注目の新作スマホゲーム『アッシュエコーズ』の先行プレイレポートをお届け。先行プレイで判明した本作の魅力や注目ポイントをご紹介!
『アッシュエコーズ』ゲーム紹介
数多の世界が交わり、やがて語られていく世界の全容。リアルタイムな戦略バトルも奥深いRPG
『アッシュエコーズ』は、UJOYGAMES LIMITED.が配信を予定しているスマートフォン向けのリアルタイム戦略RPG。複数の平行世界が交わる世界の中で、異世界から来た「同調者(エコーラ)」と呼ばれる、特殊な力を持った者たちを指揮して、さまざまな脅威に立ち向かうことになる。
本作は、刻一刻と変化を遂げるリアルタイムの戦況の中、パーティ編成された同調者たちを実際に指揮して、敵を殲滅していく戦略性の高さがウリ。また、フルボイスで紡がれるストーリーでは、プレイヤーと同調者たちの絆、人類と同調者の間にある溝といった社会性、数々の伏線が練られたミステリー要素など、バラエティ豊かに独創的な近未来の世界を描く。今回はゲームの正式サービスに先駆けて、先行プレイさせていただく機会に恵まれた。早速、『アッシュエコーズ』の魅力を紐解いていこう。
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『アッシュエコーズ』ストーリー紹介
物語冒頭から怒涛の展開。押し寄せる情報量の多さは今後の「伏線」へと繋がる━━
炎上する車、鳴り響くサイレン、朦朧とする意識。混乱を極めた街の中、頭に響いた誰かの囁き声により目を覚ました主人公は、災害の救助活動を行う少女・篠と出会うが、どうにも“何か”がおかしい。
篠はプレイヤーが勤務している大企業「S.E.E.D.」に身を置く同僚だ。何らかの災害が巻き起こって、その事件現場で目を覚ました主人公の記憶にある任務内容と、そこへやってきた篠から耳にする話は全く食い違っていた。自分自身がよく知っている世界の光景なのに、何もかもが変に思える違和感。主人公は冷静に仮説を立て、それを確認するため、災害の中枢となっているエリアへ篠と共に向かう。
異世界から送り込まれてきた正体不明の敵と道中で戦うも、篠からは「異核能力」を使って戦うように求められる。だが、今の自分にはその力も馴染みのない言葉だ。異核能力は、同調者が扱う特殊な力を指し示すが、この世界の篠はどうやら主人公を“異核能力を扱える人物として認識”している。
現場でほかの仲間たちと合流し、そこでようやくフラッシュバックしてくる自分自身の記憶。今現在の年代と時間を照らし合わせて状況を再確認してみると、自身のいる世界は約2年6ヶ月後の世界であった。だが、主人公はそもそも同調者ではない。そのため、立てられたもう一つの仮説は、自分がよく似た異世界へと迷い込んでしまったということ。真実を確かめるため、仲間たちと共に最奥へと向かうのだが……。
『アッシュエコーズ』は、複数の異世界と繋がる多元世界が認知された近未来SFのメインシナリオが特徴的だ。ここまで紹介した物語の導入部分だけでも、作中の世界観を構成するさまざまな固有名詞が登場している。それらを一つひとつ読み解いていくことで、初めて見えてくるシナリオプロットの重厚さと伏線の数々が魅力でもある。ただ、初見では一度にその全てを理解するのも難しいかもしれない。
そのため、ストーリーと一度でも登場した重要な固有名詞については全て「アーカイブ」機能へ収録。キャラクターの相関図や固有名詞の解説など、読み応えたっぷりなデータベースが構築されていくので、これらを読み直すことで、より物語の深みにハマっていける構成だ。
とはいえ、物語の大筋や展開が特別複雑過ぎるということでもない。冒頭でも軽く触れた通り、異世界からやってくる同調者と人間たちの確執だったり、主人公たちが立たされる窮地にどう対処していくかだったり、ときには組織のちょっとした日常生活を描いたりなど、物語に起伏を持たせつつも、多角的なテーマでプレイヤーをゲームの世界観へ引き込んでくれるストーリーラインだ。
そしてそんなストーリーラインであっても、プレイヤーが経験した冒頭プロローグの出来事や、思わせぶりな描写の数々は、多元世界を巡る物語を描く過程でプレイヤーの記憶をフラッシュバックさせる。点と点が線を結ぶシナリオ運びは、まさしくミステリー的と言うほかない。
個性豊かな同調者との出会い、行く先々で待ち受ける事件、異世界に接続された主人公のいる世界「森羅」が抱える問題など、『アッシュエコーズ』は多くの要因を絡めて骨太な一本のSFストーリーを魅せてくれる。
正式サービスが始まった際には、ぜひそうした世界観と物語の重厚感を楽しみながら、ゲーム内コンテンツの数々に触れてみてほしい。
『アッシュエコーズ』キャラクター紹介
強烈な個性を備えた異世界の同調者たち。特性ドリンクを提供してその人となりがわかるユニークさ
プレイヤーと共に戦う同調者は、皆異なる世界の文化を感じさせる、彩り豊かで魅力あふれる人物たちばかり。皆一癖も二癖もあるキャラクターに仕上がっていて、老若男女なラインナップだ。
しかし、中には明らかに“人”ではないモフモフな同調者もいて「戦場ではどんな活躍を見せてくれるのだろうか」と、プレイヤーの興味が唆られる。本作はアクションゲームでもなければ、コマンドバトル主体のRPGでもない。複数の仲間をリアルタイムにオペレートしていく「リアルタイム戦略RPG」。同調者たちの個性を活かし、上手くシナジーさせれば、誰もが戦場で輝ける切り札になり得る。
もちろん、『アッシュエコーズ』にもキャラクターのレアリティは備わっているし、単純なカタログスペックで比較すれば明確に強さのランクにも差が出てくるだろう。
だが、濃密なメインストーリーとキャラクターとの交流を通して描写された同調者の個性には、いずれもバトルにおける戦闘力の強さから惹かれるもの以上の魅力が確かに詰まっていると思うのだ。
戦場で肩を並べて戦う仲間のことを深く知りたいのならば、共に盃を交わすのが一番。本作では、異世界の同調者たちを「ティータイム」に誘うことができる。ゲーム内キャラクターとの交流要素と言えば、プレゼントを手渡すシステムが一般的だろうが、本作のティータイムでは、プレイヤーが用意したお手製ドリンクをプレゼントして、仲間との交流を深める仕組みとなっている。
用意した物の好みが合わなければイマイチな反応だし、適切な物であれば会話が弾む。グラスから氷の量、フレーバーの濃さに見た目を決定付ける最後のワンポイント。初めのうちは失敗こそ多いかもしれないが、推しと関わり続けることで好みを把握して、絆を深めていくのだ。流れとしても手料理を振る舞う感覚に近いので、理に適っていると言える。
今回の先行プレイでは、あえて口に合わないドリンクを提供するというちょっとしたイタズラ心も芽生えてしまった。ティータイムだけども、誘ったキャラクターごとに提供できるドリンクが異なっていたり、ティーノートからヒントをチェックしたりと、“遊び”としての側面は抑えている。
実際、ただプレゼントを渡すだけでは、プレイヤーの作業感を強めてしまうので、『アッシュエコーズ』のようにひと工夫趣向を凝らすアプローチは悪くないと思う。推しとのコミュニケーションは、決して作業ではなく尊ぶべき時間であってほしい。手塩にかけたお手製ドリンクで、ぜひとも気になるあの子との距離感を縮めていきたいところ。
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『アッシュエコーズ』システム紹介
指先ひとつで戦局は打開できる。リアルタイム進行の戦略バトル!
スマートフォン向けのRPGは今の時代、星の数ほどあるかもしれない。そんな中でも『アッシュエコーズ』のバトルシステムは、タワーディフェンスゲームのように軽快で奥深いストラテジー要素を備える。
プレイヤーは戦場に出撃させる同調者を合計8名(メイン4名+控え3名+サポート1名)選択してパーティを編成。挑戦するステージの勝敗条件に則り、戦いを進めていく。行動したキャラクターはアイコンが一時的にグレーアウトして、行動可能になるまでのクールタイムを待つ必要がある。そのため、仲間が孤立して、後から来る敵の増援に囲まれないよう注意するなど、先を見据えた采配も重要だ。なお、キャラクターを選択すると時間は停止するので、自分のペースで戦略が練れる。これは素直に嬉しいポイントだ。
戦闘中はキャラクターが自動的に標的を攻撃していく、いわゆるオートアタックが主なダメージソース。そこにキャラクタースキルと、キャラクターのポジション、キャラクターが狙う対象の3つが基本的な要素として絡む。どんな初心者でも、まずはこれらの基本を抑えておくだけで、それなりに戦えそうだ。
当然、本作のバトルはそれだけで成立しているわけではない。敵の種類に応じて、キャラクターの特性や属性を駆使するほか、戦場に影響を及ぼすオブジェクトをリアルタイムに活用するなど、戦略の幅は広い。たとえば炎上している床に雷元素の攻撃を加えると、特殊な反応が巻き起こって追加ダメージが発生する。ほかにも、遠距離攻撃を得意とするキャラクターならば、空中の敵に対して、安定したダメージを狙えるだろう。
一見すると要素が複雑に絡み合って難しそうに思えるが、バトルにプレイヤーの工夫を活かしやすいシステムなだけで、何かをしなければクリアできない、というギミック性の強い感触ではない。そこは戦略性が’重視されるゲームなだけあって、どういった作戦でそのステージを突破していくのかはプレイヤー次第といったところだ。逆に高難易度のコンテンツなら、こうした要素の前提を頭に叩き込んだ上で立ち回る方が、戦いやすいだろう。
また、手強いバトルよりも、メインストーリーを重視したいプレイヤーは、キャラクター育成だけでも十分クリアが狙えるはず。オートモードによる自動戦闘も快適だし、各キャラクターへの指示は、指先ひとつで手軽に行える操作感。バトル中のスキルカットインも挿入され、直感的にも視覚的にも楽しめるゲームシステムと言える。
『アッシュエコーズ』先行プレイ感想
手軽で奥深いゲーム性と昨今のスマートフォンゲームに引けを取らない作り込み。本作の独自性に多くのコアファンが生まれることにも期待!
リアルタイムストラテジーなど“リアルタイム進行”の戦略ゲームは、元来好みが分かれやすいもの。なにせ戦略をじっくり考えたいプレイヤーなら、ターン制のゲームを遊ぶ方が性に合う。
しかし、『アッシュエコーズ』は、リアルタイム進行であっても、自分のペースでキャラクターを行動させられる。それでいてターン制のゲームにはないリアルタイムならではの戦略が楽しめるRPGのため、むしろ敬遠しがちだったプレイヤーにこそ触れてほしいくらいだ。“リアルタイム=忙しそう”そうしたイメージを払拭できるほどに、ゲームのプレイハードルは低いと思えた。
実は筆者は、すでに海外版の本作をプレイしていた経験がある。当時は他国の言語に悪戦苦闘しながら、機械翻訳の力を借りながらバトルを理解しようとし、メインストーリーを読んでいたものだ。それでも当時から、手軽で奥深いゲーム性に日本上陸を待ち侘びていたし、ミステリー色の強いSFシナリオには引き込まれてもいた。今回、ようやく日本版をプレイできるということで、豪華声優陣による吹き替えボイスで、物語を読み進められたのが素直に嬉しい。
前述した個人的な事情を差し置いたとしても、『アッシュエコーズ』のゲームとしての完成度は、依然として高いと思う。実際に触っていただければ、キャラクターの3Dモデリングや、スチルイラストの数々、捻られた交流要素などなど、昨今のスマートフォンゲームらしい作り込みとクオリティの高さを感じていただけるはずだ。RPGファンであれば、まず手に取ってもらうのが一番。本作の独自性に惹かれたコアファンたちの登場にも今から期待が高まる。
『アッシュエコーズ』基本情報
タイトル | アッシュエコーズ |
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ジャンル | リアルタイム戦略RPG |
対応OS | iOS/Android/PC |
価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
公式サイト | https://www.ashechoes.jp/#/ |
公式X | https://x.com/Ashechoes_JP |
権利表記 | © UjoyGames Limited / © 2024 NETERA / © 2024 AUROGON ALLRIGHTS RESERVED |
iOS版 | Android版 |
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