく宝石のような輝きを放っている。
『ビビッドナイト』基本情報
タイトル | ビビッドナイト |
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ジャンル | パーティ構築型 ローグライク/ストラテジー |
プラットフォーム | PC(Steam)、Nintendo Switch、iOS/Android |
配信日 | 【PC(Steam)】 2021年5月27日 【Nintendo Switch】 2021年12月16日 【iOS/Android】 2022年2月17日 |
価格 | 【PC(Steam)】 通常版:1520円 OST版(ゲーム+サウンドトラック):2240円 【Nintendo Switch】 通常版:1520円 【iOS/Android版】 通常版:1220円(予定) |
対応言語 | 日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語 |
会社 | アソビズム |
公式サイト | 『ビビッドナイト』公式サイト |
公式Twitter | 『ビビッドナイト』公式Twitter |
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